JPH0671586A - Acサーボモータの過熱防止装置 - Google Patents

Acサーボモータの過熱防止装置

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JPH0671586A
JPH0671586A JP22548192A JP22548192A JPH0671586A JP H0671586 A JPH0671586 A JP H0671586A JP 22548192 A JP22548192 A JP 22548192A JP 22548192 A JP22548192 A JP 22548192A JP H0671586 A JPH0671586 A JP H0671586A
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JP
Japan
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servomotor
motor
resolver
stator
bimetal switch
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP22548192A
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English (en)
Inventor
Atsushi Tokioka
淳 時岡
Ken Onishi
献 大西
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ACサーボモータが過熱したら自動的にモー
タ駆動を停止させる。 【構成】 ACサーボモータ15のロータ15bの回転
位置は、レゾルバ16により検出され、ロータ位置に応
じてサーボドライバ20からステータ15cに送るモー
タ供給電流を制御することにより、サーボ制御を行う。
ステータ15cに備えたバイメタルスイッチ21は、モ
ータが過熱すると開状態となる。よって過熱時にはバイ
メタルスイッチ21の開放によりレゾルバ16の励磁信
号が零となり、これによりサーボドライバ20からステ
ータ15cに送るモータ供給電流が零となり、ACサー
ボモータ15の駆動が停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はACサーボモータの過熱
防止装置に関し、モータが過熱したときに簡単に且つ自
動的にモータ回転を停止するよう工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】多軸のマニプレータ(ロボット腕)で
は、各関節部に駆動モータが内蔵されている。このロボ
ット腕は位置制御等がされるため、駆動モータとしてサ
ーボモータが用いられる。サーボモータとしてはDCサ
ーボモータとACサーボがある。このうちACサーボモ
ータは、ロータ回転位置をレゾルバ等のセンサで検出
し、サーボドライバからステータ巻線に供給する電流
を、ロータ回転位置に応じて制御すること(これを「コ
ミュテーション」と呼ぶ)により、サーボ制御をするこ
とができる。
【0003】上述したACサーボモータでは、異常等に
より過熱することがある。過熱状態が続くと危険である
ため従来では次のような対策を施している。 (i)ACサーボモータに供給する電流値を電流検出器
で検出しておき、検出値があらかじめ設定した異常値よ
りも大きくなったら、モータ過熱が生じたとみなして、
モータ供給電流を遮断する。 (ii)ACサーボモータに温度センサを備えておき、
温度センサが過熱を検出したら、モータ供給電流を遮断
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した従来
の過熱防止手段では次のような問題があった。
【0005】上記(i)の従来技術では、過熱を直接的
に検出しているわけではないので、過熱を正確に検出す
ることができず、過熱しているにもかかわらず電流値が
さほど上昇しないこともあり、この場合には過熱防止が
できない。
【0006】上記(ii)の従来技術では、温度センサ
から過熱を判定する装置まで電線を配置しなければなら
ないため、配線が多くなり煩雑である。
【0007】本発明は、上記従来技術に鑑み、ACサー
ボモータが過熱したことを正確に検出してモータ回転を
停止させることのできる構成の簡単な過熱防止装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、ACサーボモータと、励磁相コイル及び出
力相コイルを有しており、上記ACサーボモータに連結
されてこのACサーボモータのロータの回転位置を検出
するためのレゾルバと、上記励磁相コイルに励磁電流を
供給すると共に上記出力相コイルからの信号を受けて上
記ロータの回転位置を求め、回転位置に応じて上記サー
ボモータに送る電流を制御するサーボドライバと、上記
ACサーボモータのステータに備えられており、設定温
度以上になると開放し設定温度より低くなると閉じるバ
イメタルスイッチとを備え、上記サーボドライバ,レゾ
ルバの一相分のコイル及びバイメタルスイッチで閉回路
を形成するよう結線したことを特徴とする。
【0009】
【作用】過熱するとバイメタルスイッチが開放しレゾル
バの一相分の信号が切れる。これによりサーボドライバ
からACサーボモータに送るモータ電流が零となり、モ
ータ駆動が停止する。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0011】まずはじめに本発明の適用対象の一つであ
る7軸マニプレータを、図2を参照しつつ説明する。図
2に示すように取付ベース2はその底面に形成された取
付面1が作業床面や作業壁面等に固定されて設置され
る。この取付ベース2には、前記取付面1に対して垂直
な第1軸周りに旋回し得る旋回台3が連結されており、
この旋回台3には前記第1軸に対して直交する第2軸周
りに回動する腕スリーブ4の基端部が連結されている。
この腕スリーブ4の先端部には、前記第2軸に対して直
交する第3軸周りに回転する中間腕5の基端部が連結さ
れており、この中間腕5の先端部には前記第3軸に対し
て直交する第4軸周りに回動する接続スリーブ6の基端
部が連結されている。更に、接続スリーブ6の先端部に
は、前記第4軸に対して直交する第5軸周りに回転する
延長スリーブ7の基端部が連結されており、この延長ス
リーブ7の先端部には前記第5軸に対して直交する第6
軸周りに回動する手首部8が連結されている。そして、
この手首部8には前記第6軸に対して直交する第7軸周
りに回転し且つ各種作業機器が組み付けられる面板9が
取り付けられている。
【0012】第1軸〜第7軸にはそれぞれサーボモータ
等が備えられ、これらサーボモータ等の作動を制御する
ことにより、取付ベース2に対する面板9の位置及び姿
勢を作業形態に応じて任意に変更できるようになってい
る。
【0013】ここでマニプレータの軸部の一般的なメカ
構成を図1を基に説明する。同図に示すように、ロボッ
ト腕のスリーブ体11とスリーブ体12とは、関節ベア
リング13により回転自在に接続されている。スリーブ
体11内にはギヤ部14,ACサーボモータ15及びレ
ゾルバ16が直列に配置されている。つまりギヤケーシ
ング14aはスリーブ体11に固定され、モータフレー
ム15aはギヤケーシング14aに同軸状態で固定さ
れ、レゾルバケーシング16aはモータフレーム15a
に同軸状態で固定されると共に、ギヤ出力軸14bがス
リーブ体12に接続され、ロータ15bがギヤ入力軸1
4cに接続され、レゾルバのロータがモータロータ15
bに接続されている。ACサーボモータ15は、ステー
タ15cに電流を供給することによりロータ15bが回
転する。またレゾルバ16は1相励磁2相出力タイプの
ものを採用している。更にギヤ部14の入力軸14cと
出力軸14bとの間には減速ギヤ(図示省略)が備えら
れている。
【0014】図1に示すマニプレータの軸部では、AC
サーボモータ15のロータ15bが回転すると、この回
転力はギヤ部14のギヤ入力軸14c,ギヤ,ギヤ出力
軸14bを介してスリーブ体12に伝わり、スリーブ体
12がスリーブ体11に対して相対回転する。またロー
タ15bの回転角はレゾルバ16により検出される。
【0015】次に図1を基に、マニプレータの軸部の電
気的構成及び発明のポイントを説明する。図1に示すよ
うにサーボドライバ20は3本の電線L1(図では単線
結線で示している)を通してステータ15cの巻線にモ
ータ電流を供給する。またレゾルバ16の2つの出力相
の出力信号は電線L2,L3(図では単線結線で示して
いる)を介してサーボドライバ20に送られる。
【0016】更に本実施例では、ステータ15c内にバ
イメタルスイッチ21を備えている。そしてサーボドラ
イバ20,レゾルバ16の励磁相コイル,バイメタルス
イッチ21により閉回路を形成するよう電線L4により
結線を行なっている。バイメタルスイッチ21は、ステ
ータ15cの温度が設定温度よりも高くなって過熱状態
となったときに開状態となり、ステータ15cの温度が
設定温度よりも低いときには閉状態となっている。この
ようにバイメタルスイッチ21を備えて、上述した閉回
路を形成したことが本発明のポイントである。
【0017】図1に示すサーボドライバ20は、電線L
4を通してレゾルバ16の励磁相コイルに励磁電流を送
るとともに、電線L2,L3を通してレゾルバ16の出
力相コイルから回転位置信号を受けることによりロータ
15bの回転位置を判別し、最適なサーボ制御ができる
ように電線L1を通してステータ15cにモータ電流を
供給する。この動作はバイメタルスイッチ21が閉状態
のとき、即ち過熱のない正常状態のときに行なわれる。
【0018】ところでサーボ制御の実行中等においてス
テータ15cが過熱すると、バイメタルスイッチ21が
開く。しかもサーボドライバ20は、それ自身の特性と
して、レゾルバ励磁相の電流が零になり位置検出が不能
になると、コミュテーション不能となり、出力していた
モータ供給電流を零にしてしまうようになっている。こ
のため、過熱状態になるとサーボドライバ20からステ
ータ15cに送るモータ供給電流が零になり、ACサー
ボモータ15の駆動が停止され、過熱状態から解除され
る。この場合バイメタルスイッチ21は、レゾルバ16
に入る励磁信号(微弱電流)を切るだけであるため、ス
イッチ容量は小さくてよい。
【0019】上記実施例ではバイメタルスイッチにより
励磁相の電流を切るように結線をしているが、出力相の
電流が零になるとモータ供給電流を零とする特性を有す
るサーボドライバ20を用いた場合には、バイメタルス
イッチによりレゾルバの出力相を切るように結線をして
もよい。もちろん本発明は、マニプレータに用いるAC
サーボモータのみならず、他の分野に用いられているA
Cサーボモータの過熱を防止するのにも適用することが
できる。
【0020】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに本発明によれば、ACサーボモータのステータにバ
イメタルスイッチを備え、モータが過熱するとバイメタ
ルスイッチが開放してレゾルバの一相分の信号を切るよ
うにしたので、過熱時にはサーボドライバからACサー
ボモータに送る電流が零となり、モータ駆動が自動的に
停止する。したがって、過熱によるモータ損傷を防止で
きる。しかもバイメタルスイッチは、微弱電流であるレ
ゾルバの信号を切る能力があれば充分であるため、その
スイッチ容量は小さくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す構成図。
【図2】マニプレータを示し斜視図。
【符号の説明】
11,12 スリーブ体 13 関節ベアリング 14 ギヤ部 15 ACサーボモータ 16 レゾルバ 20 サーボドライバ 21 バイメタルスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ACサーボモータと、 励磁相コイル及び出力相コイルを有しており、上記AC
    サーボモータに連結されてこのACサーボモータのロー
    タの回転位置を検出するためのレゾルバと、 上記励磁相コイルに励磁電流を供給すると共に上記出力
    相コイルからの信号を受けて上記ロータの回転位置を求
    め、回転位置に応じて上記サーボモータに送る電流を制
    御するサーボドライバと、 上記ACサーボモータのステータに備えられており、設
    定温度以上になると開放し設定温度より低くなると閉じ
    るバイメタルスイッチとを備え、 上記サーボドライバ,レゾルバの一相分のコイル及びバ
    イメタルスイッチで閉回路を形成するよう結線したこと
    を特徴とするACサーボモータの過熱防止装置。
JP22548192A 1992-08-25 1992-08-25 Acサーボモータの過熱防止装置 Withdrawn JPH0671586A (ja)

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JP22548192A JPH0671586A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 Acサーボモータの過熱防止装置

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JP22548192A JPH0671586A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 Acサーボモータの過熱防止装置

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JPH0671586A true JPH0671586A (ja) 1994-03-15

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ID=16830004

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JP22548192A Withdrawn JPH0671586A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 Acサーボモータの過熱防止装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7327115B2 (en) 2005-03-07 2008-02-05 Seiko Epson Corporation Stepping motor control apparatus, stepping motor control method, and stepping motor control program product
JP5004020B2 (ja) * 2005-09-27 2012-08-22 株式会社安川電機 多関節マニピュレータおよびロボットシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7327115B2 (en) 2005-03-07 2008-02-05 Seiko Epson Corporation Stepping motor control apparatus, stepping motor control method, and stepping motor control program product
US7583045B2 (en) 2005-03-07 2009-09-01 Seiko Epson Corporation Stepping motor control apparatus, stepping motor control method and stepping motor control program product
JP5004020B2 (ja) * 2005-09-27 2012-08-22 株式会社安川電機 多関節マニピュレータおよびロボットシステム

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Effective date: 19991102