JP2758019B2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2758019B2
JP2758019B2 JP1080639A JP8063989A JP2758019B2 JP 2758019 B2 JP2758019 B2 JP 2758019B2 JP 1080639 A JP1080639 A JP 1080639A JP 8063989 A JP8063989 A JP 8063989A JP 2758019 B2 JP2758019 B2 JP 2758019B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、管継手、例えば、内管、補強層および外被
等からなる複合構造を有するホースを管継手に締結する
のに、加締機または治工具等を用いずに、人手による1
動作によるいわゆるワンタッチ式に締結でき、また、管
継手に流体圧が加わらないとき、外周部に油等が付着し
たホースを挿入してもホースを引っ張って抜けない、さ
らにまた、管継手を高圧流体用の機器と接続するのに接
続部品を用いず、かつホースにねじれの生じない管継手
に関する。
(従来の技術および本発明が解決しようとする課題) 一般に、常用圧力30kg/cm2以上の高圧流体の流路に用
いるホースは、内管、補強層および外被等からなる複数
の層部材を組み合わせた複合構造を有している。そし
て、このようなホースの管継手には、加締タイプのもの
と非加締タイプのものとがある。
従来の加締タイプの管継手としては、例えば、第13図
に示すようなものがある。第13図において、1は管継手
であり、管継手1は、芯金具2と芯金具2に取付けられ
た締金具3とを有している。管継手1に内管5、補強層
6および外被7からなるホース8を締結する場合、ホー
ス8は、管継手1の芯金具2の筒状の芯部2aと筒状の締
金具3との間に挿入され、ホースメーカー等の工場にお
いて、加締機により加締められる。このため、このよう
な管継手1は、管継手1にホース8を締結するのに専用
の加締機が必要であるばかりでなく、ホース8の長さの
調節が必要になる配管作業の現場においては使用できな
いという問題点がある。
また、非加締タイプのものとしては、例えば、第14図
(a)、(b)に示すようなものがある。第14図
(a)、(b)において、11は管継手としてのいわゆる
リューザブル金具であり、リューザブル金具11は筒状の
芯金具12と、芯金具12の芯部12aの外周のネジに螺合す
るフランジ部13aを有する締金具13とを有している。リ
ューザブル金具11に複合構造のホース8を締結する場
合、まず、バイス等を用いて締金具13の内周のネジ部を
ホース8の外周部にねじ込んで取り付けておき、次に芯
金具12の芯部12aをスパナ等でホース8の内側にねじ込
み、リューザブル金具11とホースとを締結するものであ
る。しかしながら、このようなものは、締結の際にバイ
スやスパナ等の締付用の治工具が必要であるとともに、
締結に時間がかかり、作業効率が悪いという問題点があ
る。
また、ワンタッチ式の管継手としては、例えば、第15
図に示すように、実開昭55−98888号公報、実公昭61−4
796号公報等で提案されたようなものがある。第15図に
示すワンタッチ式の管継手15は、管状の継手本体16と、
継手本体16内に挿入された単層のチューブ17に外接する
シール部材としてのOリング18と、チューブ17の外周部
に喰い付くチャック19を有している。そして、チューブ
17内の流体のシールはチューブ17の外側からOリング18
を圧接することにより行っている。このため、これら公
知のワンタッチ管継手に複合構造のホースを締結する
と、ホースの補強層が、繊維を編組みした空隙の存在す
る層であるため、ホース内の流体がホースの端部から補
強層内に浸入してホースに膨れを生じたり、または流体
の漏れを生ずる等の不具合を発生する。また、チャック
19によるチューブ17の把持がチューブ17の外側をチャッ
ク19の鋭利な爪状部19aによりほとんど軸方向長さを持
たない先端部で行っている。このため、このようなワン
タッチ管継手15はホースの外被を破ったり、ホースの抜
け等の不具合を発生し、複合構造のホースには適用でき
ないという問題がある。更に、チューブ自体の耐圧力が
低いこと、該ワンタッチ管継手15が主に常用圧力20kg/c
m2以下の単層構造のチューブ用に設計されていること等
の理由より常用圧力が30kg/cm2を越えるような高圧使用
には耐えられないものであった。
また、実公昭58−17193号公報に提案されているもの
がある。これは、内圧により摺動する摺動管の軸方向力
によって、チューブの内側に位置する膨出部とチューブ
の外側に位置する爪がチューブを内側および外側から互
いに圧縮して係合する構造である。しかしながら、係合
部材がほとんど軸方向長さを持たないため、流体の繰り
返し衝撃圧力が30kg/cm2以上を越えるような場合には、
繰り返し応力が係合部分に集中し、遂にはホースの外被
破れやホースの抜け等の不具合を生じ易いという問題点
がある。
また、高圧流体用の機器の配管等において、ホースの
一部分に外傷ができ、ホースの一部分のみを補修する場
合、まず、ホースの補修部分を切り取り、残った良好な
ホースの2つの端部に口金具を加締機等により取り付け
てから各々のホースの端部を接続する必要があった。と
ころが加締機等により口金具を取り付けるには、機器か
ら一度ホースをはずさなければならず、また、ホースに
口金具を取り付け後、再び配管し直す必要があり非常に
手間がかかるという問題があった。また、新品ホースの
場合、製造可能な長さを越えた長さのホースが必要なと
き、ホースは荷扱い上およびメンテナンス上でホースの
長さが制限されるので、中間の接続継手が必要になると
いう問題点がある。
(目的) そこで、本発明は、ホースとの締結が加締機および治
工具等を用いないでホースを挿入する一動作のみでいわ
ゆるワンタッチ式に締結でき、また、ホースに損傷を与
えず、ホースをねじることなく配管でき、配管の作業効
率を向上できるとともに、小径孔部内に流体圧が加わら
ないとき、内周エッヂがホースの外周部にくい込みホー
スが引っ張られても抜けるのを防止できる管継手を提供
することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記の問題点を解決するため、種々検
討の結果、油等で外周面が汚れたホースを管継手に挿入
した場合、流体圧が加わらないとき、ホースを引っ張る
と、ホースが管継手から引き抜けることがあるという問
題があることが判明し、これを解決するものについても
種々検討を行い、下記、結論に到達した。
本発明に係る管継手は、すなわち、請求項1記載の発
明に係る管継手は、流体圧が導入される小径孔部および
小径孔部に連なる小径孔部より孔径の大きい大径孔部を
有する第1筒部材と、第1筒部材の大径孔部内で前記小
径孔部からの流体圧を受けて摺動するフランジ部を有す
る第2筒部材と、内周部に軸方向に離間する複数の突起
を有するとともに、前記第2筒部材が前記流体圧により
摺動するとき該第2筒部材に連動して縮径するよう前記
大径孔部内に設けられ、第1筒部材と第2筒部材の軸部
との間に前記大径孔部側から小径孔部側に向かって挿入
されたホースを前記複数の突起によって締結する拡縮径
可能なコレットと、を備え、前記コレットの複数の突起
が、前記ホースの挿入により拡径して該ホースの挿入を
許容するとともに復元力により該ホースにくい込むエッ
ジ部を有することを特徴とするものである。
また、請求項2記載の発明に係る管継手は、流体圧が
導入される小径孔部および小径孔部に連なる小径孔部よ
り孔径の大きい大径孔部を有する第1筒部材と、第1筒
部材の大径孔部内で前記小径孔部からの流体圧を受けて
軸方向に摺動するようシール部材を装着したフランジ部
およびフランジ部に連なる軸部を有し、小径孔部に連通
する軸孔が形成された第2筒部材と、内周部の軸方向に
離間する複数の突起を有するとともに、前記第2筒部材
が前記流体圧により摺動するとき該第2筒部材に連動し
て縮径するよう前記大径孔部内に設けられ、第1筒部材
と第2筒部材の軸部との間に前記大径孔部側から小径孔
部側に向かって挿入されたホースを前記複数の突起によ
って締結する拡縮径可能なコレットと、を備え、前記コ
レットに、中心軸線に対し傾斜した傾斜面部を設けると
ともに、前記第1筒部材の大径孔部の開口端部分に該コ
レットの傾斜面部の軸方向移動を規制する移動規制部材
を設ける一方、前記流体圧が前記第2筒部材のフランジ
部に受圧されていない状態で、前記挿入されたホースが
前記小径孔部から隔離する方向に引っ張られたとき、前
記コレットが該ホースとともに移動するよう前記複数の
突起のうち何れかを復元力によりホースにくい込ませる
ようにしたことを特徴とするものである。
さらに、請求項3に記載のように前記コレットの複数
の突起は、エッジ部を有する第1突起および第1突起の
エッジ部の内径より大径の内周頂面部を有する第2突起
を含んでいるのが好ましく、請求項4に記載のように前
記第1突起が前記複数の突起のうち前記第2筒部材のフ
ランジ部から最も離れた突起であってもよいし、請求項
5に記載のように前記コレットの傾斜面部が前記第2筒
部材のフランジ部側と前記移動規制部材とにそれぞれ設
けられていてもよい。なお、前記コレットの第1突起お
よび第2突起の内径は前記ホース外径より小さいのが好
ましい。
ここで、第2筒部材の軸部の外周部にはホースの内管
との密着を良好にするためシール部材を設けるのが好ま
しい。
また、コレットの部材としては、ポリアセタール、ナ
イロン6、ナイロン66等の合成樹脂、スチールのバネ材
等の金属が挙げられる。また、コレットは、ホースを圧
縮、加締める荷重下において、また、使用時の内圧力に
より負荷がかかった状態において、その形状を保つこと
ができる強度をもつものであればよい。さらに、コレッ
トは縮径作用を確実にするため、軸線方向にスリットを
介在させるのが好ましい。。さらにまた、コレットはホ
ースの挿入側の端部にコレットの外端に近付く程直径が
大きくなるよう開口した開口面部を有するのが好まし
い。
(作用) 本発明に係る管継手は、大径孔部側から小径孔部側に
向かってホース挿入空間内にホースを挿入すると、ホー
スの先端部は第1突起の内面エッヂに当接しコレットを
拡径して第2筒部材のフランジ部に至る。この際、拡径
したコレットは復元力により内周エッヂがホースの外周
部にくい込み、ホースを小径孔部側から軸方向でかつ離
隔する方向に引っ張ったとき、内周エッヂがホースの外
周部にさらに深くくい込みホースが軸方向でかつ離隔す
る方向に引っ張られて抜けるのを防止する。
また、コレットの内周部に第1突起とこれより内径の
大きい内周頂面を有する第2突起が設けられているの
で、ホース挿入空間内にホースを挿入し、小径孔部内に
流体圧が加わると、この流体圧が第2筒部材を軸方向で
かつ小径孔部から離隔する方向に移動させ、コレットの
外周面がスリーブの傾斜面部に接触してコレットが縮径
し、コレットの内周頂面の広い周囲でホースの外周部に
くい込み、ホースが軸部とコレットによって緊締され、
ホースと管継手とは強固に締結する。すなわち、ホース
を管継手に挿入するという1動作のみで、流体圧が加わ
ることにより管継手とホースとは強固に締結する。
(実施例) 以下、本発明に係る第1実施例を図面に基づいて説明
する。
第1〜4図は本発明に係る管継手の第1実施例を示す
図である。
まず、構成について説明する。第1図において、21は
管継手であり、管継手21は軸方向に小径孔部を有する小
径孔部22aおよび小径孔部22aに連なり、小径孔部22aよ
り孔径の大きい大径孔部22bを有する第1筒部材として
の継手本体22と、継手本体22の大径孔部22b内で軸方向
に摺動自在に設けられた第2筒部材としての芯部材24と
を備えている。芯部材24は外周部にOリング25を有する
フランジ24a、フランジ部24aに連なる軸部24b、および
フランジ部24aおよび軸部24bに形成された軸孔24cとを
備え、軸孔24cは小径孔部22aの小径孔に連通している。
26はスリーブ(移動規制部材)であり、スリーブ26は継
手本体22の大径孔部22bと軸部24bによって形成された環
状空間27内で小径孔部22aから遠い開口22c側に設けら
れ、大径孔部22bの内壁に接し段差部22eと開口22cの近
傍の周溝22fに係合する止めリング30(移動規制部材)
により固定されている。すなわち、止めリング30は大径
孔部22b内にスリーブ26および後述のコレット28を位置
させるように大径孔部22bの周溝22fに係合させられ、ス
リーブ26が開口22cから外方へ移動するのを規制してい
る。スリーブ26は内周面の直径が軸方向でかつ小径孔部
22aから離隔する方向に減少するよう傾斜した傾斜面部2
6aを有している。
28はコレットであり、筒状のコレット28はポリアセタ
ールからなり環状空間27内に摺動自在に設けられてい
る。コレット28は芯部材24の軸部24bよりも大きい内径
を有し、コレット28と軸部24bとの間にホース挿入空間2
9が形成されている。コレット28はスリーブ26の傾斜面
部26aに接触可能な外周面28aを有し、スリーブ26内で軸
方向に摺動するとき拡縮径可能で復元力も有している。
コレット28は、第3、4図に示すように、周上に、複数
の軸方向スリット28cが設けられ、後述のホースの圧
縮、加締める荷重下においてもその形状を保持できると
ともに、縮径が確実にできるようになされている。コレ
ット28のスリーブ26側の端部28eはスリーブ26側程直径
が大きくなるよう開口した開口面部28fを有している。
コレット28の内周部28dは、コレット28のスリーブ26
側の端部に鋭利な内周エッヂ31aを備えた第1環状突起3
1と、第1環状突起31(第1突起)と、第1環状突起31
から軸方向に離隔してこれより内径の大きい平坦な内周
頂面33aを形成する第2環状突起33(第2突起)から構
成されている。第1環状突起31の内周エッヂ31aの内径D
31はホース挿入空間29に挿入されるホース35の外径D35
よりも小さく、第2環状突起33の内周頂面33aの内径D33
は第1環状突起31の内周エッジ31aの内径D31よりも大き
い。
ホース35は、第2図に示すように、内側から外側に向
かって内管36、補強層37および外被38を配置した複合構
造の高圧ホースである。ホース35の材質は内管36がナイ
ロン樹脂、補強層37がポリエステル繊維の一層編み構
造、外被38がポリウレタンゴムである。
39はOリングであり、Oリング39は芯部材24の軸部24
bの外周部でコレット28の第2環状突起33に対向する位
置に設けられ、挿入されたホース35の内管と密着して内
管と軸部24bとの間を封止するようなされている。
ホース35が、第2図(a)に示すように、継手本体22
の大径孔部22b側から小径孔部22a側に向かって芯部材24
の軸部24bとコレット28との間のホース挿入空間29内に
フランジ部24aに当接するまで挿入され、小径孔部22aに
流体圧が加わらない状態でホース35を小径孔部22a側か
ら軸方向でかつ離隔する方向に引っ張ったとき、第1環
状突起31の内周エッヂ31aがホース35の外周部35aにくい
込み、コレット28がホース35とともにスリーブ26内に入
り込むことで、ホース35が引っ張られて抜けるのを防止
するようになされている。
また、前述のようにホース35がホース挿入空間29内に
フランジ部24aに当接するまで挿入され、小径孔部22aに
流体圧が加わると、第2図(b)に示すように、この流
体圧が芯部材24を軸方向でかつ小径孔部22aから離隔す
る方向に移動させる。コレット28の外周面28aがスリー
ブ26の傾斜面部26aに接触してコレット28が縮径し、ホ
ース35が軸部24bとコレット28によって緊締されるよう
になされている。
次に、作用について説明する。
ホース35が、第2図(a)に示すように、継手本体22
の大径孔部22b側から小径孔部22a側に向かってホース挿
入空間29内で軸部24bとコレット28との間に挿入される
と、ホース35の端部35bはコレット28のスリーブ26側の
端部28eの開口面部28fに当接してコレット28の端部28e
を広げて拡径して挿入され、フランジ部24aに当接す
る。コレット28は内周部28dにホース35の外径D35より小
さい内径D31からなる内周エッヂ31aを有する第1環状突
起31を備えているので、ホース35はコレット28の復元力
により内周部28dの内周エッヂ31aに係合する。小径孔部
22a内に流体圧が加わらないで、ホース35を軸方向でか
つ小径孔部22aから離隔する方向に引っ張ると、内周部2
8dがホース35の外周部35aにくい込み、ホース35が軸方
向でかつ小径孔部22aから離隔する方向に引っ張られて
抜けるのを防止する。このため、ホース35の取付け作業
時に、例えば、ホース35の外周部35aに油等が付着して
も、ホース35は管継手21に十分にくい込み、ホース35が
抜けることはない。
また、コレット28は内周部28dに内周エッヂ31aの内径
D31より大きい内径D33を有する第2環状突起33を有して
いるので、第2図(b)に示すように、小径孔部22a内
に流体圧が加わると、この流体圧が芯部材24を小径孔部
22aから離隔する方向に、移動させ、コレット28の外周
面28aがスリーブ26の傾斜面部26aに接触して、コレット
28がスリット28cの間隙を小さくして縮径し、第2環状
突起33の幅広い複数の内周頂面33aがホース35の外周部3
5aに広い周面でくい込む。ホース35は十分に加締められ
つつ、開口22c側に移動し、ホース35は十分に緊締さ
れ、ホース35肺の流体は漏洩することはない。また、第
2環状突起33の内周頂面33aが幅広い面からなり、幅広
い面でホース35の外周部35aにくい込み、圧接するの
で、ホース35の外周部35aが破損したり、傷がつくこと
はない。ホース35は管継手21の小径孔部22a内の内圧に
よってのみ加締められ管継手21にワンタッチ式に緊締さ
れる。したがって、加締用の機器および治具等を必要と
せず、緊締作業が極めて容易にできる。
また、管継手21を高圧流体用の機器に接続する際、ホ
ース35を芯部材24の軸部24bとコレット28との間に挿入
し、ホース35と管継手21とが係合した状態においては、
ホース35は芯部材24に対し、または継手本体22に対し、
回転可能であるので、管継手21はホース35をねじること
なく、継手本体22を回転して機器の接続部にねじ込み接
続可能である。
また、ホース35と管継手21は締結後でも、内圧を無負
荷にすると、ホース35はスリーブ26とともに継手本体22
に対して回転可能であるので、管継手21はホース35をね
じることなく、機器の接続部にねじ込み接続可能であ
る。
次に、本発明の第2実施例について説明する。
第5図は本発明に係る管継手の第2実施例のコレット
40を示す図であり、コレット40以外は第1実施例と同じ
である。第5図において、第1実施例と同じ構成部品に
は同じ符号をつける。
第2実施例においては、第1環状突起31がコレット40
の内周部28dの軸方向中央部に設けられ、第2環状突起3
3が第1環状突起31から軸方向両側に離隔して設けられ
た場合である。コレット40は第1実施例におけるコレッ
ト28と同じ作用効果を有している。
次に、本発明の第3実施例について説明する。
第6〜9図は本発明に係る管継手の第3実施例を示す
図であり、第1実施例と同じ構成部品には同じ符号をつ
ける。
第3実施例においては、管継手41が、第1実施例にお
けるスリーブ26および止めリング30の代りに、スリーブ
26と止めリング30とを一体的に形成して第9図に示す止
めネジ45(移動規制部材)とし、止めネジ45を大径孔部
22bの開口22cの近傍にネジ止めするとともに、第8図
(a)および第8図(b)に示すように、第1実施例に
おけるコレット28に相当する部材として断面台形状で、
軸方向の切り割り46aを有する締結リング46(コレッ
ト)を設けた場合である。締結リング46は断面形状の両
側面の直径が台形の中心から軸方向の外側に減少するよ
う傾斜し、軸線に対する角度が約60゜で外方に向いた外
側面部46bを有している。締結リング46の内周部46cは第
1環状突起31および第2環状突起33から構成され、第1
環状突起31は軸方向で小径孔部22aから離隔する側に設
け、第2環状突起33は第1環状突起31から小径孔部22a
に近づく側に3個設けた場合である。締結リング46は第
10図に示すように、第1環状突起31を軸方向中央に位置
するようにしてもよい。また、第6図において芯部材24
のフランジ部24aにはフランジ部24aに一体的に形成され
た筒上の筒部24eが設けられている。筒部24eは締結リン
グ46の小径孔部22a側の外側面部46bに接触可能な内周面
部24fを有している。前述以外は第1実施例と同じであ
る。
なお、前述の実施例においては、管継手が、高圧流体
用の機器の取付ネジ孔に取付けるための取付けネジを継
手本体22の小径孔部22aに有する場合について説明した
が、本発明においては、この実施例に限らず、第11、12
図に示すように、2個のホース35の端部を連結するため
の中間管継手61であってもよい。中間管継手61は、図の
中心線Cに対して各構成部品を左右対称になるようにな
されたもので、左右の管継手61A、61Bは中央の小径孔部
22aによりそれぞれの小径孔が連通するよう一体的に連
結したこと以外は、第1実施例と同じである。第11図
は、中央線Cの右側はホース35を管継手61Bに挿入し係
合したものを示す。第12図は内圧が負荷され、ホース35
の端部35aと管継手61Bが強固に締結したものを示す。こ
の中間管継手61によれば、ホースに外傷が発生した時に
外傷部を切除し中間管継手61を介してホースの再連結が
容易にできる。従来の接続時のように、加締機、ネジ部
およびスパナ掛けの為の六角孔の治具工具等が不要とな
る。ホースを接続するためには、この中間管継手に両側
からホース35をそれぞれ挿入するだけでよいので、ホー
スの接続は迅速で容易にでき、かつ運送時の単位長さを
短くできる。
(発明の効果) 以上、説明したように、本発明によれば、コレットの
内周部にホースの外径に対し所定の内径を有する鋭い内
周エッヂを備えた第1突起および平坦な内周頂面を有す
る第2突起とを設けることにより、管継手内にホースを
挿入し、小径孔部内に流体圧が加わると、コレットが縮
径して、ホースと締結するようにして、ホースとの締結
が加締機および治具工具等を用いないでホースを挿入す
る一動作のみでいわゆるワンタッチ式に締結でき、ま
た、ホースに損傷を与えず、ホースをねじることなく配
管でき、配管の作業効率を向上できるとともに、小径孔
部内に流体圧が加わらないとき、内周エッヂがホースの
外周部にくい込みホースが引っ張られても抜けるのを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明に係る管継手の第1実施例を示す図
であり、第1図はその一部縦断面図、第2図(a)はホ
ースを挿入する時のその一部縦断面図、第2図(b)は
ホースを緊締時のその一部縦断面図、第3図はそのコレ
ットの一部縦断面図、第4図はそのコレットの正面図で
ある。第5図は本発明に係る管継手の第2実施例のコレ
ットの一部縦断面図である。第6〜10図は本発明に係る
管継手の第3実施例を示す図であり、第6図はその一部
縦断面図、第7図はホースを緊締時のその一部縦断面
図、第8図(a)はその締結リングの一部縦断面図、第
8図(b)はその締結リングの正面図、第9図はその止
めネジの一部縦断面図、第10図は、その締結リングの他
の例を示す一部縦断面図である。第11、12図は本発明に
係る管継手の他の実施例を示す図であり、第11図はその
縦断面図、第12図はホースを締結時の一部縦断面図であ
る。第13〜15図は従来の管継手を示す図であり、第13図
はホースを締結時のその縦断面図、第14図(a)はその
縦断面図、第14図(b)、第15図はそれぞれホースを締
結時のその縦断面図である。 21、41……管継手、 22……継手本体、 24……芯部材、 26……スリーブ(移動規制部材)、 26a……傾斜面部、 27……環状空間、 28、43……コレット、 29……ホース挿入空間、 30……止めリング(移動規制部材)、 31……第1環状突起(第1突起)、 33……第2環状突起(第2突起)、 35……ホース、 46……締結リング(コレット)、 61……中間管継手、

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体圧が導入される小径孔部および小径孔
    部に連なる小径孔部より孔径の大きい大径孔部を有する
    第1筒部材と、 第1筒部材の大径孔部内で前記小径孔部からの流体圧を
    受けて摺動するフランジ部を有する第2筒部材と、 内周部に軸方向に離間する複数の突起を有するととも
    に、前記第2筒部材が前記流体圧により摺動するとき該
    第2筒部材に連動して縮径するよう前記大径孔部内に設
    けられ、第1筒部材と第2筒部材の軸部との間に前記大
    径孔部側から小径孔部側に向かって挿入されたホースを
    前記複数の突起によって締結する拡縮径可能なコレット
    と、を備え、 前記コレットの複数の突起が、前記ホースの挿入により
    拡径して該ホースの挿入を許容するとともに復元力によ
    り該ホースにくい込むエッジ部を有することを特徴とす
    る管継手。
  2. 【請求項2】流体圧が導入される小径孔部および小径孔
    部に連なる小径孔部より孔径の大きい大径孔部を有する
    第1筒部材と、 第1筒部材の大径孔部内で前記小径孔部からの流体圧を
    受けて軸方向に摺動するようシール部材を装着したフラ
    ンジ部およびフランジ部に連なる軸部を有し、小径孔部
    に連通する軸孔が形成された第2筒部材と、 内周部の軸方向に離間する複数の突起を有するととも
    に、前記第2筒部材が前記流体圧により摺動するとき該
    第2筒部材に連動して縮径するよう前記大径孔部内に設
    けられ、第1筒部材と第2筒部材の軸部との間に前記大
    径孔部側から小径孔部側に向かって挿入されたホースを
    前記複数の突起によって締結する拡縮径可能なコレット
    と、を備え、 前記コレットに、中心軸線に対し傾斜した傾斜面部を設
    けるとともに、前記第1筒部材の大径孔部の開口端部分
    に該コレットの傾斜面部の軸方向移動を規制する移動規
    制部材を設ける一方、前記流体圧が前記第2筒部材のフ
    ランジ部に受圧されていない状態で前記挿入されたホー
    スが前記小径孔部から隔離する方向に引っ張られたと
    き、前記コレットが該ホースとともに移動するよう前記
    複数の突起のうち何れかを復元力によりホースにくい込
    ませるようにしたことを特徴とする管継手。
  3. 【請求項3】前記コレットの複数の突起が、エッジ部を
    有する第1突起および第1突起のエッジ部の内径より大
    径の内周頂面部を有する第2突起を含むことを特徴とす
    る請求項1または2記載の管継手。
  4. 【請求項4】前記第1突起が前記複数の突起のうち前記
    第2筒部材のフランジ部から最も離れた突起であること
    を特徴とする請求項3記載の管継手。
  5. 【請求項5】前記コレットの傾斜面部が前記第2筒部材
    のフランジ部側と前記移動規制部材とにそれぞれ設けら
    れていることを特徴とする請求項2記載の管継手。
  6. 【請求項6】前記コレットの第1突起および第2突起の
    内径が前記ホース外径より小さいことを特徴とする請求
    項3または4記載の管継手。
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