JPH0672103U - 自動車用ヘッドランプバルブソケット構造 - Google Patents

自動車用ヘッドランプバルブソケット構造

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JPH0672103U
JPH0672103U JP1345093U JP1345093U JPH0672103U JP H0672103 U JPH0672103 U JP H0672103U JP 1345093 U JP1345093 U JP 1345093U JP 1345093 U JP1345093 U JP 1345093U JP H0672103 U JPH0672103 U JP H0672103U
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JP
Japan
Prior art keywords
back cover
housing
valve
terminal
terminals
Prior art date
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Pending
Application number
JP1345093U
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English (en)
Inventor
博 鈴木
昌之 竹中
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Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バルブソケットの密閉性が向上して良好な耐
水性が得られ、かつ、組み立て及びバルブ交換の作業時
間が短縮して生産性及びバルブ交換作業性の向上を図
る。 【構成】 バックカバー30のコネクタ部30cに予め
端子34a,34bを設け、さらに、オーリング37を
バックカバー30の最大直径部位30aの内側に接着材
などで固定する。このバックカバー30の最大直径部位
30aがハウジング22の開孔部29の周辺のL字状の
部位内に位置するように挿入する。同時に端子34a,
34bのハジング22側の弾性接点を端子26b,26
cに挿入して接続する。さらに、ロッキングキャップ3
2の最大直径部位32aを回転させて、ハウジング22
の開孔部29を形成するL字状の円筒部位の外側の爪2
2aに溝を係止して固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、乗用車などのヘッドランプに利用し、オーリングと電圧印加端子を 一体的に設けたバックカバーをロッキングキャップで締めつけて耐水構造を得る 自動車用ヘッドランプバルブソケット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、乗用車などのヘッドランプは、内部への水の浸入を阻止するための耐水 構造を有している。 図3は、このような耐水構造を有する従来の自動車用ヘッドランプバルブソケ ット構造を示す断面図である。図3において、この例は耐水構造にバックカバー を用いたものであり、ハウジング2と、このハウジング2内のリフレクタ4と、 リフレクタ4に固定されたソケット6aに取り付けたバルブ6とを有している。 さらに、バルブ6のソケット6aの外周囲に中心孔が嵌合し、かつ外側部位の凹 部がハウジング2の凸部2aに嵌め込まれるバックカバー8と、バルブ6のソケ ット6aのバルブ端子6b,6cに接続されるコネクタ10とを備えている。
【0003】 次に、この従来例の構成の動作、機能について説明する。 この構成では、ハウジング2内にリフレクタ4、バルブ6等を取り付ける。そ して、作業者の人手によってバルブ6のソケット6aの外周囲にバックカバー8 の中心孔を嵌合させて押し込む。続いて、ハウジング2の凸部2aにバックカバ ー8の外側部位の凹部を押しむ。この後、バルブ端子6b,6cにコネクタ10 を挿入して接続する。
【0004】 図4は他の従来例の自動車用ヘッドランプバルブソケット構造を示す断面図で ある。図4において、この例は耐水構造にバックカバーとロッキングキャップを 用いたものであり、ハウジング12と、このハウジング12内に、リフレクタ1 4とリフレクタ14に固定したソケット16aに取り付けたバルブ16とを有し ている。さらに、バルブ16のソケット16aの外周囲に中心孔が嵌合し、かつ 外側部位のL字状の端部15がハウジング12のL字状の外側端部に接合するバ ックカバー18を有している。
【0005】 さらに、バックカバー18の端部15の外側を覆い、かつ、ハウジング12の 図示しない爪に嵌合してバックカバー18を締めつけて固定するロッキングキャ ップ19と、バルブ16のソケット16aのバルブ端子16b,16cに接続さ れるコネクタ20とを備えている。
【0006】 次に、この従来例の構成の動作、機能について説明する。 この構成では、ハウジング12内に、リフレクタ14、バルブ16等を取り付 けた後に人手によってバックカバー18の中心孔をバルブ16のソケット16a の外周囲に押し込み、さらに、外側部位のL字状の端部15をハウジング12の L字状の外側端部に接合させる。さらに、ロッキングキャップ19をバックカバ ー18に被せるとともにハウジング12の図示しない爪に嵌合させ、かつ、締め つけて固定する。この後にバルブ端子16b,16cにコネクタ20を挿入して 接続する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来例にあって、図3に示す自動車用ヘッドランプバルブソケット 構造では、人手でバルブ6のソケット6aの外周囲にバックカバー8の中心孔を 嵌合させ、さらに、ハウジング2の凸部2aにバックカバー8の外側部位の凹部 を押し込んでいるため、押し込み不足が発生し易い。したがって、バックカバー 8の中心孔及び外側部位の凹部に隙間が発生し、この隙間から水が浸入して曇り が発生する場合がある。
【0008】 図4に示す自動車用ヘッドランプバルブソケット構造では、人手によってバル ブ16のソケット16aの外周囲にバックカバー18の中心孔を嵌合させる際の 押し込み不足が発生し易い。したがって、バックカバー18の中心孔及び外側部 位の凹部に隙間が生じ、この隙間から水が浸入して曇りが発生する場合がある。 さらに、ロッキングキャップ19を用いて耐水性の向上を図っているが、この別 体のロッキングキャップ19が必要なため構成が複雑となり、組み立て工程が増 加し、さらに、バルブ16の交換などのサービス作業に手間がかかる。
【0009】 このような自動車用ヘッドランプバルブソケット構造に係る改善例として、実 開昭64−18503号公報に開示される自動車灯具及び実開平2−29101 号公報に開示される前照灯ソケットカバーが提案されている。これらの自動車灯 具、前照灯ソケットカバーは、押し込み不足、作業の簡略化の視点での改善の余 地がある。
【0010】 本考案は、このような従来の技術における欠点を解決するものであり、バルブ ソケットの密閉性が向上して良好な耐水性が得られ、かつ、組み立て及びバルブ 交換の作業時間が短縮して生産性及びバルブ交換作業性が向上する自動車用ヘッ ドランプバルブソケット構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の考案の自動車用ヘッドランプバルブソ ケット構造は、外装体の環状開孔部に電球の端子を露出して収納するとともに、 環状開孔部の部位と電球の端子を囲んで当接する弾性を備える封止部材と、この 封止部材で囲む電球の端子と接触する接点端子を設けた裏配置部材を環状開孔部 に配置し、かつ、裏配置部材を外装体の環状の開孔部の外周部に装着する装着環 状部材で押圧し、封止部材を弾性変形させて固定する構成としている。
【0012】 請求項2の考案の自動車用ヘッドランプバルブソケット構造は、外装体の環状 の開孔部の外周部と装着環状部材とに設けた突起と窪みを嵌合させて、外周部と 装着環状部材とを装着かつ固定する構成である。
【0013】 請求項3の考案の自動車用ヘッドランプバルブソケット構造は、請求項1又は 2記載の構成に加えて、電球の端子と接触する接点端子を裏配置部材から電球の 位置と反対方向に突出させ、この接点端子の突出部分に電球に電圧を供給するコ ネクタを接続する構成としている。
【0014】
【作用】
このような構成では、裏配置部材を装着環状部材で外装体に装着して固定する 際に、裏配置部材と予め一体的に構成された封止部材が押圧されて外装体を封止 し、同時に接点端子がバルブの端子に接続する。この場合、バルブソケットの密 閉性が向上して良好な耐水性が得られ、かつ、組み立て及びバルブ交換の作業時 間が短縮して生産性及びバルブ交換作業性が向上する。
【0015】
【実施例】
次に、本考案の自動車用ヘッドランプバルブソケット構造の実施例を図面を参 照して詳細に説明する。 図1は実施例における構成を示す断面図である。図1において、この例はハウ ジング22(請求項における外装体に対応する)と、このハウジング22内に、 リフレクタ24と、このリフレクタ24に固定されるソケット26aに取り付け たバルブ26(請求項における電球に対応する)とを有している。さらにバルブ 26のソケット26aをリフレクタ24の中心部に固定する固定金具27と、こ の固定金具27の端部をリフレクタ24の突起部24aに固定するタッピングビ ス28を有している。
【0016】 また、この例では、以降で詳細に説明するようにハウジング22の開孔部29 を塞ぐように配置されるバックカバー30(請求項における裏配置部材に対応す る)と、バックカバー30を締めつけて固定するロッキングキャップ32(請求 項における装着環状部材に対応する)とを有している。 さらに、バックカバー30に設けられた端子34a,34bに接続されるコネ クタ36と、ハウジング22とバックカバー30との間からの水滴の浸入を阻止 するためのゴム材、ブラスチック材を用いたオーリング37(請求項における封 止部材に対応する)とを有している。
【0017】 次に、バックカバー30とロッキングキャップ32の詳細な構成を説明する。 図2は、このバックカバー30とロッキングキャップ32の構成を分解して示 す斜視図である。図2において、この例はハウジング22の開孔部29のL字状 の周辺端とバックカバー30のリフレクタ24側面の外周部近傍との間に配置さ れる水滴の浸入を阻止するオーリング37を有している。このオーリング37は 以降で説明するロッキングキャップ32で締めつけられる。
【0018】 バックカバー30には、圧入又はバックカバー30の成型時にインサートされ る端子34a,34bが設けられている。この端子34a,34bの一端部の弾 性接点は、バックカバー30をハウジング22の開孔部29に装着する際にバル ブ26のソケット26aから突出した端子26b,26cと弾性をもって接触す る。バックカバー30は、オーリング37を押圧する最大直径部位30aと、ロ ッキングキャップ32が当接する中間部位30bと、端子34a,34bの他端 部の接触端子部位が内部に突出するコネクタ部30cが形成されている。このコ ネクタ部30c内にコネクタ36が挿入される。
【0019】 ロッキングキャップ32は、ハウジング22の開孔部29を形成するL字状の 円筒部位の段付部から突出形成された複数の爪22a(この例では4箇所)と各 々係合する複数の溝33(この例では4箇所)が設けられた最大直径部位32a と、バックカバー30の中間部位30bに内側が当接する中間部位32bと、バ ックカバー30のコネクタ部30cが配置される開孔部38が形成されている。 最大直径部位32aの外側には、ロッキングキャップ32を人手で締めつける場 合の滑りを阻止するための複数の突起40a,40b,・・・,40nが設けら れている。
【0020】 次に、この実施例の構成における動作、機能について説明する。 この構成では、先ずハジング22内にリフレクタ24、バルブ26等を取り付 ける。そして、予めバックカバー30のコネクタ部30c内に端子34a,34 bを圧入又は樹脂成形時にインサートして設ける。さらに、オーリング37をバ ックカバー30の最大直径部位30aの内側に接着材などを用いて固定する。す なわち、バックカバー30と端子34a,34bとオーリング37とを一体的に 構成する。
【0021】 この端子34a,34b及びオーリング37を固定したバックカバー30の最 大直径部位30aがハウジング22の開孔部29の周辺のL字状の部位内に位置 するように挿入する。同時に端子34a,34bの弾性接点をソケット26aか ら突出した端子26b,26cに挿入して接続する。
【0022】 さらに、ロッキングキャップ32を人手によって回転させ、最大直径部位32 aの溝33を、ハウジング22の前記爪22aに係止させる。この係止による固 定でオーリング37がハウジング22の開孔部29の周辺のL字状の部位内とロ ッキングキャップ32の最大直径部位32aとの間で押圧されて弾性変形する。 この弾性変形によってハジング22が密閉されることになる。この後、コネクタ 部30cにハーネス電線が接続されたコネクタ36を挿入し端子26b,26c と接続する。
【0023】 このようにバックカバー30をロッキングキャップ32でハウジング22に装 着して固定する際に、バックカバー30に予め設けたオーリング37が押圧され て弾性変形する。この弾性変形でハウジング22が密閉されてバックカバー30 とハウジング22との間から水滴が浸入し難くなり、良好な耐水性が得られる。 さらに、組み立てる際は、端子34a,34bとオーリング37とが一体的に構 成されたバックカバー30とをハウジング22に装着してロッキングキャップ3 2で締めつけるのみである。
【0024】 したがって、従前の説明のようにバックカバー30を人手で押圧して挿入する などの作業が不要になり、組み立て作業時間が短縮して生産性が向上することに なる。しかもバルブ26の不良が生じた際にもロッキングキャップ32を外して バルブ26を交換し、この後にバックカバー30を締めつけるのみであるため、 交換の作業時間が短縮して交換作業性が向上する。
【0025】 なお、バックカバー30に別体のオーリング37を装着して構成したが、バッ クカバー30とオーリング37を適当な弾性を備えたプラスチック材などを成形 して一体的に構成しても同様の作用効果が得られる。
【0026】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の自動車用ヘッドランプバルブソケッ ト構造は、裏配置部材を装着環状部材で外装体に装着して固定する際に、裏配置 部材と予め一体的に構成された封止部材が押圧されて外装体を封止し、同時に接 点端子がバルブの端子に接続するようにしているため、バルブソケットの密閉性 が向上して良好な耐水性が得られ、かつ、組み立て及びバルブ交換の作業時間が 短縮して生産性及びバルブ交換作業性が向上するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動車用ヘッドランプバルブソケット
構造に係る実施例の構成を示す断面図である。
【図2】図1における要部の構成を拡散して示す斜視図
である。
【図3】従来例のバックカバーを用いた自動車用ヘッド
ランプバルブソケット構造の構成を示す断面図である。
【図4】従来例のバックカバーとロッキングキャップを
用いた他の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
22 ハウジング 24 リフレクタ 26 バルブ 26a ソケット 30 バックカバー 30c コネクタ部 32 ロッキングキャップ 34a,34b 端子 37 オーリング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装体の環状開孔部に電球の端子が露出
    して収納されるとともに、上記環状開孔部の部位と上記
    電球の端子を囲んで当接する弾性を備える封止部材と、
    この封止部材で囲む上記電球の端子と接触する接点端子
    を設けた裏配置部材を上記環状開孔部に配置し、かつ、
    上記裏配置部材を上記外装体の環状の開孔部の外周部に
    装着する装着環状部材で押圧し、上記封止部材を弾性変
    形させて固定することを特徴とする自動車用ヘッドラン
    プバルブソケット構造。
  2. 【請求項2】 外装体の環状の開孔部の外周部と装着環
    状部材とに設けた突起と窪みを嵌合させて、上記外周部
    と装着環状部材とを装着かつ固定することを特徴とす
    る、請求項1に記載の自動車用ヘッドランプバルブソケ
    ット構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の構成に加えて、電
    球の端子と接触する接点端子を裏配置部材から電球の位
    置と反対方向に突出させ、この接点端子の突出部分に上
    記電球に電圧を供給するコネクタが接続されることを特
    徴とする、自動車用ヘッドランプバルブソケット構造。
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