JPH0671132B2 - 電極引出し構造 - Google Patents

電極引出し構造

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JPH0671132B2
JPH0671132B2 JP60058932A JP5893285A JPH0671132B2 JP H0671132 B2 JPH0671132 B2 JP H0671132B2 JP 60058932 A JP60058932 A JP 60058932A JP 5893285 A JP5893285 A JP 5893285A JP H0671132 B2 JPH0671132 B2 JP H0671132B2
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substrate
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electrode
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博 辨野
利文 中村
亮太 渋田
秋夫 坂野
公義 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明を以下の順序で説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段 F 作用 G 実施例 G−1 位置検出板(第1図,第2図) G−2 電極引出し構造の一例(第1図,第2図,第3
図) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、電極板上に配された複数の主電極を、それら
に対応する複数の引出し電極が配されたフレキシブル接
続基板を用いて引き出す電極引出し構造に関する。
B 発明の概要 本発明は、絶縁基板上に配された複数の主電極を、各主
電極に対応して配された複数の引出し電極を有するフレ
キシブル接続基板を用いて引き出す電極引出し構造にお
いて、主電極と引出し電極とが絶縁基板上の所定の接続
位置で導電異方性を有する熱可塑性接着層を介して接着
され、絶縁基板上の接続位置より外側の位置において、
フレキシブル接続基板上に絶縁基板上における複数の主
電極の配列方向に伸びて配された板状補強部材と絶縁基
板との間にフレキシブル接続基板を保持し、板状補強部
材をフレキシブル接続基板に対して固定するとともにフ
レキシブル接続基板を絶縁基板に固定する熱硬化性接着
部が設けられるようになすことにより、主電極と引出し
電極とが比較的容易な作業により、充分な機械的強度を
もって接続されるようにしたものである。
C 従来の技術 液晶,電子発光素子,プラズマ等を用いた平面画像表示
装置や、図形表示装置あるいは図形作成装置において図
形入力部を構成するタブレット板等においては、絶縁基
板上に複数の細条電極が配列されて形成される電極板が
用いられる。例えば、タブレット板上にスタイラスで図
形等が描かれるとき、描かれた図形等に関するデータが
得られ、このデータに基づいて表示装置における図形等
の表示や変更等がなされるようにされた図形作成装置等
において、タブレット板を構成するものとされ、その上
に配されたスタイラスの位置が静電的手法により逐次検
出されるようになされた位置検出板として、特開昭59-8
7583号公報に記載されている如くものが提案されている
が、斯かる位置検出板においては、第1の絶縁基板上に
所定の間隔で平行に配列されてY方向に伸びる多数の細
条電極が配された形成された第1の電極板に、第1の絶
縁基板上に被着された絶縁層を介して、第2の絶縁基板
上に所定の間隔で平行に配列されてX方向に伸び、隣り
合う複数本毎に共通接続された多数の細条電極が配され
て形成された第2の電極板が対向せしめられたことにな
る構成がとられている。
このような、絶縁基板上に複数の細条電極が配列されて
形成される電極板が有する細条電極の夫々を、外部の、
例えば、それらに電圧を供給する駆動部等に接続すべく
引き出すにあたっては、絶縁基板上に配された複数の細
条電極に対応して配された複数の引出し電極を有するフ
レキシブル接続基板を用いることが、電極板及びそれに
関連する各部の配置上有利となる。フレキシブル接続基
板が用いられて絶縁基板上に配された複数の細条電極の
引出しがなされる場合には、絶縁基板上に配された複数
の細条電極の夫々とフレキシブル接続基板に配された複
数の引出し電極の対応するものとが相互に接続されるこ
とになり、斯かる電極の相互接続は、従来、各細条電極
について個々に半田付けがなされることによって、ある
いは、絶縁基板とフレキシブル接続基板とが相互に位置
合わせされたうえで重ね合わされて特殊なクリップで固
定されることによって行われている。
D 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上述の如くの電極板において絶縁基板上
に配される複数の細条電極は、通常、その配列方向にお
ける間隔が比較的狭いものとされるので、上述の如く、
絶縁基板上に配された複数の細条電極の夫々とフレキシ
ブル接続基板に配された複数の引出し電極の対応するも
のとの相互接続が、各細条電極について個々に半田付け
が行われてなされる場合には、比較的狭い間隔を置いて
配列された多数の細条電極の各々についての煩わしい半
田付け作業が要求されるに加え、誤接続が生じ易いとい
う問題がある。また、上述の如く、絶縁基板上に配され
た複数の細条電極の夫々とフレキシブル接続基板に配さ
れた複数の引出し電極の対応するものとの相互接続が特
殊なクリップを用いてなされる場合には、絶縁基板とフ
レキシブル接続基板とが重ね合わされてクリップにより
強固に挟持されることになるので、細条電極と引出し電
極との接続部の周囲にクリップ用のスペースが必要とさ
れ、さらに、細条電極と引出し電極との接続部において
絶縁基板及びフレキシブル接続基板に比較的大なる応力
が作用し、絶縁基板あるいはフレキシブル接続基板が損
傷を受ける虞があるという問題がある。
斯かる点に鑑み、本発明は、絶縁基板上に配された複数
の細条電極の如くの主電極を各主電極に対応して配され
た複数の引出し電極を有するフレキシブル接続基板を用
いて引き出すものとされ、絶縁基板上に配された複数の
主電極の夫々とフレキシブル接続基板に配された複数の
引出し電極の対応するものとの相互接続が、半田付けに
よらず、また、特殊なクリップが用いられることなく、
比較的簡単な作業により、充分な機械的強度をもってな
されたものとされる電極引出し構造を提供することを目
的とする。
E 問題点を解決するための手段 上述の目的を達成すべく、本発明に斯かる電極引出し構
造は、絶縁基板上に配された複数の主電極とフレキシブ
ル接続基板上に主電極の夫々に対応して配された複数の
引出し電極とが絶縁基板上の接続位置において導電異方
性を有する可塑性接着層を介して接着され、絶縁基板上
の上述の接続位置より外側となる位置に、絶縁基板上に
おける複数の主電極の配列方向に伸びる板状補強部材と
絶縁基板との間にフレキシブル接続基板を保持し、フレ
キシブル接続基板に設けられた透孔を通じて板状補強部
材をフレキシブル接続基板に対して固定するとともに、
フレキシブル接続基板を絶縁基板に対して固定する熱硬
化性接着部が設けられたものとされる。
F 作用 上述の如くの本発明に係る電極引出し構造においては、
絶縁基板上に配された複数の主電極の夫々とフレキシブ
ル接続基板上に配された複数の引出し電極の対応するも
のとが、絶縁基板上の接続位置において導電異方性を有
する熱可塑性接着層を介して接続されて、比較的容易な
作業により接続がなされたものとされる。そして、斯か
る接続位置より外側となる位置に、フレキシブル接続基
板を絶縁基板とで挟む板状補強部材が用いられたもとで
フレキシブル接続基板が絶縁基板に強固に固定される熱
硬化性接着部が設けられ、主電極と引出し電極とが導電
異方性を有する熱可塑性接着層を介して接続された状態
で、絶縁基板に対してフレキシブル接続基板が充分な機
械的強度をもって固定された状態がとられる。即ち、熱
可塑性接着層が用いられて比較的容易な作業によりとら
れた主電極と引出し電極との相互接続状態が、熱硬化性
接着部において絶縁基板にフレキシブル接続基板が強固
に固定されることにより、フレキシブル接続基板が変形
を受ける場合にあっても安定に維持されることになる。
G 実施例 G−1 位置検出板(第1図,第2図) 第1図及び第2図は、本発明に係る電極引出し構造の一
例をそれが適応された位置検出板とともに示し、ここ
で、位置検出板は、その上に図示されていないスタイラ
スで図形等が描かれるとき、スタイラスの位置が静電的
手法により逐次検出されて、描かれた図形等に関するデ
ータが得られるようにされたタブレット板を構成するも
のとされている 斯かる位置検出板10は、一面上にX方向に伸びる複数の
細条電極Y1,Y2・・・Ymが一定の間隔で配列された絶縁
基板11と、同じく一面上にY方向に伸びる複数の細条電
極X1a,X1b,X1c・・・Xna,Xnb,Xncが細条電極Y1・・・Ym
との中心間隔の1/3の中心間隔をもって平行に配列され
るとともに、細条電極X1a〜X1c・・・Xna〜Xncを隣合う
3本ごとに共通接続する共通接続電極部が設けられた絶
縁基板13とが、中間絶縁層12を介して、夫々の細条電極
が配された面を向き合わせて対向せしめられて形成され
ている。これら絶縁基板11及び13の夫々の一側部は、互
いに対向しない方向に延びて非対向端部11a及び13aを形
成している。そして、絶縁基板11の非対向端部11aに位
置するものとされた細条電極Y1,Y2・・・Ymの夫々の一
端が、引出し電極接続部Y1d,Y2d・・・Ymdとされてお
り、また、絶縁基板13の非対向端部13aに位置するもの
とされた細条電極X1a〜X1c・・・Xna〜Xncを隣合う3本
ごとに共通接続する共通接続電極部が、引出し電極接続
部X1d,X2d・・・Xndとされている。
なお、これら絶縁基板11及び13は、例えば、透明なガラ
ス板とされており、また、中間絶縁層12は透明なプラス
チック層とされている。
細条電極Y1,Y2・・・Ym及び細条電極X1a〜X1c・・・Xna
〜Xncは、所定の態様で、夫々、引出し電極接続部Y1d,Y
2d・・・Ymd及びX1d,X2d・・・Xndを通じて順次電圧が
供給されるものとされており、斯かる電圧供給がなされ
るとき、例えば、絶縁基板13の外面上に配されたスタイ
ラス(図示されていない)に、細条電極Y1,Y2・・・Ym
及び細条電極X1a〜X1c・・・Xna〜Xncに供給された電
圧に応じた電圧が、スタイラスと各細条電極との間に形
成される静電容量を通じて得られ、それに基づいてスタ
イラスの出力電圧が形成される。そして、スタイラスの
出力電圧に基づいて、位置検出板10上におけるスタイラ
スの位置が検出される。細条電極X1a〜X1c・・・Xna〜X
ncの夫々の幅が細条電極Y1,Y2・・・Ymの夫々の幅に比
して狭くされているのは、スタイラスに細条電極Y1,Y2
・・・Ymに供給された電圧に応じた電圧が得られるべき
ときには、スタイラスと細条電極Y1,Y2・・・Ymとの間
に細条電極X1a〜X1c・・・Xna〜XnCが接地されて介在せ
しめられることになるので、斯かる接地された細条電極
X1a〜X1c・・・Xna〜Xncが細条電極Y1,Y2・・・Ymに対
して及ぼす静電シールド作用を低減させるためである。
G−2 電極引出し構造の一例(第1図,第2図,第3
図) 斯かる位置検出板10において、本発明に係る電極引出し
構造の一例が以下の如くになされて適用されている。
絶縁基板11の非対向端部11aの面上にフレキシブル接続
基板20が重ねられており、このフレキシブル接続基板20
は、その一面上に、細条電極Y1,Y2……Ymに対応して配
された引出し電極y1,y2・・・ymを有すものとされてい
る。そして、フレキシブル接続基板20は、引出し電極
y1,y2・・・ymが配された面を絶縁基板11の非対向端部1
1aに対向させて配され、非対向端部11aに位置する引出
し電極接続部Y1d,Y2d・・・Ymdとフレキシブル接続基板
20の引出し電極y1,y2・・・ymとの夫々対応するものが
相互に対向せしめられた状態とされて、非対向端部11a
の引出し電極接続部Y1d,Y2d・・・Ymdが配された部分と
フレキシブル接続基板20の端部とが導電異方性を有する
熱可塑性接着層15を介して接着されている。
導電異方性を有する熱可塑性接着層15は、例えば、粒径
が20μm以下とされた半田粒子が分散混入された熱可塑
性接着剤にて形成されており、斯かる分散混入された半
田粒子により導電異方性を呈するものとされている。即
ち、第3図に示される如く、非対向端部11の引出し電極
接続部Y1d,Y2d・・・Ymdが配された部分とフレキシブル
接続基板20の端部とが熱可塑性接着層5を介して接着さ
れた部分、即ち、絶縁基板11上の接続位置において、引
出し電極接続部Y1d,Y2d・・・Ymdと引出し電極y1,y2
・・ymとの夫々対応するもの同士は、その間隔が狭く、
そのため、その間に介在せしめられた熱可塑性接着層15
中の半田粒子16が相互間を導電状態とするが、引出し電
極接続部Y1d,Y2d・・・Ymdの夫々の間,引出し電極y1,y
2・・・ymの夫々の間、及び、引出し電極接続部Y1d,Y2d
・・・Ymdと引出し電極y1,y2・・・ymとの夫々互いに対
応しないもの同士の間は、それらの間隔が熱可塑性接着
層15中の半田粒子16に比して大であり、そのため、熱可
塑性接着層15中の半田粒子16はそれらの間を導電状態と
はせず、絶縁状態に保つ。従って、非対向端部11aの引
出し電極接続部Y1d,Y2d・・・Ymdが配された部分とフレ
キシブル接続基板20の端部とが熱可塑性接着層15を介し
て接着された部分において、引出し電極接続部Y1d,Y2d
・・・Ymdと引出し電極y1,y2・・・ymとの夫々対応する
もの同士のみが電気的に接続されることになり、絶縁基
板11上の接続位置における、引出し電極接続部Y1d,Y2d
・・・Ymdの夫々、即ち、細条電極Y1,Y2・・・Ymとそれ
に対応する引出し電極y1,y2・・・ymの夫々との接続が
なされるのである。この接続は、非対向端部11aの引出
し電極接続部Y1d,Y2d・・・Ymdが配された部分とフレキ
シブル接続基板20の端部とを、熱可塑性接着層15を介在
させて対向せしめて熱処理することによりなされるの
で、極めて容易に行われる。
また、フレキシブル接続基板20の、上述された絶縁基板
11の接続位置より外側の位置に対応する部分には、Y方
向に沿い、所定の間隔をもって透孔27が配列形成されて
いる。そして、このフレキシブル接続基板20に配列形成
された透孔27の夫々を通じて、フレキシブル接続基板20
の上面側から、例えば、エポキシ系の熱硬化性接着剤が
絶縁基板11上に流し込まれて形成され、絶縁基板11の非
対向端部11aにフレキシブル接続基板20を固定する熱硬
化性接着柱状体40が設けられている。この熱硬化性接着
柱状体40は、ガラス板等で形成され、絶縁基板11上にお
ける細条電極Y1,Y2・・・Ymの配列方向に伸びるものと
された補強板41も、フレキシブル接続基板20の非対向端
部11aとの対向側とは反対側の面上に固定するものとさ
れていて、この補強板41により絶縁基板11の非対向端部
11aに対するフレキシブル接続基板20の固定がより確実
なものとされる。
このようにして、絶縁基板11上の接続位置において細条
電極Y1,Y2・・・Ymの夫々とそれに対応する引出し電極y
1,y2・・・ymの夫々との熱可塑性接着層15を介しての接
続がなされた状態で、フレキシブル接続基板20が、熱硬
化性接着柱状体40と補強板41とが含まれる熱硬化性接着
部により、絶縁基板11の非対向端部11aと補強板41との
間に位置せしめられて、絶縁基板11の非対向端部11aに
固定されるのであり、この固定はエポキシ系等の熱硬化
性接着剤が用いられて行われるので、極めて堅固なもの
とされる。このため、フレキシブル接続基板20が絶縁基
板11の外側から絶縁基板11に対して上下動せしめられる
ときにも、フレキシブル接続基板20の動きが熱硬化性接
着部により止められ、細条電極Y1,Y2・・・Ymの夫々と
それに対応する引出し電極y1,y2・・・ymの夫々との熱
可塑性接着層15を介しての接続状態が確保される。そし
て、斯かる構成をもって、絶縁基板11上に配された細条
電極Y1,Y2・・・Ymに対する、引出し電極y1,y2・・・ym
が配されたフレキシブル接続基板20を用いての電極引出
しがなされるのである。
一方、絶縁基板13の非対向端部13aにはフレキシブル接
続基板22が重ねられており、このフレキシブル接続基板
22は、その一面上に、細条電極X1a〜X1c・・・Xna〜Xnc
に設けられた引出し電極接続部X1d,X2d・・・Xndに対応
して配された引出し電極x1,x2・・・xnを有すものとさ
れている。そして、フレキシブル接続基板22は、引出し
電極x1,x2・・・xnが配された面を絶縁基板13の非対向
端部13aに対向させて配され、非対向端部13aに位置する
引出し電極接続部X1d,X2d・・・Xndとフレキシブル接続
基板22の引出し電極x1,x2・・・xnとの夫々対応するも
のが相互に対向せしめられた状態とされて、非対向端部
13aの引出し電極接続部X1d,X2d・・・Xndが配された部
分とフレキシブル接続基板22の端部とが導電異方性を有
する熱可塑性接着層15を介して接着されている。
この場合にも、上述の絶縁基板11とフレキシブル接続基
板20との接続の場合と同様にして、絶縁基板13上の接続
位置における、引出し電極接続部X1d,X2d・・・Xndの夫
々、即ち、細条電極X1a〜X1c・・・Xna〜Xncとそれに対
応する引出し電極x1,x2・・・xnの夫々との接続がなさ
れるのである。この接続も、非対向端部13aの引出し電
極接続部X1d,X2d・・・Xndが配された部分とフレキシブ
ル接続基板22の端部とを、熱可塑性接着層15を介在させ
て対向せしめて熱処理することによりなされるので、極
めて容易に行われる。
また、フレキシブル接続基板22の、上述の絶縁基板13の
接続位置より外側の位置に対応する部分には、X方向に
沿い、所定の間隔をもって透孔28が配列形成されてい
る。そして、このフレキシブル接続基板22に配列形成さ
れた透孔28の夫々を通じて、フレキシブル接続基板22の
下面側から、例えば、エポキシ系の熱硬化性接着剤が絶
縁基板13上に流し込まれて形成され、絶縁基板13の非対
向端部13aにフレキシブル接続基板22を固定する熱硬化
性接着柱状体40が設けられている。この熱硬化性接着原
状体40は、ガラス板等で形成され、絶縁基板11上におけ
る引出し電極x1,x2・・・xnの配列方向に伸びるものと
された補強板42も、フレキシブル接続基板22の非対向端
部13aとの対向側とは反対側の面上に固定するものとさ
れていて、この補強板42により絶縁基板13の非対向端部
13aに対するフレキシブル接続基板22の固定がより確実
なものとされる。
このようにして、絶縁基板13上の接続位置において細条
電極X1a〜X1c・・・Xna〜Xncの夫々とそれに対応する引
出し電極x1,x2・・・xnの夫々との熱可塑性接着層15を
介しての接続がなされた状態で、フレキシブル接続基板
22が、熱硬化性接着柱状体40と補強板42とが含まれる熱
硬化性接着部により、絶縁基板13の非対向端部13aと補
強板42との間に位置せしめられて、絶縁基板13の非対向
端部13aに固定されるのであり、この固定もエポキシ系
等の熱硬化性接着剤が用いられて行われるので、極めて
堅固なものとされる。そして、斯かる構成をもって、絶
縁基板13上に配された細条電極X1a〜X1c・・・Xna〜Xnc
に対する、引出し電極x1,x2・・・xnが配されたフレキ
シブル接続基板22を用いての電極引出しがなされるので
ある。
H 発明の効果 以上の説明から明らかな如く、本発明に係る電極引出し
構造によれば、絶縁基板上に配された複数の細条電極の
如くの主電極を、各主電極に対応して配された複数の引
出し電極を有するフレキシブル接続基板を用いて引き出
すにあたり、絶縁基板上に配された複数の主電極の夫々
とフレキシブル接続基板に配された複数の引出し電極の
対応するものとの相互接続を、半田付けによらず、ま
た、特殊なクリップを用いることなく、導電異方性を有
する熱可塑性接着層を用いての比較的容易な作業により
行うことができることになり、しかも、フレキシブル接
続基板が絶縁基板に強固に固定される熱硬化性接着部が
設けられるので、主電極と引出し電極とが熱可塑性接着
層を介して接続された状態で、絶縁基板に対してフレキ
シブル接続基板が充分な機械的強度をもって固定された
状態が得られることになり、熱可塑性接着層を介してな
された主電極と引出し電極との接続状態が確実に維持さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電極引出し構造の一例をそれが適
用された位置検出板の一部とともに示す平面図、第2図
は第1図におけるII−II線に沿う断面図、第3図は第1
図におけるIII−III線に沿う断面図である。 図中、10は位置検出板、11及び13は絶縁基板、11a及び1
3aは非対向端部、15は熱可塑性接着層、20及び22はフレ
キシブル接続基板、40は熱硬化性接着柱状体、41及び42
は補強板、X1a〜X1c……Xna〜Xnc及びY1,Y2……Ymは細
条電極、x1,x2……xn及びy1,y2……ymは引出し電極であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 利文 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 渋田 亮太 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 坂野 秋夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 吉田 公義 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−102078(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板上に配列配置された複数の主電極
    に、フレキシブル接続基板上に上記主電極の夫々に対応
    して配列配置された複数の引出し電極が、上記絶縁基板
    上の接続位置において導電異方性を有する熱可塑性接着
    層を介して接着され、上記絶縁基板上の上記接続位置よ
    り外側となる位置に、上記フレキシブル接続基板の上記
    引出し電極が配列配置された面とは反対側の面上におい
    て上記絶縁基板上における上記複数の主電極の配列方向
    に伸びて配された板状補強部材と上記絶縁基板との間に
    上記フレキシブル接続基板を保持し、上記フレキシブル
    接続基板に配列形成された複数の透孔を通じて、上記板
    状補強部材を上記フレキシブル接続基板に対して固定す
    るとともに上記フレキシブル接続基板を上記絶縁基板に
    対して固定する熱硬化性接着部が設けられたことを特徴
    とする電極引出し構造。
JP60058932A 1985-03-24 1985-03-24 電極引出し構造 Expired - Lifetime JPH0671132B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP60058932A JPH0671132B2 (ja) 1985-03-24 1985-03-24 電極引出し構造

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JP60058932A JPH0671132B2 (ja) 1985-03-24 1985-03-24 電極引出し構造

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JPS61218196A JPS61218196A (ja) 1986-09-27
JPH0671132B2 true JPH0671132B2 (ja) 1994-09-07

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ID=13098602

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