JPH067125B2 - 超音波測定装置のゲートパルス発生回路 - Google Patents

超音波測定装置のゲートパルス発生回路

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JPH067125B2
JPH067125B2 JP63033793A JP3379388A JPH067125B2 JP H067125 B2 JPH067125 B2 JP H067125B2 JP 63033793 A JP63033793 A JP 63033793A JP 3379388 A JP3379388 A JP 3379388A JP H067125 B2 JPH067125 B2 JP H067125B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、超音波測定装置のゲートパルス発生回路に
関し、詳しくは、確実にかつ簡単にゲートパルスの発生
タイミングとそのパルス幅の設定ができるような超音波
測定装置のゲートパルス発生回路に関する。
[従来の技術] 超音波測定装置の1つである超音波探傷装置は、エコー
受信信号(又はビデオ信号或いはRF信号)の任意の位
置でゲートがかけられるようになっていて、例えば、エ
コー受信信号の欠陥波にゲートをかけ、抽出したエコー
受信信号についてピークレベル等を得て、その値の大き
さで欠陥の良否を判定している。
この場合、エコー受信信号の任意の位置にゲートをかけ
るためには、ゲートパルスを任意のタイミングで発生さ
せることが必要となる。第4図は、このゲートパルス発
生の原理を説明する欠陥測定におけるAスコープ像とそ
のゲートパルス発生タイミングとの関係の説明図であ
る。
第4図において、29は、水浸反射法で得られたAスコ
ープ像であって、Tは送信波、Sは表面波、Fは欠陥
波、Bは底面波を示している。43は、周期的な測定に
対応して発生する同期信号であり、この信号の後縁(立
上がり)でパルサを駆動し送信パルスを出力する。この
送信パルス信号は、エコー受信信号29における送信波
Tとなって現れる。
44は、所定の設定された時間に対応するパルス幅を持
つ遅延トリガパルスであり、前記同期信号43の前縁
(立下がり)を起点として発生する。
45は、表面波検出パルスであって、同期信号43の前
縁でセットされるフリップフロップ出力とエコー受信信
号29のコンパレータ出力と遅延トリガパルス44がな
くなったときとの論理積出力として発生する。
46は、ゲート位置パルスであって、表面波検出パルス
45を起点とし、設定された時間に対応するパルス幅を
持つパルスとして発生する。
47は、ゲート幅パルスで前記ゲート位置パルス46の
後縁(立下がり)を起点に発生し、設定された時間に対
応するパルス幅を持つパルスである。
このように、ゲート幅パルス47は、同期信号43の発
生に応じ、かつ表面波Sの発生タイミングに同期して、
設定された時間に設定された幅で発生する。
このような方式によるゲートパルスの発生は、一般に表
面波同期ゲートモードと呼ばれるものであって、表面波
Sを基準にゲートをかけているので、プロープと被検体
までの距離(水距離という)が変化しても表面波Sから
のゲート位置が変化しない特徴がある。
なお、遅延トリガパルス44は、表面波Sを検出する手
段として用いるパルスであって、このパルスがLOWレ
ベル(以下“L”)の期間は、表面波Sが検出されな
い。
一方、ゲートをかける方式には主同期ゲートモードと呼
ばれるもう一つの方式があって、これは、同期信号43
を基準としてゲートパルスを発生する方法である。すな
わち、ゲート位置パルス46は、同期信号43の前縁を
起点として発生し、ゲート幅パルス47は、前述と同様
にこのゲート位置パルス46の後縁を起点として発生す
る。
以上のような2つのゲートモードは、選択できるように
なっていて、遅延トリガパルス44、ゲート位置パルス
46、ゲート幅パルス47の値については、特に、規格
等で定められてはいないので超音波測定装置によってま
ちまちであるが、一例として挙げると、遅延トリガパル
スは、0.5〜400μs、ゲート位置パルスは、0.1〜300μ
s、ゲート幅パルスは、0.1〜800μsである。
第5図は、前記のような2つのゲートモードを持った従
来のゲートパルス発生回路のブロツク図である。モード
切換スイッチ48が48aの側にセットされているとき
は、主同期ゲートモードで動作する。すなわち、第4図
の同期信号43(その前縁)が端子49aに加わると、
ゲート位置パルス46を発生するワンショット回路50
は、コンデンサ51の容量値とポテンショメータ52の
抵抗値の時定数で定まる所定の幅のパルスを発生する。
ゲート幅パルス47を発生するワンショット回路53
は、前記ゲート位置パルスの後縁でトリガされてコンデ
ンサ54の容量とポテンショメータ55の抵抗値の時定
数で定まる一定の幅のパルスを発生し、所定のゲート幅
パルス47が得られる。
モードスイッチ48を48b側にセットした場合には、
表面波同期ゲートモードとなる。コンデンサ56と抵抗
57,58から成る微分回路で同期信号の前縁を微分し
て負のパルスを作り、RSフリップフロップ回路59の
出力をHIGHレベル(以下“H”)にセットする。
また、遅延トリガパルス44を発生するワンショット回
路60が動作して、その端子から負パルスの遅延トリ
ガパルス44が出力される。
一方、端子49bには、エコー受信信号が加えられてお
り、これがコンパレータ61に加えられて、コンパレー
タ61の比較電圧(基準電圧)より大きなレベルのエコ
ー受信信号が入力に加わっている間、その出力に正パル
スが発生する。
このコンパレータ61の出力は、3入力NAND回路6
2に加えられ、3入力NAND回路62の他の入力に
は、それぞれRSフリップフロップ回路59の出力とワ
ンショット回路60の端子からの負パルスの出力とが
加えられている。そこで、これらが各入力信号が“H”
になったときに、その出力に負パルス(表面波検出信
号)が出力される。
この出力は、表面波検出パルス45を反転したパルスと
なっていて、これが前記ワンショット回路53に加え
れ、その前縁(立下がり)で、ゲート位置パルス46の
ワンショット回路50が動作し、前述の主同期ゲートモ
ードと同様に動作してゲート幅パルス47が発生する。
なお、ワンショット回路50の出力をコンデンサ63と
抵抗64,65とから成る微分回路で受けて、負の微分
パルスを発生させて、RSフリップフロップ回路59を
リセットしているが、このようにすることで3入力NA
NDゲート62をインヒビットし、次の同期信号が入力
されるまでは、表面波検出パルス45(その反転信号)
が発生しないようにしている。
このような従来のゲート回路の遅延トリガパルス,ゲー
ト位置パルス,ゲート幅パルスの設定は、手動による操
作で設定している。
[解決しようとする課題] したがって、ゲートパルスの設定条件は、被検体の種類
毎にマニュアル操作で行うことになる。そこで、被検体
の種類が多く、かつ頻繁に種類を交換して探傷するよう
な場合は、この設定時間に多くの時間を要し作業効率が
悪くなる。また、人為的ミスによる誤設定を起こす可能
性があって、操作者には、ある程度超音波技術とか測定
に熟知している人が必要となる。そこで、素人では操作
できないといった欠点がある。
この発明は、このような問題点を解決するものであっ
て、確実にかつ簡単にゲートパルスの発生タイミングと
そのパルス幅の設定ができる超音波測定装置のゲートパ
ルス発生回路を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] このような目的を達成するためにこの発明の超音波測定
装置のゲートパルス発生回路における手段は、遅延時間
のデータを記憶する第1のレジスタと、ゲートパルスの
発生位置までの時間データを記憶する第2のレジスタ
と、ゲートパルスのパルス幅データを記憶する第3のレ
ジスタと、第1,第2及び第3のレジスタのデータがセ
ットされるカウンタと、ゲートパルス信号を発生するゲ
ート信号発生回路と、カウンタの値をインクリメント又
はデクリメントするパルス信号を所定の周期で発生し、
カウンタに送出するパルス信号発生回路と、所定のエコ
ー受信信号を検出する検出回路とを備えていて、超音波
の測定を開始する同期信号若しくはその送信パルス信号
又はこれらの信号に対応する信号に応じて第1のレジス
タからデータが読出されてカウンタにセットされ、カウ
ンタが計数動作をしてそのカウント終了信号に応じて検
出回路が起動され、この検出回路の検出信号に応じて第
2のレジスタからデータが読出されてカウンタにセット
され、カウンタが計数動作をしてそのカウント終了信号
に応じて、第3のレジスタからデータが読出されてカウ
ンタにセットされかつ前記ゲートパルス発生回路が起動
されてゲートパルスが発生し、カウンタが計数動作をし
てそのカウント終了信号に応じてゲートパルス信号の発
生を停止するものである。
[作用] このように遅延時間のデータを記憶する第1のレジスタ
と、ゲートパルスの発生位置までの時間のデータを記憶
する第2のレジスタと、ゲートパルスのパルス幅のデー
タを記憶する第3のレジスタとの3つのレジスタとを設
けておき、これら各データをカウンタで順次カウントす
るようにことにより、ゲートパルスの発生時間とその幅
とを前記各レジスタにデータをセットするだけで簡単に
設定することができる。
その結果、遅延トリガパルス、ゲート位置パルス,ゲー
ト幅パルス等の設定をほぼ同時に行え、設定にほとんど
時間を要しないで済む。特に、被検体の種類毎に前記の
ような遅延トリガパルス、ゲート位置パルス,ゲート幅
パルス等データを組にして設けておき、これを選択する
ようにすれば被検体の種類が多くてもその設定が容易と
なる。また、各データは、設定時間に応じて対応設定で
きるので、人為的ミスによる各種ゲートパルスの誤設定
が防止でき、各種ゲートパルスの手動による設定が不要
となる。したがって、機器の操作性が向上し、技術者で
なくても簡単に操作ができる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例について図面を参照して詳細
に説明する。
第1図は、この発明の超音波測定装置のゲートパルス発
生回路の一実施例のブロツク図であり、第2図は、その
ワードレジスタへのデータ書込みのタイミングチャー
ト、第3図は、その全体的な動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
第1図において、1は、16ビット4ワードのワードレ
ジスタであって、4ビット4ワードのレジスタファイル
ICを4個カスケード接続して構成したものである。こ
れら4個の4ワードのレジスタを説明上、レジスタA,
B,C,Dとする。
レジスタAは、遅延時間を設定する第1のレジスタであ
って、遅延トリガパルス用に設けたものであり、レジス
タBは、ゲートパルスの発生位置までの時間のデータを
記憶する第2のレジスタであって、ゲート位置パルス用
に設けたものである。レジスタCは、ゲートパルスのパ
ルス幅のデータを記憶する第3のレジスタであって、ゲ
ート幅パルス用に設けたものである。そしてレジスタD
は、予備のレジスタである。
それぞれのレジスタへのデータセットは、セットするレ
ジスタの選択をアドレス信号線2により行い、選択レジ
スタが4個であので、ここでは、ライトアドレス信号を
2ビットとする。また、書き込みタイミングを与えるラ
イトイネーブル信号をライトイネーブル信号線3に入力
してデータの書込みを行う。このライトイネーブル信号
も2ビットで上位,下位のビットデータを選択する。
各レジスタに書込まれるデータは、ここでは8ビットと
し、このデータ8ビットをデータバス4に適正なタイミ
ングで与えて、そのデータの書込みを行う。例えば、B
レジスタにゲート位置パルスのデータをセットする場合
には、第2図に示すような位相でデータ26と、アドレ
ス信号27、ライトイネーブル信号28とが、それぞれ
の信号線に供給される。
ここで、データ26の前半のデータが、例えば上位の8
ビットであり、その後半が下位の8ビットである。アド
レス信号線2に2ビット(0,1)のアドレス信号27
を加えることにより、Bレジスタが選択され、ライトイ
ネーブル線3にライトイネーブル信号28が前半のデー
タと後半のデータに対応してそれぞれ加わることで、1
6ビットのデータがBレジスタに記憶される。なお、他
のレジスタについてのデータのセットは、アドレス信号
線2に加わるアドレス信号27が相違するだけで、他は
前記と同様となる。
このようにして上位8ビットと下位8ビットにデータを
分けて16ビットのデータセットを各レジスタに書込
む。また、レジスタA,B,C,Dの1つからデータを
読み出すときは、リードアドレス信号を2ビットとし、
これをリードアドレス端子(RA)5とリードアドレス
端子(RB)6とに加え、リードイネーブル端子7を
“L”にしておけば、リードアドレス信号の発生に応じ
てワードレジスタ1から1ワード(16ビット)のデー
タを読み出すことが出来る。そこで、今仮に、レジスタ
A,B,CにそれぞれX1,X2,X3のデータが格納されてい
るとする。
ワンショット回路8は、その入力端子8aに同期信号4
3(第3図の(b)参照)が加わると、約105nsの
負トリガパルス(第3図の(c)参照)を出力する。こ
の出力は、カウンタ9(以下Zカウンタ9)のロード端
子10に加えられて、Zカウンタ9を起動する。Zカウ
ンタ9は、ワードレジスタ1から1ワードのデータを読
出すための回路であって、前記のリードアドレス信号を
発生する。ここでは、これを4ビットのプリセットカウ
ンタで構成している。
Zカウンタ9は、そのロード端子10が“L”のとき
(同期信号43が加わったとき)に、これが“L”から
“H”に変化すると、入力端子11,12の信号がロー
ドされ、4ビットのデータがプリセットされる。
発振器13は、第3図の(a)に示すように、例えば2
0MHzのクロックパルスを発生するクロックパルス発
生回路であって、同期信号43は、第3図の(b)に示
すように、負のパルス信号であって、前記発振器13と
同期した信号となっている。
Yカウンタ14は、16ビットのカウンタであり、Zカ
ウンタ9と同一の4ビットのプリセットカウンタを4個
カスケード接続して構成されている。そしてそのロード
端子16が“L”となるロードパルスが発生している約
105ns期間(第3図(g)参照)にワードレジスタ
1から読出されたデータがこのカウンタにプリセットさ
れる。
ここで、そのクロック端子15bに20MHzのクロッ
クパルスが加わっているので、Yカウンタ14のプリセ
ット値は、この1個〜2個のパルス(第3図の(d)参
照)で、第3図の(m)に見るようにワードレジスタ1
からロードされて、その後、ロード端子16が“H”と
なった時点からこのデータがインクリメントされる。な
お、このYカウンタ14の最大カウント値がここではN
に設定されているとする。
17は、モード選択スイッチであり、これが17a側の
表面波同期ゲートモードにセットされていると、Zカウ
ンタ9の入力端子11,12は全て“L”となっている
ので、出力端子QA,QBは、ともに“L”となる。一方、
モード選択スイッチ17が17b側の主同期ゲートモー
ドにセットされていると、Zカウンタ9の入力のうち端
子12は“H”であり、入力端子11は全て“L”とな
っているので、(0001)の値がプリセットされ、そ
の出力端子QA,QBは、それぞれ“H”,“L”となる。
そこで、レジスタBのデータが読出されることになる。
ここで、表面波同期ゲートモードが選択され場合につい
て、まず、説明すると、同期信号43が検出されるとワ
ンショット回路8に出力(第3図の(b)参照)が発生
して、Zカウンタ9の入力が全て“L”となり、出力端
子QA,QBが“L”となる。そこで、ワードレジスタ1の
リードアドレス端子5,6が“L”となって、レジスタ
Aが選択され、アクセスされる。その結果、レジスタA
のデータが読出されて、Yカウンタ14の入力端子15
aに加わる。
一方、ワンショット回路8の出力は、負論理OR回路1
8を介してワンショット回路24を駆動する。このワン
ショット回路24は、2入力の負論理OR回路25を介
してYカウンタ14のロード端子16に、第3図の
(g)に示す約105ns程度のロードパルスを加え
る。ここで、ワンショット回路8の出力は、負論理OR
回路21bを介してRSフリップフロップ22にも加え
られる。そこで、RSフリップフロップ22がリセット
され、その出力が“H”になる。その結果、負論理OR
回路25の一方の入力は“H”となる。
Yカウンタ14のロード端子16に負論理OR回路25
を介して前記ロードパルスが加わるとクロック端子15
bに加わるクロックパルスの立上がりでその端子15a
に加えられる入力データ(現在ではレジスタAのデータ
X1)がYカウンタ14にロードされる。そして、そのロ
ード端子16が“H”になると、第3図の(m)に示す
ように、この入力データ(X1)をプリセット値としてクロ
ックパルス(第3図の(a)参照)によりカウントが開
始され、カウント値がNになったとき、そのカウントが
終わり、その端子19からカウンタ終了信号としてのリ
プルキャリーが出力される。そのカウンタ数は、レジス
タAにX1がセットされていることからN−X1である。
このリプルキャリーは、負論理OR回路9aを介してZ
カウンタ9のクロック端子に入力される。その結果、Z
カウンタ9は、このリプルキャリー信号(第3図の
(d)参照)によりカウントが1個進み、第3図の
(e),(f)に示すように、出力端子QA,QBは、
“L”,“L”から“H”,“L”に変化する。そこで
今度は、ワードレジスタ1からBレジスタのデータX2
出力され、これがYカウンタ14に加えられる。このと
き同時に、Zカウンタ9の出力は、デコーダ20に加え
られる。
デコーダ20は、ゲートパルス発生回路であって、Zカ
ウンタ9の出力がCレジスタをアクセスしたときにこれ
をデコードしてゲートパルスを発生する。また、前記の
ようにZカウンタ9の出力がレジスタBをアクセスした
ときには、RSフリップフロップ22をセットして、エ
コー受信信号を検出する。
すなわち、Zカウンタ9の出力端子QA,QBが“H”,
“L”に変化すると、デコーダ20は、これをデコード
して、その出力端子Y1(第3図の(j)参照)が“L”
となる。そこで、2入力負論理AND回路21aの出力
が“L”となって、RSフリップフロップ22がセット
され、その出力が“L”となる。そこで、Yカウンタ1
4にロードパルス(第3図の(g)参照)が加えられ
て、レジスタBのデータX2がロードされる。しかし、こ
のロード端子16が“L”の状態では、Yカウンタ14
のカウントは開始されない。なお、第3図の(i)に示
す波形は、デコーダ20の出力端子Y0の出力であって、
出力端子Y1の前の出力状態を示している。
コンパレータ回路23には、その入力端子23aにエコ
ー受信信号が加えられており、コンパレータの比較電圧
よりエコー受信信号レベルが大きい期間のみ、すなわ
ち、表面波Sがあるときのみ、出力に負パルス(第3図
の(h)参照)が現れて、それが負論理OR回路21b
を介してRSフリップフロップ22のリセット端子に加
えられる。その結果、フリップフロップ22はリセット
され、Yカウンタ14のロード端子16が“H”とな
る。この時点でYカウンタ14のカウント動作がスター
トする。
そこで、Bレジスタのデータは、表面エコーの受信信号
に対応してそのインクリメントが開始される。そして、
前記と同様にこのカウント(=N−Y2)が終了すると、
Yカウンタ14からプルキャリーが出力され、Zカウン
タ9のカウントを1つ進ませる。その結果、その端子
QA,QBが“L”,“H”となる。そこで今度は、ワード
レジスタ1からCレジスタのデータが出力される。この
とき、この出力をデコードしたデコーダ20は、その出
力端子Y2(第3図の(k)参照)が“L”となり、ゲー
トパルス信号を発生し、その出力端子30にこれを出力
する。
このとき同時に、この出力を負論理OR回路18を介し
てワンショット回路24が受けて、ワンショット回路2
4が動作し、Yカウンタ14には、ワードレジスタ1の
レジスタCのデータX3がその入力端子15aを介してロ
ードされる。そして、このロードされたデータがYカウ
ント14によりカウントされる。このレジスタCのデー
タのカウント(=N−X3)を終了とすると、Yカウント
14の端子19にリプルキャリーが発生して、前述の動
作と同様にZカウンタ9がインクリメントされて、その
出力端子QA,QBは、“H”,“H”となり、これをデコ
ードしたデコーダ20の出力は、出力端子Y3(第3図の
()参照)が“L”となり、出力端子Y2は“H”とな
る。したがって、出力端子Y2にCレジスタに対応するデ
ータ(=N−X3)の幅のゲート幅パルスが得られる。
なお、前記出力端子Y3の出力“L”は、Yカウンタ14
のクリア端子15cに加えられ、Yカウント14がクリ
アされる。そして、再び、同期信号が加わると前述の動
作を行い同期信号の周期毎にゲート幅パルスが発生す
る。
以上は、モード選択スイッチ17が17a側の表面波同
期ゲートモードにセットされている場合であるが、モー
ド選択スイッチ17が17b側の主同期ゲートモードに
セットされているとすると、Zカウンタ9の入力のうち
端子12は“H”となるので、Zカウンタ9には、(0
001)の値がプリセットされ、その出力端子QA,Q
Bは、それぞれ“H”,“L”となる。したがって、ワ
ンショット回路8の同期信号43の検出に従って、ワン
ショット回路24を介してレジスタBのデータが読出さ
れて、Yカウンタ14にロードされ、同期信号43の発
生からBレジスタのデータX2がカウント(=N−X2)さ
れ、このカウントが終了した後に、ゲートパルス信号が
デコーダ20に発生して、CレジスタのデータX3がカウ
ント(=N−X3)されることになる。
このとき、主同期ゲートモードでは、負論理AND回路
21aの一方の入力が“H”となっているので、RSフ
リップフロップ22のセット端子にトリガ信号が入力さ
れない。そのために、表面波エコー受信信号がコンパレ
ータ23で検出されても、RSフリップフロップ22の
出力は“H”のままとなり、Yカウンタ14のカウント
動作は、これと無関係なものとなる。
以上説明してきたが、実施例では、カウンタはプリセッ
ト値からインクリメントしてその最大カウント値までカ
ウントし、カウントを終了するような構成を採っている
が、これは、プリセット値からデクリメントしてそのカ
ウント値がゼロになったときに、カウントの終了信号を
発生するようにしてもよい。
実施例のエコー受信信号の検出回路は、表面波を検出し
ているが、これは、他のエコー受信信号を検出するもの
であってもよい。
また、レジスタは、3つ用いているが、他のエコー受信
信号に対してゲートをかける場合には、さらに多くのレ
ジスタを設けてもよい。
[発明の効果] 以上の説明から理解できるように、この発明にあって
は、遅延時間のデータを記憶する第1のレジスタと、ゲ
ートパルスの発生位置までの時間のデータを記憶する第
2のレジスタと、ゲートパルスのパルス幅のデータを記
憶する第3のレジスタとの3つのレジスタとを設けてお
き、これら各データをカウンタで順次カウントするよう
にことにより、ゲートパルスの発生時間とその幅とを前
記各レジスタにデータをセットするだけで簡単に設定す
ることができる。
その結果、遅延トリガパルス、ゲート位置パルス,ゲー
ト幅パルス等の設定をほぼ同時に行え、設定にほとんど
時間を要しないで済む。特に、被検体の種類毎に前記の
ような遅延トリガパルス、ゲート位置パルス,ゲート幅
パルス等データを組にして設けておき、これを選択する
ようにすれば被検体の種類が多くてもその設定が容易と
なる。また、各データは、設定時間に応じて対応設定で
きるので、人為的ミスによる各種ゲートパルスの誤設定
が防止でき、各種ゲートパルスの手動による設定が不要
となる。したがって、機器の操作性が向上し、技術者で
なくても簡単に操作ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の超音波測定装置のゲートパルス発
生回路の一実施例のブロツク図、第2図は、そのワード
レジスタへのデータ書込みのタイミングチャート、第3
図は、その全体的な動作を説明するためのタイミングチ
ャート、第4図は、ゲートパルス発生の原理を説明する
ための一般的なAスコープ像とそのゲートパルス発生タ
イミングとの関係の説明図、第5図は、そのゲートパル
ス発生回路の説明図である。 1…ワードレジスタ、2…アドレス信号線、 3…ライトイネーブル信号線、4…データバス、 5,6…リードアドレス端子、 8,24…ワンショット回路、9,14…カウンタ、1
0,16…ロード端子、 11,12,15…入力端子、13…発振器、 17,48…モード選択スイッチ、 20…デコーダ、21…負論理AND回路、 22…フリップフロップ、22…正論理NAND回路、
23…コンパレータ、25…負論理OR回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遅延時間のデータを記憶する第1のレジス
    タと、ゲートパルスの発生位置までの時間データを記憶
    する第2のレジスタと、前記ゲートパルスのパルス幅デ
    ータを記憶する第3のレジスタと、第1,第2及び第3
    のレジスタのデータがセットされるカウンタと、ゲート
    パルス信号を発生するゲート信号発生回路と、前記カウ
    ンタの値をインクリメント又はデクリメントするパルス
    信号を所定の周期で発生し、前記カウンタに送出するパ
    ルス信号発生回路と、所定のエコー受信信号を検出する
    検出回路とを備え、超音波の測定を開始する同期信号若
    しくはその送信パルス信号又はこれらの信号に対応する
    信号に応じて第1のレジスタからデータが読出されて前
    記カウンタにセットされ、前記カウンタが計数動作をし
    てそのカウント終了信号に応じて前記検出回路が起動さ
    れ、この検出回路の検出信号に応じて第2のレジスタか
    らデータが読出されて前記カウンタにセットされ、前記
    カウンタが計数動作をしてそのカウント終了信号に応じ
    て、第3のレジスタからデータが読出されて前記カウン
    タにセットされかつ前記ゲートパルス発生回路が起動さ
    れてゲートパルスが発生し、前記カウンタが計数動作を
    してそのカウント終了信号に応じて前記ゲートパルス信
    号の発生を停止することを特徴とする超音波測定装置の
    ゲートパルス発生回路。
  2. 【請求項2】第1,第2及び第3のレジスタは、これら
    に対応するアドレス信号に応じてそれぞれアクセスされ
    て記憶したデータが読出されるものであり、パルス信号
    発生回路はクロックパルス発生回路であり、ゲート信号
    発生回路は前記アドレス信号をデコードするデコーダで
    あって、前記アドレス信号が第3のレジスタをアクセス
    しているときにこれをデコードしてゲート信号を発生す
    るものであり、第1,第2及び第3のレジスタのデータ
    は演算処理装置からセットされることを特徴とする請求
    項1記載の超音波測定装置のゲートパルス発生回路。
  3. 【請求項3】アドレス信号は、読出し信号発生回路から
    出力され、この読出し信号発生回路は、超音波の測定を
    開始する同期信号又はその送信パルス信号に応じて第1
    のレジスタからデータを読出し、このデータに対するカ
    ウンタの第1のカウント終了信号に応じて第2のレジス
    タからデータを読出し、このデータに対する前記カウン
    タの第2のカウント終了信号に応じて第3のレジスタか
    らデータを読出すものであり、第1のカウント終了信号
    に応じて検出回路が起動され、この検出回路の検出信号
    に応じて前記カウンタがカウント動作をする第1の動作
    モードと、前記読出し信号発生回路が前記超音波の測定
    を開始する同期信号又はその送信パルス信号に応じて第
    2のレジスタからデータを読出し、このデータに対する
    前記カウンタのカウント終了信号に応じて第3のレジス
    タからデータを読出す第2の動作モードとの2つの動作
    モードとを備えていて、第2の動作モードのときに検出
    回路の動作が無効とされることを特徴とする請求項2記
    載の超音波測定装置のゲートパルス発生回路。
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