JPH0672291U - 電子部品の放熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種電気機器に使用される駆動制御回路にお
いて、電子部品やプリント配線板にストレスを加えず、
かつ組立の容易な電子部品の放熱装置を提供することを
目的とする。 【構成】 １１はプリント配線板で、このプリント配線
板の上部に複数の電子部品１２が、外部部材１３にビス
１５により締結された独立した圧力で接圧できるように
設計された一体化バネ材１４にて取付け固定されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は電子部品の放熱装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

以下に従来の電子部品の放熱装置の一例について説明する。

【０００３】 図２は従来の電子部品の放熱装置を示すものである。図２において、１はプリ ント配線板で、プリント配線板１の上部に複数の電子部品２が放熱板として機能 する外部部材３にビス５により締結されている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

このような従来の電子部品の放熱装置では、電子部品を外部部材にビスにより 締結する構造であるため、外部部材に電子部品をビスにより締結後、プリント配 線板に半田付けをしなければならず、組立が難しく、かつ外部部材に外力が加わ った場合、直接電子部品やプリント配線板にストレスが加わるという問題を有し ていた。

【０００５】 本考案は上記問題点を解決するもので、電子部品やプリント配線板にストレス を加えず、かつ組立の容易な電子部品の放熱装置を提供することを目的としてい る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記目的を達成するために、複数の電子部品を外部部材に独立した圧 力で接圧できるように設計された一体化バネ材にて取付け固定する構成としたも のである。

【０００７】

【作用】 本考案は上記した構成により、電子部品やプリント配線板にストレスを加えず 、かつ組立も容易にすることができる。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の一実施例について図１を参照しながら説明する。

【０００９】 １１はプリント配線板で、このプリント配線板１１の上部に複数の電子部品１ ２が、放熱板として機能する外部部材１３にビス１５により締結された独立した 圧力で接圧できるように設計された一体化バネ材１４にて取付け固定されている 。

【００１０】 上記構成において、複数の電子部品１２は外部部材１３にビス１５により締結 された独立した圧力で接圧できるように設計された一体化バネ材１４にて取付け 固定されているので、外部部材に外力が加わっても電子部品１２やプリント配線 板１１にストレスを加えず、かつ組立を容易とすることができる効果がある。

【００１１】 また、バネ材１４は電子部品１２に一定圧力で接しているので、電子部品１２ の発熱を外部部材１３取付け面とは異なる面からバネ材１４に伝導させることが でき、放熱効果をより高めることができる。

【００１２】

【考案の効果】

以上の実施例の説明から明らかなように、本考案によれば複数の電子部品を外 部部材にビスにより締結された独立した圧力で接圧できるように設計された一体 化のバネ材により取付け固定することにより、外部部材に外力が加わっても電子 部品やプリント配線板にストレスを加えず、かつ組立の容易な電子部品の放熱装 置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）本考案の一実施例における電子部品の放
熱装置の正面図 （ｂ）同電子部品の放熱装置の側面図

【図２】（ａ）従来の電子部品の放熱装置の正面図 （ｂ）同電子部品の放熱装置の平面図

【符号の説明】

１１ プリント配線板 １２ 電子部品 １３ 外部部材 １４ バネ材 １５ ビス

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 電子部品を実装したプリント配線板にお
   いて複数の発熱部品を放熱する共有の放熱板を有し、か
   つ前記複数の発熱部品をそれぞれ独立した圧力で接圧可
   能な一体化されたバネ材にて取付け固定されることを特
   徴とする電子部品の放熱装置。