JPH0670676A - サンドイッチの低温貯蔵方法 - Google Patents

サンドイッチの低温貯蔵方法

Info

Publication number
JPH0670676A
JPH0670676A JP25048592A JP25048592A JPH0670676A JP H0670676 A JPH0670676 A JP H0670676A JP 25048592 A JP25048592 A JP 25048592A JP 25048592 A JP25048592 A JP 25048592A JP H0670676 A JPH0670676 A JP H0670676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sandwich
case
storage
production
taste
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25048592A
Other languages
English (en)
Inventor
Homare Aman
誉 阿萬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP25048592A priority Critical patent/JPH0670676A/ja
Publication of JPH0670676A publication Critical patent/JPH0670676A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造後の食味・食感、外観などの品質を維持
しながら、長期保存できるようなサンドイッチの貯蔵方
法を開発する。 【構成】 ケースにパックされた製造直後のサンドイッ
チを収納体に空気層ができるように収納して、直接冷気
が上記サンドイッチのパックに当たらないようにして、
0〜10℃の温度で冷却貯蔵することを特徴とするサン
ドイッチの低温貯蔵方法により目的を達成することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サンドイッチの低温貯
蔵法に関するものであり、さらに詳しくは製造後の食味
・食感、外観などの品質を維持しながら、長期保存する
ことが可能なサンドイッチの低温貯蔵法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、サンドイッチは製造してから24
時間以内には販売しなければならないため、販売前日の
深夜から当日の早朝にかけて製造し、その日のうちに販
売していた。そのため、従業員への負担も大きく、また
一度に作る量にも限りがあるという問題がある。そこ
で、都合の良い時間に製造したサンドイッチを、出荷す
るまでの間、保存することにより、作業時間を調節し、
製造量を増やすことが考えられたが、製造直後のサンド
イッチをケースにパックするだけの従来の貯蔵法では、
ケースの蓋の内側に水滴が生じ、この水滴がサンドイッ
チに付着してしまい、食味・食感、外観などの品質が劣
化し、また、細菌類が繁殖し易くなって不衛生になるな
どの問題があり、解決することが強く望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、製造
後の食味・食感、外観などの品質を維持しながら、長期
保存することが可能なサンドイッチの低温貯蔵法を提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題に
鑑み鋭意研究した結果、ケースにパックされた製造直後
のサンドイッチをさらに別の収納体に収納して、空気層
が伝熱の緩衝層となるようにし、直接冷気が上記サンド
イッチのパックに当たらないようにして、冷却貯蔵する
ことにより、上記の課題を解決することができることを
見いだして、本発明を成すに到った。
【0005】本発明の請求項1の発明は、ケースにパッ
クされた製造直後のサンドイッチを収納体に空気層がで
きるように収納して、直接冷気が上記サンドイッチのパ
ックに当たらないようにして、0〜10℃の温度で冷却
貯蔵することを特徴とするサンドイッチの低温貯蔵方法
である。
【0006】本発明で用いる製造直後のサンドイッチを
パックするケースの材質、形状、構造などは特に限定さ
れるものではない。プラスチック、紙、セロハン、ガラ
ス製ケースなどいずれでもよく、通常用いられているも
のであればよい。例えば、疎水性プラスチックのケ−ス
の場合は水滴ができてサンドイッチに落下することが多
く、このような場合でも、本発明の方法を適用すること
により問題を解決することができる。
【0007】本発明で用いるサンドイッチを入れたケ−
スを収納する収納体は、ケース、箱、フィルム、シー
ト、袋、缶、不織布などのいずれの形態でもよく、サン
ドイッチが入ったケースを収納した時、伝熱の緩衝層と
なる空気層ができ、冷蔵庫、氷温庫などに上記収納体を
入れたとき、冷気が上記サンドイッチのパックに直接当
たらないようにして、冷却貯蔵することができるもので
あればよい。空気層の厚さ、容量などはサンドイッチの
量、温度、収納体の大きさ、材質、冷却貯蔵条件などに
よって変わるので、適宜決めることが好ましい。図1は
サンドイッチを入れたケ−ス1を収納した収納体2の説
明図であり、ケ−ス1を収納した時、伝熱の緩衝層とな
る空気層4ができており、冷気3が上記サンドイッチの
パック1に直接当たらないようにしている。
【0008】本発明では、サンドイッチを入れたケ−ス
を収納する収納体を0〜10℃の温度に冷却貯蔵するこ
とができるものであれば、冷蔵庫、氷温庫、貯蔵庫、貯
蔵室などいずれを用いてもよく、特に限定されるもので
はない。全く水滴を発生させない冷却貯蔵条件の例とし
て、温度0〜10℃、湿度が55〜90%RH、冷却速
度が0.07℃/min以下の条件を挙げることができ
るが、サンドイッチの種類、使用する冷蔵庫や貯蔵庫な
どによって異なる。本発明の方法を用いた場合、水滴が
多少発生することがあっても、水滴がサンドイッチ上に
落下することはなく、保存時間が長くなるに従って、例
えば10時間以上になると水滴は消滅するので、サンド
イッチの食味・食感、品質などを劣化させることがな
い。
【0009】
【作用】ケースにパックされた製造直後のサンドイッチ
を、そのまま冷却すると、直接冷気に触れたケースは急
速に冷却され、ケースとケース内空気との間に温度差が
生じ、これが結露の原因となるものと考えられる。そこ
で、このサンドイッチを入れたケースを大型樹脂ケース
等に入れて空気層を作り、これを緩衝層とすることによ
り、冷気をサンドイッチのケースに直接当てないように
すると、ケースとケース内空気との温度差が低く抑えら
れ、結露が生じなくなる。ケース内の温度ムラなどのた
めに一時的に結露してしまった場合でも、水滴がサンド
イッチ上に落下することはなく、保存時間が10時間以
上となると、分散、吸収されて消失してしまい、サンド
イッチの食味・食感、品質などを劣化させることがな
い。
【0010】
【実施例】以下実施例により更に詳しく説明するが、本
発明の主旨を逸脱しない限り実施例に限定されるもので
はない。 (サンドイッチ貯蔵テスト) (実施例1)試料としてタマゴサンド(細菌が一番増殖
しやすいサンドイッチの例)を用いた。製造直後のタマ
ゴサンド(温度約22〜23℃)6個を蓋付透明プラス
チックケース(18.5cm×11.5cm×3.0c
m)に入れ、そのケース6個をさらに図1に示すように
空気層(厚さ約4cm)ができるように蓋付樹脂製収納
体(54cm×36cm×11cm)に2段に収納して
氷温庫の中に入れ、0℃で氷温貯蔵した。ケース内に水
滴が発生するかどうか、タマゴサンド製造後の食味・食
感(パネルメンバーによる官能試験による。なお、氷温
庫から出した後、タマゴサンドが常温になってから試験
した)、外観などの品質が維持されるかどうかを観察、
試験した結果、ケース内壁に水滴が発生せず、タマゴサ
ンド製造後の食味・食感は48時間経過しても維持され
ており、外観も特に変化がなかった。24時間および4
8時間経過後の大腸菌群、一般生菌、ブドウ球菌などの
細菌数を下記の条件で試験した結果を表1に示す。 培地 培養温度 培養時間 大腸菌群 デゾキシコレート培地 35℃ 24hr 一般生菌 標準寒天培地 35℃ 48hr 黄色ブドウ球菌 卵黄加マンニット食塩培地 35℃ 48hr
【0011】(比較例1)蓋付樹脂製収納体を用いない
で、タマゴサンド入りのケースを直接氷温庫に入れた以
外は実施例1と同様に試験した。冷風が直接ケースに当
たってケース内壁に水滴が発生し、タマゴサンドの上に
落下し、外観が悪くなった。また、ベタついた感じにな
り食味・食感が悪化し、商品価値がなくなった。
【0012】(比較例2)冷蔵庫の中に入れ、8〜10
℃で冷蔵貯蔵した以外は実施例1と同様に試験した。ケ
ース内壁に水滴は発生せず、外観も特に変化がなかった
が、食味・食感は悪く、商品価値がなくなった。実施例
1と同様にして試験した24時間経過後の大腸菌群、一
般生菌、ブドウ球菌などの細菌数を表1に示す。
【0013】(比較例3)冷蔵庫の中に入れ、26〜2
8℃で常温貯蔵した以外は実施例1と同様に試験した。
ケース内に水滴は発生せず、外観も特に変化がなかった
が、食味・食感は悪く、商品価値がなくなった。実施例
1と同様にして試験した24時間経過後の大腸菌群、一
般生菌、ブドウ球菌などの細菌数を表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】ケースにパックされた製造直後のサンド
イッチをさらに別の収納体に収納して、空気層が伝熱の
緩衝層となるようにし、直接冷気がサンドイッチのパッ
クに直接当たらないようにして、冷却貯蔵することによ
り、製造後の食味・食感、外観などの品質を維持しなが
ら、長期保存することが可能となるので、産業上の利用
価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 サンドイッチを入れたケ−スを収納した収納
体の説名図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 収納体 3 冷気 4 空気層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースにパックされた製造直後のサンド
    イッチを収納体に空気層ができるように収納して、直接
    冷気が上記サンドイッチのパックに当たらないようにし
    て、0〜10℃の温度で冷却貯蔵することを特徴とする
    サンドイッチの低温貯蔵方法。
JP25048592A 1992-08-27 1992-08-27 サンドイッチの低温貯蔵方法 Pending JPH0670676A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25048592A JPH0670676A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 サンドイッチの低温貯蔵方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25048592A JPH0670676A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 サンドイッチの低温貯蔵方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0670676A true JPH0670676A (ja) 1994-03-15

Family

ID=17208564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25048592A Pending JPH0670676A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 サンドイッチの低温貯蔵方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0670676A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2072967C (en) Method of packaging perishable food or horticultural products
US5505950A (en) Method of packaging perishable food or horticultural products
CN109693881B (zh) 一种蓄冷运输箱
JP3643394B2 (ja) 野菜の冷凍保存方法
JPH0670676A (ja) サンドイッチの低温貯蔵方法
JPH04110581A (ja) 庫内のエチレン濃度を制御でき且つ一定湿度を保持できる二重室構造の低温貯蔵庫及び低温貯蔵方法
JPH08266256A (ja) 食品の保存方法および食品保存剤
WO1992004256A2 (en) A package for perishable food and horticultural products
JPH0526448Y2 (ja)
JP4148612B2 (ja) ホウレンソウの保存方法
JPH03240668A (ja) 保冷包装材
JPH063043A (ja) 冷蔵庫
JPS6336742A (ja) イチゴの保存方法
JPS6174566A (ja) 食品の保存方法
JPS63102632A (ja) 生鮮食料品の貯蔵方法および装置
JPH06280110A (ja) 調湿材
SU1740195A1 (ru) Упаковочный материал
JP4037020B2 (ja) コマツナの保存方法
JP3180064B2 (ja) 食品の解凍方法
JPS63248691A (ja) 野菜、果実、花卉等の流通用貯蔵装置
JP2000210011A (ja) バナナの保存方法
Sherbon et al. Influence of the Package on Temperature of Cottage Cheese in Retail Marketing Channels
UA127654U (uk) Спосіб підготовки грибів роду глива-pleurotus (fr.) p. kumm. до зберігання
JPH0114116Y2 (ja)
JP2000224954A (ja) 植物系生鮮食品の貯蔵方法