JPH0671632B2 - 凹溝を有する形材の曲げ加工方法 - Google Patents

凹溝を有する形材の曲げ加工方法

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JPH0671632B2
JPH0671632B2 JP60042913A JP4291385A JPH0671632B2 JP H0671632 B2 JPH0671632 B2 JP H0671632B2 JP 60042913 A JP60042913 A JP 60042913A JP 4291385 A JP4291385 A JP 4291385A JP H0671632 B2 JPH0671632 B2 JP H0671632B2
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groove
bending
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shaped steel
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章男 吉田
憲治 川口
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコ形鋼のような凹溝を有する形材を円弧状に曲
げる曲げ加工方法に関するものである。
〔従来の技術〕
コ形鋼などのような凹溝をらせん形状の構造体として用
いる場合のように、これを円弧状に曲げる必要がある。
第2図は従来におけるこの種の形材の曲げ方法を説明す
るために示す曲げ装置とこれに装着された形材との側面
図およびそのAA断面図であつて、曲り加工機1は原動側
と駆動連結されて図に矢印で示す方向に回転する一対の
入口側ローラ2,出口側ローラ3と、その中間部上方に上
下動自在に支持された非駆動により回転する加圧ローラ
4とを備えており、形材としてのコ形鋼5は、回転駆動
される両ローラ2,3と下方へ押圧される加工ローラ4と
の間を通り両ローラ2,3の回転で図に矢印Bで示す方向
に送られることにより曲げられる。
ところがこのような曲げ方法においては、コ形鋼5の内
側が縮み、外側が伸びようとするので、その側壁5a,5b
はいずれもコ形鋼5の凹溝側へ倒れ込むように変形し、
良好な製品が得られない。そこで従来、複数枚の薄い帯
板6をコ形鋼5の凹溝内に充填し、これらをコ形鋼5の
曲率に影響を与えないよう互にすべらせながらコ形鋼5
とともに変形させることにより側壁5a,5bの倒れ込みを
規制する方法が採られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながらこのような従来の曲げ方法においては、薄
い帯板6を変形させないように注意しながらコ形鋼5等
の凹溝に充填しなければならず、また曲げ加工後は、側
壁5a,5bが凹溝側へ変形しようとする大きな内部応力が
作用している帯板6を抜き取らなければならないので、
きわめて大きな労力と時間を要するばかりでなく、帯板
6の抜き取り時にこれが引きちぎれて再使用が不可能に
なることがあつた。さらに、深い凹溝を有する形材ほど
帯板6の数が増えて形材との合計重量が重くなるので、
曲げ加工機への取付け,取外しのために複数の人手を要
し省力化の障害となつていた。
本発明は以上のような点に鑑みなされたもので、帯板を
損傷したり形材を変形させたりすることなく形材凹溝へ
の帯板の着脱を容易にすることを可能にした凹溝を有す
る形材の曲げ加工方法を提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
このような目的を達成するために本発明に係る凹溝を有
する形材の曲げ加工方法は、被加工形材の凹溝内にこれ
とほゞ同長の複数個の帯板を装入し、凹溝の一方の側壁
と他方の側壁とにそれぞれ帯板を添接させるとともに、
これら凹溝の両側溝に添接された帯板間の溝部に、凹溝
の長さ方向に間隔をあけて複数個のくさびを並列させて
打ち込むことにより、各帯板を凹溝の両側壁に圧接させ
たのち、この被加工形材を曲げ加工し、しかるのち各く
さびを抜き出し、凹溝の両側壁に添接させたそれぞれの
帯板を取り外すように構成している。
〔作用〕
本発明によれば、曲げ加工前において凹溝に帯板を装入
したのち、くさびを打ち込むことにより、帯板が凹溝の
それぞれの側壁に圧接されて多数の帯板を充填した場合
と同じ結果となり、また曲げ加工後は個々のくさびを抜
き出すことにより、帯板を自由に取り出すことができ
る。
この場合、くさびを、曲げ加工機における入口側ローラ
と出口側ローラとの間に少なくとも三個以上配置される
ような間隔で等間隔に打ち込むことにより、曲げ加工時
において、帯板が両側壁にそれぞれ圧接されて強固に保
持された状態での加圧ローラとの間での所要の曲げ加工
が可能となる。
〔実施例〕
第1図(a)は本発明に係る曲げ加工方法を説明するた
めに示す曲げ加工機とこれに装着された形材との概要側
面図、第1図(b)は第1図(a)のCC断面図であつ
て、本実施例では凹溝を有する形材としてコ形鋼を例示
した。図において曲げ加工機1は原動側と駆動連結され
て図に矢印で示す方向に回転する一対の入口側ローラ2,
出口側ローラ3と、その中間部上方に上下動自在に支持
された非駆動により回転する加圧ローラ4とを備えてい
る。
このような曲げ加工機1による形材の曲げ加工方法につ
いて説明する。凹溝を有する断面コ字状に形成された曲
げ加工前の直線状コ形鋼5を台上等に横置してその凹溝
内にコ形鋼5とほゞ同長の薄い帯板6を複数個装入す
る。そして、この帯板6をほゞ半数ずつに分けて凹溝の
各側壁5a,5bにそれぞれ添接させ、この分けた両側の帯
板6の間へ複数個のくさび7を打込む。この場合、くさ
び7は、入口側ローラ2と出口側ローラ3との間に少な
くとも3個以上配置されるような間隔で等間隔に打込む
ことが望ましい。くさび7の打込みによつて帯板6が両
側壁5a,5bに圧接されて凹溝内に強固に保持されるの
で、コ形鋼5を入口側ローラ2の側から3個のローラ2,
3,4の間へ送り込む。そして加圧ローラ4を図の下方へ
移動させて側壁5aに圧力を加えながら両ローラ2,3を原
動側から回転駆動すると、コ形鋼5は曲げられながら矢
印B方向へ送り出される。この曲げ加工に際しては、コ
形鋼5の内側が縮み、外側が伸びるので、側壁5a,5bが
内側へ倒れ込もうとするが、両側壁5a,5bは曲げ加工に
より相対的にすべる帯板6とくさび7とで外側へ加圧さ
れているので、倒れ込むことがなく、コ形鋼5は曲げ加
工後も正しいコ字形断面を保持する。この場合、第2図
に示す従来の場合と比較して帯板6の枚数が少なく、か
つ帯板6の代りに小幅のくさび7が用いられていること
により、曲げ加工時のすべり接触面積が大幅に減少する
ので、このすべり力と関係のある加圧ローラ4の押圧力
を小さくすることができる。また、本実施例のように、
両ローラ2,3間に少なくとも3個以上のくさび7が配置
されるようにくさび7間の間隔を決めれば、コ形鋼5の
断面積変形に関与する支点が増大したことになつて見掛
け上の剛性が向上したことに相当し、第2図に示すよう
に帯板6を密に充填した場合と同等の効果が得られる。
曲げ加工後は、曲げ加工機1からコ形鋼5を取り外し、
くさび7を例えばペンチで挾むなどして抜き取れば、帯
板6を損なうことなくきわめて容易に取り除くことがで
きる。
なお、本実施例では凹溝を有する形材としてコ形鋼を例
示したが、H形鋼やコ字状の軽量形材などにも同様に実
施することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る凹溝を有する形材の曲
げ加工方法によれば、被加工形材の凹溝内にこれとほゞ
同長の複数個の帯板を装入し、凹溝の一方の側壁と他方
の側壁とにそれぞれ帯板を添接させるとともに、これら
凹溝の両側溝に添接された帯板間の溝部に、凹溝の長さ
方向に間隔をあけて複数個のくさびを並列させて打ち込
むことにより、各帯板を凹溝の両側壁に圧接させたの
ち、この被加工形材を曲げ加工し、しかるのち各くさび
を抜き出し、凹溝の両側壁に添接させたそれぞれの帯板
を取り外すように構成したので、凹溝の側壁が倒れ込む
ことがなく、断面形状が変形しない優れた曲げ加工形材
が得られる。
また、本発明によれば、くさびの打ち込み、抜き取りに
より帯板を形材の凹溝に対しきわめて容易に着脱するこ
とができるので、作業時間の短縮と労力の軽減が計れ
る。さらに、多数の帯板を充填していた従来のものと比
較して帯板の枚数が減少し、形材全体の重量が大幅に軽
減されるので、曲げ加工のための運搬が容易になって労
力が軽減され、ことに大形形材の場合には運搬人数が減
り、省力化が計れる。
また、本発明によれば、小幅なくさびの打ち込みやペン
チ等による簡単な抜き出しによって、帯板の着脱がきわ
めて容易にしかも自由に行なえ、従来のように帯板が引
きちぎられることもなく、その再使用率が向上して資材
の節減を図ることができる。
特に、本発明によれば、小幅のくさびを複数個用いてそ
れぞれの帯板を、凹溝の両側壁に添接させているため、
曲げ加工時のすべり接触面積は大幅に減少し、このすべ
り力に関係のある加圧ローラの押圧力を小さくすること
ができる。
さらに、本発明によれば、帯板間の溝内に間隔をあけて
くさびを打ち込んでいることから、曲げ加工機において
入口側ローラと出口側ローラとの間に少なくとも3個以
上配置したりすることにより、形材の断面積変形に関与
する支点が増大したことになって見掛け上の剛性を向上
させることができ、所要の曲げ変形が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明に係る凹溝を有する形材の曲げ加
工方法を説明するために示す曲げ加工機とこれに装着さ
れた形材との概要側面図、第1図(b)は第1図(a)
のCC断面図、第2図(a)は従来における凹溝を有する
形材の曲げ加工方法を説明するために示す曲げ加工機と
これに装着された形材との概要側面図、第2図(b)は
第2図(a)のAA断面図である。 1……曲げ加工機、2……入口側ローラ、3……出口側
ローラ、4……加圧ローラ、5……コ形鋼、5a,5b……
側壁、6……帯板、7……くさび。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工形材の凹溝内にこれとほゞ同長の複
    数個の帯板を装入し、前記凹溝の一方の側壁と他方の側
    壁とにそれぞれ帯板を添接させるとともに、これら凹溝
    の両側壁に添接された帯板間の溝部に、凹溝の長さ方向
    に間隔をあけて複数個のくさびを並列させて打ち込むこ
    とにより、各帯板を凹溝の両側壁に圧接させたのち、こ
    の被加工形材を曲げ加工し、しかるのち各くさびを抜き
    出し、凹溝の両側壁に添接させたそれぞれの帯板を取り
    外すことを特徴とする凹溝を有する形材の曲げ加工方
    法。
JP60042913A 1985-03-05 1985-03-05 凹溝を有する形材の曲げ加工方法 Expired - Lifetime JPH0671632B2 (ja)

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CN109530506A (zh) * 2017-09-21 2019-03-29 比亚迪股份有限公司 填充块及中空型材的弯曲成形方法

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JPS57156841A (en) * 1981-03-24 1982-09-28 Ito Kogyo Kk Bending method for grooved strip material
JPS5840970U (ja) * 1981-09-10 1983-03-17 株式会社東芝 デ−タ伝送装置

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