JP3240304U - 静電吸着ボード - Google Patents

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麻衣子 中尾
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Abstract

【課題】吸着対象物を重ねて吸着可能な静電吸着ボードを提供する。【解決手段】静電吸着ボード1は静電吸着ボード本体1Aと静電吸着ボード用シート1Bとを備える。静電吸着ボード本体1Aは誘電体シート4と吸着電極3と基材に粘着剤を介して貼り付けられた誘電体シートとフレームとを有する。静電吸着ボード用シート1Bは、静電吸着ボード本体1Aの表面に静電気力によって吸着される素材であり、さらに、静電吸着された際に、被着対象物100も表面1bに重ねて吸着することができる厚み及び体積抵抗率を有する。これにより、静電吸着ボード用シート1Bを静電吸着ボード本体1Aの上に貼り付け、被着対象物100を静電吸着ボード用シート1Bの上に貼り付けることができる。【選択図】図1

Description

この考案は、用紙等を貼り付けることができる静電吸着ボードに関するものである。
この種の静電吸着ボードとしては、例えば特許文献1に記載のクリップボードがある。この静電吸着ボードは、用紙等を静電気力で吸着することができるボードであり、画鋲等を使用することなく、即ち、ボード表面を傷つけることなく、用紙等をボード表面に自在に貼り付け、取り外しを行うことができる。
このため、この種の静電吸着ボードは、多種多様な用途に使用されることが期待されている。例えば、幼稚園や保育園では、いろいろなキャラクタ(絵人形)を土台パネルに貼り付けたり外したりしてお話を展開する人形寸劇が行われている。したがって、このような人形寸劇を行うためのツールとして、この静電吸着ボードを使用することが考えられる。
特許第3212495号公報
しかし、上記静電吸着ボードは、吸着対象物を、誘電体で被覆された双極の吸着電極間の静電気力によって吸着するため、吸着対象物の上に更に対象物を吸着させることは困難であった。
例えば、静電吸着ボードを上記のように人形劇のツールとして使用する場合には、静電吸着ボード自体を土台パネルとして用い、キャラクタをその表面に貼り付けて寸劇を行うことになる。この際、キャラクタの背景を描いたシートを静電吸着ボードの表面に取り外し自在に吸着させ、キャラクタをその上に貼り付けることができれば、ボード上における表現の自由度が広がる。
しかしながら、上述したように、上記静電吸着ボードでは、背景シートとキャラクタとを重ねて、ボード表面に吸着させることが困難であり、表現の自由度を広げることは難しい。
このように、上記した静電吸着ボードでは、その用途に制限が加わる可能性が高いため、吸着対象物を重ねて吸着可能な静電吸着ボード用のシートとそのシートを備える静電吸着ボードの登場が期待されていた。
この考案は、上述した課題を解決するためになされたもので、吸着対象物を重ねて吸着可能な静電吸着ボードを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の静電吸着ボードの第1の態様は、静電吸着ボード本体と、この静電吸着ボード本体の表面に着脱自在に貼り付け可能な静電吸着ボード用シートとを備える静電吸着ボードであって、静電吸着ボード本体は、吸着電極と、この吸着電極の少なくとも表面全体を覆った誘電体シートとを有し、所定の電圧をこの吸着電極に印加することで、静電気を誘電体シートの表面側に誘起可能であり、静電吸着ボード用シートは、静電吸着ボード本体の誘電体シートの表面に静電気力によって吸着され得ると共に別体の被着対象物がこの静電吸着ボード用シートの表面に重ねて吸着され得る厚みと体積抵抗率とを有したシートである構成とした。
かかる構成により、所定の電圧を、静電吸着ボード本体の吸着電極に印加すると、静電気が誘電体シートの表面側に誘起される。このとき、静電吸着ボード用シートをこの誘電体シートの表面に当てると、この静電吸着ボード用シートが誘電体シートの表面に吸着される。そして、被着対象物をこの静電吸着ボード用シートの表面に当てると、この被着対象物が、重なった状態で静電吸着ボード用シートの表面に吸着される。
つまり、この考案の静電吸着ボードによれば、吸着対象物を静電吸着ボード用シートに重ねて吸着させることができるので、用途上の制限が緩和され、ボード上における表現の自由度が広がる。
したがって、例えば、静電吸着ボードを上述した人形劇のツールとして使用する場合に、背景を描いた静電吸着ボード用シートを静電吸着ボード本体に貼り付け、キャラクタ等の吸着対象物を静電吸着ボード用シートの表面に貼るようにすれば、寸劇の表現に奥行きを生じさせることができる。さらに、異なる風景の静電吸着ボード用シートを複数用意し、場面に応じて、使い分けることで、表現の幅を広げることができる。
本考案の静電吸着ボードの第2の態様は、第1の態様に係る静電吸着ボードにおいて、静電吸着ボード用シートは、厚みが50~250μm且つ体積抵抗率が1.0x1011Ω・cm~1.0x1013Ω・cmの誘電体で形成されたシートである構成とした。
かかる構成により、この静電吸着ボード用シートを用いることで、被着対象物を静電吸着ボード用シートの上に確実に吸着させることができる。
本考案の静電吸着ボードの第3の態様は、第1の態様に係る静電吸着ボードにおいて、静電吸着ボード用シートの体積抵抗率は、静電吸着ボード本体の誘電体シートの体積抵抗率以下である構成とした。
かかる構成により、この静電吸着ボード用シートを用いることで、被着対象物を静電吸着ボード用シートの上により確実に吸着させることができる。
本考案の静電吸着ボードの第4の態様は、第1ないし第3のいずれかの態様に係る静電吸着ボードにおいて、静電吸着ボード用シートは、PVC(ポリ塩化ビニル樹脂)によって形成されている構成とした。
かかる構成により、被着対象物を静電吸着ボード用シートの上により確実に吸着させることができる。
本考案の静電吸着ボードの第5の態様は、第1の態様に係る静電吸着ボードにおいて、吸着電極は、双極型の電極又は単極型の電極のいずれかである構成とした。
以上詳しく説明したように、本考案の静電吸着ボードによれば、吸着対象物を静電吸着ボード用シートに重ねて吸着させることができるという、優れた効果がある。この結果、多種多様の用途に用いることができるだけでなく、ボード上における表現の自由度を広げることができる。
特に、第2~第4の態様の静電吸着ボードによれば、被着対象物を、静電吸着ボード用シートの上に確実に吸着させることができるので、高品質且つ高信頼性の静電吸着ボードを提供することができる。
この考案の一実施例に係る静電吸着ボードの斜視図である。 図1の矢視A-A概略断面図である。 静電吸着ボード本体の分解斜視図である。 通常のシートを使用した場合の作用及び効果を示す概略断面図である。 静電吸着ボード用シートの表面側に電荷が誘起される状態を示す概略断面図である。 被着対象物が静電吸着ボード用シートに静電吸着された状態を示す概略断面図である。 静電吸着ボードの一使用例を示す斜視図である。 背景が描かれた静電吸着ボード用シートとキャラクタである複数の被着対象物を静電吸着ボード本体に重ねて貼り付けた状態を示す正面図である。
以下、この考案の最良の形態について図面を参照して説明する。
(実施例1)
図1は、この考案の一実施例に係る静電吸着ボードの斜視図であり、図2は、図1の矢視A-A概略断面図であり、図3は、静電吸着ボード本体の分解斜視図である。
図1に示すように、この実施例の静電吸着ボード1は、静電吸着ボード本体1Aと静電吸着ボード用シート1Bとを備えて成る。
静電吸着ボード本体1Aは、被着対象物100をその表面に静電気力で貼り付け可能な機器であり、図2及び図3に示すように、裏面側の誘電体シート2と吸着電極3と表面側の誘電体シート4とで構成されている。
具体的には、誘電体シート2が、粘着剤(図示省略)を介して、基材20上に貼り付けられ、吸着電極3が、この誘電体シート2の表面上に形成されている。そして、誘電体シート4が、粘着剤(図示省略)を介して誘電体シート2上に貼り付けられており、誘電体シート4がこの吸着電極3全体を覆った状態になっている。つまり、吸着電極3が、誘電体シート2,4によって絶縁された構造になっている。そして、これら積層された誘電体シート2と吸着電極3と誘電体シート4とが、アクリル製の基材20によって支持されている。
誘電体シート2の素材としては、PVC(ポリ塩化ビニル樹脂)、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)、PET(ポリエチレンテレフタレート樹脂)、PE(ポリエチレン樹脂)等を適用可能である。この実施例では、誘電体シート2の素材として、PETを適用した
吸着電極3は、双極型の電極であり、1対の電極3A,3Bで構成されている。図3に示すように、電極3A,3Bは、それぞれ櫛歯状に形成され、互いに噛み合うように、誘電体シート2の表面2a上に対向配置されている。
電極3A,3Bは、スクリーン印刷法やスパッタリング法等で誘電体シート2上に形成可能である。
スクリーン印刷法は、カーボンインクをスキージとマスクとを用いて誘電体シート2上にスクリーン印刷して硬化させる方法であり、スパッタリング法は、銅等の金属をエッチングやスパッタリングすることで、電極3A,3Bを誘電体シート2上に形成する方法である。この実施例では、スクリーン印刷法を用いて、電極3A,3Bを誘電体シート2上に形成した。
電極3A,3Bには、直流電圧発生用の電源ボックス3Cが接続されている。
この電源ボックス3Cには、電池30と配線30a,30bとスイッチ31と昇圧回路32とが収納され、スイッチ31のオン,オフによって、直流電圧が電極3A,3Bに印加され、又は印加状態が停止される。
具体的には、電池30の正極端子が、配線30a,スイッチ31及び昇圧回路32とを介して電極3Aに接続され、電池30の負極端子が、配線30bを介して電極3Bに接続されている。
昇圧回路32は、電池30の直流電圧を高電圧に増幅して電極3A,3Bに印加可能な回路である。この実施例では、電池30の電圧を直流6Vとし、昇圧回路32は、この直流電圧を±1.7kVに昇圧して出力する。
なお、この実施例では、基本電源として電池30を用い、昇圧回路32で所定の直流電圧値に昇圧する構成としたが、商用100V交流電源をアダプターで所定の直流電圧値に変換して、電極3A,3Bに印加するようにしても良い。
誘電体シート4の素材としては、PVC、PET、PI(ポリイミド樹脂)等を適用可能である。この実施例では、誘電体シート4の素材として、PVCを適用した。
一方、図1において、静電吸着ボード用シート1Bは、静電吸着ボード本体1Aの誘電体シート4の表面4a(図2及び図3参照)に静電気力によって吸着される素材である。さらに、この静電吸着ボード用シート1Bは、静電吸着ボード用シート1Bが誘電体シート4の表面4aに静電吸着された際に、別体の被着対象物100も静電吸着ボード用シート1Bの表面1bに重ねて吸着することができる厚みと体積抵抗率とを有している。具体的には、静電吸着ボード用シート1Bは、厚みが50~250μm且つ体積抵抗率が1.0x1011Ω・cm~1.0x1013Ω・cmの誘電体を素材としている。さらに、この静電吸着ボード用シート1Bでは、静電吸着ボード本体1Aの誘電体シート4の体積抵抗率以下の体積抵抗率を有するPVCを使用する。
例えば、不織布の被着対象物100を使用する場合、その体積抵抗率は、概ね1.0x1010Ω・cmであり、この場合、体積抵抗率が概ね1.0x1014Ω・cmの誘電体シート4を使用することができる。したがって、この実施例の静電吸着ボード用シート1Bのように、体積抵抗率が1.0x1011Ω・cm~1.0x1013Ω・cmのPVCを、静電吸着ボード用シートとして使用することができることとなる。しかしながら、湿度環境や貼り剥がしに対する安定動作を求める場合、その吸着原理から、電流が流れ易い11乗~12乗の体積抵抗率を有したPVCを、静電吸着ボード用シート1Bとして使用することが好ましい。
なお、静電吸着現象において発現する吸着力は、クーロン力,ジョンソンラーベック力及びグラジェント力が複合的に寄与する。考案者は、被着対象物100や静電吸着ボード用シート1Bの材質、体積抵抗率及び厚み等を種々選択し、吸着力に関する実証試験を行ったところ、本実施例の静電吸着ボード1により発現される吸着力は、ジョンソンラーベック力が支配的である、という知見を得た。
また、この実施例では、図1に示すように、静電吸着ボード用シート1Bの大きさを、静電吸着ボード本体1Aと同じ大きさに設定し、形状を、四角形に設定したが、その大きさや形状は、これらに限定されるものではなく、任意であることは勿論である。
次に、この実施例の静電吸着ボード1が示す作用及び効果について説明する。
図4は、通常のシートを使用した場合の作用及び効果を示す概略断面図である。
図1~図3に示した静電吸着ボード本体1Aに接続されている電源ボックス3Cのスイッチ31をオンにすると、所定の直流電圧が電極3A,3Bに印加される。これにより、「+」の電荷が電極3A上に誘起され、「-」の電荷が電極3B上に誘起される。
かかる状態で、図4に示すように、静電吸着ボード用シート1Bの特性と異なる通常のシート110を静電吸着ボード本体1Aの表面4aに当てると、シート110が静電気力によって静電吸着ボード本体1Aの表面4aに吸着される。
このとき、シート110に誘起される「+」及び「-」の電荷は、図に示すように、シート110の裏面110b側に存在し、表面110a側には存在しない。
そして、被着対象物100をシート110の表面上に当てたとしても、電荷がシート110の表面110a側に誘起されず、被着対象物100がシート110上に静電吸着されない。
つまり、通常のシート110を静電吸着ボード本体1Aに貼り付けると、被着対象物100をこのシート110の上に重ねて貼り付けることはできない。
図5は、静電吸着ボード用シート1Bの表面側に電荷が誘起される状態を示す概略断面図であり、図6は、被着対象物100が静電吸着ボード用シート1Bに静電吸着された状態を示す概略断面図である。
この実施例に適用される静電吸着ボード用シート1Bは、上記したような特性を有しているため、図5に示すように、不織布等で形成された被着対象物100を、静電吸着ボード本体1Aの誘電体シート4に静電吸着された静電吸着ボード用シート1Bに接近させると、電荷が、静電吸着ボード用シート1Bの表面1b側に誘起されていく。
そして、図6に示すように、被着対象物100を、静電吸着ボード用シート1Bの表面1b上に当接させると、被着対象物100が、静電吸着ボード用シート1Bに静電吸着される。
つまり、この実施例の静電吸着ボード1を用いることで、被着対象物100を静電吸着ボード用シート1B上に重ねて貼り付けることができる。
この結果、静電吸着ボード1を用いることで、用途上の制限を受けることなく、表現の自由度を広げることができる。
次に、この実施例の静電吸着ボード1の使用例について説明する。
図7は、静電吸着ボード1の一使用例を示す斜視図であり、図8は、背景が描かれた静電吸着ボード用シート1Bとキャラクタである複数の被着対象物100,101を静電吸着ボード本体1Aに重ねて貼り付けた状態を示す正面図である。
例えば、図7に示すように、背景を描いた静電吸着ボード用シート1Bとキャラクタである複数の被着対象物100,101とを用意すると、背景の静電吸着ボード用シート1Bを静電吸着ボード本体1Aに貼り付けた後、キャラクタの被着対象物100,101を静電吸着ボード用シート1Bの表面に貼り付けることができる。そして、複数の被着対象物100,101を、静電吸着ボード用シート1Bの上で動かすことができる。
これによって、図8に示すように、静電吸着ボード1を人形劇のツールとして使用することができる。つまり、静電吸着ボード1を人形劇のツールとして使用することで、寸劇の表現に奥行きを生じさせることができる。さらに、異なる風景の静電吸着ボード用シート1Bを複数用意し、場面に応じて、使い分けることで、表現の幅を広げることができる。
なお、この考案は、上記実施例に限定されるものではなく、考案の要旨の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記実施例では、吸着電極として、双極型の櫛歯状の電極3A,3Bを例示したが、これに限定されることなく、単極型の格子状の電極等も、吸着電極として適用することができる。
また、上記実施例では、PVCを、静電吸着ボード用シート1Bとして適用したが、その厚みが50~250μm且つ体積抵抗率が1.0x1011Ω・cm~1.0x1013Ω・cmの誘電体であるならば、PVCでなく、PETやPI等も静電吸着ボード用シート1Bとして適用することができることは勿論である。
さらに、上記実施例では、静電吸着ボードを人形劇のツールとして使用した例を説明したが、これに限らず多種多様な用途のツールとして、使用することができる。例えば、静電吸着ボードを型嵌め遊びやエデュケーションカード等の知的な用途のツールとして使用することもできる。
1…静電吸着ボード、 1A…静電吸着ボード本体、 1B…静電吸着ボード用シート、 2,4…誘電体シート、 1b,2a,4a,110a…表面、 110b…裏面、 3…吸着電極、 3A,3B…電極、 3C…電源ボックス、 20…基材、 30…電池、 30a,30b…配線、 31…スイッチ、 32…昇圧回路、 100,101…被着対象物、 110…通常のシート。

Claims (5)

  1. 静電吸着ボード本体と、この静電吸着ボード本体の表面に着脱自在に貼り付け可能な静電吸着ボード用シートとを備える静電吸着ボードであって、
    上記静電吸着ボード本体は、
    吸着電極と、この吸着電極の少なくとも表面全体を覆った誘電体シートとを有し、所定の電圧をこの吸着電極に印加することで、静電気を上記誘電体シートの表面側に誘起可能であり、
    上記静電吸着ボード用シートは、
    上記静電吸着ボード本体の誘電体シートの表面に静電気力によって吸着され得ると共に別体の被着対象物がこの静電吸着ボード用シートの表面に重ねて吸着され得る厚みと体積抵抗率とを有したシートである、
    ことを特徴とする静電吸着ボード。
  2. 請求項1に記載の静電吸着ボードにおいて、
    上記静電吸着ボード用シートは、厚みが50~250μm且つ体積抵抗率が1.0x1011Ω・cm~1.0x1013Ω・cmの誘電体で形成されたシートである、
    ことを特徴とする静電吸着ボード。
  3. 請求項1に記載の静電吸着ボードにおいて、
    上記静電吸着ボード用シートの体積抵抗率は、上記静電吸着ボード本体の誘電体シートの体積抵抗率以下である、
    ことを特徴とする静電吸着ボード。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の静電吸着ボードにおいて、
    上記静電吸着ボード用シートは、PVC(ポリ塩化ビニル樹脂)によって形成されている、
    ことを特徴とする静電吸着ボード。
  5. 請求項1に記載の静電吸着ボードにおいて、
    上記吸着電極は、双極型の電極又は単極型の電極のいずれかである、
    ことを特徴とする静電吸着ボード。
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