JPH068395Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH068395Y2
JPH068395Y2 JP1987093736U JP9373687U JPH068395Y2 JP H068395 Y2 JPH068395 Y2 JP H068395Y2 JP 1987093736 U JP1987093736 U JP 1987093736U JP 9373687 U JP9373687 U JP 9373687U JP H068395 Y2 JPH068395 Y2 JP H068395Y2
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JP
Japan
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fixing member
joint body
joint
fitting
pipe joint
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JP1987093736U
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直也 宮野
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Junkosha Co Ltd
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Junkosha Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、合成樹脂からなる継手本体の一端部に、機
器などへの固定のためのネジ部等が設けられた金属製の
固定用部材を圧入により結合した管継手に係り、詳しく
は、両部材の結合強度を高めた管継手に関する。
[従来の技術] 従来広く利用されている金属製の管継手に代わり、コス
トダウン、軽量化などを目的として合成樹脂製の管継手
が開発されている。ここで、管継手の材料として使われ
る合成樹脂としては、例えばポリアセタール、ポリアミ
ド、ポリプロピレン、ポリエステル、フッ素樹脂などで
あり、これらの樹脂はいずれも機械的強度の面で金属に
比べて大幅に劣る。そのため、一部の特殊な用途に使用
されるものを除き、一般的に機器に取り付ける場合など
においては、機械的強度がそれほど問題とならない継手
本体の部分については上記のごとき合成樹脂で形成し、
機器との接続に供されるネジ部と取り付けの際に必要な
六角ナット状のスパナ掛け部については別部品として黄
銅などの金属で形成し、この固定用部材を前記合成樹脂
製の継手本体の一端部に圧入することにより、両者を一
体化した管継手が使われている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、ネジ部等が設けられた金属製の固定用部
材は、合成樹脂製の継手本体に単に圧入されているだけ
であるから、あらかじめきつく嵌合したものであって
も、例えば高温雰囲気内で使用した場合、あるいはロボ
ットなどの可動部分に用いられて継手本体に張力や曲げ
応力がかかった場合には、継手本体の軟化、機械的強度
の不足などが原因で継手本体が固定用部材から外れてし
まう欠点があった。この現象は、難燃剤を配合した合成
樹脂で継手本体を形成した場合において、継手本体をき
つく嵌合させることができないために特に顕著である。
そこで、この考案はこれら従来技術の問題点に鑑み、合
成樹脂製の継手本体と、機器等への取り付けのための金
属製の固定用部材との結合強度を高め、過酷な使用条件
においても両者が分離することのない管継手の提供をそ
の目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、この考案では、合成樹脂から
なる継手本体の一端部に、金属からなる固定用部材の他
端側を圧入せしめてなる管継手において、前記継手本体
の一端部に開口部側が大径で二段の段付同心孔を設け、
該継手本体の段付同心孔に嵌合する前記固定用部材の外
径の異なる二個の嵌合部外周面に設けた圧入方向に先細
のテーパ面を有する突起を段付同心孔の各内周面に食い
込ませて結合したことを特徴としている。
[作用] この考案によれば、上記のごとき構成の管継手であるか
ら、金属製の固定用部材を継手本体の端部に圧入する
と、固定用部材の小径の嵌合部と大径の嵌合部の外周面
に各一個設けられた突起が合成樹脂製の継手本体の段付
同心孔内周面にそれぞれ食い込む。
ここで、固定用部材の二個の嵌合部は、圧入方向先端側
に位置する嵌合部の外径が小さく、またその外周面に設
けられる突起もそれに準じて形成されているので、特に
突起の周縁部分が鋭利なエッジ状になっていても、固定
用部材を継手本体の段付同心孔に圧入する際に、先端側
に位置する小径の嵌合部に設けられた突起が、それより
も後方に位置している大径の嵌合部と嵌合する段付同心
孔の内周面部分を削り取ることが全くない。このため、
各突起が継手本体の内周面にそれぞれ同じように食い込
み、継手本体は二箇所で固定用部材に確実に掛止され
る。これにより、両部材の結合強度は、単に圧入した
り、あるいは突起が一箇所だけの従来例に比べて飛躍的
に向上し、その結果、過酷な使用条件にあっても分離す
ることがなくなる。
[実施例] 図はこの考案による管継手の一実施例を示す部分縦断側
面図である。図示の管継手1は、継手本体10と固定用
部材20とからなる。
ここで、L字状の継手本体10は合成樹脂で形成され、
一端部に開口部側が大径の段付同心孔11,12を有
し、他端側の内部には、例えば実開昭60−14386
号等に示されるような管Tとの接続機構を備えている。
固定用部材20は、中央部に設けた六角ナット状のスパ
ナ掛け部21を境にして一端側にエアシリンダー等への
固定のための雄ネジ部22を備え、他端側には外径の異
なる二個の円筒状の嵌合部23,24が、小さい径の嵌
合部24が先端側に位置するように配置され、さらに、
それぞれの嵌合部23,24の外周面には嵌入方向に先
細のテーパ面に形成された環状の突起25,26が設け
られている。そして、この固定用部材20の他端側に設
けられた嵌合部23,24を前記継手本体10の一端側
から該継手本体10の端面13と固定用部材20のスパ
ナ掛け部21の端面とが当接するまで圧入する。その結
果、固定用部材20の嵌合部23,24の外周面に設け
られた突起25,26が、それぞれ継手本体10の段付
同心孔11,12の内周面に食い込み、両者は強固に結
合する。なお、両部材を嵌合する際に、固定用部材20
の小径の嵌合部24にシールリング30を環装し、継手
本体10と固定用部材20との間の気密性を保持する。
このシールリング30は、使用条件によっては必ずしも
設けなくともよく、またその形状、位置等を変更するこ
とは何等差し支えない。
次に、上記実施例の管継手の性能を評価すべく、比較例
と併せて下記の試験を行った。
〈比較例1〉 突起が大径嵌合部のみに設けられた固定用部材を使用し
た管継手で、その他は実施例と同じ(実施例の固定用部
材20の小径の嵌合部24の突起26を除去したも
の)。
〈比較例2〉 上記比較例1における大径嵌合部の突起が比較例1より
も高く形成された固定用部材を使用した管継手で、その
他は実施例と同じ。
〈比較例3〉 嵌合部の全長が実施例と同じで大径嵌合部の比率を大き
くしてそこに二個の突起を設けた固定用部材を使用した
管継手で、その他は実施例と同じ。
〔試験方法〕
1.本体引き抜き強度 L字形の継手本体の屈曲部分に、チューブ挿入方向およ
び固定用部材の軸心と直交する方向に穴をあけ、その貫
通孔に金属棒を挿入する。そして、管継手の固定用部材
と前記金属棒をそれぞれインストロン型引張試験機の可
動部とロードセルに固定してこれを室温において200
mm/分の速さで引っ張り、固定用部材から継手本体が抜
けた時点での最大荷重を測定した。その結果を次表に示
す。
2.本体曲げトルク強度 L字形の継手本体の屈曲部分に、チューブ挿入方向に貫
通する穴をあけ、先端部分にネジ部が設けられた金属棒
を継手本体のチューブ挿入口側から挿入してその先端を
貫通孔から突出させた状態て両側からナットで締め付け
て固定する。そして、管継手の固定用部材に対し、その
軸心と金属棒との交点から200mm離れた位置を上記本
体引き抜き強度試験と同様に引っ張り、その最大曲げ荷
重を測定し、この測定値を20倍して曲げトルク値とし
た。その結果を次表に示す。
このように、本考案による管継手1は、突起が一個の場
合、二個であっても同じ外径の部分に設けた場合などに
比べて固定用部材と継手本体の結合強度が飛躍的に向上
していることがわかる。
即ち、本考案においては、固定用部材20の嵌合部2
3,24の外周面に設けた突起25,26が、合成樹脂
で形成された継手本体10の内周面に食い込む構造にな
っているものの、嵌合部23,24の外径が異なり、外
周面の突起25,26の周縁部分の外径もそれに準じて
異なるように設けられているから、圧入する際に先端側
の突起26が径手本体10の内径の大きな同心孔11の
表面を削り取ることがなく、各嵌合部分において両部材
は確実に掛合し、それぞれ有効に作用するので、両者の
結合強度は飛躍的に高まり、過酷な使用条件にあっても
継手本体10が固定用部材20から外れることがない。
なお、上記実施例では、突起25,26を継手本体10
の段付同心孔11,12の表面にそのまま食い込ませて
いるが、段付同心孔11,12の表面にあらかじめ環状
溝を設けることにより、固定用部材20の突起25,2
6を食い込みやすくするようにしてもよい。また、突起
は必ずしも嵌合部23,24の全周に渡って形成する必
要はなく、円周上の所々に設けることも可能である。
さらに、実施例ではL字形の継手本体を用いた場合につ
いて説明したが、もちろんL字形に限定されるものでは
なく、T字形、直線形等、どのような形状であってもよ
く、また継手本体としては油圧用、空気圧用としての接
続機構を備えたもの、流量制御機構を有するもの、その
他各種用途のものに適用することができる。
[考案の効果] 上記試験結果からも明らかなように、この考案による管
継手では、合成樹脂製継手本体の一端部に圧入される金
属製固定用部材の大小二個の嵌合部の各外周面に、継手
本体の段付同心孔の内周面に食い込む突起を設け、複数
の突起をそれぞれ継手本体の内周面に同じように食い込
ませているので、継手本体と固定用部材とは二箇所で掛
止され、これにより両者の結合強度が飛躍的に高まると
いう優れた効果が得られる。したがって、例えば管継手
が張力を受けるような場所が高温雰囲気内での使用にお
いても、従来のもののように継手本体が固定用部材から
外れることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
図は、この考案による管継手の一実施例を示す部分縦断
面図である。 10:継手本体、11,12:段付同心孔、 20:固定用部材、22:ネジ部、 23,24:嵌合部、25,26:突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂からなる継手本体の一端部に、金
    属からなる固定用部材の他端側を圧入せしめてなる管継
    手において、前記継手本体の一端部には開口部側が大径
    で二段の段付同心孔が設けられ、前記固定用部材は、該
    継手本体の段付同心孔に嵌合する外径の異なる二個の嵌
    合部外周面にそれぞれ設けられた圧入方向に先細のテー
    パ面を有する突起を段付同心孔の各内周面に食い込ませ
    て結合していることを特徴とする管継手。
JP1987093736U 1987-06-18 1987-06-18 管継手 Expired - Lifetime JPH068395Y2 (ja)

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JPS63201289U JPS63201289U (ja) 1988-12-26
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