JP6778922B2 - 天然物由来成分含有組成物の製造方法、天然物由来成分含有組成物、これを用いた機能性飲食料品 - Google Patents
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また、この機能性飲食料品を育成剤(例えば、植物の肥料や動物の飼料)として与えると、動植物の育ちが早くなり、その味も向上する。
(天然物由来成分含有組成物1の製造方法)
市販の御影石約10kgを市販の粉砕機(株式会社東京ユニコム社製T−626)にて粉状になるまで粉砕し、攪拌槽に導入する。この攪拌槽に有機酸としてのクエン酸(濃度約30%)を含む水溶液を約10kg、すり潰した大根(葉部分を含む)約10kgをろ過したろ液部を混ぜ入れる。これを24時間攪拌反応させて有色透明の溶液を得る。この溶液を、そのまま真空乾燥処理装置(株式会社F・E・C社製FED−500)に導入し、真空度−98.0kPa、真空乾燥処理温度が45℃で24時間真空乾燥処理することにより、固形状の天然物由来成分含有組成物を得た(図1(a)参照)。得られた固形状の天然物由来成分含有組成物を市販の粉砕機(株式会社東京ユニコム社製T−626)にて粉状にすることで、粉末状の天然物由来成分含有組成物を得た(図1(b)参照)。
(天然物由来成分含有組成物2の製造方法)
市販の御影石約10kgを市販の粉砕機(株式会社東京ユニコム社製T−626)にて粉状になるまで粉砕し、攪拌槽に導入する。この攪拌槽に有機酸としてのクエン酸(濃度30%)を含む水溶液を約10kg、すり潰した大根(葉部分を含む)約10kgをろ過したろ液部および昆布約10kgを混ぜ入れる。これを24時間攪拌反応させて有色透明の溶液を得る。この溶液を、そのまま真空乾燥処理装置(株式会社F・E・C社製FED−500)に導入し、真空度−98.0kPa、真空乾燥処理温度が45℃で24時間真空乾燥処理することにより、固形状の天然物由来成分含有組成物を得た(図1(a)と同様の固形物が得られる)。得られた固形状の天然物由来成分含有組成物を市販の粉砕機(株式会社東京ユニコム社製T−626)にて粉状にすることで、粉末状の天然物由来成分含有組成物を得た(図1(b)と同様の粉状物が得られる)。
実施例1又は2で得られた天然物由来成分含有組成物(粉状固形物)を用いて、これを再び水に溶解させた。一例として、実施例1で得られた天然物由来成分含有組成物を溶解させたものを図1(c)に示す。このように、沈殿物を生じることなく、有色(薄緑色)透明の溶液を得た。
実施例1で得られた天然物由来成分含有組成物1をすり鉢ですり潰し、粉末状の天然物由来成分含有組成物を得た(図1(b)と同様の粉状物が得られる)。これをそのまま、機能性食品として用いることができる。また、この粉末状天然物由来成分含有組成物を水に溶解した溶液(図1(c))は、そのまま機能性飲良品として用いることができる。さらに、この天然物由来成分含有組成物は、動植物に対する育成剤(例えば、飼料もしくは肥料)に用いることができる。
本発明の天然物由来成分含有組成物を機能性飲食料品として服用(例えば、1日あたり5gずつ)した場合に、免疫力がアップし、細胞の若返りを図ることができ、アンチエイジング効果を期待することができる。
実施例1で得られた天然物由来成分含有組成物1を300gとり、水1Lに溶解させ、30重量%濃度となるように溶液濃度を調整し、天然物由来成分含有組成物水溶液として調整した。これを青ねぎ(図2参照)、枝豆(図3参照)、さとうきび(図4参照)、レタス(図5参照)および空芯菜(図6参照)の育成肥料(育成剤、促進剤)として用いた。1株あたり与える量は、天然物由来成分含有組成物の量として概ね15g/日となるように播種を行なった。天然物由来成分含有組成物を育成肥料として与えず通常の水のみを与える比較対象区と、天然物由来成分含有組成物を育成肥料として与える試験区と、に対して、青ねぎ(図2参照)、枝豆(図3参照)さとうきび(図4参照)、レタス(図5参照)および空芯菜(図6参照)について実験を行なった。
実施例1で得られた天然物由来成分含有組成物1を含む水溶液を試験区の青ねぎに播種し、育成を行なった。図2に示すように、本発明の天然物由来成分含有組成物を播種しない比較対象区と比べて、天然物由来成分含有組成物を播種した試験区で育てた青ねぎは生長が早く、表2に示すように、その重量も増加した。
実施例1で得られた天然物由来成分含有組成物1を含む水溶液を試験区の枝豆に播種し、育成を行なった。図3(a)に示すように、本発明の天然物由来成分含有組成物を播種しない比較対象区と比べて、天然物由来成分含有組成物を播種した試験区で育てた枝豆は生長が早く、幹も太くなっており、実の付きもよく、表3に示すように、その収穫重量も増加した。
実施例1で得られた天然物由来成分含有組成物1を含む水溶液を試験区のさとうきびに播種し、育成を行なった。図4(a)に示すように、本発明の天然物由来成分含有組成物を播種しない比較対象区と比べて、天然物由来成分含有組成物を播種した試験区で育てたさとうきびは生長が早く、比較対象区のさとうきびと比較して1mほど成長の差が確認される。図4(b)に示すように、試験区のさとうきびは比較対象区のさとうきびよりも幹が太く重量も増加しており、表4に示すように、その糖度も増加した。
実施例1で得られた天然物由来成分含有組成物1を含む水溶液を試験区のレタスに播種し、育成を行なった。図5(a)に示すように、本発明の天然物由来成分含有組成物を播種しない比較対象区と比べて、天然物由来成分含有組成物を播種した試験区で育てたレタスは生長が早く、葉も大きくなっており、表5に示すように、その収穫重量も増加した。
実施例1で得られた天然物由来成分含有組成物1を含む水溶液を試験区の空芯菜に播種し、育成を行なった。図6(a)に示すように、当初1回(平成27年8月30日)だけ図6(a)左側の鉢植え(プランター)に実施例1で得られた天然物由来成分含有組成物を播種し、本発明の天然物由来成分含有組成物を播種しない比較対象区(図6(a)右側の鉢植え(プランター))と比べて、天然物由来成分含有組成物を播種した試験区で育てた空芯菜は、図6(b)に示すように、生長が早く(平成27年10月1日現在)、葉も成長していた。
実施例2で得られた天然物由来成分含有組成物2をすり鉢ですり潰し、粉末状の天然物由来成分含有組成物2を得た。これをそのまま、機能性食品として用いることができる。また、この粉末状の天然物由来成分含有組成物2を水に溶解した溶液は、そのまま飲用に用いることができる。この天然物由来成分含有組成物2の粉末は、ガンの治療薬として用いることができる。
Claims (6)
- 岩石を粉砕する工程と、
粉砕した岩石と有機酸を含む水溶液とを混合して混合水溶液を得る工程と、
前記混合水溶液に、大根から抽出された植物抽出物および昆布をさらに混合して混合液を得る工程と、
前記混合液を20℃〜80℃の温度で、かつ、2時間〜24時間の範囲で真空乾燥処理する工程と、
を含むことを特徴とする天然物由来成分含有組成物の製造方法。 - 前記岩石は火成岩であることを特徴とする請求項1に記載の天然物由来成分含有組成物の製造方法。
- 前記火成岩は花崗岩であることを特徴とする請求項1または2に記載の天然物由来成分含有組成物の製造方法。
- 前記有機酸はクエン酸又は酢酸であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の天然物由来成分含有組成物の製造方法。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の天然物由来成分含有組成物の製造方法により得られた天然物由来成分含有組成物の肥料としての使用。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の天然物由来成分含有組成物の製造方法により得られた天然物由来成分含有組成物の機能性飲食料品としての使用。
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