JPH0671743B2 - 格子状枠部材の成形方法 - Google Patents

格子状枠部材の成形方法

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JPH0671743B2
JPH0671743B2 JP22207885A JP22207885A JPH0671743B2 JP H0671743 B2 JPH0671743 B2 JP H0671743B2 JP 22207885 A JP22207885 A JP 22207885A JP 22207885 A JP22207885 A JP 22207885A JP H0671743 B2 JPH0671743 B2 JP H0671743B2
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信吉 八木
▲吉▼章 河村
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は外枠の内側に格子状の桟を有した格子状枠部材
の成形方法に係わり、特にいわゆるウエルドライン及び
成形後の反りの発生を防止できるように改良した格子状
枠部材の成形方法に関するものである。
[発明の技術的背景とその問題点] 例えば換気扇の室内側に装着される化粧グリルは第4図
に示すように外枠1の内側に斜交する格子状の桟2,3を
一体に有している。この化粧グリルはプラスチックによ
り一体成形されるが、成形時に樹脂を注入するためのゲ
ートを第4図にG1で示すように外枠1の2コーナー部
C1,C3に設けると、ゲートG1から注入された樹脂が矢印
Aで示すように次第に冷却されながら他のコーナー部
C2,C4に両側から到達する形態となるため、その両側か
ら流動して来る樹脂が境目を持って合流するようになっ
ていわゆるウエルドラインWが発生する。
これに対し、第5図に示すように外枠1の各コーナー部
C1〜C4にゲートG2を設けると、上述のようなウエルドラ
インの発生は防止できるが、各ゲートG2から注入された
樹脂が外枠1から格子状桟2,3の中央に向かって流動す
る傾向がより強くなるため、樹脂が冷却されつつ中央部
に向かって流動する過程で発生するガスが中央部に集中
するようになる。このため、各コーナー部C1〜C4にゲー
トG2を設けた場合には中央部に断面積の比較的大きなガ
ス抜き孔を設けねばならず、このガス抜き孔によってい
わゆる「バリ」が生じ、その除去に手間がかかるという
問題を生ずる。
又、第6図に示すように格子状桟2の中央部にゲートG3
を設けると、そのゲートG3から注入された樹脂は中央か
ら外側に向かって流動するようになるため、ガスも外側
に向かって押しやられるようになって成形型の合せ面か
ら逃げ出るようになるため、特にガス抜き孔を設けずと
もよく、バリの発生を防止できる。しかしながら、この
ように中央部にゲートG3を設けると、断面積の比較的小
さな桟2,3を通べて樹脂が外枠1側に流動することとな
るため、外枠1側の樹脂に十分なる注入圧力が加わら
ず、このため外枠1の樹脂の密度が不足気味となり且つ
その密度分布においても不均一となって成形後に外枠1
が反るという問題を生ずる。
[発明の目的] 本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、バリ、ウエルドライン及び反りの発生を防止できる
格子状枠部材の成形方法を提供するにある。
[発明の概要] 本発明は、外枠の外周部の対応両側部に第1のゲートを
設けると共に、外枠内側の格子状桟の中央部であって前
記第1のゲートを設けた外枠の対応両側部を結ぶ直線と
直交する直線上に位置する複数部位に第2のゲートを設
ける構成とすることにより、第1のゲートから樹脂を直
接外枠に注入し、外枠の樹脂密度を高くして反りを防止
すると共に、第2のゲートから注入される樹脂によりガ
スを中央部から外側に押しやって成形型の合せ面から逃
がすようにしてバリの発生を防止し、且つ外枠の対応両
側部の第1のゲートから注入される樹脂が合流する部分
に第2のゲートから注入される樹脂を流入させ、第1の
ゲートから注入された樹脂が合流するときに第2のゲー
トから注入された樹脂によって樹脂の流れを乱し、これ
により樹脂が境目を持って合流することがないようにし
てウエルドラインの発生を防止するようにしたものであ
る。
[発明の実施例] 以下本発明の一実施例を第1図乃至第3図に基づいて説
明する。
11は格子状枠部材たる換気扇のプラスチック製化粧グリ
ルであり、これは外枠12の内側に斜交する格子状の桟1
3,14を一体に有している。外枠12は内外両周部に内リブ
12a及び外リブ12bを有し、又、両桟13,14のうち多数形
成されている一方の桟13は断面略逆U字状をなし、他方
の3本の桟14は断面角形で桟13の頂部より奥まって形成
されている。
斯かる化粧グリル11は例えば上型15と下型16とから成る
成形型17によって一体成形したものである。そして、外
枠12の対応両側部例えば4コーナー部C1〜C4のうち対角
線上に位置する2コーナー部,即ち第1図において左上
部及び右下部の2コーナー部C1及びC3に外リブ12bの先
端部に位置して第1のゲート18を夫々2個ずつ設けると
共に、第2のゲート19を格子状桟の中央部であって第1
のゲート18を設けたコーナー部C1及びC3を結ぶ直線Bと
直交する直線D上に位置するように、具体的には3本の
桟14のうち真中の桟14aの中央部に複数個即ち少なくと
も2個所定距離離して設けている。
次に上記のようなゲート構成とした化粧グリル11におい
て、その成形時の作用を説明する。化粧グリル11の成形
時には、上型15及び下型16を合けた状態で溶融樹脂を第
1のゲート18及び第2のゲート19から注入する。第1の
ゲート18から注入された樹脂は、第1図に矢印Cで示す
ようにコーナー部C1及びC3からコーナー部C2及びC4に向
かって流動し、又、第2のゲート19から注入された樹脂
は第1図に矢印Eで示すように格子状桟の中央部から外
枠12側に向かって流動する。そして、注入された樹脂は
流動しつつ次第に温度低下してゆく過程でガスを発生す
るが、そのガスは中央部の第2のゲート19から注入され
る樹脂によって外枠12側に押しやられるようになる。こ
のため、第5図に示すようにゲートG2を外枠1の外周部
にだけ設けた場合とは異なり、中央部にガス抜き孔を形
成せずとも良いので、そのガス抜き孔によるバリ発生の
虞は本来的になくなる。そして、本実施例において、外
枠11側に押しやられたガスは上型15と下型16との合せ面
間の隙間から外方に逃げ出る。この場合、上型15と下型
16との間の隙間は極く僅かなものであるため、ここにバ
リが生ずる虞はほとんどない。ところで、第1のゲート
18から注入された樹脂はコーナー部C1及びC3からコーナ
ー部C2及びC4に向かって流動し、そしてコーナー部C2
びC4において合流するが、このコーナー部C2及C4には第
2のゲート19から注入された樹脂も桟14aを通って流入
してくる。このため、第1のゲート18から注入された樹
脂がコーナー部C2及びC4で合流する際、その合流部が第
2のゲート19から桟14aを通って流動して来る樹脂によ
って乱されるようになり、この樹脂の乱れによりコーナ
ー部C1及びC3からコーナー部C2及びC4に流入してくる樹
脂と桟14aからコーナー部C2及びC4に流入して来る樹脂
とが混然一体となり、従って、樹脂が境目を持って合流
することがなく、ウエルドラインの発生を防止できる。
しかも、外枠12のコーナー部C1及びC3に設けた第1のゲ
ート18により、外枠12に十分な量の樹脂を注入でき且つ
外枠12内の樹脂には第1のゲート18から直接的に成形機
による注入圧力が加わるようになるので、外枠12の樹脂
密度を高くすることができ、成形後に外枠12が反るとい
う虞がなくなる。
尚、上記実施例では化粧グリル11を角形としたが、これ
は円形であっても良い。又、本発明は換気扇の化粧グリ
ルばかりでなく、プラスチック製の格子状枠部材を成形
する場合に広く適用して実施できるものである。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の格子状枠部材の成形方法に
よれば、外枠の対応両側部に第1のゲートを設けると共
に、外枠内側の格子状桟の中央部であって前記第1のゲ
ートを設けた外枠の対応両側部を結ぶ直線と直交する直
線上に位置する複数部位に第2のゲートを設けたので、
第1のゲートにより外枠への樹脂注入量を十分に多く且
つその樹脂に成形機の注入圧力を直接的に加えて樹脂密
度を高めることができ、これにより成形後の外枠の反り
を防止できる。しかも、第2のゲートから注入される樹
脂によりガスを中央部から外側に押しやって成形型の合
せ面から逃がすようにすることができるので、ガス抜き
孔を特別に設けずとも済んでそのガス抜き孔によるバリ
の発生を本来的に防止でき、且つ外枠の対応両側部の第
1のゲートから注入される樹脂が合流する部分に第2の
ゲートから注入される樹脂を流入させてその合流部分の
樹脂を乱し、これにより樹脂が境目を持って合流するこ
とがないようにすることができて、ウエルドラインの発
生を防止できるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は化粧グリルの正面図、第2図及び第3図は夫々第
1図中II−II線及びIII−III線に沿う拡大断面図であ
り、第4図乃至第6図は従来の夫々異なるゲート構成例
を示す第1図相当図である。 図中、11は化粧グリル(プラスチック製格子状部材)、
12は外枠、13,14は桟、15は上型、16は下型、18は第1
のゲート、19は第2のゲートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外枠の内側に桟を格子状に有して成るプラ
    スチック製の格子状枠部材において、前記外枠の外周部
    の対応両側部に第1のゲートを設けると共に、前記格子
    状桟の中央部であって前記第1のゲートを設けた前記外
    枠の対応両側部を結ぶ直線と直交する直線上に位置する
    複数部位に第2のゲートを設け、これら第1及び第2の
    ゲートから樹脂を注入して形成するようにしたことを特
    徴とする格子状枠部材の成形方法。
JP22207885A 1985-10-04 1985-10-04 格子状枠部材の成形方法 Expired - Fee Related JPH0671743B2 (ja)

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JP6485635B2 (ja) * 2015-04-28 2019-03-20 株式会社富士通ゼネラル 吸込グリルおよびそれを用いた空気調和機

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