JP3475367B2 - 直流ブラシレスモータの駆動装置 - Google Patents

直流ブラシレスモータの駆動装置

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JP3475367B2
JP3475367B2 JP09731594A JP9731594A JP3475367B2 JP 3475367 B2 JP3475367 B2 JP 3475367B2 JP 09731594 A JP09731594 A JP 09731594A JP 9731594 A JP9731594 A JP 9731594A JP 3475367 B2 JP3475367 B2 JP 3475367B2
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Inventor
紳一郎 片桐
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日本電産シバウラ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流ブラシレスモータ
の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】三相直流ブラシレスモータ(以下、モー
タ)の従来の駆動回路は、以下の構成を有している。モ
ータには、ホールICなどの速度検出素子が、各相毎に
設けられ、各速度検出素子から速度信号が得られる。こ
の速度信号と、外部から入力される速度指令信号とによ
って、PWM(パルス幅変調)信号が生成される。一
方、モータの各相毎のコイルに三相インバータ回路から
供給される駆動信号と、モータ印加電圧の約1/2に相
当する仮想中性点電圧とから、モータの回転位置に対応
する位置信号が生成される。この位置信号と前記PWM
信号とが、前記三相インバータ回路の各トランジスタを
駆動する位相角を定める位相角信号が、前記三相インバ
ータ回路に出力され、三相インバータ回路からは、位相
角信号に基づいて、モータを所定の回転速度で回転させ
る前記駆動信号が、モータの各相毎のコイルに供給され
る。ここで、前記仮想中性点電圧の値は、モータが最高
速度で回転する場合に相当する電圧である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】モータは、一般に常に
最高速度で回転されることはなく、モータが使用される
各種条件などで定まる、最高回転速度以下の所定回転数
で回転される。これに対して、従来技術のモータの駆動
装置は、前記仮想中性点電圧が前述のように、モータの
最高回転数に対応したで電圧に固定されているため、必
要とされるモータの回転数が、対応する該モータの最高
回転数よりも低いほど、モータの電力ロスになる。ま
た、多種のモータ特性に対応して前記仮想中性点電圧を
定めることが出来ず、前記電力ロス或いはトルク不足を
もたらすという不具合を生じる。
【0004】本発明は、上述の技術的課題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、モータに於ける
必要とされる回転数、および用いられるモータの特性に
適合した駆動を行うことができ、駆動効率を格段に向上
することができる直流ブラシレスモータの駆動装置を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の直流ブラシレス
モータの駆動装置は、三相直流ブラシレスモータに三相
の駆動信号を供給するインバータ部と、該モータの回転
速度を検出して、その回転速度に対応した検出信号を出
力する速度検出部と、モータの回転速度を指示する速
度指示信号が入力され、該速度指示信号と該検出信号と
からパルス幅変調された制御信号を出力する変調部と、
該検出信号が入力され、該検出信号から前記回転速度に
比例した電圧値となるモータの仮想中性点信号を作成す
る仮想中性点作成部と、該仮想中性点信号が入力され、
該仮想中性点信号と該駆動信号とから、モータの回転位
置に対応する位置検出信号を出力する位置検出部と、該
制御信号と該位置検出信号とから、各相毎の位相角制御
信号を作成して前記インバータ部へ出力する位相角制御
部とを備えており、そのことによって、上記目的を達成
することができる。
【0006】本発明において、前記位置検出部は、前記
仮想中性点信号と前記各相毎の駆動信号とを比較する比
較手段を備える場合がある。
【0007】
【作 用】本発明に従えば、三相ブラシレスモータの回
転速度は、速度検出部によって検出されて検出信号が出
力される。インバータ部は、該モータに三相の駆動信号
を供給する。変調部には、モータの回転速度に対応する
速度制御信号が入力され、該速度制御信号と該検出信号
とからパルス幅変調された制御信号が出力される。仮想
中性点作成部において、該検出信号が入力され、該検出
信号に対応するモータの仮想中性点信号が作成される。
位置検出部では、該仮想中性点信号が入力され、該仮想
中性点信号と該駆動信号とから、モータの回転位置に対
応する位置検出信号が出力される。位相角制御部には、
該制御信号と該位置検出信号とが入力され、各相毎の位
相角制御信号が作成され、該インバータ部に入力され
る。
【0008】これにより、モータの回転速度に対応した
仮想中性点を用いて、モータが回転駆動される。従っ
て、モータを回転駆動するに際して、駆動効率を格段に
向上することができる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例のモータ1の駆
動回路2の電気的構成を説明するブロック図である。
【0011】本実施例のモータ1は、三相直流ブラシレ
スモータである。 モータ1には、例としてホール素子などのモータの回転
速度に対応した速度信号を出力する回転速度検出素子3
が設けられる。
【0012】本実施例の駆動回路2は、モータ1に三相
の駆動信号を供給する3段のインバータトランジスタを
含むインバータ回路4と、前記回転速度検出素子3から
のモータ1の回転速度に対応した周波数の速度信号を検
出して、速度信号の周波数に対応した電圧を有する検出
信号を出力する速度検出回路5と、モータ1の回転速度
を外部から指示する速度指示信号が入力され、この速度
指示信号と前記速度検出回路5からの検出信号とからパ
ルス幅変調された制御信号を出力するPWM変調回路6
と、前記速度検出回路5からの検出信号が入力され、前
記検出信号に対応するモータ1の仮想中性点信号を作成
する仮想中性点作成回路7と、前記仮想中性点信号が入
力され、仮想中性点信号と前記インバータ回路4からの
駆動信号とから、モータ1の回転位置に対応する位置検
出信号を出力する位置検出回路8と、前記PWM変調回
路6からの制御信号と前記位置検出信号とから、各相毎
の位相角制御信号を作成する位相角制御部回路9とを備
える。
【0013】図2は、前記仮想中性点作成回路7の内部
構成の一例を示すブロック図である。本実施例に於い
て、前記速度検出回路5は、前述したように、モータ1
の回転速度に対応した周波数を有する検出信号を、この
周波数に対応した電圧に変換する周波数/電圧変換回路
によって実現され、前記仮想中性点作成回路7は、3つ
の比較器10、11、12を備える。各比較器10〜1
2には、インバータ回路4からモータ1に供給される各
相毎の駆動信号がそれぞれ非反転入力端子に入力される
と共に、前記速度検出回路5からの検出信号がそれぞれ
反転端子に入力される。
【0014】図3は、本実施例の動作を説明する波形図
である。図3(1)は一つの相の駆動信号aを示し、図
3(2)は、速度検出回路5からの検出信号bを示し、
図3(3)は、比較器10の出力信号である仮想中性点
信号cを示す。以下、図1〜図3を参照して、駆動回路
2の動作について説明する。モータ1の回転速度は、前
記速度検出回路5によって検出され、モータ1の回転速
度に対応した電圧値を有する検出信号bが出力される。
前記PWM変調回路6には、モータの回転速度に対応す
る速度指示信号が外部から入力され、速度指示信号と前
記検出信号bとからパルス幅変調された制御信号が出力
される。
【0015】一方、仮想中性点作成回路7の各比較器1
0〜12には、図3(1)に示される前記検出信号bが
それぞれ入力される。各比較器10〜12には、モータ
1への各相毎の図3(a)に示される駆動信号aがそれ
ぞれ入力され、検出信号bを基準にして、駆動信号aと
検出信号bとを比較し、図3(3)に示される比較結果
を出力する。この比較結果が仮想中性点信号になる。こ
の仮想中性点信号は、モータ1の回転速度およびモータ
の特性に対応した信号となっている。この対応関係は、
一例として、モータ1の回転速度が最高回転速度の10
0%ならば、駆動信号の最大電圧の1/2の電圧に選ば
れ、モータ1の回転速度が最高回転速度の20%なら
ば,駆動信号の最大電圧の(1/2)・(1/5)の電
圧に選ばれる。
【0016】位置検出回路8では、前記仮想中性点信号
cが入力され、仮想中性点信号cと前記インバータ回路
4からの駆動信号とから、モータ1の回転位置に対応す
る位置検出信号が出力される。位相角制御回路9には、
前記制御信号と前記位置検出信号とが入力され、各相毎
の位相角制御信号が作成され、前記インバータ回路4に
入力される。インバータ回路4は位相角制御信号に基づ
いて、モータ1に三相の駆動信号を供給する。
【0017】これにより、モータ1の回転速度に対応し
た仮想中性点信号を用いて、モータ1が回転駆動され
る。従って、モータ1を回転駆動するに際して、駆動効
率を格段に向上することができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明に従えば、仮想中性
点作成部において、モータの回転速度に対応した仮想中
性点を用いて、モータを回転駆動するようにできるの
で、モータを回転駆動するに際して、駆動効率を格段に
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のモータ1の駆動回路2の電
気的構成を説明するブロック図である。
【図2】仮想中性点作成回路7の内部構成の一例を示す
ブロック図である。
【図3】本実施例の動作を説明する波形図である。
【符号の説明】
2 駆動回路 1 モータ 4 インバータ回路 3 回転速度検出素子 5 速度検出回路 6 PWM変調回路 7 仮想中性点作成回路 8 位置検出回路 9 位相角制御部回路 10、11、12 比較器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三相直流ブラシレスモータに三相の駆動信
    号を供給するインバータ部と、 該モータの回転速度を検出して、その回転速度に対応し
    検出信号を出力する速度検出部と、 モータの回転速度を指示する速度指示信号が入力さ
    れ、該速度指示信号と該検出信号とからパルス幅変調さ
    れた制御信号を出力する変調部と、 該検出信号が入力され、該検出信号から前記回転速度に
    比例した電圧値となるモータの仮想中性点信号を作成す
    る仮想中性点作成部と、 該仮想中性点信号が入力され、該仮想中性点信号と該駆
    動信号とから、モータの回転位置に対応する位置検出信
    号を出力する位置検出部と、 該制御信号と該位置検出信号とから、各相毎の位相角制
    御信号を作成して前記インバータ部へ出力する位相角制
    御部とを備える直流ブラシレスモータの駆動装置。
  2. 【請求項2】前記位置検出部は、前記仮想中性点信号と
    前記各相毎の駆動信号とを比較する比較手段を備える請
    求項1に記載の直流ブラシレスモータの駆動装置。
JP09731594A 1994-05-11 1994-05-11 直流ブラシレスモータの駆動装置 Expired - Lifetime JP3475367B2 (ja)

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