JPH0669576B2 - 圧延設備におけるスラブ切断装置 - Google Patents

圧延設備におけるスラブ切断装置

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JPH0669576B2
JPH0669576B2 JP5417190A JP5417190A JPH0669576B2 JP H0669576 B2 JPH0669576 B2 JP H0669576B2 JP 5417190 A JP5417190 A JP 5417190A JP 5417190 A JP5417190 A JP 5417190A JP H0669576 B2 JPH0669576 B2 JP H0669576B2
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    • B21B39/02Feeding or supporting work; Braking or tensioning arrangements, e.g. threading arrangements
    • B21B39/12Arrangement or installation of roller tables in relation to a roll stand
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    • B21B15/00Arrangements for performing additional metal-working operations specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
    • B21B15/0007Cutting or shearing the product
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、圧延設備において搬送ライン上に設けら
れ、搬送スラブを圧延用の所定長さに切断するスラブ切
断装置に関するものである。
〔従来技術〕
近年圧延のため所定長さに切断するスラブは、そのスラ
ブ長さが小さいものとなっている。
即ち、小ロット品が増え、同一材質,納期帯でロットが
まとまらないと共に、短納期品が増え、ロット(材質,
サイズ)がまとまらないことから、スラブ長さが小さい
小単位品が増えている。
また特に造船材で自動車運搬専用船の建造が増えてお
り、これは船体重量を軽くし積載重量を増やすため薄物
材が要求されること等により、薄物材(成品板厚≦9m
m)が増加しており、これも冷却床装入可能長制約(設
備制約)から小単位品となる。
一方、前述した薄物材の製造は、2ヒート法(例えば23
5厚スラブを1ヒート目100厚まで圧下し、これを2ヒー
ト目に薄物成品とする。)によって仕上げていが、近年
の圧延技術の進歩によって1ヒート化されている。これ
は、コスト削減(燃料,歩留)や製造リードタイム短縮
のために、1ヒート化の要請が大きくなっていることに
もよる。
そのためこのようなことから近年では、スラブの長さを
極力小さくして切断するようになっている。そして従
来、このスラブの長さを極力小さくして切断する装置と
しては、次の,およびに述べるものが一般に知ら
れている。
なお最小スラブ切断可能長は、スラブの搬送ラインであ
るローラーテーブルピッチから規定,即ちスラブ切断用
ガストーチによる切断後のスラブを支持するするため
に、このスラブを最低三本のローラー上に載せることが
必要であることから規定される。
スラブ切断部におけるローラーテーブルの主ローラー
を小径にし、各主ローラーの間隔,即ち三本の主ローラ
ーの距離を短くすることで、この三本の主ローラーに載
るスラブの長さも短くして小さくできるようにするも
の。(ローラーテーブルピッチの小径化) 第8図に示すように、スラブ切断部20における切断用
トーチ直下以外(直下であるとトーチ21により損傷して
しまうため)の各主ローラー22の間に、主ローラー22よ
りも小径の固定式補助ローラー23を取付ける。そして切
断後におけるスラブ下面に、主ローラー22と補助ローラ
ー23との三本のローラーがあるようにすることにより、
主ローラー22二個分の距離で支持できるようにしてスラ
ブ24の長さを小さくするもの。
第9図に示すように、切断後においてのスラブ下面に
あるローラーを、主ローラー22と小径の補助ローラー23
との二本のみとし、代わりにスラブ上面を押付け用ピン
チローラー25で押付けて支持する。そしてこのことによ
り、スラブ下面に必要とするローラーが主ローラー22と
小径の補助ローラー23との二本となって、スラブ24の長
さをで示した主ローラー二個分の距離よりも小さくで
きるようにしたもの。
〔この発明が解決しようとする課題〕
しかしのものは、ローラーテーブルにおける主ローラ
ーの負荷すべき荷重と、この荷重を支持するのに必要な
主ローラー径との関係により、著しい主ローラーの小径
化は不可能となる。しかも主ローラーの軸受け部の寸法
から考えても、主ローラーの小径化に限界がある。
そのためこののものでは、各主ローラーの間隔を狭め
ること,即ちスラブ長を小さくすることに限界がある。
なおこののものの場合において、一般のスラブ搬送用
ローラーテーブルでスラブの切断を行おうとした時に
は、その切断部のローラーテーブルを全て主ローラーが
小径なものに交換しければならず、面倒で多大な費用が
かかることになる。
またのものは、一般のスラブ搬送用ローラーテーブル
でスラブの切断を行おうとした時に、各主ローラー22間
に固定式補助ローラー23を取付けるだけで対処できる
が、主ローラー22と固定式補助ローラー23との間をこれ
以上狭めることができない。
そのためこのの場合も、スラブ24の長を小さくするこ
とに限界がある。
さらにのものは、およびのものに比べて確実にス
ラブ24の長を小さくすることができるが、少なくとも切
断用トーチ21の両側に二個の押付け用ピンチローラー25
が必要となる。
そのためこののものでは、およびのものに比べて
構造が複雑になると共に、装置が高価なものとなってし
まう。
この発明は前述した事情に鑑みて創案されたもので、そ
の目的は簡単な構造であると共に、前述した従来のもの
よりも確実にスラブ長さを小さくすることのできる圧延
設備におけるスラブ切断装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明によるスラブ切断装置は、ローラーテーブルの
スラブ搬送ライン上に設けたスラブ切断用の切断トーチ
と、前記ローラーテーブルのピッチから規定される最小
スラブ切断可能長を小さくすべく、前記ローラーテーブ
ルにおける各主ローラー間に設けた切断時支持用の補助
ローラーとを備えてなることとする。
そして切断トーチから切断時支持用の主および補助ロー
ラーまでの距離を短くして、スラブの長さを小さくすべ
く、切断トーチによる切断位置直下にも補助ローラーを
設けることとする。
このことから、切断位置直下の補助ローラーも、支持用
の3本のローラーに含めることで、切断トーチからの支
持用ローラーを二本にして、切断トーチからの距離を短
くする。
なお切断トーチによってスラブが溶断されている箇所の
直下部は、切断ノロ(液体)が落下するので、切断トー
チ直下に支持用補助ローラーを置くことはノロ付着の面
からも不可能である。
また切断トーチにより、支持用補助ローラー自身が切断
されるという点からも好ましくない。
従って、この発明においては、切断位置直下の補助ロー
ラーを、切断トーチの切断線直下におけるスラブ下面に
部分当接して支持するスラブ支持位置と、前記切断線直
下から離れた支持解除位置の間を移動自在に支持された
移動式補助ローラーとし、油圧シリンダー等の駆動装置
により、切断トーチがローラー当接部を通過し、かつス
ラブ全幅の切断を完了していない時に、移動式補助ロー
ラーをスラブ支持位置へ移動させる。
そして、この移動式補助ローラー上を切断後のスラブが
通過してしまうまで、スラブ下面の支持を継続し、切断
完了スラブが通過して、スラブ下面へ当接しなくなった
時に、移動式補助ローラーを支持解除位置へ移動させ
る。
即ち、ローラーテーブルライン下方に設けた移動式補助
ローラーが、切断トーチによる切断位置を回避して、主
ローラーおよび固定式補助ローラーによって支持するこ
とのできないトーチ切断線直下位置においても、スラブ
下面を支持できるようにする。
このことから、切断後における両スラブの切断面側の端
部を、一個の移動式補助ローラーが支持することとなっ
て、他の支持が各一個の主ローラー,固定式補助ローラ
ーのみにすることができる。
そして切断トーチから切断時支持用の主および補助ロー
ラーまでの距離を短くして、スラブ長さを従来のものよ
りも確実に小さくすることができるようにしたものであ
る。
〔実施例〕
以下この発明の圧延設備におけるスラブ切断装置を図示
する実施例によって説明する。
スラブ切断装置1(第1図および第2図参照)は、ロー
ラーテーブル2のスラブ搬送ライン上に設けたスラブ切
断用の切断トーチ3と、ローラーテーブル2のピッチか
ら規定される最小スラブ切断可能長を小さくすべく、ロ
ーラーテーブル2における各主ローラー4間に設けた切
断時支持用の補助ローラー5とを備えてなっている。
また補助ローラー5は、主ローラー4よりも小径であっ
て、切断トーチ3の切断線直下であるスラブ下面に部分
当接して支持する位置およびこの支持の解除位置の間を
移動自在に設けられている移動式補助ローラー6と、切
断線直下位置以外の各主ローラー4間に固定して設けら
れている固定式補助ローラー7とからなっている。
さらに移動式補助ローラー6は、スラブ切断時の切断ト
ーチ3がローラー当接部を通過し、かつスラブ全幅の切
断を完了していない時にスラブ8の支持位置へ移動する
と共に、切断完了スラブ8a,8aが通過して、スラブ下面
へ当接しなくなった時に支持解除位置へ移動するように
構成されている。
そしてこの実施例での移動式補助ローラー6は、ローラ
ーテーブル2の下方位置であると共に、切断トーチ3に
よる切断部近傍位置に軸着した支持アーム9に設けられ
ている。
ここでの支持アーム9は、連結アーム10を介して連結し
ている駆動部11によって揺動するようになっていると共
に、この揺動によって移動式補助ローラー6を切断線直
下のスラブ下面支持位置とこの支持解除位置との間で移
動させるようになっている。
即ちこの支持アーム9の揺動による移動式補助ローラー
6の移動は、主ローラー4および固定式補助ローラー7
の上端レベルとの同一レベル位置と、このレベル下方位
置との120°の間で行われるようになっている。
なおこの支持アーム9に設けられている移動式補助ロー
ラー6は、ローラーテーブル2の幅方向両端部位置に二
個設けられており、スラブ8の下面両側部に部分当接し
て支持するようになっている。
またこの支持アーム9を揺動させる駆動部11は、連結ア
ーム10に軸着されているピストンロッド12を有する油圧
シリンダー13と、この油圧シリンダー13を覆っている防
塵カバー14とからなっている。
固定式補助ローラー7は、切断トーチ3による切断部の
両側位置であると共に、切断部直後の主ローラー4間位
置に、一個づつ二個設けられている。
このような構成からなるスラブ切断装置1を使用しての
スラブ8の切断は、次の通りにして行われる。
まずローラーテーブル2で搬送されてきたスラブ8を、
その中央位置(必ずしも中央位置でなくてもよい。)が
切断トーチ3による切断線と一致した所で停止させる。
その後、このスラブ8を切断トーチ3によって、半分に
切断する。
なおこの切断は、二本の切断トーチ3,3によって行わ
れ、第4図に示すようにスラブ8の両側部から開始す
る。そしてこの時に、移動式補助ローラー6は、スラブ
8支持の解除位置にある。
次にこの切断トーチ3によるスラブ切断時において、第
5図に示すように、切断トーチ3がローラー当接部を通
過し、かつスラブ全幅の切断を完了していない時に、移
動式補助ローラー6をスラブ8の支持位置へ移動させ
る。
この時に、切断トーチ3の両側のスラブ8a,8aは、移動
式補助ローラー6と、主ローラー4および固定式補助ロ
ーラー7とで支持されている。
次に第6図に示すように、残りの部分を切断すると共
に、切断完了スラブ8a,8aが通過してスラブ下面へ当接
しなくなった時に、移動式補助ローラー6を支持解除位
置へ移動させる。
なおスラブ下面の移動式補助ローラー6による支持箇所
は、一箇所でも構わないが、スラブ8の搬送安定性よ
り、二箇所以上が好ましい。また移動式補助ローラー6
は、アイドルローラーで十分である。
このようにしてスラブ切断装置1により、長さを最小に
してのスラブ8の切断が行われる。
そしてこの発明のスラブ切断装置1によって切断した後
のスラブ8aの長さは、第3図に示めすように、各主ロー
ラー4の間の距離Lと同じ長さになる。
これに対して、従来の支持用の固定式補助ローラーがな
い場合のスラブ長さは、第7図に示すように、2.5L
なる。また固定式補助ローラーがある場合は、第8図に
示すように、1.5Lとなる。さらに押付け用ピンチロー
ラーがある場合は、第9図に示すように、5/4Lとな
る。
このようにこの発明のスラブ切断装置1によれば、切断
した後のスラブ8aの長さを、従来のものに比べて確実に
小さくすることができる。
〔発明の効果〕
この発明の圧延設備におけるスラブ切断装置は、ローラ
ーテーブルのスラブ搬送ライン上に設けたスラブ切断用
のトーチと、前記ローラーテーブルのピッチから規定さ
れる最小スラブ切断可能長を小さくすべく、前記ローラ
ーテーブルにおける各主ローラー間に設けた切断時支持
用の補助ローラーとを備えてなる。
また前記補助ローラーは、前記主ローラーよりも小径で
あって、前記トーチの切断線直下であるスラブ下面に部
分当接して支持する位置およびこの支持の解除位置の間
を移動自在に設けられている移動式補助ローラーと、前
記切断線直下位置以外の前記各主ローラー間に固定して
設けられている固定式補助ローラーとからなる。
さらに前記移動式補助ローラーは、スラブ切断時のトー
チがローラー当接部を通過し、かつスラブ全幅の切断を
完了していない時にスラブ支持位置へ移動すると共に、
切断完了スラブが通過して、スラブ下面へ当接しなくな
った時に支持解除位置へ移動することを特徴としてい
る。
そしてこの構成によればローラーテーブルライン下方に
設けた移動式補助ローラーが、切断トーチによる切断部
を回避しながら、主ローラーおよび固定式補助ローラー
で支持することのできないトーチ切断線直下位置におい
ても、スラブ下面を支持することができる。
このことから、切断後における両スラブの切断面側の端
部を、一個の移動式補助ローラーが支持することとなっ
て、他の支持が各一個の主ローラー,固定式補助ローラ
ーのみとなることにより、スラブ長さを従来のものより
も確実に小さくすることができる。
またローラーテーブルの搬送ラインでスラブを切ること
が可能になり、熱片化が可能となる。これにより燃料低
減と、スラブハンドリング工数の削減が可能となる。さ
らに製造リードタイムの短縮が図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の圧延設備におけるスラブ切断装置を
示す正面図、第2図は第1図のA−A線矢視図、第3図
はこの発明のスラブ切断装置によるスラブ長さを示す概
略図、第4図〜第6図はこの発明のスラブ切断装置によ
るスラブ切断状態を示す概略工程図、第7図〜第9図は
従来のスラブ切断装置によるスラブ長さを示す概略図で
ある。 1……スラブ切断装置、2……ローラーテーブル、3…
…切断トーチ、4……主ローラー、5……補助ローラ
ー、6……移動式補助ローラー、7……固定式補助ロー
ラー、8,8a……スラブ、9……支持アーム、10……連結
アーム、11……駆動部、12……ピストンロッド、13……
油圧シリンダー、14……防塵カバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローラーテーブルのスラブ搬送ライン上に
    設けたスラブ切断用の切断トーチと、前記ローラーテー
    ブルのピッチから規定される最小スラブ切断可能長を小
    さくすべく、前記ローラーテーブルにおける各主ローラ
    ー間に設けた切断時支持用の補助ローラーとを備えてな
    るスラブ切断装置であり、 前記補助ローラーは、前記主ローラーよりも小径であっ
    て、前記切断トーチの切断線直下におけるスラブ下面に
    部分当接して支持するスラブ支持位置と、前記切断線直
    下から離れた支持解除位置の間を移動自在に設けられて
    いる移動式補助ローラーと、前記切断線直下位置以外の
    前記各主ローラー間に固定して設けられている固定式補
    助ローラーとからなり、 前記移動式補助ローラーは、スラブ切断時の切断トーチ
    がローラー当接部を通過し、かつスラブ全幅の切断を完
    了していない時に、移動式補助ローラーを前記スラブ支
    持位置へ移動させると共に、切断完了スラブが通過し
    て、スラブ下面へ当接しなくなった時に、移動式補助ロ
    ーラーを前記支持解除位置へ移動させる駆動装置を備え
    ていることを特徴とする圧延設備におけるスラブ切断装
    置。
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