JPH0671648U - 方形屋根の小屋組構造 - Google Patents

方形屋根の小屋組構造

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JPH0671648U
JPH0671648U JP1919393U JP1919393U JPH0671648U JP H0671648 U JPH0671648 U JP H0671648U JP 1919393 U JP1919393 U JP 1919393U JP 1919393 U JP1919393 U JP 1919393U JP H0671648 U JPH0671648 U JP H0671648U
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理 廣田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 専門的な高い技量を持たない作業者でも簡単
に形成可能とする。 【構成】 例えば方形屋根の頂部の略直下となる位置に
室内パネル22が設置されていない場合において、斜め
梁24と斜め梁24の一端に略水平に固定された水平梁
25とからなり、かつその水平梁25の上部は、一対の
側面視略三角状の三角パネル、いわゆる屋切パネル27
の間に柱状の垂直部材28が一体的に設けられて側面視
略三角状に形成された曲げ梁、いわゆるベント梁23
を、室内パネル22の上部に水平梁25の先端を取り付
け、かつ偏倚されない側の壁パネル21bの上部に斜め
梁24の他端を取り付けることによって壁パネル21b
と室内パネル22との間に設ける。そして、壁パネル2
1の四隅から略等寸法隔てた位置に垂直部材28を配置
し、垂直部材28の頂部に壁パネル21の四隅から隅梁
29を架け渡す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は施工が容易な方形屋根の小屋組構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、軸組工法により方形屋根を形成する場合、まず平面視略方形状に配置さ れた壁パネル間に梁を設け、その梁の壁パネルの四隅から略等寸法隔てた位置、 すなわち方形屋根の頂部の略直下となる位置に束を立てることが行われる。次い で壁パネルの四隅から隅梁を架け渡して、隅梁間に母屋を取り付け、さらに母屋 上に棟に沿って垂木を配して垂木上に野地板を設ける。そして、野地板上に防水 材を貼って種々の屋根材を取り付けて方形屋根を形成していた。 ところが、このような軸組工法による屋根の形成は非常に施工が複雑で、専門 的な高い技量が必要であるという問題を有していた。
【0003】 そこで近年では、図4に示した如く平面視略方形状に配置された壁パネル11 のうち一方の対向する壁パネル11a間で、かつ他方の対向する壁パネル11b 間の略中間位置に室内パネル12を設置して、室内パネル12の略中心、つまり 方形屋根の頂部の略直下となる位置に束13を立て、壁パネル11の四隅から隅 梁14を架け渡して隅梁14上に屋根パネル15を取り付けるという方法が採用 されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記方法においては、例えば図5に示したように、設計上の都合 等何らかの理由で他方の対向する壁パネル11b間の略中間位置に室内パネル1 2が設置されず、その略中間位置より他方の対向する壁パネル11bのいずれか 一方に偏倚した状態で室内パネル12が設けられた場合、方形屋根の頂部の略直 下となる位置に束13が立てられなくなるために、上記した軸組工法で方形屋根 を形成しなければならなかった。
【0005】 つまり、壁パネル11間に複数の梁を架け渡して所定の位置に束13を立てる 必要があるため、施工が複雑となり、専門的な高い技量が必要となっていた。そ して、このことはコストの削減及び工期の短縮を図るうえで問題となっていた。 本考案は上記課題に鑑みてなされたものであり、専門的な高い技量を持たない 作業者でも簡単に形成可能な方形屋根の小屋組構造を提供することを目的として いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、平面視略方形状に配置された壁パネルの うち対向する壁パネル間で、かつその壁パネルと略平行状態に室内パネルが設置 されてなる建物の小屋組構造において、前記対向する壁パネルのうちの一方の壁 パネルと前記室内パネルとの間に曲げ梁が架け渡され、該曲げ梁を介して方形屋 根が形成されたものであって、前記曲げ梁は、斜め梁と該斜め梁の一端に略水平 に固定された水平梁とからなり、かつその水平梁の上部は、一対の側面視略三角 状の三角パネルと該一対の三角パネル間に配置された柱状の垂直部材とで側面視 略三角状に一体形成されたもので、前記室内パネルの上部に前記水平梁側を取り 付け、かつ前記一方の壁パネルの上部に前記斜め梁の他端を取り付けて、前記平 面視略方形状に配置された壁パネルの四隅から略等寸法隔てた位置に前記垂直部 材を配置すると共に、該垂直部材の頂部に前記壁パネルの四隅から隅梁を架け渡 したものである。
【0007】
【作用】
本考案によれば、室内パネルの上部に曲げ梁の水平梁側を取り付け、かつ他方 の対向する壁パネルのうちの一方の壁パネルの上部に曲げ梁の斜め梁の他端を取 り付けると、平面視略方形状に配置された壁パネルの四隅から略等寸法隔てた位 置に垂直部材が配置される。つまり、方形屋根の頂部の略直下となる位置に垂直 部材が配置される。 従って、方形屋根の頂部の略直下となる位置に前記室内パネルが設置されてい ない場合に、新たに壁パネル間に前記垂直部材を支持するための梁を設けなくて も、方形屋根の形成が可能となる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係る方形屋根の小屋組構造の実施例を図面に基づいて説明する 。 図1、図2はそれぞれ、本考案の方形屋根の小屋組構造の一例を示した概略断 面図、概略平面図である。 図例の如く、平面視略方形状に配置された壁パネル21のうち、一方の対向す る壁パネル21a間で、かつその壁パネル21a間に略平行に室内パネル22が 設置されており、この室内パネル22は、例えば他方の対向する壁パネル21b 間の略中間位置よりその他方の対向する壁パネル21bのいずれか一方に偏倚し た状態で設置されている。 そして、他方の対向する壁パネル21bのうち偏倚されない側の壁パネル21 bと室内パネル22との間には曲げ梁、いわゆるベント梁23が取り付けられて いる。
【0009】 ベント梁23は、図3にも示したように斜め梁24と斜め梁24の一端に略水 平に固定された水平梁25とからなり、斜め梁24と水平梁25との接続部分は 、その両側面にガセットパネル26が取り付けられて補強されている。また水平 梁25の上部は、一対の側面視略三角状の三角パネル、いわゆる屋切パネル27 と、その間に配置された角柱状の垂直部材28とで側面視略三角状に一体形成さ れている。
【0010】 そしてこのようなベント梁23は、室内パネル22の上部の略中心に水平梁2 5の先端が取り付られると共に、他方の対向する壁パネル21bのうち偏倚され ない側の壁パネル21bの上部の略中心に斜め梁24の他端が取り付けられ、こ れによって、平面視略方形状に配置された壁パネル21の四隅から略等寸法隔て た位置に水平梁25の頂部が配置される。つまり方形屋根の頂部の略直下となる 位置に垂直部材28が配置される。 さらに、垂直部材28の頂部に壁パネル21の四隅から隅梁29を架け渡し、 隅梁29上に屋根パネル(図示せず)を設けることで方形屋根が形成される。
【0011】 上記実施例によれば、壁パネル21と室内パネル22との間に、水平梁25の 上部が一対の屋切パネル27とその間の垂直部材28とで側面視略三角状に形成 されたベント梁23を取り付けて、方形屋根の頂部の略直下となる位置に図4に 示した従来の束13の代わりとなる垂直部材28を配置するので、方形屋根の頂 部の略直下となる位置に室内パネル22が設置されていない場合でも、従来のよ うに新たに複数の梁を壁パネル21間に架け渡す必要がなく、容易に方形屋根を 形成することができる。
【0012】 従って、専門的で高い技量を持たない作業者によっても簡単に施工できるため 、工期の短縮を図れることができ、しかもコストを低く抑えることができる。 なお本実施例では、垂直部材28は一対の屋切パネル27間に一体的に設けら れているので、ベント梁23の壁パネル21、室内パネル22への取り付けが確 実になされていれば、垂直部材28の頂部に壁パネル21の四隅から隅梁29を 架け渡してもその荷重は十分に支えられることとなる
【0013】 また、室内パネル22の位置が移動しても、ベント梁23の水平梁25の部分 を短くして一対の屋切パネル27を小さくするか、あるいは水平梁25の部分を 長くして一対の屋切パネル27を大きくすることで、どのようにも自在に対応す ることができる。
【0014】 さらに本実施例では、壁パネル21のうち、一方の対向する壁パネル21a間 で、かつ他方の対向する壁パネル21b間の略中間位置よりその他方の対向する 壁パネル21bのいずれか一方に偏倚した状態で室内パネル22が設置されてい る場合について述べたが、室内パネル22は対向する壁パネル21間に、その壁 パネル21と略平行に設けられていれば良く、例えば方形屋根の頂部の略直下と なる位置に室内パネル22が設置されている場合においても、水平梁23の垂直 部材28の略真下部分を室内パネル22の上部に取り付けることで、簡単に方形 屋根を形成することができるのは言うまでもない。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の方形屋根の小屋組構造によれば、壁パネルと室内 パネルとの間に、水平梁の上部が一対の屋切パネルとその間の垂直部材とで側面 視略三角状に形成された曲げ梁を取り付けて、方形屋根の頂部の略直下となる位 置に前記垂直部材を配置し、この垂直部材の頂部に前記壁パネルの四隅から隅梁 を架け渡すので、方形屋根の頂部の略直下となる位置に前記室内パネルが設置さ れていない場合でも容易に方形屋根を形成することができる。 従って、専門的で高い技量を持たない作業者によっても簡単に施工できるため 、工期の短縮を図れることができ、しかもコストを低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の方形屋根の小屋組構造の一例を示した
概略断面図である。
【図2】本考案の方形屋根の小屋組構造の一例を示した
概略平面図である。
【図3】ベント梁の一例を示した概略斜視図である。
【図4】従来の方形屋根の小屋組構造の一例を示した概
略平面図である。
【図5】室内パネルが方形屋根の頂部の略直下となる位
置に配置されていない場合の一例を示した概略平面図で
ある。
【符号の説明】
21、21a、21b 壁パネル 22 室内パネル 23 ベント梁(曲げ梁) 24 斜め梁 25 水平梁 27 屋切パネル(三角パネル) 28 垂直部材 29 隅梁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視略方形状に配置された壁パネルの
    うち対向する壁パネル間で、かつその壁パネルと略平行
    状態に室内パネルが設置されてなる建物の小屋組構造に
    おいて、 前記対向する壁パネルのうちの一方の壁パネルと前記室
    内パネルとの間に曲げ梁が架け渡され、該曲げ梁を介し
    て方形屋根が形成されたものであって、 前記曲げ梁は、斜め梁と該斜め梁の一端に略水平に固定
    された水平梁とからなり、かつその水平梁の上部は、一
    対の側面視略三角状の三角パネルと該一対の三角パネル
    間に配置された柱状の垂直部材とで側面視略三角状に一
    体形成されたもので、 前記室内パネルの上部に前記水平梁側を取り付け、かつ
    前記一方の壁パネルの上部に前記斜め梁の他端を取り付
    けて、前記平面視略方形状に配置された壁パネルの四隅
    から略等寸法隔てた位置に前記垂直部材を配置すると共
    に、該垂直部材の頂部に前記壁パネルの四隅から隅梁を
    架け渡したことを特徴とする方形屋根の小屋組構造。
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