JPH0671928U - コイルバネ用連結具 - Google Patents

コイルバネ用連結具

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JPH0671928U
JPH0671928U JP7571692U JP7571692U JPH0671928U JP H0671928 U JPH0671928 U JP H0671928U JP 7571692 U JP7571692 U JP 7571692U JP 7571692 U JP7571692 U JP 7571692U JP H0671928 U JPH0671928 U JP H0671928U
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JP
Japan
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coil spring
end portion
connector
spring end
taper
Prior art date
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Pending
Application number
JP7571692U
Other languages
English (en)
Inventor
俊一 浅井
Original Assignee
株式会社加藤スプリング製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイルバネの端部を連結する場合の連結具に
用いて、連結させる作業を容易にし、かつ、コイルバネ
の堅固な連結状態を得ることのできるコイルバネ用連結
具を提供すること。 【構成】 一端部16を一方のコイルバネ端部12に挿
入配置し、他端部20を他方のコイルバネ端部13に挿
入配置する構成とされ、一端部16には一方のコイルバ
ネ端部12が螺着されるねじ部18が形成され、他端部
20には他方のコイルバネ端部13を拡径させて、他端
部20を他方のコイルバネ端部13内に導くテーパ部2
2と、他方のコイルバネ端部13がテーパ部22を乗り
越えたときに、他方のコイルバネ端部13を係合させる
係合段部25とが形成されてなる構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば水道管等の連結部分に使用される環状のコイルバネにおいて 、そのコイルバネの両端を連結する際に用いて好適なコイルバネ用連結具に関す る。
【0002】
【従来の技術】
一般に、水道管等の管の連結部分の構成は図9に示すものが知られている。図 において、符号1は第1の管であって、この第1の管1の内方に第2の管2の端 部を嵌合させてこの二つの管を連結させる構成である。この際、連結部分から管 内を流れる流体の洩れを防ぐために、第1の管1と第2の管2の間にパッキン3 が管の周方向に沿って介装されている。一方、第2の管2には、その周方向に沿 って溝2aが形成されており、この溝2aに沿ってコイルバネ4が第1の管1と 第2の管2の間に介装されている。このコイルバネ4を介装することによって相 互の管の連結を堅固にすることができ、連結が容易に解けないようになっている 。
【0003】 このようなコイルバネの連結構造としては、従来、図4〜図8に示すものが知 られている。まず、図4、図5に示すものは、コイルバネ5の一方の端部5aを 絞り込み形成、すなわちコイルバネ5の先端に延出するに連れてコイルバネ5の 巻回径を小さくし、端部5aが円錐形を有するように形成し、コイルバネ5の他 方の開口端部5bに係合させるものである。一方、図6に示すものは、コイルバ ネ6の両端部を接合させて、その接合部をコイルバネ6に周方向に沿って溶接加 工を施すものである。一方、図7、図8に示すものは、コイルバネ7の端部7a 、7bをワイヤージョイント8を用いて連結させる構造である。このワイヤージ ョイント8は、一端部にフック8aを有し、他端部はコイルバネ7の端部7aの 内径よりやや大きい外径に形成されている。この連結構造においては、コイルバ ネ7の一方の端部7bにワイヤージョイント8の一端部を挿入してフック8aを コイルバネ7の巻回部7c、7dに掛着させ、コイルバネ7の他方の端部7aに ワイヤージョイント8の他端部を密に嵌合することによって端部7a、7bとを 連結させるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような連結構造であると、以下のような問題を生じる。 まず、図4、図5に示した構造では、端部5aを開口端部5bに係合させたとき 、図5に示すように端部5bの巻回部5cと端部5aの巻回部5dが離間した状 態で連結してしまう。これは、構造上不可避的な問題であり、好適に密接な連結 状態を得にくい。また、図6に示した構造では、弾性を有するコイルバネを変形 させてその端部を溶接するため作業が困難であり、製品としての生産性を低下さ せてしまう。また、図7、図8に示した構造では、フック8aによって掛着する のは端部7bの巻回部7c、7dであり、端部7aはコイルバネ7の、ワイヤー ジョイント8の他端部に対する緊締力によって嵌合しているため、極めて不安定 な連結状態となる。
【0005】 本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、コイルバネの端部を連結する 場合の連結具に用いて、連結させる作業を容易にし、かつ、コイルバネの堅固な 連結状態を得ることのできるコイルバネ用連結具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のコイルバネ用連結具は、一方のコイルバネ端部と、他方のコイルバネ 端部とを連結するコイルバネ用連結具であって、一端部を前記一方のコイルバネ 端部に挿入配置し、他端部を前記他方のコイルバネ端部に挿入配置する構成とさ れ、前記一端部には前記一方のコイルバネ端部が螺着されるねじ部が形成され、 前記他端部には前記他方のコイルバネ端部を拡径させて該他端部を該他方のコイ ルバネ端部内に導くテーパ部と、前記他方のコイルバネ端部が該テーパ部を乗り 越えたときに該他方のコイルバネ端部を係合させる係合段部とが形成されている ことを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案のコイルバネ用連結具は、一端部に形成されたねじ部を一方のコイルバ ネ端部に螺着させ、他端部を他方のコイルバネ端部へ挿入する。この際、他方の コイルバネ端部は、他端部に形成されたテーパ部の上を乗り越えて、テーパ部の 後方に形成された係合段部で係合される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図3は本考案 の実施例を示す図である。図1は本考案のコイルバネ用連結具によってコイルバ ネを連結させた状態を示しており、この図において符号10はコイルバネ、11 はコイルバネ用連結具である。コイルバネ10は、線状体を巻回することによっ て形成され、一方のコイルバネ端部12は一定の巻回径のまま巻回が終了し、他 方のコイルバネ端部13は最後の数回の巻回部14が一定の巻回径より小さく巻 回されている。
【0009】 一方、コイルバネ用連結具11は、円柱体を種々の目的に従って切削加工する ことによって形成される。すなわち、基部15を有し、一端部16の表面には上 記した一方のコイルバネ端部12の一定の巻回径および巻回ピッチに従ってねじ 溝17が切削されたねじ部18が形成されており、この一端部16の直径はコイ ルバネの一定の巻回径より稍大きく、先端部はテーパ19を有するように形成さ れている。また、他端部20には、先端部にテーパ21を有するテーパ部22が 軸に水平な断面が台形になるように切削され、更に、端面23から軸方向に上記 したねじ部18をコイルバネに螺着させる際に、ドライバ等を係合させるための 溝部24が形成されている。また、基部15とテーパ部22の間には、これらの 径より小さい径を有するように係合段部25が形成されている。
【0010】 次に、上記のような構成を有するコイルバネ用連結具10を用いてコイルバネ の端部を連結する方法について説明する。まず、コイルバネ用連結具11の一端 部16を一方のコイルバネ端部12へ当接させ、溝部24へドライバ等の締結工 具を係合して螺着させる。この際、一端部16の先端部に形成されたテーパ19 によって、コイルバネ用連結具10はスムーズに軸方向へ前進することができる 。上述したように、ねじ部18の径は一方のコイルバネ端部12より稍大きめに 形成されているので、好適にコイルバネの緊締力が働いてより堅固に螺着される 。
【0011】 この後、コイルバネ用連結具11の他端部20に他方のコイルバネ端部13を 係合させる。この場合は、人手による作業等によって、他方のコイルバネ端部1 3内へ他端部20を押し込む。これによって、他方のコイルバネ端部13はテー パ21によって拡径され、テーパ部22を乗り越える。このとき、上述したよう に他方のコイルバネ端部13は最後の数回の巻回部14が一定の巻回径より小さ く巻回されているので、係合段部25で堅固に係合される。
【0012】 このように、本考案のコイルバネ用連結具11を用いてコイルバネを連結する と、非常に簡単な操作を行なうだけで極めて堅固な状態の連結構造を可能にする ことができる。
【0013】
【考案の効果】
上記の説明から明らかなように、本考案のコイルバネ用連結具によれば、コイ ルバネの両端部を連結させる作業を容易にすることができると共に、極めて堅固 な状態の連結構造を確実に得ることができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るコイルバネ用連結具とコイルバネ
との連結構造を示す要部詳細断面図である。
【図2】本考案のコイルバネ用連結具の斜視図である。
【図3】図1の全体図である。
【図4】従来のコイルバネの連結構造の一例を示す図で
ある。
【図5】図4の要部詳細図である。
【図6】従来のコイルバネの連結構造の別の一例を示す
図である。
【図7】従来のコイルバネの連結構造の別の一例を示す
図である。
【図8】図7の要部詳細図である。
【符号の説明】
11 コイルバネ用連結具 12 一方のコイルバネ端部 13 他方のコイルバネ端部 16 一端部 18 ねじ部 20 他端部 22 テーパ部 25 係合段部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図9
【補正方法】追加
【補正内容】
【図9】管の連結部分を示す一部を断面にした正面図で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のコイルバネ端部と、他方のコイル
    バネ端部とを連結するコイルバネ用連結具であって、 一端部を前記一方のコイルバネ端部に挿入配置し、他端
    部を前記他方のコイルバネ端部に挿入配置する構成とさ
    れ、 前記一端部には前記一方のコイルバネ端部が螺着される
    ねじ部が形成され、前記他端部には前記他方のコイルバ
    ネ端部を拡径させて該他端部を該他方のコイルバネ端部
    内に導くテーパ部と、前記他方のコイルバネ端部が該テ
    ーパ部を乗り越えたときに該他方のコイルバネ端部を係
    合させる係合段部とが形成されていることを特徴とする
    コイルバネ用連結具。
JP7571692U 1992-10-30 1992-10-30 コイルバネ用連結具 Pending JPH0671928U (ja)

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ID=13584258

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011212771A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Makita Corp 手持式作業機の防振装置
JP2012233546A (ja) * 2011-05-07 2012-11-29 Kyowa Seisakusho:Kk 金属製ベルト及びその製造方法
JP7011353B1 (ja) * 2021-02-17 2022-02-10 宝神株式会社 装身具用芯線

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Effective date: 19981208