JPH067210U - チップインダクタ - Google Patents

チップインダクタ

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Publication number
JPH067210U
JPH067210U JP5511792U JP5511792U JPH067210U JP H067210 U JPH067210 U JP H067210U JP 5511792 U JP5511792 U JP 5511792U JP 5511792 U JP5511792 U JP 5511792U JP H067210 U JPH067210 U JP H067210U
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JP
Japan
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coil wire
coil
core
bent
wire holding
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Pending
Application number
JP5511792U
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English (en)
Inventor
素樹 今井
正男 川手
茂雄 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koa Corp
Original Assignee
Koa Corp
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Filing date
Publication date
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 間隙をおいて相対向する金属リードフレーム
27,27よりなる電極板26,26近傍に位置する受
面部28,28に両鍔部23,23の一方の端面を対向
して、コア22を搭載又は嵌合する。コイルワイヤ25
の引出方向は、いわゆるたすき掛けにして、コイルワイ
ヤ保持片29,29に接続する。コイルワイヤ保持片2
9,29は、両電極板26,26あたり少なくとも4個
を有する。 【効果】 受面部28,28とコイルワイヤ保持片29
を含む電極板26,26の形状を簡素化できる。コア2
2の位置決め並びにコイルワイヤ25とコイルワイヤ保
持片29,29との接続が容易かつ確実になる。自己イ
ンダクタンス値又はQ値等の電気的特性が向上する。コ
イルワイヤ25の制御を最小半(1/2)ターンで行う
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、チップインダクタに係わり、インダクタンス素子本体と電極板との 接続に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のチップインダクタとしては、例えば、特開昭62−5618号 公報に記載されているような構造が知られている。
【0003】 このチップインダクタは、図3に示すように、上下に鍔部1,2を形成したド ラム型コア3の胴部にコイルワイヤ4を巻回してコイル5を形成し、コイル素子 6が形成されている。そしてこのコイル素子6の下部の鍔部2を相対向する一対 の金属板端子7,8間に跨って固着させた上、コイルワイヤ4の両端部(片方は 不図示)をそれぞれ各金属板端子7,8の接続片9に接続する。そして、各金属 板端子7,8の外側部に形成した端子部10,11以外の部分をエポキシ樹脂1 2にて埋設し外装し、構成されたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成によると、コア3と同一もしくは同等形状の窪 み等を金属板端子7,8に形成しなければならないため、該金属板端子7,8と して打抜く前のリードフレームの加工が困難となる。 又、コア3の位置ズレが生じ易いため、コイルワイヤ4と金属板端子7,8の 接続片12との半田付けが困難となる。
【0005】 更に、コア3から発生する高磁場の範囲に含まれる金属板端子7,8の量が多 いため、Q値などの電気的特性も低下しやすいという問題点を有している。 ここで、前記Q値は、共振の鋭さ、選択度の良さ、又は電圧増幅度の目安とな る量であり、Q=ωL/Rで与えられる。ここにωは角周波数、Lは自己インダ クタンス、Rは実効抵抗である。
【0006】 本考案は、上記問題点に鑑みなされたもので、リードフレームの加工が容易で あり、コアの位置決め及びコイルワイヤとコイルワイヤ保持片との半田付け等に よる接続が容易かつ確実になり、Q特性が良好、安定で、自己インダクタンス値 の微調整を精度よく向上しうるチップインダクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のチップインダクタは、少なくとも鍔部と胴部とを一体形成したドラム 型のコアと、前記胴部にコイルワイヤを巻回したコイルと、電極板と、モールド 体とからなるチップインダクタにおいて、 前記コアは、間隙をおいて相対向する金属リードフレームよりなる一対の前記 電極板の端子部の各受面部間に跨って前記鍔部の一方の端面を対向して、搭載も しくは嵌着し、 前記端子部の各々は、該端子部近傍に少なくとも2個のコイルワイヤ保持片を 有し、 前記コイルワイヤ保持片は、前記受面部に対し略直角に折曲して折曲部を形成 し更に前記折曲部の略中部を略直角に外側へ折曲形成した断面視略L字形のL字 形状部を有し、 前記コイルワイヤの両引出線の略両端部は、前記胴部上及び前記胴部上に巻回 した該前記コイルワイヤ上のいずれかより引出された方向に沿いかつ該各引出位 置より最短距離となる反対側もしくは対向側の前記電極板上の前記L字形状部に 少なくとも半田接続したものである。
【0008】
【作用】
本考案のチップインダクタは、金属リードフレームよりなる電極板の平面展開 状態の形状が簡素なため、加工が容易となる。又、各電極板の端子部近傍に少な くとも2個のコイルワイヤ保持片を有し、かつコイルワイヤの引出線が、該コイ ルワイヤの引出方向に沿って対向側のL字形状部に接続されるため、コアの位置 決めが容易にかつ確実になると共に、コイルワイヤの制御が最小半(1/2)タ ーンにて行うことができ、自己インダクタンス値の微調整を精度よく向上できる 。しかもコイルワイヤとコイルワイヤ保持片との半田等による接続が、コア搭載 側もしくはその裏側のいずれからでも可能であり、しかも容易にかつ確実にでき る。更に、コアから発生する高磁場領域中に位置する電極板端子部の量が少ない ため、Q値などの電気的特性が良好、安定となる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1ないし図2について説明する。
【0010】 図1において、21は本考案のチップインダクタであり、22はドラム型のコ アで、このコア22はフェライト等の磁芯材料にて一体成形されており、端部に それぞれ円板形状の鍔部23,23が形成されていると共に、これらの鍔部23 ,23間に円柱形状の胴部24が形成されており、コイルワイヤ25の巻付部と なっている。
【0011】 又、図1及び図2に示すように、26,26は間隙をおいて相対向する一対の 電極板で、これらの電極板26,26は、例えば半田メッキされたリードフレー ム27,27をプレス成形して形成される。そして、これらの電極板26,26 の相対向する内側の端子部28,28には、それぞれ受面部29,29が対称形 状に形成され、更に、各受面部29の近傍にそれぞれ平面視略直方形を有する2 個のコイルワイヤ保持片30,30が対称形状に形成されている。これら受面部 29,29は、円板形状の鍔部23の端面を両側から支持する形状にプレス成形 され、しかも、各コイルワイヤ保持片30は図2における紙面の略直角上方に向 かって折曲して折曲部31を形成し、更に、折曲部31の略中部を略直角に外側 へ折曲形成して断面視略L字形のL字形状部32を形成する。ここで、一方の受 面部29の近傍に形成されるコイルワイヤ保持片30の数は、前記2個(全体で 4個)に限定されることはなく、例えば3個ずつ(全体で6個)としてもよい。 図2においてこれらの紙面下方に向かって凹設されている受面部29,29に一 方の鍔部23の端面が対向して搭載もしくは嵌合されている。
【0012】 又、コイルワイヤ25は、ポリウレタン等からなる電気絶縁性被膜を有する導 電体よりなり、コア22の胴部24に巻回されてコイル33を形成している。そ して、このコイルワイヤ25の一方の端部は、胴部24上から引出され、該引出 方向に沿いかつ該引出位置より最短距離となる一方の側のコイルワイヤ保持片3 2に巻回された上、半田付けあるいは溶接もしくは圧着などにより、コイルワイ ヤ25の絶縁被膜が除去されて電気的及び機械的に接続される。又、コイルワイ ヤ25の他方の端部は、コイルワイヤ25上から引出され、該引出方向に沿いか つ該引出位置より最短距離となる上記コイルワイヤ保持片30とは別のコイルワ イヤ保持片30に巻回された上、半田付けなどにより、コイルワイヤ25の絶縁 被膜が除去されて電気的及び機械的に接続される。すなわち、前記コイルワイヤ 25の両端もしくは両引出方向は、いわゆるたすき掛け方向となっていると共に 、互いの電気絶縁性が保たれている。
【0013】 又、34は合成樹脂などからなるモールド体で、このモールド体34は、コア 22、コイル33等を形成するコイルワイヤ25、電極板26,26の受面部2 9,29、4個のコイルワイヤ保持片30、折曲部31等の全体を埋設する。そ して、各電極板26,26の外側もしくは外縁がこのモールド体34の側面から 突出し、露出している。この露出している電極板26,26を所定の長さにてリ ードフレーム27,27から切断し、モールド体34よりこの外側に露出した電 極板26a,26aをモールド体34の側面35,35及び底面36の一部に略 沿うようにして、フォーミング形成し折曲加工してチップインダクタを製造する 。
【0014】 又、本実施例では、コイルワイヤ保持片30,30において、コイルワイヤ2 5をコイルワイヤ保持片29,29に巻回した上で半田付けあるいは溶着もしく は圧着したが、巻回せずに各コイルワイヤ保持片30,30に、係止した状態で 、半田付けあるいは溶着もしくは圧着により固定することもできる。
【0015】 又、コア22が発生する高磁場領域中に位置する電極板26,26の量が少な いため、Q値などの電気的特性を良好かつ安定にすることができる。 そして、モールド体34の側面35,35又は底面36の一部に露出した、電 極板26a,26aの側面電極部37,37又は底面電極部38,38を不図示 のプリント基板に半田付けすることにより、チップインダクタを回路基板に実装 することができる。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、金属リードフレームよりなる電極板の平面展開状態における の形状が簡素もしくは単純なため、加工が容易となる。又、各電極板の端子部近 傍に少なくとも2個のコイルワイヤ保持片を有し、かつコイルワイヤの一方の引 出線が該コイルワイヤの引出方向に沿って対向する側のL字形状部に、他方のコ イルワイヤの引出線が前記L字形状部が位置する電極板とは別の間隔をおいた電 極板の端子部近傍に位置するL字形状部に、それぞれ接続されるため、コアの位 置決めが容易にかつ確実になると共に、コイル及び/又はコイルワイヤの制御が 最小半(1/2)ターンにて行うことができ、自己インダクタンス値の微調整を 精度よく向上できる。しかもコイルワイヤとコイルワイヤ保持片との半田、溶着 、圧着による接続がコア搭載側又はその裏側のいずれからでも可能であり、しか も容易にかつ確実にできる。更に、コアから発生する高磁場領域中に位置するか もしくは含まれる電極板端子部の量が少ないため、自己インダクタンスあるいは Q値などの電気的特性が良好、安定となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すチップインダクタのモ
ールド体を除去した斜視図である。
【図2】同上リードフレーム及び電極板の平面図であ
る。
【図3】従来のチップインダクタを示すモールド体を除
去した斜視図である。
【符号の説明】
21. チップインダクタ 22. コア 23. 鍔部 24. 胴部 25. コイルワイヤ 26,26a. 電極板 27. リードフレーム 28. 端子部 29. 受面部 30. コイルワイヤ保持片 31. 折曲部 32. L字形状部 33. コイル 34. モールド体 35. 側面 36. 底面 37. 側面電極部 38. 底面電極部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも鍔部と胴部とを一体形成したド
    ラム型のコアと、前記胴部にコイルワイヤを巻回したコ
    イルと、電極板と、モールド体とからなるチップインダ
    クタにおいて、 前記コアは、間隙をおいて相対向する金属リードフレー
    ムよりなる一対の前記電極板の端子部の各受面部間に跨
    って前記鍔部の一方の端面を対向して搭載もしくは嵌合
    し、 前記端子部の各々は、該端子部近傍に少なくとも2個の
    コイルワイヤ保持片を有し、 前記コイルワイヤ保持片は、前記受面部に対し略直角に
    折曲して折曲部を形成し更に前記折曲部の略中部を略直
    角に外側へ折曲形成した断面視略L字形のL字形状を有
    し、 前記コイルワイヤの両引出線の略両端部は、前記胴部上
    及び前記胴部上に巻回した該前記コイルワイヤ上のいず
    れかより引出された方向に沿いかつ該各引出位置より最
    短距離となる反対側もしくは対向側の前記電極板上の前
    記L字形状部に少なくとも半田接続したことを特徴とす
    るチップインダクタ。
JP5511792U 1992-06-26 1992-06-26 チップインダクタ Pending JPH067210U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8325000B2 (en) 2007-09-10 2012-12-04 Sumida Corporation Magnetic component

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS625618A (ja) * 1985-07-02 1987-01-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd チツプ・インダクタ

Patent Citations (1)

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