JPH067043B2 - 位置検出方法 - Google Patents

位置検出方法

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JPH067043B2
JPH067043B2 JP58239392A JP23939283A JPH067043B2 JP H067043 B2 JPH067043 B2 JP H067043B2 JP 58239392 A JP58239392 A JP 58239392A JP 23939283 A JP23939283 A JP 23939283A JP H067043 B2 JPH067043 B2 JP H067043B2
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    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
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    • GPHYSICS
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    • G01D5/26Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、位置検出方法に係わり、特に自動利得調整機
能を持つ振動型位置検出方法に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
振動型位置検出方法は、精密測定材の内蔵する基準スケ
ールなどの目盛線の読み取り用に開発された光電顕微鏡
に用いられ、高い検出感度を有することから今日では半
導体製造装置等、各種の自動位置決め装置の検出法とし
て使用されるようになってきている。
振動型位置検出方法の原理を光電顕微鏡に使用したとき
の例を用いて簡単に説明する。その基本構成は第1図に
示す通りであり、図中1は光源、2は集束レンズ、3は
ハーフミラー、4は対物レンズ、5はマーク6が形成さ
れた被検査物、7はスリット板、8は光電変換器、9は
プリアンプ、10は同期検波回路、11は発振器、12
は振動子、13は指示メータを示している。走査機構は
スリットまたは像を振動させる振動子12を使用してお
り、光電変換器8の出力信号はスリットが振動している
のでマーク位置によりその信号波形は異なる。信号波形
の変位をマークの位置xに対して示すと、第2図(a)〜
(i)のようになる。第2図から判るように、信号波形は
振動周波数と等しい周波数の同期信号となるので、マー
クの位置がスリットの振動中心位置に一致するとき、即
ち(e)点では2倍の周波数の信号となり、基本周波数成
分はゼロとなる。振動型光電顕微鏡はこの位置を電気的
に検出するものである。また、マークの位置xの変化に
対して、基本周波数成分awがどのように変化するかを
示したのが右図である。この基本周波成分の変化の仕方
(出力特性曲線)は、マーク幅、スリット幅及び振動振
幅等によって変化するが、マーク位置がスリット振動中
心に一致した(e)点ではゼロでその前後で符号が逆転す
るので、ゼロメータによる検出やサーボ系の駆動には適
している。なお、光電信号の中から基本周波数成分のみ
を取り出し、2倍周波数成分を消去してしまうことは、
同期検波回路10により容易に実現される。
ところで出力特性曲線の形はマーク幅、コントラスト、
走査(振動)振幅及び照明の明るさ等によって変動する
ので、出力とマーク位置の関係が一定にならないので常
に正しい位置情報を得るにはそのつどキャリブレーショ
ンをする必要がある。そうしない場合、位置の設定が不
正確になったり、多大な時間を要してしまうことにな
る。例えば、この位置検出方法が光露光装置に代表され
る半導体製造装置に使用される場合、多種多数の処理工
程をはさんで露光が繰り返されるため、露光前の位置検
出においてはマークのコントラストが工程の違いやレジ
スト条件の違い等により毎回異なり、第3図に示す如く
工程の異なるときの出力af,af′,af″の曲線のピ
ーク値P1,P1′,P1″や傾きが異なってしまう。そ
こで、工程の違いによるマークのコントラストの情報を
予め計算機に入れて出力を補正する方法が考えられる。
しかし、この方法では、マークのコントラストの情報は
予測によるものであり、完全に把握することはできない
ため、精度の高い補正はできない。さらに、この出力は
照度のふらつきによっても不安定になるため、照度の十
分な安定性が得られない場合は出力のピーク値及び傾き
は経時的にも変化する。また、最近ではサブミクロンオ
ーダーの徴細パターンの転写に有望とみられる電子ビー
ム転写装置にこの位置検出原理を応用したアライメント
が行われているが、この場合にも同様の問題が生じる。
しかも、この場合にはマークに光を照射する代りに電子
ビームを照射するが、この発生源である光電面は経時的
に劣化するという現象があり、電子ビームの照射量は時
間と共に変化する。このため、出力信号にも経時的変化
が現われる。このような経時的な変化は予測が難しいた
め、予測により出力の高精度な補正を行うことは難しい
情況にある。
このようなことから、信号のAGC(オートゲインコント
ロール:自動利得調節)により、出力特性曲線の傾きを
常に一定になるようにする必要性が生じてきた。AGCの
方法としては、マークを常に一方向から近づけ、出力特
性曲線のピークの電圧が一定値になるようにゲインをコ
ントロールしてやるのが簡単である。しかしながら、こ
の方法ではある時間マークを走査しながら検出を行う必
要があり、位置検出時間の遅延につながり装置のスルー
プットの低下を招く。しかも、出力曲線のピーク値を検
出する間の経時的な信号の変化に対応できず、短時間で
精密な位置合わせは難しくなる。
一方、リアルタイムで行うAGCの方法としては、信号の
実効値や波高値を検出し、その値が常に一定になるよう
にゲインを調整する方法が考えられている。しかしなが
ら、振動型位置検出における検出信号には基本波成分だ
けではなく高次の周波数成分が含まれており、また、マ
ーク位置によりそれらの出力成分が大きく異なる等複雑
な信号波形となるため、従来の方法では位置情報をなく
さずに高精度にAGCを行うことは困難であった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、入力信号レベルが変化しても位置検出
出力特性が一定になるような自動利得調整の効果を持
ち、検出時間や検出精度を損うことなく位置検出を行い
得る振動型の位置検出方法を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明の骨子は、同期検波により得られる基本波成分a
f及び第n次高調波成分(nは2以上の整数)、例えば
第2高調波成分a2fを直接位置検出信号として用いるこ
とをせずに、af,a2fに対して特定の関数変換を行
い、入力レベルの変動に影響されない信号af ,a2f
を得、この信号af ,a2f を位置検出信号として
用いることにある。
位置検出信号として用いられる信号af,a2fの出力
特性は第6図に示されるような関係にある。つまり、マ
ーク位置がゼロ(振動中心と一致)の点でafがゼロ、
2fがピーク値を示し、afがピーク値を示す位置でa
2fがゼロを示す。そして、afの2つのピーク値の間で
単調な曲線となっている。これらの関係はこの種の位置
検出において特有のものであり、af,a2fを何らかの
変換をすることにより得られるaf ,a2f の出力特
性の組み合わせが同様の関係を満足するものであれば、
f ,a2f もやはり位置検出信号として用いること
ができる。本発明者等はこの点に着目して鋭意研究を重
ねた結果、上述した関係を満足するaf *,a2f が入力
信号レベルが変動してもその影響をうけないような変換
の関数が存在するのを見出した。その一つの例は という変換である。ただし、α1,β1,α2,β2,K1
K2は任意定数。この変換された信号af *,a2f を位置
検出信号として用いることにより、特性曲線に関して前
述した関係が保たれ、かつ入力信号レベルの変動の影響
をうけないものなので、入力信号レベルの変動に対して
自動利得調整の効果をもつ位置検出が可能となる。
なお、上述した関数変換処理は、いわゆる正規処理であ
る。具体的にいうと、関数変換処理は、入力レベル(a
,a2f)が変化しても出力レベル(af *,a2f *)が
変化しないような正規化処理である。
即ち本発明は、第1部材に設けられたマーク部から得ら
れる所定ビームをマーク部材もしくはスリットを有する
第2の部材に照射し、該第2の部材から得られるビーム
をビーム検出器で検出するとともに、前記ビームと前記
第2の部材を相対的に振動せしめ、この振動に同期して
前記ビーム検出器の検出出力を検波することにより、前
記第1もしくは第2の部材の位置を検出する方法に於い
て、前記同期検波して得られる出力の基本成分a及び
第n次高調波成分a2f(nは2以上の整数)の各信号に
対し、基本波成分aのピーク点と第2高調波成分a2f
の零点との対応関係を保持して入力レベル変動を消去す
る正規化処理のための関数変換を行い、この変換によっ
て得られる出力成分a ,a2f を検出信号として位
置検出を行うことを特徴とする位置検出方法にある。
例えば、前記同期検波して得られる出力の基本波成分af
及び第2高調波成分a2fを入力とし、上記基本波成分af
のピーク点と第2高調波成分a2fの零点との関係を保持
して入力レベル変動を消去する変換を行い、この変換に
よって得られる出力成分af ,a2f を検出信号として
位置検出を行うことができる。
〔発明の実施例〕
第4図は本発明の一実施例方法に使用した振動型位置検
出装置を示す概略構成図である。光源1及び集束レンズ
2等からなるビーム照射源から放射された光ビームは、
ハーフミラー3及び対物レンズ4を介して被検査物5
(第1の部材)上に照射される。被検査物5上には、例
えば直線状の位置合わせ用マーク6が形成されており、
上記光ビームはこのマーク6近傍に照射されるものとな
っている。光ビーム照射によるマーク6からの反射光
は、対物レンズ4及びハーフミラー3を介して上方に進
み、スリット板7(第2の部材)の微小間隙7aを通過
して光電変換器8に受光される。光電変換器8による検
出信号はプリアンプ9を介して後述する信号変換部20
に供給される。
一方、前記スリット板7は振動子12に取付けられてお
り、前記反射光の進行方向と直交する方向に振動され
る。つまり、発信器11の発振出力に応じて振動子12
が振動し、スリット板7の微小間隙7aを通過した光が
振動するものとなっている。また、発信器11の発振出
力は上記振動子12と共に信号変換部20にも供給され
ている。信号変換部20は、後述する如く前記入力した
検出信号を上記発振出力に同期して検出し、所望の信号
変換を行って、その変換出力を指示メータ13に供給す
るものとなっている。
さて、信号変換部20は第5図に示す如く同調増幅回路
21a,21b,同期検波回路22a,22b,増幅器2
3a,23b,加算器24,リミッタ25及び割算器2
6a,26bから構成されている。すなわち、前記プリ
アンプ9を介して入力した検出信号は異なる同調周波数
f,2fを持つ2つの同調増幅回路21a,21bにそ
れぞれ供給され、各回路21a,21bの増幅出力は同
期検波回路22a,22bにそれぞれ供給される。同期
検波回路22a,22bでは前記発信器11の発振出力
に同期して上記各増幅信号を同期検波する。これにより
同期検波回路22aでは検出出力の基本波成分afが出力
され、同期検波回路22bでは第2高調波成分a2fが出
力される。2つの検波出力af,a2fは増幅器23a,2
3bによりそれぞれ増幅され、α|af|,β|a2f|と
なり加算器24に入力される。加算器24からの出力α
|af|+β|a2f|はリミッタ25を通り割算器26a,
26bに供給される。そして、割算器26a,26bか
らα・af/(α|af|+β|a2f|),β・a2f/(α|af
|+β|a2f|)がそれぞれ新たな位置検出信号として
前記指示メータ13に供給されるものとなっている。
次に、上記装置を用いた位置検出方法について説明す
る。まず、振動型位置検出方法の原理は従来と同様であ
り、スリット板7を振動させ、光電変換器8に受光され
るマーク6からの反射光を振動させる。そして、検出出
力を同期検波することによりその基本波成分af及び第2
高調波成分a2fが得られる。ここまでは従来と同様であ
り、本実施例ではこの成分を前記信号変換部20により
次のような変換を行っている。すなわち、本実施例では
同期検波後のf,2f成分の出力af,a2fが位置について
ある特殊な関係にあることに着目してこの2つの出力そ
のものを用いて演算を行い の変換を行う。この変換を行った後の出力af *,a2f *
新たな位置検出信号として用いられることになる。
ここで、af,a2f及びaf ,a2f の位置に対する関係に
ついて説明する。第6図は典型的なafとa2fの出力特性
曲線である。afとa2fの関係は位置ずれ量がゼロではaf
はゼロとなりa2fはピーク値P2を示し、afがピーク値P1
を示す点でa2fはゼロを示す。マークコントラストの変
化による入力信号レベルの変化があっても、上の関係は
常に成り立ち、同じマーク位置におけるafとa2fの比は
常に一定である。ところで、通常位置合わせは位置検出
出力afがゼロになるように位置補正がなされるが、位置
検出曲線としてはafそのものでなくても、位置ずれ量が
ゼロの点で出力がゼロを示し、位置座標がx2とx3の間の
領域Bで単調な曲線であれば位置検出曲線として用いる
ことは可能である。そこで、上述したaf,a2fの関係を
考慮して、α,βを一定の関係に例えばα:β=|P
2|:|P1|の関係になるように選ぶ。このときの|P2
|/|P1|はマーク幅、走査振幅が同じであれば一定で
ある既知な量である。そして入出力比を考慮してα,β
を定める。このように定めたα,βを用いて前記(1)式
の変換を行うことにより得られるaf ,a2f の出力特
性は第7図に示すようになり、a2f についていえば位
置ずれゼロの点で出力がゼロとなり位置座標がx2とx3
間である領域Bで単調な曲線となる。つまり、位置検出
曲線としてaf を用いて位置合わせを行うことが可能と
なる。また、af とa2f を併用することにより領域B
の外側にある領域A,領域Cの位置検出も可能となる。
次に、af ,a2f *が入力信号レベルの変動に対して常に
変化しない(AGCが働く)ことを説明する。出力af,a2f
は入力信号レベルの変化に比例して変化すると考えてよ
いので、今仮に af→K・af a2f→K・a2f (K>0) と変化した場合を考えると、(1)式より となり、Kの値によらずaf *,a2f *は変化しないことが
判る。したがって、位置検出にaf *の出力特性曲線を用
いることにより入力信号レベルの変動に対してAGCの効
果をもち安定した位置検出信号が得られる。
かくして本実施例方法によれば、検出精度を損うことな
しに、入力信号レベルの変化に対してAGCの効果をもつ
振動型位置検出が可能となる。また、同期検波後の出力
の演算処理を行うよりAGCの効果をもたせることができ
るため、入力信号のノイズ成分の影響を受けにくく高精
度なAGCが可能となる。このため、特に半導体製造装置
に用いられる場合においては、処理工程の違いによるウ
ェハのマークコントラストの変化やマーク信号の発生源
の経時的な変化による入力信号レベルの変化に対して
も、AGCの効果をもつ位置検出が可能となり、高精度な
位置検出及び位置合わせが可能となる。また、入力信号
レベルの変化を知るための余分な検出を行う必要がない
ため、位置合わせに要する時間を短縮することができ、
その結果、装置のスループットの向上をはかり得る等の
利点もある。
第8図は他の実施例を説明するためのブロック図であ
る。なお、第5図と同一部分には同一符号を付して、そ
の詳しい説明は省略する。この実施例が先に説明した実
施例と異なる点は、アナログ信号のAGC処理の代りに、
デシタル計算機による演算処理でAGCを行うようにした
ことである。すなわち、前記同期検波回路22a,22
bの各検波出力af,a2fはデジタル計算機30に供給さ
れる。計算機30では なる演算を行うことによりaf ,a2f を求める。した
がって、位置検出にaf の出力特性曲線を用いることに
より先の実施例と同様なAGCの効果を持つ位置検出が可
能である。ここでデジタル演算処理を行う場合、アナロ
グ処理の場合に比べ処理回路のハードウェア上の負担が
軽くなる等の特長を持つが、AGCに関しては本質的な考
え方は同じである。
なお、本発明は上述した各実施例に限定されるものでは
ない。前記実施例ではマークのパターン形状としては通
常用いられる1本のラインの場合で説明したが、このマ
ークパターン形状は電子ビーム転写の位置合わせマーク
に用いられる第9図に示すようなラインとスペースから
なるものであってもよい。尚、電子ビーム転写装置は、
光線を光電変換マスクにより、電子ビームパターンとし
て被露光試料に照射するものである。位置合わせの為、
光電変換マスクにはスリット状光電交換マーク部があ
り、スリット状のビームを金属マークを有する試料に照
射する。そして前記ビームを偏向させて振動させて金属
マークからのX線をマーク下方のX線検出器により検出
し、信号処理して位置検出をすることになる。この場合
のaf,a2fの出力特性曲線の変換を行うことにより得ら
れるaf ,a2f の出力特性曲線は第11図のようにな
る。この図から判るように、この例の場合も実施例の場
合と同じ傾向のaf ,a2f の出力特性が得られ、実施
例の場合と同様の効果をもつ位置検出が可能となること
が判る。つまり、マークパターン形状としては通常の位
置検出に用いられるものであれば、本発明の位置検出方
法を適用することができる。
また、前記光ビームを振動させるためのスリット板を光
入射側に設け、つまりビーム照射源とマークとの間に配
置するようにしてもよい。さらに、検出光として反射光
の代りにマーク及び試料を通過した透過光を用いること
も可能である。又、ビーム照射源は光の代りに電子ビー
ムを放射するものであってもよい。この場合、ビームの
振動手段としては電子ビームを偏向すればよい。さら
に、検出ビームとしては反射電子や2次電子あるいはX
線等を用いればよい。
また、変換における定数は任意に変えて使用することも
可能であり、実際の使用の時に使いやすい値を定めて使
用すればよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々変形して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はそれぞれ従来の振動型位置検出方
法を説明するためのもので第1図は振動型光電顕微鏡を
示す概略構成図、第2図は変調された信号波形の変化及
び出力特性曲線を表わす信号波形図、第3図は入力レベ
ルが変化したときの特性曲線の変化を示す信号波形図、
第4図乃至第7図はそれぞれ本発明の一実施例方法を説
明するためのもので、第4図は同実施例方法に使用した
AGC方式を採用した位置検出装置を示す概略構成図、第
5図は上記装置の要部構成を示すブロック図、第6図は
基本周波数成分および2倍周波数成分の出力特性曲線を
表わす信号波形図、第7図はAGCを行った基本周波数成
分および2倍周波数成分の出力特性曲線を表わす信号波
形図、第8図は他の実施例を説明するためのブロック
図、第9図はライン&スペースのパターンからなるアラ
イメントマークパターン形状を示す平面図、第10図は
第9図に示すマークを用いた場合の基本周波数成分およ
び2倍周波数成分の出力特性曲線を表わす信号波形図、
第11図は第9図に示すマークを用いた場合のAGCを行
った基本周波数成分および2倍周波数成分の出力特性曲
線を表わす信号波形図である。 1…光源、2…集束レンズ、3…ハーフミラー、4…対
物レンズ、5…被検査物、6…位置検出用マーク、7…
スリット板、7a…微小間隙、8…光電変換器、11…
発振器、12…振動子、20…信号変換部、21a,2
1b…同調増幅回路、22a,22b…同期検波回路、
23a,23b…増幅器、24…加算器、25…リミッ
タ、26a,26b…割算器。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1部材に設けられたマーク部から得られ
    る所定ビームをマーク部材もしくはスリットを有する第
    2の部材に照射し、該第2の部材から得られるビームを
    ビーム検出器で検出するとともに、前記ビームと前記第
    2の部材を相対的に振動せしめ、この振動に同期して前
    記ビーム検出器の検出出力を検波することにより、前記
    第1もしくは第2の部材の位置を検出する方法に於い
    て、前記同期検波して得られる出力の基本波成分a
    び第n次高調波成分a2f(nは2以上の整数)の各信号
    に対し、基本波成分aのピーク点と第2高調波成分a
    2fの零点との対応関係を保持して入力レベル変動を消去
    する正規化処理のための関数変換を行い、この変換によ
    って得られる出力成分a *,a2f を検出信号として
    位置検出を行うことを特徴とする位置検出方法。
  2. 【請求項2】前記入力レベル変動を消去する変換手段と
    して、次式で示される変換を行うことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の位置検出方法。 ただし、α,α,β,β,K,Kは任意定
    数である。
  3. 【請求項3】前記入力レベル変動を消去する変換手段と
    して、af及びa2fの出力特性曲線の各ピーク値P
    なる関係を保持するようにしたことを特徴とする特許請
    求の範囲第2項記載の位置検出方法。
  4. 【請求項4】前記第1部材に設けられたマーク部にはビ
    ーム照射源からのビームが照射されることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の位置検出方法。
  5. 【請求項5】前記第1の部材は光電交換マスクであり前
    記第2の部材のマーク部材は電子ビームの照射によりX
    線を発生する材料からなり、また前記ビーム検出器はX
    線検出器であることを特徴とする特許請求の範囲第4項
    記載の位置検出方法。
  6. 【請求項6】前記ビーム照射源は光を照射するものであ
    り、前記ビーム検出器は前記マーク部における通過光若
    しくはマーク部からの反射光を検出するものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の位置検出方
    法。
  7. 【請求項7】前記ビームと前記第2の部材を相対的に振
    動する手段は、前記第2の部材としてのスリット板を前
    記光の進行方向と直交する方向に振動するものであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の位置検出方
    法。
  8. 【請求項8】前記ビーム照射源は電子ビームを照射する
    ものであり、前記ビーム検出器は前記マーク部からの反
    射電子若しくは2次電子又はX線を検出するものである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の位置検出
    方法。
JP58239392A 1983-12-19 1983-12-19 位置検出方法 Expired - Lifetime JPH067043B2 (ja)

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