JPH067136B2 - 電子コネクタ - Google Patents
電子コネクタInfo
- Publication number
- JPH067136B2 JPH067136B2 JP62018652A JP1865287A JPH067136B2 JP H067136 B2 JPH067136 B2 JP H067136B2 JP 62018652 A JP62018652 A JP 62018652A JP 1865287 A JP1865287 A JP 1865287A JP H067136 B2 JPH067136 B2 JP H067136B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- shape memory
- memory alloy
- alloy spring
- spring
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- Measuring Leads Or Probes (AREA)
- Connecting Device With Holders (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複数のコンタクトに対して形状記憶合金バネ
をアクチュエータとして組合せて用いることにより無挿
抜力で相手コンタクトの挿抜を可能にする電子コネクタ
に関するものである。
をアクチュエータとして組合せて用いることにより無挿
抜力で相手コンタクトの挿抜を可能にする電子コネクタ
に関するものである。
(従来技術) 最近、ICやLSI等の半導体集積回路の目覚まし発達
により、プリント基板も非常に高密度配線になってきて
いる。これに伴って、電子コネクタのコンタクトピッチ
は狭小方向へ、またコンタクト数も多極化へ進展してい
る。一般に、電子コネクタの挿抜(着脱)に要する力は
コンタクトの極数に比例して増加するため、高密度に実
装されたプリント基板と多極の電子コネクタとの挿抜で
は、操作性の低下と無理な挿抜による破損が起こり易
い。
により、プリント基板も非常に高密度配線になってきて
いる。これに伴って、電子コネクタのコンタクトピッチ
は狭小方向へ、またコンタクト数も多極化へ進展してい
る。一般に、電子コネクタの挿抜(着脱)に要する力は
コンタクトの極数に比例して増加するため、高密度に実
装されたプリント基板と多極の電子コネクタとの挿抜で
は、操作性の低下と無理な挿抜による破損が起こり易
い。
これを解決するために無挿抜力で挿抜が行える電子コネ
クタが提案されている。
クタが提案されている。
その一種として、複数のコンタクトに対して形状記憶合
金をアクチュエータとして組合せることにより無挿抜力
構造とする電子コネクタが最近提案されている(特開昭
59−186286号)。
金をアクチュエータとして組合せることにより無挿抜力
構造とする電子コネクタが最近提案されている(特開昭
59−186286号)。
従来のこの電子コネクタは、形状記憶合金板の伸縮を利
用して、複数の接触子が植設されたソケット基台とソケ
ット可動台とを相対的に移動させて無挿抜を実現させる
構造であった。
用して、複数の接触子が植設されたソケット基台とソケ
ット可動台とを相対的に移動させて無挿抜を実現させる
構造であった。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような形状記憶合金板の伸縮を利用
したものでは、同じ許容歪み内での変形でもほとんど変
位がとれず、このため製造誤差が許容できず、可動台の
変形や反りを吸収できない問題点があった。
したものでは、同じ許容歪み内での変形でもほとんど変
位がとれず、このため製造誤差が許容できず、可動台の
変形や反りを吸収できない問題点があった。
また、従来のこの電子コネクタは、ソケット基台とソケ
ット可動台との反りやクリアランスの変化により、大き
な摩擦が生じ、これが各コンタクトを駆動させるときの
阻害要因となり、駆動ができなくなるおそれがあった。
ット可動台との反りやクリアランスの変化により、大き
な摩擦が生じ、これが各コンタクトを駆動させるときの
阻害要因となり、駆動ができなくなるおそれがあった。
更に、従来のこの電子コネクタは、極めて硬い形状記憶
合金板に、各接触子が電気的に接触しないで貫通できる
ように長孔をあける孔あけ加工が必要になり、実施し難
い問題点があった。
合金板に、各接触子が電気的に接触しないで貫通できる
ように長孔をあける孔あけ加工が必要になり、実施し難
い問題点があった。
本発明の目的は、形状記憶合金を用いても各コンタクト
を駆動させる変位を大きくとれ、各コンタクトを駆動さ
せるときの阻害要因を除去でき、しかも加工が容易な電
子コネクタを提供することにあった。
を駆動させる変位を大きくとれ、各コンタクトを駆動さ
せるときの阻害要因を除去でき、しかも加工が容易な電
子コネクタを提供することにあった。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本発明の構成を、実施例に
対応する第1図乃至第10図を参照して説明すると、本
発明はコネクタハウジング1に複数のコンタクト3が列
をなして組込まれ、前記各コンタクト3は前記コネクタ
ハウジング1に組込まれた形状記憶合金バネ4の動作で
駆動されるようになっている電子コネクタにおいて、 前記形状記憶合金バネ4は少なくとも2つ以上の前記各
コンタクト3に対して共通であって前記各コンタクト3
の整列方向に長さを有する構造にされ、 前記形状記憶合金バネ4は前記各コンタクト3に絶縁層
7を介して力の伝達がなされるようになっていることを
特徴とする。
対応する第1図乃至第10図を参照して説明すると、本
発明はコネクタハウジング1に複数のコンタクト3が列
をなして組込まれ、前記各コンタクト3は前記コネクタ
ハウジング1に組込まれた形状記憶合金バネ4の動作で
駆動されるようになっている電子コネクタにおいて、 前記形状記憶合金バネ4は少なくとも2つ以上の前記各
コンタクト3に対して共通であって前記各コンタクト3
の整列方向に長さを有する構造にされ、 前記形状記憶合金バネ4は前記各コンタクト3に絶縁層
7を介して力の伝達がなされるようになっていることを
特徴とする。
(作用) このように、バネ構造にした形状記憶合金よりなる形状
記憶合金バネ4を用いると、各コンタクト3を駆動する
ための変位を大きくとることができ、設計が容易であ
り、且つ製造誤差を許容できる。
記憶合金バネ4を用いると、各コンタクト3を駆動する
ための変位を大きくとることができ、設計が容易であ
り、且つ製造誤差を許容できる。
しかも、該形状記憶合金バネ4は各コンタクト3に直接
的に力の伝達を行っているので、各コンタクト3を駆動
させるときの阻害要因を除去でき、極めて効率よく各コ
ンタクト3を駆動できる。
的に力の伝達を行っているので、各コンタクト3を駆動
させるときの阻害要因を除去でき、極めて効率よく各コ
ンタクト3を駆動できる。
また、形状記憶合金バネ4は、極めて硬い金属である形
状記憶合金に長孔をあける孔あけ加工が不要で、単なる
曲げ加工で所要のものを得ることができ、加工が容易で
ある。
状記憶合金に長孔をあける孔あけ加工が不要で、単なる
曲げ加工で所要のものを得ることができ、加工が容易で
ある。
また、共通の形状記憶合金バネ4で各コンタクト3が駆
動されるので、各コンタクト3の形状記憶合金バネ4に
よる動作特性を一定に揃えることができる。
動されるので、各コンタクト3の形状記憶合金バネ4に
よる動作特性を一定に揃えることができる。
また、形状記憶合金バネ4が各コンタクト3に対して共
通のため、部品点数を低減できる。
通のため、部品点数を低減できる。
また、形状記憶合金バネ4を各コンタクト3に対して共
通のため、部品点数を低減できる。
通のため、部品点数を低減できる。
また、形状記憶合金バネ4を各コンタクト3に対して共
通に使用しても、相互間に絶縁層7を介在させているの
で、各コンタクト3が形状記憶合金バネ4を介して短絡
されるのを防止できる。
通に使用しても、相互間に絶縁層7を介在させているの
で、各コンタクト3が形状記憶合金バネ4を介して短絡
されるのを防止できる。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
第1図乃至第6図は本発明の第1実施例を示したもので
ある。図示のように本実施例の電子コネクタは、絶縁材
からなるコネクタハウジング1を有し、各コネクタハウ
ジング1の正面には2列にコンタクト室2が形成されて
いる。
ある。図示のように本実施例の電子コネクタは、絶縁材
からなるコネクタハウジング1を有し、各コネクタハウ
ジング1の正面には2列にコンタクト室2が形成されて
いる。
各コンタクト室2にはその長手方向に列をなして複数の
コンタクト3が収納され、その各端子脚部3Aはコネク
タハウジング1の底面側へ導出されている。各コンタク
ト3はコンタクト基部3Bに対してU字状をなすように
コンタクトバネ部3Cが形成され、かつ各コンタクトバ
ネ部3Cには切り起こしにより形状記憶合金バネ把持部
3Dが形成された形状になっている。
コンタクト3が収納され、その各端子脚部3Aはコネク
タハウジング1の底面側へ導出されている。各コンタク
ト3はコンタクト基部3Bに対してU字状をなすように
コンタクトバネ部3Cが形成され、かつ各コンタクトバ
ネ部3Cには切り起こしにより形状記憶合金バネ把持部
3Dが形成された形状になっている。
各コンタクトの3の列に対して共通にこれらを駆動する
形状記憶合金バネ4が設けられている。この形状記憶合
金バネ4はNi−Ti合金等により断面U又はV字状に
曲げ加工され、その開口部を間にした片側の部分は各コ
ンタクト3の形状記憶合金バネ把持部3Dで把持され、
反対側の部分はコネクタハウジング1の中央の仕切り部
5に片持ち支持の止め金6で支持されている。このよう
な支持構造により形状記憶合金バネ4は、長手方向の片
側から挿入することにより取付けを一挙に行うことがで
きる。
形状記憶合金バネ4が設けられている。この形状記憶合
金バネ4はNi−Ti合金等により断面U又はV字状に
曲げ加工され、その開口部を間にした片側の部分は各コ
ンタクト3の形状記憶合金バネ把持部3Dで把持され、
反対側の部分はコネクタハウジング1の中央の仕切り部
5に片持ち支持の止め金6で支持されている。このよう
な支持構造により形状記憶合金バネ4は、長手方向の片
側から挿入することにより取付けを一挙に行うことがで
きる。
形状記憶合金バネ4の表面には全体的に絶縁層7が被覆
され、これにより形状記憶合金バネ4と各コンタクト3
との間の絶縁が図られ、各コンタクト3の相互間の形状
記憶合金バネ4による短絡が防止されている。
され、これにより形状記憶合金バネ4と各コンタクト3
との間の絶縁が図られ、各コンタクト3の相互間の形状
記憶合金バネ4による短絡が防止されている。
各形状記憶合金バネ4を加熱するため、コネクタハウジ
ング1の仕切り部5には面状のヒータ8が支持されてい
る。なお、9は相手側電子部品のコンタクトである。
ング1の仕切り部5には面状のヒータ8が支持されてい
る。なお、9は相手側電子部品のコンタクトである。
本実施例では、形状記憶合金バネ4は変態点が80℃に
設定されている。従って、常温ではマルテンサイト相で
軟質であり、80℃以上ではオーステナイト相となり、
大きな力を発生する。
設定されている。従って、常温ではマルテンサイト相で
軟質であり、80℃以上ではオーステナイト相となり、
大きな力を発生する。
第5図及び第6図は本実施例の電子コネクタの動作状態
を示している。即ち、第5図は80℃以上の状態、第6
図は常温での状態の断面図を示している。
を示している。即ち、第5図は80℃以上の状態、第6
図は常温での状態の断面図を示している。
ヒータ8に通電して形状記憶合金バネ4を80℃以上に
加熱すると、該形状記憶合金バネ4はオーステナイト相
となり、第5図に示すように記憶された形状(この場合
には、縮むように記憶されている。)に戻り、そのバネ
力がコンタクトバネ部3Cの力に打ち勝ってこのコンタ
クトバネ部3Cを引き付け、コンタクト基部3Bとコン
タクトバネ部3Cの相互間隔が開く。従って、この状態
では相手コンタクト9を無挿抜力で挿抜できる。
加熱すると、該形状記憶合金バネ4はオーステナイト相
となり、第5図に示すように記憶された形状(この場合
には、縮むように記憶されている。)に戻り、そのバネ
力がコンタクトバネ部3Cの力に打ち勝ってこのコンタ
クトバネ部3Cを引き付け、コンタクト基部3Bとコン
タクトバネ部3Cの相互間隔が開く。従って、この状態
では相手コンタクト9を無挿抜力で挿抜できる。
ヒータ8への通電を止め、温度が例えば50°程度に下
がると、形状記憶合金バネ4はマルテンサイト相とな
り、軟質となってコンタクト3のバネ力の方が打ち勝
ち、第6図に示すようにコンタクトバネ部3Cがコンタ
クト基部3Bの方に引き戻され、相手コンタクト9を所
定バネ圧力で挟持する。
がると、形状記憶合金バネ4はマルテンサイト相とな
り、軟質となってコンタクト3のバネ力の方が打ち勝
ち、第6図に示すようにコンタクトバネ部3Cがコンタ
クト基部3Bの方に引き戻され、相手コンタクト9を所
定バネ圧力で挟持する。
形状記憶合金バネ4と各コンタクト3との絶縁は、第1
0図に示すように各コンタクト3側の形状記憶合金バネ
4と接する部分に絶縁層7を支持させて行ってもよい。
0図に示すように各コンタクト3側の形状記憶合金バネ
4と接する部分に絶縁層7を支持させて行ってもよい。
この場合、形状記憶合金バネ4の表面の絶縁層7は、例
えば、シリコーン系接着剤7bをその表面に付着させた
ポリイミド樹脂製の絶縁フィルム7aを該形状記憶合金
バネ4の表面に接着して形成する。接着剤7bとして
は、シリコーン系のほかにSBR(スチレン・ブタジェ
ンラバー)、NBR(ニトリル・ブタジェンラバー)等
のゴム系やエポキシ・ウレタン等の樹脂系接着剤でもよ
く、また絶縁フィルム7aとしてはポリイミドフィルム
のほかに、ポリエステルフィルム、フッ素系樹脂フィル
ム、軟質ビニルフィルム、ガラスクロス等でもよい。
えば、シリコーン系接着剤7bをその表面に付着させた
ポリイミド樹脂製の絶縁フィルム7aを該形状記憶合金
バネ4の表面に接着して形成する。接着剤7bとして
は、シリコーン系のほかにSBR(スチレン・ブタジェ
ンラバー)、NBR(ニトリル・ブタジェンラバー)等
のゴム系やエポキシ・ウレタン等の樹脂系接着剤でもよ
く、また絶縁フィルム7aとしてはポリイミドフィルム
のほかに、ポリエステルフィルム、フッ素系樹脂フィル
ム、軟質ビニルフィルム、ガラスクロス等でもよい。
また絶縁層7はコンタクト3あるいは形状記憶合金バネ
4の表面に直接形成してもよい。例えば、フッ素系粉体
塗料あるいはエポキシ樹脂系粉体塗料を静電塗装法等に
よりコンタクト3あるいは形状記憶合金バネ4の表面に
吹きつけ焼成することにより絶縁層7を形成する。
4の表面に直接形成してもよい。例えば、フッ素系粉体
塗料あるいはエポキシ樹脂系粉体塗料を静電塗装法等に
よりコンタクト3あるいは形状記憶合金バネ4の表面に
吹きつけ焼成することにより絶縁層7を形成する。
あるいはまた、形状記憶合金バネ4とコンタクトピン3
の間に絶縁層7を介在させるか、形状記憶合金バネ4も
しくはコンタクトピン3を含んだインモールド成形で一
体成形により絶縁層7を形成してもよい。
の間に絶縁層7を介在させるか、形状記憶合金バネ4も
しくはコンタクトピン3を含んだインモールド成形で一
体成形により絶縁層7を形成してもよい。
第7図は本発明の第2実施例を示したものである。な
お、前述した第1実施例と対応する部分には同一符号を
付して示している。本実施例は、各コンタクトバネ部3
Cと各形状記憶合金バネ4との無挿抜力作用に対する役
割が逆になっている点が第1実施例と相違し、その他は
同様の構成になっている。
お、前述した第1実施例と対応する部分には同一符号を
付して示している。本実施例は、各コンタクトバネ部3
Cと各形状記憶合金バネ4との無挿抜力作用に対する役
割が逆になっている点が第1実施例と相違し、その他は
同様の構成になっている。
即ち、本実施例では形状記憶合金バネ4の変態点が高温
(例えば、100℃)に設定されている。
(例えば、100℃)に設定されている。
従って、常温では形状記憶合金バネ4はマルテンサイト
相で軟質であり、コンタクトバネ部3Cの力が形状記憶
合金バネ4の力に打ち勝って、コンタクトバネ部3Cが
コンタクト基部3Bから離れる方向にそのバネ圧で広が
り、無挿抜力状態になっており、相手コンタクト9を無
挿抜力で挿抜できる。
相で軟質であり、コンタクトバネ部3Cの力が形状記憶
合金バネ4の力に打ち勝って、コンタクトバネ部3Cが
コンタクト基部3Bから離れる方向にそのバネ圧で広が
り、無挿抜力状態になっており、相手コンタクト9を無
挿抜力で挿抜できる。
コンタクト基部3Bとコンタクトバネ部3Cとの間に相
手コンタクト9を無挿抜力で挿入した状態で、例えば電
子部品の信頼性試験を行うバーンイン装置内に該電子コ
ネクタを収容すると、該装置の加熱作用により形状記憶
合金バネ4も高温に加熱され、オーステナイト相とな
り、予め記憶された形状に回復する。従って形状記憶合
金バネ4はそのバネ圧に打ち勝ってコンタクトバネ部3
Cをコンタクト基部3B側に押圧し、コンタクト基部3
Bとコンタクトバネ部3Cとが相手コンタクト9を所定
のバネ圧で挟持する状態になる。
手コンタクト9を無挿抜力で挿入した状態で、例えば電
子部品の信頼性試験を行うバーンイン装置内に該電子コ
ネクタを収容すると、該装置の加熱作用により形状記憶
合金バネ4も高温に加熱され、オーステナイト相とな
り、予め記憶された形状に回復する。従って形状記憶合
金バネ4はそのバネ圧に打ち勝ってコンタクトバネ部3
Cをコンタクト基部3B側に押圧し、コンタクト基部3
Bとコンタクトバネ部3Cとが相手コンタクト9を所定
のバネ圧で挟持する状態になる。
第8図及び第9図は本発明の第3実施例及び第4実施例
を示したものである。いずれも、各コンタクト3と各形
状記憶合金バネ4の形状が前述した実施例と相違し、そ
の他は前述した実施例と同様の構成になっている。
を示したものである。いずれも、各コンタクト3と各形
状記憶合金バネ4の形状が前述した実施例と相違し、そ
の他は前述した実施例と同様の構成になっている。
これら両実施例では、形状記憶合金バネ4はいずれも常
温で図示の無挿抜力の状態にあり、この状態で形状記憶
合金バネ4を加熱すると、記憶された形状に回復し、コ
ンタクトバネ部3Cを押し出して相手コンタクトに圧接
させるようになる。
温で図示の無挿抜力の状態にあり、この状態で形状記憶
合金バネ4を加熱すると、記憶された形状に回復し、コ
ンタクトバネ部3Cを押し出して相手コンタクトに圧接
させるようになる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明に係る電子コネクタによれ
ば、下記のような優れた効果を得ることができる。
ば、下記のような優れた効果を得ることができる。
(イ)バネ構造にした形状記憶合金よりなる形状記憶合
金バネを用いているので、各コンタクトを駆動するため
の変位を大きくとることができ、従って、設計が容易で
あり、且つ製造誤差を許容できる。
金バネを用いているので、各コンタクトを駆動するため
の変位を大きくとることができ、従って、設計が容易で
あり、且つ製造誤差を許容できる。
(ロ)該形状記憶合金バネは各コンタクトに直接的に力
の伝達を行っているので、各コンタクトを駆動させると
きの阻害要因を除去でき、極めて効率よく各コンタクト
を駆動できる。
の伝達を行っているので、各コンタクトを駆動させると
きの阻害要因を除去でき、極めて効率よく各コンタクト
を駆動できる。
(ハ)形状記憶合金バネを用いると、極めて硬い金属で
ある形状記憶合金に長孔をあける孔あけ加工が不要とな
り、単なる曲げ加工で所要のものを得ることができ、加
工が容易である。
ある形状記憶合金に長孔をあける孔あけ加工が不要とな
り、単なる曲げ加工で所要のものを得ることができ、加
工が容易である。
(ニ)共通の形状記憶合金バネで各コンタクトが駆動さ
れるので、各コンタクトの形状記憶合金バネによる動作
特性を一定に揃えることができる。
れるので、各コンタクトの形状記憶合金バネによる動作
特性を一定に揃えることができる。
(ホ)形状記憶合金バネが各コンタクトに対して共通の
ため、部品点数を低減できる。
ため、部品点数を低減できる。
(ヘ)形状記憶合金バネを各コンタクトに対して共通に
使用しても、相互間に絶縁層を介在させているので、各
コンタクトが形状記憶合金バネを介して短絡されるのを
防止できる。
使用しても、相互間に絶縁層を介在させているので、各
コンタクトが形状記憶合金バネを介して短絡されるのを
防止できる。
第1図は本発明に係る電子コネクタの第1実施例の横断
斜視図、第2図は第1図の横断面図、第3図は本実施例
のコンタクトバネ部の斜視図、第4図は本実施例の形状
記憶合金バネの斜視図、第5図及び第6図は本実施例の
異なる動作状態の説明図、第7図乃至第9図は本発明の
第2〜第4実施例の要部横断面図、第10図は形状記憶
合金バネに設ける絶縁層の他の例を示す斜視図である。 1…コネクタハウジング、2…コンタクト室、3…コン
タクト、3B…コンタクト基部、3C…コンタクトバネ
部、4…形状記憶合金バネ、7…絶縁層。
斜視図、第2図は第1図の横断面図、第3図は本実施例
のコンタクトバネ部の斜視図、第4図は本実施例の形状
記憶合金バネの斜視図、第5図及び第6図は本実施例の
異なる動作状態の説明図、第7図乃至第9図は本発明の
第2〜第4実施例の要部横断面図、第10図は形状記憶
合金バネに設ける絶縁層の他の例を示す斜視図である。 1…コネクタハウジング、2…コンタクト室、3…コン
タクト、3B…コンタクト基部、3C…コンタクトバネ
部、4…形状記憶合金バネ、7…絶縁層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 布施 憲一 神奈川県平塚市東八幡5−1−9 古河電 気工業株式会社平塚電線製造所内 (56)参考文献 特開 昭59−186286(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】コネクタハウジングに複数のコンタクトが
列をなして組込まれ、前記各コンタクトは前記コネクタ
ハウジングに組込まれた形状記憶合金バネの動作で駆動
されるようになっている電子コネクタにおいて、 前記形状記憶合金バネは少なくとも2つ以上の前記各コ
ンタクトに対して共通であって前記各コンタクトの整列
方向に長さを有する構造にされ、 前記形状記憶合金バネは前記各コンタクトに絶縁層を介
して力の伝達がなされるようになっていることを特徴と
する電子コネクタ。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP87307990A EP0260132B1 (en) | 1986-09-10 | 1987-09-10 | Electronic connector |
CA000546634A CA1294340C (en) | 1986-09-10 | 1987-09-10 | Electronic connector |
KR1019870010023A KR900008997B1 (ko) | 1986-09-10 | 1987-09-10 | 전자커넥터 |
DE3750064T DE3750064T2 (de) | 1986-09-10 | 1987-09-10 | Ein elektronischer Verbinder. |
MX878174A MX160029A (es) | 1986-09-10 | 1987-09-10 | Mejoras a conector electronico |
US07/094,756 US4846729A (en) | 1986-09-10 | 1987-09-10 | Zero insertion force connector actuated by a stored shape member |
US07/297,327 US4952162A (en) | 1986-09-10 | 1989-01-17 | Zero insertion force connector actuated by a stored shape member |
US07/535,652 US5059133A (en) | 1986-09-10 | 1990-06-11 | Zero insertion force connector actuated by a stored shape member |
SG132594A SG132594G (en) | 1986-09-10 | 1994-09-17 | Electronic connector |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61-211492 | 1986-09-10 | ||
JP21149286 | 1986-09-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63191067A JPS63191067A (ja) | 1988-08-08 |
JPH067136B2 true JPH067136B2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=16606847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62018652A Expired - Fee Related JPH067136B2 (ja) | 1986-09-10 | 1987-01-30 | 電子コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067136B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102637969B (zh) * | 2012-05-03 | 2014-03-12 | 刘杰 | 一种插座 |
WO2014129677A1 (ko) * | 2013-02-20 | 2014-08-28 | 동아대학교 산학협력단 | 안전 콘센트 |
IT201900004715A1 (it) * | 2019-03-29 | 2020-09-29 | Getters Spa | Attuatore lineare comprendente una molla a spirale in lega a memoria di forma funzionante a bassa potenza elettrica |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59186286A (ja) * | 1983-04-07 | 1984-10-23 | 富士通株式会社 | 電子部品ソケツト |
-
1987
- 1987-01-30 JP JP62018652A patent/JPH067136B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS63191067A (ja) | 1988-08-08 |
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