JPH0670706A - プロポリスコンクエキスの製造方法 - Google Patents

プロポリスコンクエキスの製造方法

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JPH0670706A
JPH0670706A JP4264034A JP26403492A JPH0670706A JP H0670706 A JPH0670706 A JP H0670706A JP 4264034 A JP4264034 A JP 4264034A JP 26403492 A JP26403492 A JP 26403492A JP H0670706 A JPH0670706 A JP H0670706A
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JP
Japan
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propolis
extract
ethanol
powder
natural
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Pending
Application number
JP4264034A
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English (en)
Inventor
Toshio Morikawa
俊雄 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MORIKAWA KENKOUDOU KK
Original Assignee
MORIKAWA KENKOUDOU KK
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Publication date
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  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 本発明は、プロポリスコンクエキスの製造方
法に関するもので、きわめて衛生的であり、また、エタ
ノールの含有量が低く食品への添加量を多くすることが
でき、且つ又、エタノールの刺激臭も弱く、食べ易い等
の効果を有するプロポリスコンクエキスを得ることを目
的とするものである。 [構成] 天然のプロポリスを目視検査で選別し、金
属、石、木屑などの夾雑物を除去すると共に、この天然
プロポリスを凍結し且つこれを粉砕してプロポリスパウ
ダーにし、さらに、強力マグネツトでプロポリスパウダ
ーに含まれる鉄粉等の金属粉末を除去すると共に、この
プロポリスパウダーに原液の一級エタノールを加えて混
合攪拌してプロポリスエキスを抽出し、さらに、このプ
ロポリスエキスを蒸発濃縮装置に入れ、エタノールを蒸
発濃縮させてプロポリスエキス濃度を高めたことを特徴
とするプロポリスコンクエキスの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】 [0001] [産業上の利用分野]本発明は、天然プロポリスをエタ
ノールで抽出したプロポリスエキスを、蒸発濃縮装置を
用いてエタノールを蒸発濃縮させてプロポリスエキス濃
度を高めたプロポリスコンクエキスの製造方法に関する
ものである。 [0002] [従来の技術]従来は、目視で選別し、金属、石、木屑
などの夾雑物を除去した天然プロポリス200gに、精
製水600mlを加え、ミキサーで10分水流粉砕し、
さらに、粉砕したプロポリスを凍結真空乾燥機で22時
間〜24時間乾燥する。次に、乾燥したプロポリスを、
0.8mmのスクリーンをセツトした粉砕機で粉砕し、
パウダー化する。(これをプロポリスパウダーとい
う)。次に、プロポリスパウダー10Kgに原液(9
9.5%)の一級エタノールを20リツトル加え、攪拌
機で混合攪拌し、12時間静置して上澄み液を採取す
る。さらに、採取後、エタノールに溶け出なかつた物質
を含むプロポリスに、原液の一級エタノール15リツト
ルを加え、攪拌機で混合撹拌し、12時間静置して再び
上澄み液を採取する。(上澄み液をプロポリスエキスと
いう)。これを5回繰り返す。次に、プロポリスエキス
を吸引濾過器で濾過し、ヱタノールに溶けない物質を取
り除き、さらに、蒸発濃縮装置を用いてエタノールを蒸
発させ濃縮した濃いプロポリスエキスと、薄いプロポリ
スエキスを使い、手持ちの屈折糖度計で測定しながらプ
ロポリスエキスの糖度を50に調整することにより、均
一濃度のプロポリスエキスを製造していた。 [0003] [発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製造方法によるプロポリスエキスは、金属、石、木屑な
どの夾雑物の除去が不充分で、衛生的でなく、またエタ
ノールの含有量が87.5%と高く、食品への添加量を
多くすることができず、加えてエタノールの刺激臭が強
く食べ難い等の欠点があつた。 [0004]本発明は、上記従来の欠点を解決すべくし
たもので、天然プロポリスに含まれている金属、石、木
屑などの夾雑物を、目視検査および強力マグネツトで完
全に除去し且つ原液のエタノールで抽出、濾過してある
から、きわめて衛生的であり、また、エタノールは、蒸
発濃縮装置を用いて蒸発させてあるので、エタノール含
有量が23.4%と低く、食品への添加量を多くするこ
とができ、またエタノールの刺激臭も弱く、食べ易いプ
ロポリスコンクエキスを得ることを目的とするものであ
る。 [0005] [課題を解決するための手段]これを達成する手段とし
て、本発明は、天然のプロポリスを目視検査で選別し、
金属、石、木屑などの夾雑物を除去すると共に、この天
然プロポリスを凍結し且つこれを粉砕してプロポリスパ
ウダーにし、さらに、強力マグネツトでプロポリスパウ
ダーに含まれる鉄粉等の金属粉末を除去すると共に、こ
のプロポリスパウダーに原液の一級エタノールを加えて
混合攪拌してプロポリスエキスを抽出し、さらに、この
プロポリスエキスを蒸発濃縮装置に入れ、エタノールを
蒸発濃縮させてプロポリスエキス濃度を高めたものであ
る。 [0006] [実施例]次に、本発明のプロポリスコンクエキスの製
造方法を詳細に説明する。まず、天然プロポリスを目視
検査で選別し、金属、石、木屑などの夾雑物を除去する
と共に、この天然プロポリスを−20℃〜−40℃の冷
凍庫あるいは冷凍室で12時間凍結し、さらに、これを
0.8mmのスクリーンをセツトした粉砕機で粉砕しパ
ウダー化する。(このように、粉砕しパウダー化したプ
ロポリスを、プロポリスパウダーという)。なお、天然
プロポリスを凍結した後に粉砕するのは、粉砕時に発生
する熱によりプロポリス中のワツクスが溶けるのを防止
し、且つビタミン等の栄養分が破壊するのを防止するた
めである。次に、プロポリスパウダーに含まれている鉄
粉等の金属粉末を強力マグネツトで除去すると共に、こ
のプロポリスパウダー10Kgに原液(99.5%)の
一級エタノール20リツトルを加え、攪拌機で5〜6時
間混合攪拌した後、12時間静置してプロポリス中のエ
タノールに溶ける成分が溶け出したエタノール溶液の上
澄み液を採取する。(採取したエタノール溶液をプロポ
リスエキスと云い、又この工程を抽出という)。抽出
後、エタノールに溶け出なかつた物質を含むプロポリス
に原液の一級エタノール15リツトルを加え、攪拌機で
5〜6時間再び攪拌する。12時間静置して上澄み液
(プロポリスエキス)を採取する。この工程を再抽出と
いう。再抽出は3回繰り返す。抽出および再抽出で得ら
れたプロポリスエキスは、エタノールに不溶性の物質が
混入しているので吸引濾過器で濾過し、エタノール不溶
性物質を分離する。次に、プロポリスエキス7.0Kg
を蒸発濃縮機の受器に入れ、ウオーターバス(湯せん)
の温度を30℃にセツトし、プロポリスエキスが約1K
gになるまで、エタノールを蒸発濃縮する。濃縮された
プロポリスをプロポリスコンクエキスという。なお、プ
ロポリスエキスの濃縮に蒸発濃縮機を用いるのは、ポン
プで空気を強制的に除去し真空状態にすることにより、
プロポリスエキス中のエタノールの蒸発を促進させ、加
熱濃縮機による蒸発濃縮より短時間に、しかもビタミン
等の栄養成分の破壊も少なくするためである。また、こ
の時、エタノールを完全に蒸発させないのは、プロポリ
スコンクエキスに流動性を持たせることにより取り扱い
が容易に行われるようにするためであり、食品との馴染
みをよくするためである。また、本発明により製造され
たプロポリスコンクエキスは、前述したように、きわめ
て衛生的であり、また、エタノールの含有量も低く、エ
タノールの刺激臭も弱く、きわめて食べ易い等の効果を
有するので、プロポリスコンクエキスを使用した食品
を、次のように種々提供することができる。 [0007]第1例として、蜂蜜100に対してプロポ
リスコンクエキスを重量比で3%加えて2〜3時間混合
攪拌して製品名プロポリスハニーを製造する。 [0008]第2例として、植物醗酵食品100に対し
てプロポリスコンクエキスを1%加えて、2〜3時間混
合攪拌し、プロポリスコンクエキスを入れた植物醗酵食
品を製造する。 [0009]第3例として、プロポリスコンクエキス1
00mg、小麦胚芽油と蜜蝋230mg、計350mg
を乳化機で乳化し、これをソフトカプセルに充填して、
プロポリスコンクエキス入りのソフトカプセルを製造す
る。 [0010]第4例として、生ローヤルゼリー又は乾燥
ローヤルゼリーにプロポリスコンクエキスを加え、これ
をソフトカプセルに充填する。 [0011]第5例として、生ローヤルゼリーにプロポ
リスコンクエキスを加え、プロポリスコンクエキス入り
の生ローヤルゼリーを製造する。 [0012] [発明の効果]本発明方法によると、天然プロポリスに
含まれる金属、石、木屑等の夾雑物を目視検査による選
別および強力マグネツトで除去した上、原液のエタノー
ルで抽出、濾過してあるので衛生的である。さらに、エ
タノールは蒸発濃縮装置を使つて蒸発させたから、エタ
ノールの濃度が低く、プロポリスエキスの量が多いか
ら、従来品よりプロポリスエキスの添加量を多くするこ
とができ、また食べる際に、エタノール臭を気にする事
なく食べることができる等の効果を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [請求項1] 天然のプロポリスを目視検査で選別し、
    金属、石、木屑などの夾雑物を除去すると共に、この天
    然プロポリスを凍結し且つこれを粉砕してプロポリスパ
    ウダーにし、さらに、強力マグネツトでプロポリスパウ
    ダーに含まれる鉄粉等の金属粉末を除去すると共に、こ
    のプロポリスパウダーに原液の一級エタノールを加えて
    混合攪拌してプロポリスエキスを抽出し、さらに、この
    プロポリスエキスを蒸発濃縮装置に入れ、エタノールを
    蒸発濃縮させてプロポリスエキス濃度を高めたプロポリ
    スコンクエキスの製造方法。 [請求項2] 請求項1に記載のプロポリスコンクエキ
    スを使用した食品。
JP4264034A 1992-08-20 1992-08-20 プロポリスコンクエキスの製造方法 Pending JPH0670706A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007527442A (ja) * 2003-07-08 2007-09-27 カレガロ シルヴェル サルダ ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ 天然樹脂及び/又は精油からの活性分子構造体の抽出法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02154652A (ja) * 1988-12-03 1990-06-14 Shoichi Shimizu プロポリス含有の加工食品類
JPH02167038A (ja) * 1988-12-19 1990-06-27 Shoichi Shimizu プロポリス含有のゼリー

Patent Citations (2)

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JPH02154652A (ja) * 1988-12-03 1990-06-14 Shoichi Shimizu プロポリス含有の加工食品類
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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