JPH05282046A - Acサーボモータ制御方法 - Google Patents

Acサーボモータ制御方法

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JPH05282046A
JPH05282046A JP4082462A JP8246292A JPH05282046A JP H05282046 A JPH05282046 A JP H05282046A JP 4082462 A JP4082462 A JP 4082462A JP 8246292 A JP8246292 A JP 8246292A JP H05282046 A JPH05282046 A JP H05282046A
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JP
Japan
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counter
circuit
output
signal
detected
Prior art date
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Pending
Application number
JP4082462A
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English (en)
Inventor
Akira Shimada
明 島田
Hiroshi Watanabe
博志 渡辺
Nobuki Hayashi
乃武樹 林
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ACサーボモータの駆動制御における異常検
出機能を実現する。 【構成】 ACサーボモータの制御方法において、絶対
位置データにより初期化されて、以後は位置検出信号を
入力する磁極位置検出用カウンタ5と、カウンタ5の出
力を入力とする電気角0度近傍判定回路8と、前記回路
8の出力と原点位置信号とを入力とするAND回路9か
ら構成され、制御異常検出方法である。カウンタにより
検出される磁極位置データの原点位置と原点位置検出信
号により検出する原点位置を比較し、制御機能の異常を
検出する。 【効果】 エンコーダ信号線の断線、ノイズやCPU誤
動作、エンコーダ装置故障、シリアル入力回路の誤動作
等によるカウンタの初期化の失敗、ノイズの影響による
カウンタの誤カウントに対する異常検出が可能であり、
駆動系の正常運転に対する信頼性を確保していく上で有
効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単軸または複数軸の駆
動機構に対し、位置検出器を有するACサーボモータを
配することを特徴とする産業用ロボット、工作機械、プ
ロッター等の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2にACサーボモータ1とエンコーダ
12の概念図を示す。 (1)電流制御方法 回転子に永久磁石を用いたACサーボモータを制御する
方法として、駆動電流の合成ペクトルが回転子の磁束に
直交するように、相電流を制御する方法が知られてい
る。
【0003】図3にACサーボモータ1の一般的な制御
回路を示す。ACサーボモータ制御回路は、電流センサ
8または同等の検出手段を利用して電流検出を行い、電
流フィードバック制御回路4とPWMインバータ3を用
いることにより電流制御ループを構成し、磁極位置デー
タを保持するカウンタ5の出力に応じて作成する制御部
6が上記電流制御回路への入力となる電流指令を発す
る。
【0004】制御部6で出力する上記電流指令信号は、
磁極位置に応じて位相が定まる正弦波パターンとして2
相分の信号から構成される。この際、制御回路内では、
モータ1の回転に応じて発生するパルスをカウンタ回路
5が読み、デコード信号を制御部6に出力する。この出
力信号は制御部6内の電流指令発生用メモリのアドレス
信号として用いられ、メモリは同じく制御部6内の乗算
型D/Aコンバータに対して正弦波状の電圧を出力させ
るためのデータを出力することで実現される。
【0005】(2)磁極検出方法 図4に代表的なエンコーダの信号波形の概念図を示す。 シリアル絶対値エンコーダによる方法 上記エンコーダには、電源投入時のみシリアル信号によ
る絶対値を出力し、それより後は2相のインクリメンタ
ルパルスエンコーダとして動作する型のエンコーダAと
一定時間毎にシリアル信号を送信する型のエンコーダB
とがある。
【0006】前者Aは図4では(1)のようにA相に出
力される例があり、後者Bは同図(2)、(3)、
(4)のように別の信号線が使用される場合が多い。前
者Aに対しては、シリアル信号受信回路により、初期絶
対値を入力した後に磁極検出用カウンタ回路を初期化
し、以後は同カウンタが、2相インクリメンタルパルス
をカウントすることにより、モータの回転角度を認識す
る方法1が採られる。
【0007】前者Aの中にはシリアル信号に回転量のみ
のデータを含み、モータ1回転以内の角度量をインクリ
メンタルデータとして送信する型のエンコーダCも考え
られるが、その場合にも、前者Aと同様にシリアル信号
出力後に2相インクリメンタルパルスを受信する動作に
切り替える方法2で対応できる。また、上記において、
磁極位置を認識することのみを目的としたカウンタ回路
は回転量を無視して、1回転以内での角度データのみ保
持するものである。
【0008】後者Bは随時シリアル信号を送信するの
で、CPUにより、随時データをサンプルし、磁極位置
を検出する方法3と、初期値のみを検出し、以後は前者
A、Cと同様に、2相インクリメンタルパルスを計測す
る方法4とが適用できる。 インクリメンタルエンコーダによる方法 U、V、W相からなる磁極検出信号と2相インクリメン
タルパルス信号と原点位置検出信号とを有する型のエン
コーダDである。
【0009】これに対して、U、V、W相信号のみを利
用して電流制御パターンを矩形波状に発生する方法5
と、原点位置信号を検出するまでは方法5を用い、原点
位置信号検出後は絶対位置用カウンタをクリアし、2相
インクリメンタルパルスの計測に切り替える方法6とが
ある。方法6は前者の方法5がトルクリップルを生じ易
いためにしばしば利用される。 ホールセンサによる方法 ホールセンサにより、回転子の磁束に比例したアナログ
信号を検出し、それを磁極データとして使用する方法7
があるが、ホールセンサによる検出は一般にエンコーダ
を持たない小型モータに対して採用されている場合が多
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ロボットや工作機械等
の駆動装置と制御回路との距離は一般に長く、また電線
自身が摺動する機構を有する場合も少なくない。そのた
め電線にノイズが乗る危険や断線が生じる危険があり、
位置検出信号がエンコーダから制御回路に正しく伝達さ
れずに、制御回路が正しく初期化されない場合や動作途
中の誤動作が発生する場合が生じることがある。その結
果、正確な磁極位置の検出が阻害される事態が発生す
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、位置検出器を有するACサーボモータの制御
方法において、位置検出器の原点位置信号が磁極位置を
認識するためのカウントデータの原点付近でのみ出力さ
れれば、制御機能が正常に動作していると判定し、原点
付近以外のデータ出力時に原点位置信号が出力されれば
異常と判定する機能を有することを特徴としたACサー
ボモータ制御方法である。
【0012】
【作用】ACサーボモータにおいて、回転子の永久磁石
が固定子の各相に対して発生する磁界は3相モータの場
合、それぞれ120度の位相差を持ち、そのうち基準と
する1相に生じる磁界の位相電気角度0度とエンコーダ
の原点位置信号はほぼ一致するように製作される。ま
た、絶対値エンコーダの回転角度原点も原点位置信号の
位置と同じ位置で出力されるように製作されている。
【0013】そのために、方法1、2、3、4、6の制
御回路において、エンコーダ及びカウンタ回路を初期化
した後に、カウンタが原点付近以外の角度データを出力
しているにもかかわらず、原点位置信号が出力されてい
ることがあれば、カウンタは何らかの異常によりモータ
の回転角度を誤検出していることになる。逆に、図6で
Z相として表現している原点位置信号はモータ1周に1
回だけ出力されるので、電気角360度に1回出力され
るわけではない。
【0014】8極モータを例にとれば、電気角360度
は機械角の90度に相当するため、電気角4周に一回し
か出力しない。結局、図6の例でA相、B相の2相で示
したインクリメンタルパルスをカウンタで計数した際の
電気角0度付近以外から原点位置信号であるZ相が出力
されれば、検出前にインクリメンタルパルスにノイズが
乗るか、断線によりカウンタが正しい磁極位置検出をし
なくなったことがわかる。
【0015】あるいは、原点位置信号であるZ相信号線
のノイズまたは断線により誤信号が発生したことにな
る。
【0016】
【実施例】本発明を図に基づいて説明する。図3におい
て、カウンタ5は電気角360度に相当するパルス数を
適当に分周して8ビット表現とする。すると、上記カウ
ンタは8ビットの磁極位置検出器として作用する。
【0017】この場合、制御部6内のメモリに対するア
ドレス線が8ビットとなり、メモリはD/A変換器に対
して、8ビット分解能の正弦波型電流指令データを出力
することになる。本実施例では上記8ビットのアドレス
信号をデコードし、電気角0度の近傍か否かを判定させ
る。
【0018】例では原点近傍の場合の出力をLとする。
一方、仮にアクティブHである原点位置検出信号出力と
ANDをとることにより、原点近傍以外で原点検出が行
われた場合にのみ原点位置検出出力はAND回路出力に
出力される。電気角0度の近傍か否か判定基準の例を図
5に示し、回路実施例を図1に示す。
【0019】図1における電気角0度近傍判定回路の例
は8ビットのうちの上位5ビットが全て0か全て1かの
いずれかの場合にLとするデコーダ回路である。
【0020】
【発明の効果】本発明により、ACサーボモータを駆動
制御する上で発生する以下の異常を検出することが可能
になる。第1にはエンコーダ信号線の断線である。しば
しば生じる断線には信号線の完全な切断以外に導線が被
覆の中でちぎれ、接触不良を生じる場合がある。本発明
はそのような場合にもカウンタの誤カウントの蓄積が生
じることにより、異常が検出できる特徴がある。
【0021】第2に初ノイズやCPU誤動作、エンコー
ダ装置自身の故障、シリアル入力回路の誤動作等によ
り、カウンタの初期化を失敗した場合にも異常検出が可
能である。第3にエンコーダ信号線に乗るノイズの影響
によるカウンタの誤カウントに対しても異常検出が可能
である。
【0022】これらにより、本発明による検出手段を有
する制御装置は駆動系の正常運転に対する信頼性を確保
していく上で有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する回路実施例を示す。
【図2】ACサーボモータとエンコーダの概念図であ
る。
【図3】ACサーボモータの一般的な制御回路である。
【図4】代表的なエンコーダの信号波形の概念図を示
す。
【図5】電気角0度の近傍か否か判定基準の例を示す。
【図6】3相ACサーボモータの基準とする1相に生じ
る磁界波形と、エンコーダのインクリメンタルパルス出
力波形の例と原点位置信号波形の例を示す。
【符号の説明】
1 ACサーボモータ 2 位置検出器 3 PWMインバータ 4 電流制御回路 5 カウンタ回路 6 制御部 7 シリアル信号受信回路 8 電流センサ 10 メモリ回路 11 D/A変換回路 18 電気角近傍判定回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置検出器を有するACサーボモータの
    制御方法において、位置検出器の原点位置信号が磁極位
    置を認識するためのカウントデータの原点付近でのみ出
    力されれば、制御機能が正常に動作していると判定し、
    原点付近以外のデータ出力時に原点位置信号が出力され
    れば異常と判定することを特徴としたACサーボモータ
    制御方法。
JP4082462A 1992-04-03 1992-04-03 Acサーボモータ制御方法 Pending JPH05282046A (ja)

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JP4082462A JPH05282046A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 Acサーボモータ制御方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6771033B2 (en) * 2001-12-12 2004-08-03 Renesas Technology Corp. Drive control system for sensor-less motor
US9157770B2 (en) 2011-07-29 2015-10-13 Mitsubishi Electric Corporation Encoder
US11460826B2 (en) 2019-07-05 2022-10-04 Fanuc Corporation Servo motor controller

Cited By (4)

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