JPH0436235Y2 - - Google Patents

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JPH0436235Y2
JPH0436235Y2 JP1987096152U JP9615287U JPH0436235Y2 JP H0436235 Y2 JPH0436235 Y2 JP H0436235Y2 JP 1987096152 U JP1987096152 U JP 1987096152U JP 9615287 U JP9615287 U JP 9615287U JP H0436235 Y2 JPH0436235 Y2 JP H0436235Y2
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JP
Japan
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electrodes
adsorption layer
resistor
power supply
supply circuit
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JP1987096152U
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JPS642593U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は静電保持装置の安全装置に係り、特
に静電保持装置の操作者が電極に接触した場合の
電撃を緩和し得て、これにより電撃による身体の
損傷や死に到る事故の危険性を回避し得て安全性
を向上し得る静電保持装置の安全装置に関する。
〔従来の技術〕
静電気のクーロン力を利用して被吸着物を吸引
保持する静電保持装置は、絶縁基層と一組の電極
と吸着層とを順次に積層した吸着板を設け、電源
回路からの直流電源の供給により前記一組の電極
に電荷を付与し、吸着層を誘電する。静電吸着装
置は、この吸着層の静電的な吸引力により、被吸
着物を吸着し保持するものである。
このような静電保持装置は、例えば、複写器の
原稿押さえ(実開昭61−132834号公報)やコンベ
ア装置(実開昭62−2542号公報)等さまざまな分
野において利用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、静電保持装置は、吸着層に被吸着物
を吸着し保持するために、電源回路により電極に
例えば1000〜1500Vもの高電圧の直流電源を供給
している。
このため、身体を接地している操作者が吸着層
の摩耗や損傷等に起因して露出された電極に接触
した場合や、あるいは誤つて導電性の鋭利な部材
を吸着層に突き刺すことにより電極に接触した場
合等には、前記の如き高電圧の電源が操作者を介
して接地側に流れることになり、電源により身体
を損傷し、ついには死に到る事故を招来する危険
性がある。
〔考案の目的〕
そこでこの考案の目的は、静電保持装置の操作
者が電極に接触した場合の電撃を緩和し得て、こ
れにより電撃による身体の損傷や死に到る事故の
危険性を回避し得て安全性を向上し得る静電保持
装置の安全装置を実現することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するためにこの考案は、絶縁基
層4と一組の電極6,8と吸着層10とを順次に
積層した吸着板11を設けるとともに前記一組の
電極6,8に直流電源を供給して前記吸着層10
に静電的吸引力を生じさせる電源回路12を設け
た静電保持装置2において、前記一組の電極6,
8に直流電源を供給する前記電源回路12と前記
一組の電極6,8との間に抵抗器20を直列に介
設するとともに前記抵抗器20の電気抵抗率を前
記吸着層10の電気抵抗率よりも小さい値とした
ことを特徴とする。
〔作用〕
この考案の構成によれば、電極回路12と一組
の電極6,8との間に抵抗器20を直列に介設し
ているので、操作者が電極6,8に接触した場合
に、身体に流れる電気量を小さくすることがてだ
きる。また、抵抗器20の電気抵抗率を吸着層1
0の電気抵抗率よりも小さい値としたことによ
り、吸着層10の吸着力の低下を招くこともな
い。
〔実施例〕
次にこの考案の実施例を図に基づいて詳細に説
明する。
第1,2図は、この考案の一実施例を示すもの
である。図において、2は静電保持装置であり、
絶縁基層4と一組の電極6,8と吸着層10とを
順次に積層した吸着板11を設けるとともに、一
組の電極6,8に直流電源を供給して吸着層10
に静電的吸引力を生じさせる電源回路12を設け
ている。前記静電保持装置2は、吸着板11の絶
縁基層4上に一組の電極6,8を櫛歯状に配設
し、この電極6,8に電源回路12により直流電
源を供給して夫々正負の電荷を付与する。前記吸
着板11の吸着層10は、この一組の電極6,8
により誘電され、静電的吸引力により被吸着物1
4を吸着保持する。
即ち、静電保持装置2は、電源回路12からの
直流電源の供給により吸着板11の一組の電極
6,8に夫々正負の電荷を付与し、吸着層10を
誘電する。この誘電された吸着層10に被吸着物
14を接触させると、被吸着物14の前記電極
6,8と対向する部位には夫々静電誘導により各
電極6,8の電荷と異なる極性の電荷が生じる。
これにより、被吸着物14に生じた電荷と各電極
6,8の電荷との間に静電的吸引力が作用して、
被吸着物14を吸着層10の表面に吸着保持す
る。
このような静電保持装置2においては、吸着層
10に被吸着物14を吸着して保持するために、
電源回路12により電極6,8に例えば1000〜
1500Vもの高電圧の直流電源を供給している。
このため、例えば身体を接地している操作者1
6が吸着層10の摩耗や損傷等に起因して露出さ
れた電極6,8に接触した場合や、あるいは第2
図の如く誤つてコンパス等の導電性の鋭利な部材
18を吸着層10に突き刺すことにより電極6,
8に接触した場合等には、前記の如き高電圧の電
源が操作者16を介して接地側に流れることにな
り、電撃により身体を損傷し、ついには死に到る
事故を招来する危険性がある。
そこで、吸着板11の一組の電極6,8に電源
を供給する電源回路12と前記電極6,8との間
に、抵抗器20を直列に介設している。この抵抗
器20は、第2図に示す如く、電源回路12の+
極12aとこの+極12aに接続された一方の電
極6との間に直列に介設されることが望ましい。
また、この抵抗器20は、吸着層10の電気抵抗
率ρ1よりも小なる電気抵抗率ρ2を有している
ことが好ましい。(ρ1>ρ2)。これにより、吸
着層10の吸着力の低下を防止することができる
ものである。
なお、抵抗器20の電気抵抗率ρ2は、吸着層
10の電気抵抗率ρ1と同等でも良く、また、吸
着層10の電気抵抗率ρ1よりも大とし得るもの
である。即ち、供給する電源を大きくすれば、吸
着層10の吸着力の低下を防止することができる
からである。
このように、電源回路12の+極12aとこの
+極12aに接続された吸着板11の一方の電極
6との間に抵抗器20を直列に介設したことによ
り、第2図に示す如く操作者16が電極6に接触
した場合に、操作者16の身体を介して接地側に
流れる電気量、例えば電流値を1/20〜1/50程度に
小さくすることができる。このため、操作者16
の身体に流れる電気量が小さいので、電撃を緩和
することができる。これにより、電撃による身体
の損傷や、ついには死に到る事故を招来する危険
性を回避することができ、安全性を向上すること
ができる。
また、このように操作者16が電極6,8に接
触した場合の安全性を向上し得ることにより、静
電保持装置2の吸着層10を薄く形成することが
できるものであり、これにより吸着層10を構成
する部材の材質設定の自由度を高めることができ
るものである。
さらに、抵抗器20の電気抵抗率ρ2は、吸着
層10の電気抵抗率ρ1よりも小さい値としてい
る(ρ1>ρ2)ので、吸着層10の吸着力の低
下を来すおそれはなく、抵抗器20による安全性
の向上を図りながら被吸着物14を確実に保持し
得るものである。
なお、この実施例においては、電源回路12の
+極12aとこの+極12aに接続された吸着板
11の一方の電極6との間に抵抗器20を直列に
介設したが、電源回路12の−極12bとこの−
極12bに接続された吸着板11の他方の電極8
との間にも抵抗器20を直列に介設することによ
り、電源回路12の+−各極12a,12bと各
電極6,8との間の両方に夫々抵抗器20を介設
することもできる。
〔考案発明の効果〕
このように、この考案によれば、電源回路12
と一組の電極6,8との間に抵抗器20を直列に
介設しているので、身体を接地している操作者が
電極6,8に接触した場合に、操作者を介して接
地側に流れる電気量を小さくすることができる。
これにより、身体の接地している操作者が吸着層
10の摩耗や損傷に起因して露出された電極6,
8に接触した場合や、あるいは誤つて導電性の鋭
利な部材を吸着層10に突き刺すことにより電極
6,8に接触した場合等にも、電撃による身体の
損傷や、ついには死に到る事故を将来する危険性
を回避し得て、安全性を向上することができる。
また、この安全装置によれば、操作者が電極
6,8に接触した場合の安全性を向上し得ること
により、静電保持装置2の吸着層10を薄く形成
することができるものであり、これにより吸着層
10を構成する部材の材質設定の自由度を高め得
る等、実用上大なる効果を奏し得るものである。
さらに、抵抗器20の電気抵抗率を吸着層10
の電気抵抗率よりも小さい値としていることによ
り、吸着層10の吸着力の低下を防止し得るの
で、これにより抵抗器20による安全性の向上を
図りつつ被吸着物の確実な保持を果し得るもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1,2図はこの考案による静電保持装置の安
全装置の実施例を示し、第1図は平面図、第2図
は断面図である。 図において、2は静電保持装置、4は絶縁基
層、6,8は電極、10は吸着層、11は吸着
板、12は電源回路、12aは+極、12bは−
極、14は被吸着物、16は操作者、18は鋭利
な部材、20は抵抗器、ρ1は吸着層10の電気
抵抗率、ρ2は抵抗器20の電気抵抗率である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁基層4と一組の電極6,8と吸着層10と
    を順次に積層した吸着板11を設けるとともに前
    記一組の電極6,8に直流電源を供給して前記吸
    着層10に静電的吸引力を生じさせる電源回路1
    2を設けた静電保持装置2において、前記一組の
    電極6,8に直流電源を供給する前記電源回路1
    2と前記一組の電極6,8との間に抵抗器20を
    直列に介設するとともに前記抵抗器20の電気抵
    抗率を前記吸着層10の電気抵抗率よりも小さい
    値としたことを特徴とする静電保持装置の安全装
    置。
JP1987096152U 1987-06-23 1987-06-23 Expired JPH0436235Y2 (ja)

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JP1987096152U JPH0436235Y2 (ja) 1987-06-23 1987-06-23

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987096152U JPH0436235Y2 (ja) 1987-06-23 1987-06-23

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JPS642593U JPS642593U (ja) 1989-01-09
JPH0436235Y2 true JPH0436235Y2 (ja) 1992-08-26

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JP1987096152U Expired JPH0436235Y2 (ja) 1987-06-23 1987-06-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5389339U (ja) * 1976-12-23 1978-07-21

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JPS642593U (ja) 1989-01-09

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