JPH06703A - 数値制御自動旋盤 - Google Patents
数値制御自動旋盤Info
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- JPH06703A JPH06703A JP18630792A JP18630792A JPH06703A JP H06703 A JPH06703 A JP H06703A JP 18630792 A JP18630792 A JP 18630792A JP 18630792 A JP18630792 A JP 18630792A JP H06703 A JPH06703 A JP H06703A
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Abstract
メイン加工に大きな影響を与えることなく、対向主軸台
側に把持されているワークに対する背面加工と、主軸台
側に把持されているワークへのメイン加工を同時に行な
うことを可能にする数値制御自動旋盤を提供することを
目的とする。 【構成】 第1刃物台と第2刃物台の少なくとも一方に
背面加工用工具を取付けるとともに、数値制御装置に上
記背面加工用工具を取付けた第1刃物台のX1軸方向へ
の移動又は第2刃物台のX2軸方向への移動と対向主軸
台のXB軸方向への移動を同期させる二軸同期制御機構
を設けたものである。
Description
えるタイプの数値制御自動旋盤に係り、特に、構成の複
雑化を来すことなく、かつ、メイン加工に大きな影響を
与えることなく、メイン加工と背面加工を同時に行なう
ことを可能とし、それによって、加工時間を短縮させて
生産性を向上させることができるように工夫したものに
関する。
4に示すように構成されている。まず、主軸台101が
あるとともに、この主軸台101に対向する位置には対
向主軸台103が配置されている。上記主軸台101は
Z軸方向に移動可能になっており、又、対向主軸台10
3はXB軸方向とこれに直交するとともに上記Z軸に平
行なZB軸方向に移動可能になっている。上記主軸台1
01と対向主軸台103との間にはロータリー型のガイ
ドブッシュ105が設置されている。尚、図ではワーク
107が主軸台101とガイドブッシュ105に把持さ
れているとともに、突切加工により切り落とされたワー
ク107’が対向主軸台103側に把持されている。
て、このX1軸刃物台109は上記XB軸と平行なX1
軸方向に移動可能になっている。上記X1軸刃物台10
9にはタレット111が回転可能に取付けられていて、
このタレット111には複数個の工具ホルダ112に工
具113が取付けられている。上記X1軸刃物台109
に対向する側にはX2軸刃物台115が設置されてい
る。このX2軸刃物台115は上記X1軸に平行なX2
軸方向に移動可能になっている。又、X2軸刃物台11
5にはタレット117が回転可能に取付けられていて、
このタレット117には複数個の工具ホルダ118に工
具119が取付けられている。
ブッシュ105にワーク107を把持させて行なうメイ
ン加工は、X1軸刃物台109とX2軸刃物台115と
を同時に又は交互に動作させながら行なう。メイン加工
が終了して突切加工により切り落とされたワーク10
7’は対向主軸台103に把持され、その状態でワーク
107’に背面加工が施される。この種の背面加工は、
上記X1軸刃物台109又はX2軸刃物台115を使用
して行なうことになる。ところが、X1軸刃物台109
又はX2軸刃物台115を使用してワーク107’に背
面加工を施している場合には、X1軸刃物台109とX
2軸刃物台115をメイン加工に使用するこができなく
なってしまう。そこで、図中仮想線で示すように、X1
軸刃物台109とX2軸刃物台115とは別に、背面加
工工具としての3軸工具ホルダ121、123を設けて
いる。これら3軸工具ホルダ121、123には背面加
工工具125、127が取付けられている。これら3軸
工具ホルダ121、123を使用して背面加工を行なう
ようにし、それによって、非使用状態となったX1軸刃
物台109とX2軸刃物台115を使用してメイン加工
を行なう。つまり、X1軸刃物台109とX2軸刃物台
115を使用してメイン加工を行なうと同時に、3軸工
具ホルダ121、123を使用して背面加工を行なうこ
とができ、それによって、加工時間を短縮させて生産性
を向上させるものである。
は、図5に示すようなものがある。これは、特公平4−
29482号公報に示されているものである。まず、ベ
ッド201があり、このベッド201上の図中右側には
主軸台203がZ1軸方向に移動可能に設置されてい
る。又、上記主軸台203に対向する側には対向主軸台
205がZ3軸方向に移動可能に設置されている。上記
主軸台203と対向主軸台205との間であって図中下
方位置には第1刃物台207が設置されている。この第
1刃物台207はZ1軸及びZ3軸に直交するX1軸方
向に移動可能に設置されている。又、第1刃物台207
にはタレット209が回転可能に取付けられていて、こ
のタレット209には複数個の工具211が取付けられ
ている。
2刃物台213が設置されている。この第2刃物台21
3は上記Z1軸及びZ3軸に平行なZ2軸方向とそれに
直交するX2軸方向に移動可能になっている。又、第2
刃物台213にはタレット215が回転可能に設置され
ており、このタレット215には複数個の工具217が
取付けられている。又、既に述べた主軸台203の図中
左側にはガイドブッシュ219が設置されている。
ブッシュ219側に図示しないワークを把持させてメイ
ン加工を施す場合には、第1刃物台207と第2刃物台
213を同時に又は交互に動作させることにより行な
う。又、メイン加工を終了した後突切加工により切り落
とされたワークは対向主軸台205側に把持されること
になり、そこに背面加工を施す場合には、第2刃物台2
13をZ2軸及びX2軸方向に制御しながら行なう。そ
の際、メイン加工を同時に行なおうとすれば、第1刃物
台207のみを使用して行なうことになる。
と次のような問題があった。まず、図4に示した数値制
御自動旋盤の場合には、対向主軸台103に把持されて
いるワーク107’に背面加工を施すと同時に、X1軸
刃物台109とX2軸刃物台115の両方を使用してメ
イン加工を行なうために、3軸工具ホルダ121、12
3を別途設けた構成になっており、構成が複雑であると
ともにコストが上昇してしまうという問題があった。
又、図5に示した数値制御自動旋盤の場合には、第2刃
物台213によって対向主軸台205側に把持されたワ
ークに背面加工を施すと同時にメイン加工を行なおうと
すると、第1刃物台207のみを使用して行なうことに
なってしまい、加工に長時間を要してしまって生産性が
低いという問題があった。
ものでその目的とするところは、装置の構成を複雑化さ
せることなく、かつ、メイン加工に大きな影響を与える
ことなく、対向主軸台側に把持されているワークに対す
る背面加工と、主軸台側に把持されているワークへのメ
イン加工を同時に行なうことを可能とし、それによっ
て、加工に要する加工時間を短縮させて生産性を向上さ
せることが可能な数値制御自動旋盤を提供することにあ
る。
本願発明による数値制御自動旋盤は、主軸を回転自在に
支承しこの主軸の中心線方向であるZ軸方向に移動する
主軸台と、上記主軸台に対向する側に配置され上記Z軸
方向と平行なZB軸方向及びそれに直交するXB軸方向
に移動する対向主軸台と、上記主軸台と対向主軸台との
間に配置されたガイドブッシュと、上記主軸台と対向主
軸台の間に配置され上記XB軸方向に平行なX1軸方向
に移動する第1刃物台と、上記主軸台と対向主軸台の間
に配置され上記XB軸方向に平行なX2軸方向に移動す
る第2刃物台と、上記主軸台,対向主軸台,第1刃物
台,第2刃物台を単独で又は任意の組合せで制御して任
意の加工を行なわせる数値制御装置と、を具備してなる
数値制御自動旋盤において、上記第1刃物台と第2刃物
台の少なくとも一方に背面加工用工具を取付けるととも
に、上記数値制御装置に上記背面加工用工具を取付けた
第1刃物台のX1軸方向への移動又は第2刃物台のX2
軸方向への移動と対向主軸台のXB軸方向への移動を同
期制御する二軸同期制御機構を設けたことを特徴とする
ものである。その際、二軸同期制御機構を、背面加工用
工具を取付けた第1刃物台のX1軸方向への移動又は第
2刃物台のX2軸方向への移動に対向主軸台のXB軸方
向への移動を追従させるものとすることが考えられる。
は数値制御装置により、単独で或いは任意の組み合わせ
て制御され、それによって、任意の加工を行なうことが
できる。又、数値制御装置が備えている二軸同期制御機
構により、メイン加工の効率を低下させることなく背面
加工を同時に行なうことができる。例えば、第1刃物台
に背面加工用工具を取付けたとして、上記二軸同期制御
機構により、第1刃物台のX1軸方向への移動に対向主
軸台のXB軸方向への移動を追従させる。それによっ
て、第1刃物台によってメイン加工を行なうと同時に、
そこに取付けられた背面加工用工具により背面加工を行
なう。その際、第2刃物台を同時にメイン加工に使用す
ることもでき、全体として加工時間は大幅に短縮され
る。尚、背面加工用工具を何れの刃物台に取付けるかは
任意であり、又、両方に取付けるようにしてもよい。
又、同期制御の内容としては種々のものが考えられ、上
記した追従制御に限定するものではない。さらに、各刃
物台の構成、背面加工用工具の種類も特定のものに限定
されない。
施例を説明する。まず、ベッド1があり、このベッド1
上であって図中左側には主軸台テーブル3が設置されて
いて、この主軸台テーブル3上には主軸台5が移動可能
に設置されている。この主軸台5は主軸を回転自在に支
承するもので、主軸台駆動部7によって主軸の中心線方
向であるZ軸方向に移動するようになっている。又、ベ
ッド1上であって上記主軸台テーブル3に対向する側に
は対向主軸台テーブル9が設置されている。この対向主
軸台テーブル9上には別の対向主軸台テーブル11が設
置されている。この対向主軸台テーブル11は対向主軸
台駆動部13によって上記Z軸に平行なZB軸方向に移
動するようになっている。又、上記対向主軸台テーブル
11上には対向主軸台15が設置されている。この対向
主軸台15は対向主軸台駆動部17によって上記ZB軸
と直交するXB方向に移動するようになっている。つま
り、対向主軸台15はZB軸方向とXB軸方向に移動す
るようになっている。
って主軸台5側に寄った位置にはガイドブッシュ19が
設置されている。又、主軸台5と対向主軸台15との間
であって図中下方位置には第1刃物台21が設置されて
いる。この第1刃物台21は刃物台テーブル23上に設
置されていて、刃物台駆動部25によって上記XB軸と
平行なX1軸方向に移動するようになっている。又、第
1刃物台21にはタレット27が回転可能に取付けられ
ており、このタレット27には複数個の工具ホルダ28
と工具29が取付けられている。図では工具29として
切削バイトが示されている。一方、上記第1刃物台21
に対向する側には第2刃物台31が設置されている。こ
の第2刃物台31は刃物台テーブル33上に設置されて
いて、刃物台駆動部35によって上記X1軸に平行なX
2軸方向に移動するようになっている。上記第2刃物台
31にはタレット37が回転可能に取付けられていて、
このタレット37には複数個の工具ホルダ38と工具3
9が取付けられている。この工具39としても切削バイ
トが図示されている。又、上記第2刃物台31のタレッ
ト37には背面加工用工具41が取付けられている。す
なわち、従来例の説明で使用した図4に示す場合のよう
に、刃物台と別に背面加工用工具台を設けるのではな
く、一体に取り付けるようにしたものである。尚、着脱
が可能であることは勿論である。
この数値制御装置40は上記した各構成部を単独に或い
は任意の組合せで制御することにより、所望の加工を実
現するものである。例えば、対向主軸台15をXB軸と
ZB軸に制御することができるとともに、第1刃物台2
1のX1軸への動作及び第2刃物台31のX2軸への動
作とをそれぞれ別個に又は関連づけて動作させることが
できる。又、それと共に、数値制御装置40は二軸同期
制御機構42を備えている。この二軸同期制御機構42
は、ある種の指令コードにより、第2刃物台31のX2
軸への動作と、対向主軸台15のXB軸への動作を同期
制御するものであり、具体的には、第2刃物台31のX
2軸への動作に対向主軸台15のXB軸への動作を追従
させるものである。
を説明する。図2に示す加工例は、第2刃物台31をX
2軸方向に移動させるとともに主軸台5側をZ軸方向に
移動させながら、主軸台5及びガイドブッシュ19によ
って把持されているワーク43にメイン加工を施すと同
時に、第2刃物台31に取付けられた背面加工用工具4
1によって、対向主軸台15に把持されているワーク
(突切加工により切り落とされ対向主軸台15に把持さ
れたもの)45に背面加工(この場合には穴明け加工)
を施すものである。
X2軸又はXB軸を指令して、図1中仮想線で示すよう
に、背面加工用工具41と対向主軸台15との軸芯を一
致させる。次に、所定の指令コードに切換えて、二軸同
期制御機構42の制御の下にX2軸の動作にXB軸の動
作が追従するようなモードにする。すなわち、X2軸の
動作にXB軸の動作を追従させることにより、背面加工
用工具41と対向主軸台15の軸芯を常に一致させた状
態とするものである。次に、X2軸に指令を与えること
により、第2刃物台31の工具39によってワーク43
にメイン加工を施すとともに、ZB軸に指令を与えるこ
とにより、ワーク45に背面加工用工具41による背面
加工を施す。尚、このような同期制御が不要な場合に
は、上記所定の指令コードを解除すればよい。又、上記
同期制御のときに、第2刃物台31だけでなく、第1刃
物台21側もメイン加工に参加させることができ、それ
によって、メイン加工は極めて効率の良いものとなる。
することができる。まず、装置の構成を複雑化させるこ
となく、かつ、メイン加工の加工時間を長引かせること
なく、メイン加工と背面加工を同時に行なうことができ
る。これは、メイン加工を行なう第2刃物台31側に背
面加工用工具41を取付けるとともに、第2刃物台31
のX2軸方向への動作と対向主軸台15のXB軸方向へ
の動作を、二軸同期制御機構42により同時制御するよ
うに構成したからである。よって、第2刃物台31側に
よってメイン加工を行なっている間に、背面加工用工具
41により背面加工を施すことができ、しかも、メイン
加工には第2刃物台31だけでなく第1刃物台21をも
参加させることができるので、全体として加工時間を短
縮させて生産性の向上を図ることができる。
のではない。まず、前記一実施例ではメイン加工を行な
う刃物台の内、第2刃物台31のタレット37に背面加
工用工具41を取付けるようにしたが、図3に示すよう
に、第1刃物台21のタレット27に取付けるようにし
てもよい。又、第1刃物台21と第2刃物台31の両方
に取付けるようにしてもよい。尚、その場合には対向主
軸台15のXB軸方向への移動範囲を拡大しておき、適
宜最適な側を使用することになる。又、背面加工用工具
41としては、回転駆動部を備えているものと備えてい
ないものとが考えられ、又、図3に示すように、回転可
能なタレット47に取付けられた切削バイト49のよう
なものであってもよい。又、第1刃物台21と第2刃物
台31の構成は前記一実施例に限定されるものではな
い。すなわち、前記一実施例では、タレット27、37
を回転可能に取付け、タレット27、37を回転させる
ことにより工具29、39を選択するようにしている
が、それに限定されるものではなく、複数個の工具を櫛
歯状に配置し、工具台をスライドさせることにより工具
を選択するようなものについても同様に適用できる。
又、第1刃物台21と第2刃物台31の位置関係につい
ては図示したものに限定されないとともに、各構成部の
移動方向としては、少なくとも図示した方向に移動でき
るということであり、それ以外の方向に移動できるよう
なタイプのものについても同様に適用できる。
御自動旋盤によると、第1刃物台と第2刃物台の少なく
とも一方に背面加工用工具を取付けるとともに、数値制
御装置に第1刃物台のX1軸方向への移動又は第2刃物
台のX2軸方向への移動と、対向主軸台のXB軸方向へ
の移動を同期制御する二軸同期制御機構を設けたので、
メイン加工側に何等影響を与えることなく、かつ、装置
の構成を複雑化させることなく、メイン加工と背面加工
を同時に行なうことができるようになった。よって、全
体として作業時間が大幅に短縮することができ生産性を
向上させることができるようになった。
示す図である。
めの図である。
を示す図である。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 主軸を回転自在に支承しこの主軸の中心
線方向であるZ軸方向に移動する主軸台と、上記主軸台
に対向する側に配置され上記Z軸方向と平行なZB軸方
向及びそれに直交するXB軸方向に移動する対向主軸台
と、上記主軸台と対向主軸台との間に配置されたガイド
ブッシュと、上記主軸台と対向主軸台の間に配置され上
記XB軸方向に平行なX1軸方向に移動する第1刃物台
と、上記主軸台と対向主軸台の間に配置され上記XB軸
方向に平行なX2軸方向に移動する第2刃物台と、上記
主軸台,対向主軸台,第1刃物台,第2刃物台を単独で
又は任意の組合せで制御して任意の加工を行なわせる数
値制御装置と、を具備してなる数値制御自動旋盤におい
て、上記第1刃物台と第2刃物台の少なくとも一方に背
面加工用工具を取付けるとともに、上記数値制御装置に
上記背面加工用工具を取付けた第1刃物台のX1軸方向
への移動又は第2刃物台のX2軸方向への移動と対向主
軸台のXB軸方向への移動を同期制御する二軸同期制御
機構を設けたことを特徴とする数値制御自動旋盤。 - 【請求項2】 請求項1記載の数値制御自動旋盤におい
て、二軸同期制御機構は、背面加工用工具を取付けた第
1刃物台のX1軸方向への移動又は第2刃物台のX2軸
方向への移動に対向主軸台のXB軸方向への移動を追従
させるものであることを特徴とする数値制御自動旋盤。
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JP18630792A JP3316003B2 (ja) | 1992-06-20 | 1992-06-20 | 数値制御自動旋盤と数値制御自動旋盤による加工方法 |
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Publications (2)
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JPH06703A true JPH06703A (ja) | 1994-01-11 |
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