JPS5852117B2 - カイリカノウナセツゾクブザイ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、媒体を通す導管のための解離可能な接続部材
であって、取付状態において、導管の拡張端部が、対向
部材の外向きにテーパした円錐形端部に差しはめられて
おり、対向部材が円錐形端部に続いて、半径方向に突出
した同軸的な固定用部分を有しており、この固定用部分
に、導管の拡張端部を取囲みかつこれを対向部材の円錐
形端部に締付ける締付部材がねじはめられる形式のもの
に関する。

本発明の課題は、剛性の導管有利には非鉄金属たとえば
銅、真鍮、アルミニウムから戒る導管を接続させるのに
適しているのみでなく同時に何う変更を加えることなく
例えばポリアミド、ポリエチレン、ポリメタンなどから
戒るプラスチック導管を接続させるのにも適していてし
かも安価で使いやすく、その上、内径若しくは外径の互
いに種種異なる導管をも互いに結合でき、就中他の構成
部材を備えた管を例えば圧力空気源に接続することがで
きるような冒頭に述べた形式の解離可能な接続部材を提
供することにある。

この課題を解決した本発明の要旨は、空気力的な装置に
おいて圧縮空気導管のために使用すべく、前記対向部材
が別体の接続管片によって形成されており、この接続管
片が、円錐角の小さな前記円錐形端部に続いて、円筒形
区分を備えており、円筒形区分が、前記固定用部分とし
ての雄ねじ山と、前記円錐形端部から遠い方の端部に備
えた接続用ねじ山又は類似の固定部材とを備えており、
前記締付部材が締付ナツトから戒り、この締付ナツトの
内部には、接続管片から遠い方の側に、導管の直径にほ
ぼ相当する直径の円筒形部分が設けられており、この円
筒形部分が円錐形部分を介して、拡張された雌ねじ山部
分へ連らなっており、この雌ねじ山部分によって締付ナ
ツトが接続管片の雄ねじ山にねじはめられるようになっ
ており、かつ、締付ナツトの円錐形部分の円錐角が接続
管片の円錐形端部の円錐角に比して大きく、かつ、締付
ナツトの円筒形部分と締付ナツトの円錐形部分との境目
の縁が丸く面取りされていることにある。

本発明の接続部材を使用すれば、何ら変更を要すること
なく金属からなる剛性の導管ならびに例えばプラスチッ
クから成る可動の弾性的な導管をそれも酷な使用条件た
とえば高熱、低温、酸の作用、衝撃応力、摩擦などの影
響下で直線状および曲線状の導管配置のために使用する
ことが可能となる。

さらにまた、本発明の利点はただ２つの部材、要するに
締付ナツトと接続管片とから接続部材が構成され、しか
もこれら２つの部材は失なわれることなく互いに連結可
能であることである。

さらに別の利点は構造および取扱いが簡単でありかつ機
能が合理的であることである。

しかし、就中ただ２つの部材から接続部材が構成される
というすでに述べた点が本発明の最大の利点である。

次に図示の実施例につき本発明を説明する。

特に第１図から判るように、接続部材はたんに２つの部
材、要するに連結片もしくは接続管片１と締付ナツト２
とから成っており、符号３で示す部材は接続しようとす
る導管を示すに過ぎない。

まず接続管片１について説明する。

この接続管片１は一方の軸方向の端部に、極めて小さな
例えば５°〜１０°の円すい角を有する円錐形端部４を
有している。

この円錐形端部４には雄ねじ山５を備えた円筒形区分が
直接続いており、この雄ねじ山５には締付ナツト２が外
側にねじはめられる。

接続管片１の他方の軸方向の端部には接続用ねじ山６が
設けられており、この接続用ねじ山６は相応のねじ孔内
へねじ込まれる。

両方のねじ山５，６の間には肩７が設けられており、こ
の肩７は例えば六角部材として形成されている。

締付ナツト２は内部の円筒形部分８と、これに続いた円
錐形部分９とを有しており、この円錐形部分９０円錐角
は接続管片１の円錐形端部４の円錐角に比して太きい。

第１図から解るように、締付ナツト２の円錐形部分９の
円錐角は接続管片１の円錐形端部４の円錐角の数倍の大
きさを有している。

締付ナツト２のこの円錐形部分９にはさらに雌ねじ山部
分１０が続いており、この雌ねじ山部分１０は接続管片
１の固定用ねじ山５とのねじはめに役立つ。

このほか、締付ナツト２は外周面に設けられたほぼ軸方
向に延びるリブ１１を有しており、このリブ１１には、
接続管片１へ締付ナツト２をねじはめるさいに、相応し
て形成された工具が当付けられる。

例えば金属またはプラスチックから成る導管３はその一
方の端部に拡張部１２を有しており、該拡張部１２は接
続管片１の円錐形端部４の円錐角に相応する円錐角を有
している。

第２図に示す実施例では、例えばわずか５°〜１０°の
円錐角を有する円錐形端部３６を有する接続管片３５に
ホース状の導管３７が配置されており、このホース状の
導管３７は弾性的な材料たとえばばあいによっては金属
または金属網によって被覆されたゴムまたはプラスチッ
クから或っており、拡張加工される必要はない（拡張は
ホース状の管自体を円錐形端部３６へ差しはめるさいに
おのずから行なわれる）。

これまで述べたような形式で形式された一般的な締付ナ
ツトを符号３８で示す。

解離可能な接続部材を組付は状態で示す第３図では、円
錐形端部４の外周面が管３の拡張部１２の内周面に隙間
なく当付けられている。

第１図から判るように、接続管片１の軸方向で外向きに
テーパした円錐形端部４が刃状に形成されているために
移行範囲１３（第３図参照）内にスムーズな通路が生じ
る。

このことはまた接続管片１の内径ｄ１カ導管３の内径ｄ
２に等しいかまたはほぼ等しいことによっても生じる。

第３図から明らかなように、締付ナツト２の円筒形部分
８と円錐形部分９との境目の範囲内では、締付ナツト２
と導管３の拡張部との間で線接触が生じる。

このことによって、導管３の拡張部は環状に接続管片１
の円錐形端部４に圧着される。

締付ナツト２の円錐形部分９と円筒形部分８との間の縁
１４は丸味を帯びていると効果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を金属導管の接続に使用した
場合の分解縦断面図、第２図は本発明の１実施例を弾性
導管の接続に使用した場合の分解縦断面図及び第３図は
第２図の取付状態を示す縦断面図である。 １・・・・・・接続管片、２・・・・・・締付ナツト、
３・・・・・・導管、４・・・・・・円錐形端部、５・
・・・・・固定用の雄ねじ山、６・・・・・・接続用ね
じ山、７・・・・・・肩、８・・・・・・円筒形部分、
９・・・・・・円錐形部分、１０・・・・・・雌ねじ山
部分、１１・・・・・・リブ、１２・・・・・・拡張部
、１３・・・・・・移行範囲、１４・・・・・・縁、３
５・・・・・・接続管片、３６・・・・・・円錐形端部
、３７・・・・・・導管、３８・・・・・・締付ナツト
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 媒体を通す導管のための解離可能な接続部材であっ
   て、取付状態において、導管の拡張端部が、対向部材の
   外向きにテーパした円錐形端部に差しはめられており、
   対向部材が円錐形端部に続いて、半径方向に突出した同
   軸的な固定用部分を有しており、この固定用部分に、導
   管の拡張端部を取囲みかつこれを対向部材の円錐形端部
   に締付ける締付部材がねじはめられる形式のものにおい
   て、空気力的な装置において圧縮空気導管のために使用
   すべく、前記対向部材が別体の接続管片１によって形成
   されており、この接続管片１が、円錐角の小さな前記円
   錐形端部４に続いて、円筒形区分を備えており、円筒形
   区分が、前記固定用部分としての雄ねじ山５と、前記円
   錐形端部から遠い方の端部に備えた接続用ねじ山６又は
   類似の固定部材とを備えており、前記締付部材が締付ナ
   ツト２から成り、この締付ナツト２の内部には、接続管
   片１から遠い方の側に、導管の直径にほぼ相当する直径
   の円筒形部分８が設けられており、この円筒形部分８が
   円錐形部分９を介して、拡張された雌ねじ山部分１０へ
   連らなっており、この雌ねじ山部分１０によって締付ナ
   ツト２が接続管片１の雄ねじ山５にねじはめられるよう
   になっており、かつ、締付ナツト２の円錐形部分９０円
   錐角が接続管片１０円錐形端部４の円錐角に比して大き
   く、かつ、締付ナツト２の円筒形部分８と締付ナツト２
   の円錐形部分９との境目の縁１４が丸く面取りされてい
   ることを特徴とする解離可能な接続部材。