JPH0671564A - 水中構造物に対するウオータージエツトピーニング法 - Google Patents

水中構造物に対するウオータージエツトピーニング法

Info

Publication number
JPH0671564A
JPH0671564A JP22425392A JP22425392A JPH0671564A JP H0671564 A JPH0671564 A JP H0671564A JP 22425392 A JP22425392 A JP 22425392A JP 22425392 A JP22425392 A JP 22425392A JP H0671564 A JPH0671564 A JP H0671564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
jet
peening
water jet
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22425392A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2826016B2 (ja
Inventor
Kazunori Satou
一教 佐藤
Takenori Shindou
丈典 進藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP4224253A priority Critical patent/JP2826016B2/ja
Publication of JPH0671564A publication Critical patent/JPH0671564A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2826016B2 publication Critical patent/JP2826016B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 炉内のクラツドを除去し、さらに高速水噴流
によるピーニングを的確にするためのノズル構造を有す
る水中構造物に対するウオータージエツトピーニング法
を提供する。 【構成】 高速水噴流噴射によるピーニング施工に先立
ち、加工対象面である水中構造物表面に堆積する酸化ス
ケール等の沈澱付着物を、ピーニングに使用する高速水
噴流よりも低速で噴射する噴流により水中に微小な粒子
群として分散・浮遊させ、さらに吸引水により水中に分
散・浮遊する粒子群を吸引して水中構造物の系外へ排出
することにより、ピーニング対象面である鋼材表面から
沈澱付着物を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸化スケール等の微小
固体粒子群が表面に堆積する水中構造物の残留応力を、
ピーニングやコーテイングを用いて改善する技術に係わ
り、構造物からの上記固体粒子群の除去手段と的確な位
置決めによる精密ピーニングあるいはコーテイング(プ
ラズマコーテイングも、溶けた粒子を表面に衝突させる
ので広義のピーニングに含まれる)法に関する。
【0002】
【従来の技術】応力腐食割れ(SCC)を起こすポテン
シヤルのある熱影響部(HAZ)を有する既設構造物の
表面応力は、小さな鋼球を気流の勢いで吹き付けるシヨ
ツトブラスト、砂粒を用いるサンドブラスト、氷粒を用
いるクライオブラスト等によるいわゆるピーニング処理
を施し、応力を引つ張り方向(亀裂を拡大させる方向)
から圧縮方向へと改善する。このようなピーニング技術
は、残留応力改善対策として各種機械構造物あるいは歯
車等の部品加工時に広く用いられている。
【0003】しかし、このようなブラスト操作のできな
い環境にありながら是非ともピーニングしなければなら
ない構造物も多い。例えば、原子炉のように水を張つた
状態の特殊な熱交換器や反応槽、あるいは海洋中・湖水
中構造物の溶接部は、いずれも水を除いての作業は物理
的あるいは経済的にも不可能に近い。またブラスト粒子
を水中から回収することは大変な難作業である。氷粒を
用いれば回収は不要であるが、経済的なメリツトは出に
くい。
【0004】高速ウオータージエツトの利用は、ユニー
クな加工、採鉱あるいは洗浄技術として知られるが、こ
れを表面応力改善に利用しようとする試みがある(特開
昭62−63614号公報)。水噴流を利用するピーニ
ングは、水冷効果もあつて、局所的な温度上昇を防げる
というメリツトもある。しかしこれは、水噴流の軸動圧
力を有効に利用できる大気中の作業に限つての効果であ
り、この技術を、水中ピーニング施工へ直接応力展開す
るのは難しい。水中では、噴流軸動圧力の減衰がかなり
速い。
【0005】これは、周囲水の抵抗と同じ液相であるが
ために拡散が速いことに起因する。水中において、気相
中水噴流なみの軸動力を得るためには、超高圧ポンプが
必要になる。またポンプは、超高圧になるほど大容量化
が難しくなる。従つて、コスト的に大変不利な技術にな
つてしまう。
【0006】一方、水中の高速水噴流には、急激な圧力
勾配と噴流の激しい乱れによりキヤビテーシヨンが発生
する。このキヤビテーシヨンを促進し、多量に発生する
気泡の崩壊衝撃圧力を有効に利用できれば、気相中水噴
流なみのピーニング効果を、さほど高くない噴射圧力で
達成できる可能性がある。
【0007】図12と図13に先行技術の2例を示す。
図12のノズルは、水中におけるキヤビテーシヨンを促
進するために提案されたノズルである。図において、1
201はノズル本体、1202はオリフイス部、120
3は円錐開口部、1204は円錐空洞部、1205は配
管部材、1206は高圧噴出装置、1207は噴射加工
対象物である。
【0008】図13に示す例は、水中において、部品に
固着したスラツジ等の汚物を、キヤビテーシヨンを利用
して除去しようというアイデイアを具体化したものであ
る。この図13の技術においては、ノズル1303と被
洗浄部品1302の距離(スタンドオフ距離)、あるい
は噴射圧力あるいはノズルの仕様を適切に定めなけれれ
ば、付着物を上手く除去できないばかりか、被洗浄部品
に損傷を与える問題が生じる可能性がある。図におい
て、1301は水槽、1303aはノズル先端、130
3bは噴出孔、1304は水、1305は管路である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここでは、軽水炉型原
子炉を取り上げ、これまでの技術における問題を概説す
る。
【0010】原子炉圧力容器の底部あるいは炉内構造物
には、クラツド(clad)と呼ばれる酸化スケールに
類する物質が薄片(フレーク)状に付着し堆積してい
る。このクラツドは、Fe2 3 等鉄系酸化物を主成分
とする微粒子からなり、放射能が濃縮している。ちなみ
に定期検査時に受ける線量の90%がCo−60の放射
能によるものであるが、Co−60の殆どは鉄系クラツ
ドに随伴すると言われている〔乙葉ほか5名;「BWR
プラント水質管理改善による線量ならびに廃棄物量低
減」火力原子力発電、Vol.42,No.12,(1
991−12),1734〕。
【0011】従つて、このクラツドが炉内および水循環
系で増加すれば、結果的に原子炉の放射線量が増えるこ
とになる。このクラツドを除去することにより放射線量
を低減できれば、沸騰水型原子炉(BWR)の場合には
蒸気タービン、復水器および循環ポンプに対して、また
加圧水型原子炉(PWR)の場合には蒸気発生器(スチ
ームジエネレータ)の保守点検や部品交換等の作業が簡
便になる。
【0012】一方、クラツドが付着堆積すると、炉壁や
炉内構造物表面とクラツドの間の微小な隙間に水が滞留
し、電気化学的な効果いわゆるガルバニツク作用により
応力腐食割れが起きやすくなる。このクラツドを除去
し、鋼材表面、特に溶接施工部等の熱影響部(HAZ)
を流れのある水に接触させれば、応力腐食割れを予防で
きることになる。このように、炉内からクラツドを除去
することで、原子炉の安全性や信頼性を大幅に向上させ
ることが可能になる。
【0013】また、クラツドが付着堆積していると、高
速水噴流を衝突させるピーニング施工の「的」を絞れな
くなる。ピーニングを要する個所が、内視鏡TVカメラ
によつても見つけ難くなり、この結果、不必要個所にピ
ーニング施工するようになれば、施工コストが向上して
しまい、施工効率が低下する。また、クラツドが厚く付
着堆積していると、ピーニング施工にとつて極めて重要
なスタンドオフ距離(ノズルと加工対象面間の距離)を
適切に設定できなくなる。
【0014】スタンドオフ距離には、ピーニング施工に
とつて最適条件(応力改善量が大きく損傷を起こさな
い)が存在する。スタンドオフ距離が短すぎると、キヤ
ビテーシヨンを伴う噴流内において、キヤビテーシヨン
のエネルギーが集中する部分でピーニングすることにな
り、加工対象面にキヤビテーシヨン・エロージヨン等の
損傷を引き起こすおそれが生じる。これに対し、スタン
ドオフ距離が長すぎると、噴流の衝突時間を長くして
も、応力改善が中々進まないという問題も生じる。本発
明の目的は、このような問題点を踏まえた上で、炉内の
クラツドを除去し、さらに高速水噴流によるピーニング
を的確にするためのノズル構造を有する水中構造物に対
するウオータージエツトピーニング法を提供することに
ある。
【0015】なお、本発明のような物理的手段ではない
が、薬品による炉内汚染物低減手段は既に提案されてい
る(特公平3−80279号公報)。さらに炉内では、
放射化した汚染物が金属組織内に深く浸透(表層から数
十ミクロンに達するいわゆるハードスケール)する場合
もあることが知られている〔例えば、河原ほか5名;石
川島播磨技報、第32巻、第2号、(平成4年3月)、
P.106〕。本発明においては、このような金属組織
内部まで深く浸透した放射汚染物剥離は対象としない。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記したような問題を解
決するため、本発明においては、次のような方法を採用
する。
【0017】まず、直径1mm程度の鋼球や砂粒等の固
体粒子や、キヤビテーシヨンに伴い発生する気泡を用い
るピーニング(残留応力改善)あるいはコーテイングに
先立ち、構造物表面に付着するクラツドを除去する。除
去する手段としては、これから詳述するようなウオータ
ージエツトを用いる方法の他に、スクレーパ、熊手、シ
ヤベル等の機械的手段や、薬品による方法も可能であ
る。
【0018】また、構造物表面に付着するクラツドを、
ノズルから噴き出す低流速噴流(ピーニングに使用する
300m/秒を超える高速水噴流よりは流速を低くす
る。このため、以下便宜的に「低速」という表現を用い
る。流速の規定については実施例の項において詳述す
る)により表面から遊離させる。次に、低流速噴流を噴
出させたノズルの開口部を、低流速で水を吸い込む開口
部としてポンプを切り替え、水中に浮遊するクラツドを
水と共に系外へ吸い出して排出する。クラツドの除去さ
れた鋼材表面を内視鏡により確認し、最適なスタンドオ
フ距離(ノズルと加工面間の距離)にノズルの位置決め
を行い、所定の噴射圧力で高速水噴流を加工面に衝突さ
せてピーニング(応力改善)を実施する。
【0019】このような操作を行うために、ノズルの構
造と水の噴射・吸引系をそれぞれ以下のようにする。ま
ずノズルには、高速水噴流を噴射する主噴出孔(後述す
るが、ここからは低速でも噴射できるようように、高圧
ポンプからの吐出ラインにバイパスを設ける)およびク
ラツドを吹き飛ばす低速水噴流を噴射し、さらにクラツ
ドを水と共に吸引するための低速流噴出孔を設ける。主
噴出孔は、高圧水を高速で噴射するために孔径は小さ
い。これに対し、低速流噴出孔は、開口部の流路面積を
大きく構成する。低速流噴出孔は、吹き出しと吸い込み
を兼ねる。
【0020】吹き出し部と吸い込み部は、別構成とする
ことも可能であるが、ノズルが大型となり、狭い部分の
マニユピレーシヨン(移動操作)が難しくなるという問
題がある。主噴出孔へは、高圧ポンプから高圧水を供給
する。低速流噴出孔へのラインには、切り替えバルブを
介して、低吐出圧ポンプと同じく低圧吸引ポンプが連結
している。吸引ポンプの出口にはフイルタが設けられて
おり、クラツドが除去できるようになつている(省略す
るが、このクラツド除去操作では当然のことながらクラ
ツドの放射線対策を施す)。
【0021】
【作用】原子炉圧力容器の底部あるいは炉内構造物にク
ラツドと呼ばれる酸化スケールが、ノズルの外周に設け
た噴出部より低速で噴射される低圧水噴流によつて剥離
され、さらに洗浄除去されれば、炉壁や構造物表面とク
ラツドの隙間における水の滞留がなくなる。
【0022】従つて、ガルバニツク作用も消滅するた
め、応力腐食割れを防止できる。このクラツドには、放
射線が濃縮しているため、洗浄により炉内水中に浮遊す
るクラツドを、ノズルの外周に開口する吸引部より吸引
し、炉外へ除去すれば、炉内の放射線量を低減できるこ
とになる。炉壁や構造物表面からクラツドが取り除かれ
たことにより、熱影響部(HAZ)すなわち溶接部をは
つきりと内視鏡型TVカメラでとらえることができる。
【0023】これによつて、ウオータージエツトを衝突
させる個所を的確に定めることができるようになる。つ
まり、ウオータージエツトによるピーニング施工をより
高効率で行うことが可能になる。また不必要な個所をピ
ーニングしたり、スタンドオフ距離(ノズルと加工対象
面間の距離)を誤つて損傷(エロージヨン)を起こすと
言つた問題がなくなる。
【0024】
【実施例】図1は、本発明の具体化例であり、容器内の
水(周囲水)19内にある構造物の加工対象個所(熱影
響部)15に、高速水噴流を衝突させて応力を改善する
加工方法の概略と、使用ノズルの構造を断面図として示
したものである。また図2は、このノズルを正面から見
た図である。
【0025】ノズルには、中央に高圧水3が供給される
高圧水噴出部2が設置され、その外側に低圧水9が供給
され、低速流の流路を構成するノズル本体(低速流流
路)1がノズルのケーシングとして設けられている。高
圧水噴出部2では、高圧水供給ライン4を通じて高圧水
3が導かれ、高圧水供給流路5を経て高圧水流噴出孔6
から、高速水噴流7が高速で水19中へ噴射される。高
速水噴流7は、水19中において激しいキヤビテーシヨ
ンを伴つて、本実施例における加工対象個所(熱影響
部)15へ衝突する。衝突によつてキヤビテーシヨン気
泡は崩壊し、爆発的に衝撃圧力を発生する。この衝撃圧
力によつて、加工対象個所(熱影響部)15の引張り方
向残留応力は、圧縮方向へと改善される。
【0026】高圧水噴出部2の外側に低速水流の水路を
構成するノズル本体(低速流流路)1は、加工対象個所
(熱影響部)15や加工対象個所(母材)14上に付着
堆積しているクラツド(酸化スケール)30を吹き飛ば
して分散・浮遊させる低圧水9や、水中に分散・浮遊し
たクラツド(酸化スケール)を吸い込む吸引水11の流
路となつている。ノズル本体(低速流路)1における先
端開口部の低速水流噴出部8は、少し末広がりな形状に
なつており、クラツド(酸化スケール)30を広い面積
にわたり分散・浮遊させたり、あるいは分散・浮遊した
クラツド(酸化スケール)を吸い込みやすくなつてい
る。
【0027】堆積しているクラツド(酸化スケール)3
0を吹き飛ばすための低圧水9と、クラツドを吸い込む
吸引水11は、共通の管路である低圧水供給ライン10
を通じて手段に応じて切り替わる。ノズル本体(低速流
流路)1の側部には、照明を内蔵する内視鏡TVカメラ
16が設けられている。この内視鏡TVカメラ16から
の情報は、遠隔操作室において、画面として映し出さ
れ、オペレータ(運転員)が監視できるようになつてい
る。
【0028】本発明の実施例になる操作においては、ま
ずこの内視鏡TVカメラ16からの映像を基に、加工対
象個所(母材)14上に付着堆積するクラツド(酸化ス
ケール)30の表層部を確認し、そこにノズル本体(低
速流流路)1を所定の位置まで近づける。なお、ノズル
本体(低速流流路)1は、ノズルサポート18を介して
マニユピレータ(図では省略)により移動させる。次い
で、低速水噴流12を噴射し、加工対象個所14および
15上に柔らかく堆積しているクラツド(酸化スケー
ル)30を吹き飛ばし、水19中に分散・浮遊させる。
この分散・浮遊の程度は、内視鏡TVカメラ16からの
映像が濁つて見えることによつて確認される。さらに、
吸引水流13によつて水19中に分散・浮遊しているク
ラツド(酸化スケール)30をノズルから吸引する。こ
のような吸引により、水中や加工対象個所14および1
5からクラツド(酸化スケール)が除去されたか否か
も、内視鏡TVカメラ16からの映像を基に判断され
る。
【0029】加工対象個所(熱影響部)15を正確に定
めた後は、ノズル本体1を、最適なスタンドオフ距離
(高速水流の噴出孔出口と加工対象面間の距離)〔ノズ
ルの形状や流速によつても幾分異なるが、無次元距離と
してx/D=60〜150(x;距離、D;噴出孔径)
の条件が、応力改善に対する最適スタンドオフ距離であ
る。x/D=10〜30では、キヤビテーシヨンの破壊
力が大きいが、加工面に対し影響の及ぶ面積が小さく、
エネルギーが集束するため、加工面が損傷を起こす場合
もある〕に位置決めし、所定の噴射圧力で予め定めた時
間だけ、高速水噴流7を加工対象個所へ衝突させる。1
7はフアイバプローブである。
【0030】図3に、本発明を具体化した水の噴射、供
給および循環系統の例を示す。高圧水3は、リザーバ内
の使用水21が、高圧ポンプ20への水供給ライン22
を通じて高圧ポンプ20により汲み上げられてさらに昇
圧され、切り替えバルブ23と高圧水供給ライン4を通
りノズル本体1へ導かれる。この高圧水3は、前述の通
り、ノズル本体1内に設置した高圧水噴出部2から、激
しいキヤビテーシヨンを伴うキヤビテーシヨン噴流36
として周囲水19内へ噴射され、加工対象個所14へ衝
突する。なお、高圧水噴出部2からは、後述(図6)す
るように、クラツド吸引時にそのアシスト用として低速
水噴流も噴射するため、切り替えバルブ23からはリザ
ーバへの戻りラインも設けられている。
【0031】クラツドを浮遊・分散させるための低速水
噴流12は、低圧噴射ポンプ25により低圧ポンプへの
水供給ライン22を通じて汲み上げられ、切り替えバル
ブ26と低圧水供給ライン10を経て、ノズル本体1へ
導かれる。この低速水流は、ノズル本体1における低速
水流噴出部8から、クラツドの堆積する加工対象個所1
4へ向けて噴射される。クラツドと共に水を吸引する際
には、ノズル本体1における低速水流噴出部8から、ク
ラツドの堆積する加工対象個所14へ向けて噴射され
る。クラツドと共に水を吸引する際には、ノズル本体1
から切り替えバルブ26までは、低速水流の供給系統を
共通して使用する。
【0032】切り替えバルブ26を経て吸引した水とク
ラツドは、吸引ポンプ27により汲み上げられ、フイル
タ28によりクラツドが除去された後、水のみが水循環
ライン29を通じて戻る。この水は、リザーバ内の使用
水21として再利用される。この系統において、高圧ポ
ンプとして高圧吐出で小容量のプランジヤー式ポンプ
が、また低圧噴射の吸引ポンプとしては低圧・大容量の
遠心ポンプが用いられる。24は低圧ポンプへの水供給
ラインである。
【0033】図8と図9に、使用するノズルの2例を示
す。図8に構造を示したのは、ストレート型の噴出孔8
06と径収縮部(しぼり部)805の連接部にキヤビテ
ータ(戸溝状スロツト)807を設けたノズルである。
高圧水802は、高圧水供給流路804を通じて導か
れ、径収縮部(しぼり部)805において減圧・加速さ
れ、噴出孔806から高速水噴流として噴射される。8
01はノズル本体、803は中心軸である。
【0034】図9に構造を示すノズルは、ストレート型
の噴出孔906の中央部に、キヤビテータ(戸溝状スロ
ツト)907を設けたものである。このノズルにおいて
も、高圧水902は、高圧水供給流路904を通じて供
給され、径収縮部(しぼり部)905で急激に加速さ
れ、噴出孔906から激しいキヤビテーシヨンを伴う高
速水噴流(噴出流速は300m/秒を超える)として噴
射される。901はノズル本体、903は中心軸であ
る。
【0035】いずれのノズルにおいても、キヤビテータ
(戸溝状スロツト)からは、サブキヤビテーシヨン(細
管列状キヤビテーシヨンの形態をとる)が発生し、これ
が流入核として、高速水噴流内へと供給される。このよ
うな流入核としてのサブキヤビテーシヨンの供給は、高
速水噴流のキヤビテーシヨンを著しく促進する。従つ
て、ここに構造を示すノズルを用いれば、ピーニング
(応力改善)の効果を著しく向上させることが可能にな
る。
【0036】図4は、本発明の実施例において、低速水
流により加工対象個所の表面に堆積するクラツド(酸化
スケール)を吹き飛ばし、周囲水中に分散・浮遊させた
時の状況を模式的に示したものである。
【0037】低速水噴流12は、低速水流噴出部8か
ら、初速度およそ40〜160m/秒の条件で噴射され
る。この流速は、必ずしも「低速」ではないが、ピーニ
ングに使用する高速水噴流は、初速が300m/秒を超
えるために、これと比較のために「低速」と表現する。
初速が40m/秒を超えると噴流には激しくはないもの
のキヤビテーシヨンが発生し始め、スケールを剥離させ
る効果が急増する。一方、初速が160m/秒以上にな
ると、キヤビテーシヨンがかなり激しくなり、スケール
除去のみではなく母材にまで影響を及ぼすようになる。
【0038】この低速水噴流12は、付着堆積している
クラツド(酸化スケール)30に衝突する。衝突時にお
ける乱れやキヤビテーシヨンの作用によりクラツド30
は吹き飛ばされ、水19中に分散・浮遊する。このよう
なクラツド除去のための低速水噴流の噴射は、連続噴射
を行う必要はなく、3〜4秒程度の間欠噴射を、必要に
応じて単発で、あるいは数回繰り返す程度で十分であ
る。31は水噴流によつて浮遊するクラツドを示す。
【0039】図5は、水19中に分散・浮遊するクラツ
ド34を、低速水流噴出部8から吸引する状況を描いた
ものである。この場合、前述したように、使用する低圧
ポンプを、吐出から吸引へと切り替える。図4に示した
ような吹き飛ばし操作により水中に分散・浮遊するクラ
ツド34は、吸引水流33によりノズル本体(低速流流
路)1内へ吸い込まれ、吸引水32として低圧水供給ラ
イン10から排出される。吸引の場合、低速水流噴出部
8を通過する時の流速は、図4に示したような噴射の場
合とほぼ同等に設定する。
【0040】以上のようなクラツドの分散・浮遊および
吸引操作時においては、内視鏡に映る像は濁つたものと
なるが、粒子や粒子の塊であるフロツクが激しく流動す
る様相が観察され、これによりクラツド除去の効果が確
認される。
【0041】図6は、クラツドの吸引を支援するため、
本来はピーニング用に高速水噴流を噴射するべき高速水
流噴出孔6から、低速水噴流35を噴射(この切り替え
は、図3に示したような切り替えバルブ23により行
う)した状況を模式的に描いたものである。
【0042】噴射流速を5〜200m/秒、さらに望ま
しくは40〜160m/秒とする大容量の低速水噴流3
5は、加工対象個所15上に衝突し、吸引水流33の流
れとの干渉部(剪断渦部35a)において、クラツドを
強制的に分散・浮遊させた状態に保つ役割を果たす。こ
の流速が小さすぎるとクラツドを鋼材表面から剥離させ
ることができないし、流速が大きすぎるとクラツドが遠
くへ吹き飛んでしまい、吸引不能になつてしまう。この
ようにノズル本体1の近傍に分散・浮遊するクラツド
は、吸引水流33としてノズル本体(低速流流路)1内
へ効率よく吸引される。
【0043】以上のような作用によりクラツドが除去さ
れれば、加工対象個所(熱影響部)15の位置が明瞭に
なる。次に、前述したような最適スタンドオフ距離x
に、ノズル本体1を位置決めし、所定の噴射圧力P1
高速水噴流7を高速水噴流噴出孔6から噴射する。噴射
圧力P1 は、加工対象部の種類や必要加工条件によつて
異なるが、30〜150MPaの範囲内に選定する。高
速水噴流には、図10にその現象を示したように激しい
キヤビテーシヨンを伴う。応力改善に対して最適なスタ
ンドオフ距離xoptでは、キヤビテーシヨンクラウド
が分裂し(1004)、渦糸キヤビテーシヨン1005
が活発に生成する。この渦糸キヤビテーシヨン1005
が、加工対象面上あるいはその近傍において爆発的に崩
壊し、夥しい数の衝撃パルスを発生する。このようにし
て発生した衝撃パルスにより鋼材表層の結晶粒が潰れる
ように圧縮塑性変形し、引張り方向残留応力が圧縮方向
へと改善される。1001は高圧水、1002はノズ
ル、1003はキヤビテーシヨンクラウドの連続流、1
006は微細気泡、1007は周囲水である。
【0044】図7には実際のピーニング施行状態を示
す。36はキヤビテーシヨン噴流、37は跳ね返り噴
流、P1 は噴射圧力、xoptは最適スタンドオフ距離
である。図11は、以上のようなウオータージエツトピ
ーニング(WJP)施工による応力改善効果を実証した
結果である。残留応力は、ピーニング施工前の引張り方
向残留応力の絶対値σ* を基準として無次元表記してい
る。ピーニング施工前にσ/σ* =−1のレベルであつ
た引張り残留応力が、本発明を具体化したウオータージ
エツトピーニング(WJP)施工により、σ/σ* ≦+
1.14まで圧縮側へ改善されたことが分かる。鋼材表
面の応力を圧縮側へ改善することで、応力腐食割れ(S
CC)の発生や、これに伴う亀裂の進展等が大幅に抑制
されることになる。このようなウオータージエツトピー
ニング(WJP)加工は、微小な亀裂が既に存在する鋼
材表面に施しても、亀裂が拡大するという問題はない
し、同様な応力改善効果が生じる。
【0045】本発明になる技術は、スケール等の付着が
著しい海洋等の水中構造物に対する施工へも応用するこ
とが可能である。海水や湖水中における構造物のスケー
ルは、酸化物はもとより、小さな水中生物が付着した物
である場合が多い。このような付着物を除去(クリーニ
ング)する技術を、ピーニング(応力改善)あるいは解
体のための切断に組み合わせる本技術は有用である。
【0046】但し、水中における切断には、材料に対す
るキヤビテーシヨンの破壊力を集中させるために、水中
水噴流のスタンドオフ距離(ノズルから加工対象物まで
の距離)を、ピーニングにおけるスタンドオフ距離の1
/3〜1/5に設定すればよい。すなわち、ピーニング
施工よりも、ノズルを加工対象物にかなり近づける訳で
ある。
【0047】
【発明の効果】本発明による効果は、特に経年原子炉内
のピーニング(応力改善)と洗浄に適用した場合に特に
大きい。具体的効果をまとめると以下のようになる。
【0048】(1)原子炉圧力容器を構成する部材ある
いは炉内構造物の溶接残留応力を、精度よく改善するこ
とができる。これは、スケールを除去することで内視鏡
による視野がはつきりとし、ピーニングすべき個所すな
わち、的を確定できるからである。これにより、応力腐
食割れ(SCC)を予防できると同時に疲労強度も向上
する。このようにして原子炉の寿命も延びる。
【0049】(2)上記効果(1)と関連するが、高速
水噴流を衝突させる位置に誤りがなくなることで、ピー
ニングを要しない機器・部材への悪影響(キヤビテーシ
ヨンによる損傷等)がなくなる。これによりピーニング
施工の信頼性が向上する。
【0050】(3)原子炉内のクラツドと呼ばれるスケ
ール(微小粒子群で構成される)に放射能が濃縮してい
ることから、このスケールを吸引し炉外へ除去する本技
術によつて、原子炉内の放射線量を低減することができ
る。これによつて、放射能を含む水や蒸気が直接通過す
る蒸気タービン〔沸騰水型炉(BWR)〕、蒸気発生器
〔加圧水型炉(PWR)〕、強制循環ポンプや復水器等
の保守点検作業が容易になる。
【0051】(4)原子炉内の部材にスケールが溜まつ
ていると、スケールと鋼材間の狭隙部において水の流れ
が淀み、ガルバニツク効果により応力腐食割れ(SC
C)が発生しやすくなる。本発明によつてスケールを吸
引・除去すれば、応力腐食割れの要因を取り除くことが
できるため、炉内部材の健全性を保てるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るウオータージエツトピー
ニング装置の構造図である。
【図2】図1に示すノズルの正面図である。
【図3】本発明の実施例に係る水の噴射、供給、循環系
統図である。
【図4】ピーニング施工前のクラツド除去操作法におけ
る状況を示す模式図である。
【図5】ピーニング施工前のクラツド除去操作法におけ
る状況を示す模式図である。
【図6】ピーニング施工前のクラツド除去操作法におけ
る状況を示す模式図である。
【図7】実際のピーニング施工状態を示す構造図であ
る。
【図8】ノズルの構造図である。
【図9】ノズルの構造図である。
【図10】キヤビテーシヨンを伴う水中水噴流の現象を
示す模式図である。
【図11】ウオータージエツトピーニング施工による応
力改善効果を示す説明図である。
【図12】先行技術を示す構造図である。
【図13】他の先行技術を示す構造図である。
【符号の説明】
1 ノズル本体(低速流流路) 2 高圧水噴出部 3 高圧水 4 高圧水供給ライン 5 高圧水供給流路 6 高速水流噴出孔 7 高速水噴流 8 低速水流噴出部 9 低圧水 10 低圧水供給ライン 11 吸引水 12 低速水噴流 13 吸引噴流 14 加工対象個所(母材) 15 加工対象個所(熱影響部) 16 内視鏡TVカメラ 17 フアイバプローブ 18 ノズルサポート 19 周囲水(環境水) 20 高圧ポンプ 23 切り替えバルブ 25 低圧噴射ポンプ 27 吸引ポンプ 28 フイルタ 29 水循環ライン 30 クラツド(酸化スケール) 36 キヤビテーシヨン噴流

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中において、加圧状態で供給する水を
    ノズルから高速で噴射し、キヤビテーシヨンを伴う高速
    水噴流を鋼材表面に衝突させて残留応力を改善する水中
    構造物に対するウオータージエツトピーニング法におい
    て、 上記高速水噴流噴射によるピーニング施工に先立ち、加
    工対象面である水中構造物表面に堆積する酸化スケール
    等の沈澱付着物を、ピーニングに使用する高速水噴流よ
    りも低速で噴射する噴流により水中に微小な粒子群とし
    て分散・浮遊させ、さらに吸引水により水中に分散・浮
    遊する粒子群を吸引して水中構造物の系外へ排出するこ
    とにより、ピーニング対象面である鋼材表面から沈澱付
    着物を除去することを特徴とする水中構造物に対するウ
    オータージエツトピーニング法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、沈澱付着物を除
    去する噴流の噴出流速を、5m/秒以上200m/秒未
    満、さらに望ましくは40m/秒以上160m/秒未満
    の噴出速度とすることを特徴とする水中構造物に対する
    ウオータージエツトピーニング法。
  3. 【請求項3】 請求項1および2記載において、使用ノ
    ズルを、ピーニング用の高速水噴流を噴射する部材と、
    沈澱付着物を除去するための噴流を噴射あるいは吸引す
    るための部材と、加工対象物と噴流を視野範囲内に納め
    る内視鏡からなる構造とすることを特徴とする水中構造
    物に対するウオータージエツトピーニング法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載において、ノズルの中央に
    高速水噴流を噴射する部材を設置し、高速水噴流噴射部
    材の外囲に沈澱付着物を除去するための噴射あるいは吸
    引するための環状開口部を設置することを特徴とする水
    中構造物に対するウオータージエツトピーニング法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4記載において、上記環
    状開口部からの吸引水流により沈澱付着物が分散・浮遊
    した粒子群を吸引するに際し、中央に開口する噴出孔か
    ら、バイパスラインと切り替えバルブにより流量制御さ
    れて、ピーニング使用する高速水噴流よりも低速の水流
    を噴射することを特徴とする水中構造物に対するウオー
    タージエツトピーニング法。
  6. 【請求項6】 原子炉圧力容器および容器内構成機器に
    おける残留応力を、容器底部あるいは機器に堆積する酸
    化スケール等の沈澱付着物をスクレーパ、シヤベル等の
    機械的手段、あるいは薬品注入により除去した上で、鋼
    球や砂粒等の固体粒子あるいは気泡等を衝突させるピー
    ニングもしくはプラズマ等を用いる溶射によるコーテイ
    ングにより改善することを特徴とする水中構造物に対す
    るウオータージエツトピーニング法。
JP4224253A 1992-08-24 1992-08-24 水中構造物に対するウオータージエツトピーニング法 Expired - Fee Related JP2826016B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4224253A JP2826016B2 (ja) 1992-08-24 1992-08-24 水中構造物に対するウオータージエツトピーニング法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4224253A JP2826016B2 (ja) 1992-08-24 1992-08-24 水中構造物に対するウオータージエツトピーニング法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0671564A true JPH0671564A (ja) 1994-03-15
JP2826016B2 JP2826016B2 (ja) 1998-11-18

Family

ID=16810886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4224253A Expired - Fee Related JP2826016B2 (ja) 1992-08-24 1992-08-24 水中構造物に対するウオータージエツトピーニング法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2826016B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005238125A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 液噴流ピーニング用ノズル
JP2011215169A (ja) * 2011-08-05 2011-10-27 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 機械加工層の除去方法、原子力構造部材の残留応力改善方法及び炉心シュラウド取り替え方法
KR101378978B1 (ko) * 2012-05-25 2014-03-28 삼성중공업 주식회사 블라스팅 노즐 장치
EP3318171A1 (en) * 2016-11-02 2018-05-09 Siemens Aktiengesellschaft Endoscopic device

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533615A (en) * 1978-08-31 1980-03-08 Nippon Atomic Ind Group Co Method and device for removing material adhered on nuclear fuel assembly
JPS6263614A (ja) * 1985-09-09 1987-03-20 ウエスチングハウス エレクトリック コ−ポレ−ション 金属部材の表面処理方法及び装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533615A (en) * 1978-08-31 1980-03-08 Nippon Atomic Ind Group Co Method and device for removing material adhered on nuclear fuel assembly
JPS6263614A (ja) * 1985-09-09 1987-03-20 ウエスチングハウス エレクトリック コ−ポレ−ション 金属部材の表面処理方法及び装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005238125A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 液噴流ピーニング用ノズル
JP2011215169A (ja) * 2011-08-05 2011-10-27 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 機械加工層の除去方法、原子力構造部材の残留応力改善方法及び炉心シュラウド取り替え方法
KR101378978B1 (ko) * 2012-05-25 2014-03-28 삼성중공업 주식회사 블라스팅 노즐 장치
EP3318171A1 (en) * 2016-11-02 2018-05-09 Siemens Aktiengesellschaft Endoscopic device
WO2018082863A2 (en) 2016-11-02 2018-05-11 Siemens Aktiengesellschaft Endoscopic device
WO2018082863A3 (en) * 2016-11-02 2018-08-30 Siemens Aktiengesellschaft Endoscopic device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2826016B2 (ja) 1998-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4756770A (en) Water slap steam generator cleaning method
US20130074561A1 (en) Method and apparatus for surface enhancement
JP3162104B2 (ja) 金属材料の残留応力改善方法
JP3320105B2 (ja) キヤビテーシヨン噴流用ノズル
US20130233040A1 (en) Method and apparatus for non-contact surface enhancement
JP2008087103A (ja) スケール除去装置及びスケール除去方法
JP2000121786A (ja) 原子炉圧力容器の内部構造部材のウォ―タ―ジェットピ―ニング方法及びウォ―タ―ジェットピ―ニング装置
JP2826016B2 (ja) 水中構造物に対するウオータージエツトピーニング法
JPH0647668A (ja) ウオータージエツトピーニング装置
JP2878529B2 (ja) 水中水噴流を利用する加工方法
JP3343371B2 (ja) キヤビテーシヨン噴射装置
JP2002346847A (ja) ウォータージェット・レーザ併用ピーニング方法及び装置
JPH0871919A (ja) ウォータージェットピーニング施工装置
JP2840027B2 (ja) ウォータージェットピーニング法
JPH07328857A (ja) ウォータージェットピーニング装置およびウォータージェットピーニング法
JPH07241494A (ja) ウォータージェット用ノズル
JP2007075958A5 (ja)
JP3317723B2 (ja) 金属強化用水中ノズル
JP2991545B2 (ja) 残留応力改善方法並びに残留応力改善装置及びウォータジェットピーニング用ノズル
JP3795240B2 (ja) ウォータージェットノズル
JP3464682B2 (ja) キヤビテーシヨン噴射装置ならびにピーニング方法
JPH07328859A (ja) キャビテーションによる耐食処理法
JP3315153B2 (ja) キヤビテーシヨンジエツトノズル
JP2826017B2 (ja) 水中におけるウオータージエツトピーニング方法
JP2002012990A (ja) 金属被加工物表面のキャビテーションによる耐食処理法およびキャビテーション浸食の低減方法及び耐食性およびキャビテーション浸食防止性を向上させる加工処理をした加工物

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070911

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080911

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees