JPH0671944B2 - 静電保持装置 - Google Patents
静電保持装置Info
- Publication number
- JPH0671944B2 JPH0671944B2 JP29616985A JP29616985A JPH0671944B2 JP H0671944 B2 JPH0671944 B2 JP H0671944B2 JP 29616985 A JP29616985 A JP 29616985A JP 29616985 A JP29616985 A JP 29616985A JP H0671944 B2 JPH0671944 B2 JP H0671944B2
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- JP
- Japan
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- power supply
- holding device
- electrostatic holding
- electrostatic
- voltage
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、静電保持装置に関し、更に詳細には、シート
状の被吸着物を静電的に吸着保持する静電保持装置に関
するものである。
状の被吸着物を静電的に吸着保持する静電保持装置に関
するものである。
（従来技術） 近年、比較的薄肉のシートを静電的吸引力により吸着保
持する装置が種々の用途に用いられている。この静電保
持装置は実公昭54−41892号公報で知られているよう
に、絶縁体層の上に複数個の電極を置きその上に誘電体
の吸着層を重ね合わせたもので、この電極群に直流電圧
を印加し吸着層上に置かれた被吸着物を静電的に吸着す
るものである。この被吸着物を離脱するには、従来は単
に直流電圧の印加を止めることによりおこなわれるが、
電圧の印加を止めてもしばらくは帯電が残留するため吸
着力が残る現象があり被吸着物の離脱が速かに出来ない
欠点がある。特にこの傾向は湿度の低い環境の場合や吸
着保持力を強くするため印加電圧を高くした場合等に顕
著に表われる。
持する装置が種々の用途に用いられている。この静電保
持装置は実公昭54−41892号公報で知られているよう
に、絶縁体層の上に複数個の電極を置きその上に誘電体
の吸着層を重ね合わせたもので、この電極群に直流電圧
を印加し吸着層上に置かれた被吸着物を静電的に吸着す
るものである。この被吸着物を離脱するには、従来は単
に直流電圧の印加を止めることによりおこなわれるが、
電圧の印加を止めてもしばらくは帯電が残留するため吸
着力が残る現象があり被吸着物の離脱が速かに出来ない
欠点がある。特にこの傾向は湿度の低い環境の場合や吸
着保持力を強くするため印加電圧を高くした場合等に顕
著に表われる。
（発明の目的） 本発明は、上記の欠点を排除し、吸着保持力が大である
にもかゝわらず、低湿度の場合でも電源切断後速かに被
吸着物が離脱する優れた性能を有する静電保持装置を提
供することを目的とするものである。
にもかゝわらず、低湿度の場合でも電源切断後速かに被
吸着物が離脱する優れた性能を有する静電保持装置を提
供することを目的とするものである。
（発明の構成） 本発明の静電保持装置は、絶縁体層内に複数個の電極を
配してなる静電保持手段、直流電源、交流電源、および
前記静電保持手段を、直流電源に接続する第１位置、交
流電源に接続する第２位置およびいずれの電源にも接続
しない第３位置のいずれかをとることのできる切換手段
を備えていることを特徴とするものである。
配してなる静電保持手段、直流電源、交流電源、および
前記静電保持手段を、直流電源に接続する第１位置、交
流電源に接続する第２位置およびいずれの電源にも接続
しない第３位置のいずれかをとることのできる切換手段
を備えていることを特徴とするものである。
（発明の作用・効果） 本発明の静電保持装置は、上述のように直流電源の他に
交流電源を備え、更にこれらの電源を切換える切換手段
を備えているので、この静電保持装置の吸着保持作用を
停止する際には、直流電源を遮断した後、直ちに交流電
圧を印加すれば、帯電が消えるため、迅速な被吸着物の
離脱を行なえる。
交流電源を備え、更にこれらの電源を切換える切換手段
を備えているので、この静電保持装置の吸着保持作用を
停止する際には、直流電源を遮断した後、直ちに交流電
圧を印加すれば、帯電が消えるため、迅速な被吸着物の
離脱を行なえる。
（実施例） 以下、添付図面を参照しつつ本発明の好ましい実施例に
よる静電保持装置について説明する。
よる静電保持装置について説明する。
図において符号１は、静電吸着板を示し、この静電吸着
板１は、例えば図に示されているように、導電性材料で
つくられた一対の櫛歯状電極2,3が互いに噛み合うよう
に熱可塑性樹脂絶縁支持層４上に配置され、その上を熱
可塑性樹脂絶縁保護層５で保護してなるものである。
板１は、例えば図に示されているように、導電性材料で
つくられた一対の櫛歯状電極2,3が互いに噛み合うよう
に熱可塑性樹脂絶縁支持層４上に配置され、その上を熱
可塑性樹脂絶縁保護層５で保護してなるものである。
上記電極2,3には、例えば２回路３接点のロータリスイ
ツチで構成される切換スイツチ６を介して直流電源７お
よび交流電源８に接続されている。この切換スイツチ６
は、上記電極2,3を、直流電源７に接続される一対の第
１接点6a、交流電源８に接続させる一対の第２接点6b、
およびいずれにも接続しない一対の第３接点6cを備えて
いる。
ツチで構成される切換スイツチ６を介して直流電源７お
よび交流電源８に接続されている。この切換スイツチ６
は、上記電極2,3を、直流電源７に接続される一対の第
１接点6a、交流電源８に接続させる一対の第２接点6b、
およびいずれにも接続しない一対の第３接点6cを備えて
いる。
上記静電吸着板１は、上記切換スイツチ６の第１接点6c
が閉じられ、上記一対の電極2,3に直流電圧が印加され
ると、静電気を発生し、この静電気により、紙等のシー
トを吸着する。このシートを離脱させる場合には、切換
スイツチ６を第１接点6aから第２接点6bに切換える。す
ると、電極2,3への直流電圧の印加が停止され、静電気
の発生がなくなり、一方電極2,3へは交流電圧が印加さ
れるので、これにより層4,5に帯電残留した吸着力が消
滅する。従つて、シートは極めて容易に離脱できるよう
になる。この離脱の後に、切換スイツチ６の接点を第３
接点6cに切換え、作業を終える。
が閉じられ、上記一対の電極2,3に直流電圧が印加され
ると、静電気を発生し、この静電気により、紙等のシー
トを吸着する。このシートを離脱させる場合には、切換
スイツチ６を第１接点6aから第２接点6bに切換える。す
ると、電極2,3への直流電圧の印加が停止され、静電気
の発生がなくなり、一方電極2,3へは交流電圧が印加さ
れるので、これにより層4,5に帯電残留した吸着力が消
滅する。従つて、シートは極めて容易に離脱できるよう
になる。この離脱の後に、切換スイツチ６の接点を第３
接点6cに切換え、作業を終える。
以下、上記構成の静電保持装置を用いての実験例を示
す。
す。
温度24℃、湿度40％の条件下で、A4判上質紙を2KVの直
流電圧を印加した静電保持装置で吸着保持させ、この紙
を水平方向に1Kg∫の力で引張つた状態にしておき、直
流電圧の印加を止めてからこの紙が離脱する迄の時間を
測定した。切換えにより交流電圧を印加した場合につい
てはその交流電圧については2KVと500Vの場合について
測定をおこなつた、その結果を次表に示す。 電源の状態 紙の離脱時間（秒） 直流電源切断だけの場合 10 2KVの交流電源に切換えた場合 4 500Vの交流電源に切換えた場合 4 このように本発明によれば静電保持装置で吸着された被
吸着物を容易に速かに離脱させることができＸ−Ｙプロ
ツターやフイルム製版機等紙やフイルムなどを吸着保持
する機器に応用できる。
流電圧を印加した静電保持装置で吸着保持させ、この紙
を水平方向に1Kg∫の力で引張つた状態にしておき、直
流電圧の印加を止めてからこの紙が離脱する迄の時間を
測定した。切換えにより交流電圧を印加した場合につい
てはその交流電圧については2KVと500Vの場合について
測定をおこなつた、その結果を次表に示す。 電源の状態 紙の離脱時間（秒） 直流電源切断だけの場合 10 2KVの交流電源に切換えた場合 4 500Vの交流電源に切換えた場合 4 このように本発明によれば静電保持装置で吸着された被
吸着物を容易に速かに離脱させることができＸ−Ｙプロ
ツターやフイルム製版機等紙やフイルムなどを吸着保持
する機器に応用できる。
図は、本発明の実施例による静電保持装置の概略図であ
る。 １……静電吸着板、2,3……電極、４……絶縁支持層、
５……絶縁保護層、６……切換スイツチ、７……直流電
源、８……交流電源。
る。 １……静電吸着板、2,3……電極、４……絶縁支持層、
５……絶縁保護層、６……切換スイツチ、７……直流電
源、８……交流電源。
Claims (1)
- 【請求項１】絶縁体層内に複数個の電極を配してなる静
電保持手段、直流電源、交流電源、および前記静電保持
手段を、直流電源に接続する第１位置、交流電源に接続
する第２位置およびいずれの電源にも接続しない第３位
置のいずれかをとることのできる切換手段を備えた静電
保持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29616985A JPH0671944B2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | 静電保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29616985A JPH0671944B2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | 静電保持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62153034A JPS62153034A (ja) | 1987-07-08 |
| JPH0671944B2 true JPH0671944B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=17830049
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29616985A Expired - Lifetime JPH0671944B2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | 静電保持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0671944B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007020988A1 (ja) | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Seiren Co., Ltd. | 静電吸着板を用いた搬送装置 |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0528773Y2 (ja) * | 1987-01-20 | 1993-07-23 | ||
| JPS63257481A (ja) * | 1987-04-14 | 1988-10-25 | Abisare:Kk | 静電保持装置 |
| JPH0784269B2 (ja) * | 1988-02-25 | 1995-09-13 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
| JPH0234994A (ja) * | 1988-07-25 | 1990-02-05 | Abisare:Kk | 残留吸着力を利用する静電吸着板 |
| JPH0330786U (ja) * | 1989-07-27 | 1991-03-26 | ||
| US5325261A (en) * | 1991-05-17 | 1994-06-28 | Unisearch Limited | Electrostatic chuck with improved release |
| JP2013234032A (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-21 | Ricoh Co Ltd | シート搬送装置、画像形成装置 |
| JP6031886B2 (ja) * | 2012-08-10 | 2016-11-24 | 大日本印刷株式会社 | 静電アクチュエータの制御方法 |
-
1985
- 1985-12-25 JP JP29616985A patent/JPH0671944B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007020988A1 (ja) | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Seiren Co., Ltd. | 静電吸着板を用いた搬送装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62153034A (ja) | 1987-07-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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