JPH08282831A - 鋳片搬送装置 - Google Patents

鋳片搬送装置

Info

Publication number
JPH08282831A
JPH08282831A JP9253495A JP9253495A JPH08282831A JP H08282831 A JPH08282831 A JP H08282831A JP 9253495 A JP9253495 A JP 9253495A JP 9253495 A JP9253495 A JP 9253495A JP H08282831 A JPH08282831 A JP H08282831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slab
roller table
tilt
horizontal
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9253495A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Ishihara
義信 石原
Takayuki Ishihara
貴征 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP9253495A priority Critical patent/JPH08282831A/ja
Publication of JPH08282831A publication Critical patent/JPH08282831A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 より長尺ないしは大型な鋳片であっても、高
い地点に向けて、短い搬送サイクルで円滑に搬送できる
鋳片搬送装置を提供する。 【構成】 入側水平ローラテーブル(1) と高位の出側水
平ローラテーブル(3) の間に摩擦角以下の傾斜角度θを
もつ傾斜ローラテーブル(2) を配し、かつ、前記入側水
平ローラテーブル(1) の後端部を軸受(4) に枢支させる
と共に、前端側を軸受(6) に下端を支持されたチルトア
ーム(5) で下方から水平に支持させる一方、そのチルト
アーム(5) をパワーシリンダ(7) で回動させることで、
該入側水平ローラテーブル(1) の先端側を下降させて続
く傾斜ローラテーブル(2) の傾斜角度θと同角度にチル
トさせる構成とする。 【効果】 鋳片が傾斜ローラテーブルに乗り移る時点で
停止した場合、前方の入側水平ローラテーブルをチルト
させることで、その停止を解消して連続的な鋳片の移送
を継続できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳片搬送装置に関し、
詳細には、上流の製造ラインから送り込まれた長尺状の
鋳片を、その送り込み位置よりも高い位置に配置された
下流の製造ラインに向けて順次長手方向に搬送する鋳片
搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、連続鋳造設備において、鋳型か
ら下方に引き抜いた鋳片を円弧状から直線水平状態にす
る矯正点以降の搬送ローラは、一般に工場床面よりも低
い位置に配列されているので、その鋳造ラインで定寸切
断して連続的に送り出される鋳片を、工場床面上に配設
された下流の製造ラインに移送するために、リフト機能
を備えた搬送装置が必要となる。そして、鋳片を低い地
点から高い地点に順次長手方向に移送するため、連続鋳
造設備や圧延設備等において採用されている鋳片搬送装
置の代表的なものとしては、その概要説明図である〔図
5〕〜〔図7〕に示す構成のものがある。
【0003】〔図5〕に示す鋳片搬送装置は、同 (a)図
に示すように、低位の入側水平ローラテーブル(21)と高
位の出側水平ローラテーブル(23)との間に、摩擦角以下
の傾斜角度θをもつ傾斜ローラテーブル(22)を配し、そ
の傾斜ローラテーブル(22)の傾斜によるリフト機能によ
り、鋳片(B) を高い位置に向けて順次長手方向に搬送す
る構成とされている。〔図6〕に示す鋳片搬送装置は、
低位の入側水平ローラテーブル(31)と高位の出側水平ロ
ーラテーブル(33)との間に垂直昇降ローラテーブル(32)
を配し、その垂直昇降ローラテーブル(32)の昇降によ
り、鋳片(B) を高い位置に順次搬送する構成とされてい
る。〔図7〕に示す鋳片搬送装置は、例えば、特公昭52
-23890号公報に開示されているように、低位の入側水平
ローラテーブル(41)と高位の出側水平ローラテーブル(4
3)との間に、傾斜付軌条(44)を敷設すると共に、該傾斜
付軌条(44)上を、上部のローラテーブル(42a) の水平状
態を保ちながら移動する搬送台車(42)を配し、この搬送
台車(42)の傾斜移動により、鋳片(B) を高い位置に順次
搬送する構成とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では生
産効率の向上のために、例えば鋼板等の製造において、
生産の高速化や、コイルの広幅化および大径化が進られ
ており、それに伴って、材料としての鋳片はより長尺お
よび大型なものとなり、かつ搬送サイクルもより短縮さ
れる傾向にある。しかし、それらに対応するについて、
上記従来の鋳片搬送装置には、それぞれ次のような問題
点がある。
【0005】まず、傾斜ローラテーブルを備える従来の
鋳片搬送装置では、傾斜ローラテーブルが搬送とリフト
機能とを兼ね備えるので、その構造が簡易となり設備費
および保全管理負担を低く抑えられるという利点がある
ものの、搬送する鋳片が長尺化ないしは大型化される
と、傾斜ローラテーブルへの乗り移りが円滑に行われ
ず、そのまま停止してしまうという事態が高頻度に発生
するようになる。これは、〔図5〕の (b)図に示すよう
に、鋳片(B) が、入側水平ローラテーブル(21)から傾斜
ローラテーブル(22)に移るとき、その先端が傾斜ローラ
テーブル(22)前部のローラをブリッジ状になって乗り越
えることで該傾斜ローラテーブル(22)側に乗り移るので
あるが、該鋳片(B) がより長尺ないしは大型になると、
それらローラを乗り越えるだけの慣性力を与えることが
困難になるからである。更に、同 (c)図に示すように、
鋳片(B) が、傾斜ローラテーブル(22)から出側水平ロー
ラテーブル(23)に向けて移送され、その重心が出側水平
ローラテーブル(23)側に移る際に、該出側水平ローラテ
ーブル(23)が鋳片(B) の先端部により衝撃を受けて損耗
を早めるという問題も内在している。また、これらのこ
とを避けるため、傾斜ローラテーブルの傾斜角度θを小
さくすると、その移送方向の水平距離が長大になってス
ペース上の問題が派生する。また、垂直昇降ローラテー
ブルを備える従来の鋳片搬送装置では、配置スペースが
比較的小さくてすむという利点があるものの、テーブル
を水平状態に保って昇降させる機構が複雑で、また、搬
送する鋳片が長尺ないしは大型になるほど、また必要な
揚程が大きくなるほど、その昇降機構がより複雑になる
と共に駆動装置も大掛かりになり、設備費および保全管
理負担が増大する。また、傾斜移動させる搬送台車を備
える従来の鋳片搬送装置では、傾斜ローラテーブルより
も短い水平移動距離で鋳片を所定高さに移送でき、ま
た、垂直昇降ローラテーブルよりも簡易な構造で済むと
いう利点があるものの、その搬送台車で鋳片を移送して
いる間、次の鋳片は待機の状態となるため、鋳片を短い
搬送サイクルで連続的に移送することができない。その
ため、上流の製造ラインの生産量を高める場合、該鋳片
搬送装置までの搬送ラインに鋳片の加減速機構を設ける
等の設備構成上複雑な対応が必要となる。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、より長尺ないしは大型な鋳片であって
も、その送り込み位置よりも高い位置に配置された下流
の製造ラインに向けて、短い搬送サイクルで順次長手方
向に円滑に搬送することができ、しかも、構造が簡易で
設備費および保全管理負担を低く抑えることが可能な鋳
片搬送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は以下の構成とされている。すなわち、本
発明に係る鋳片搬送装置は、入側の水平搬送テーブルと
該入側の水平搬送テーブルよりも高い位置に配した出側
の水平搬送テーブルとの間に摩擦角以下の傾斜角度をも
つ傾斜搬送テーブルを配し、上流の製造ラインから送り
込まれた長尺状の鋳片を、その送り込み位置よりも高い
位置に配設された下流の製造ラインに向けて順次長手方
向に搬送する鋳片搬送装置において、前記入側の水平搬
送テーブルに、その後端部を支点として前端部を回動下
降させて前記傾斜搬送テーブルの傾斜角度と同角度に傾
斜させるチルト機構を設けてなることを特徴とする。
【0008】また、上記出側の水平搬送テーブルに、そ
の前端部を支点として後端部を回動上昇させて傾斜搬送
テーブルの傾斜角度と同角度に傾斜させるチルト機構を
設けても良い。
【0009】
【作用】本発明の鋳片搬送装置では、入側の水平搬送テ
ーブルに、その後端部を支点として前端部を回動下降さ
せて、該入側の水平搬送テーブルに続く傾斜搬送テーブ
ルの傾斜角度と同角度に傾斜させるチルト機構を設けて
いるので、搬送する鋳片が、入側の水平搬送テーブルか
ら傾斜搬送テーブルに移るとき、その先端が傾斜ローラ
テーブル前部のローラを乗り越えることができずに停止
した場合、チルト機構の作動により該入側の水平搬送テ
ーブルを続く傾斜搬送テーブルの傾斜角度と同角度に傾
斜させることで、停止した鋳片を傾斜搬送テーブルに円
滑に乗り移らせて、出側の水平搬送テーブルに向けて搬
送することができる。なお、入側の水平搬送テーブルの
チルト機構は、通常のトラッキング手段にて鋳片の停止
を検出して作動させることで、その鋳片の停止を自動的
に解消できる。また、この入側の水平搬送テーブルが傾
斜中であっても、その前端部が鋳片の送り込み位置より
も低く回動下降していることより、次の鋳片は、少なく
ともその重心点前までを該水平搬送テーブルに送り込む
ことができ、つまり、送り込まれる各鋳片間の間隔は比
較的小さくできるので、短い搬送サイクルにも容易に対
応して各鋳片を順次順次長手方向に搬送することができ
る。
【0010】また、上記出側の水平搬送テーブルに、そ
の前端部を支点として後端部を回動上昇させて傾斜搬送
テーブルの傾斜角度と同角度に傾斜させるチルト機構を
設けることで、鋳片が、傾斜ローラテーブルから出側水
平ローラテーブルに向けて移送され、その重心が出側の
水平ローラテーブル側に移る際に、チルト機構の作動に
より該出側の水平搬送テーブルを後方の傾斜搬送テーブ
ルの傾斜角度と同角度に傾斜させることで、衝撃を伴う
ことなく鋳片を該出側の水平搬送テーブルに円滑に乗り
移らせることができる。なお、出側の水平搬送テーブル
のチルト機構は、通常のトラッキング手段によって鋳片
の移動を検出して、作動させれば良い。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る鋳片搬送装置の実施例を
図面を参照して説明する。〔図1〕は、本発明の鋳片搬
送装置の第1実施例の概要構成を示す図面であって、
(a)図は全体の構成配置を示す正図面、 (b)図は要部構
成の説明図である。
【0012】〔図1〕の (a)図に示すように、本実施例
の鋳片搬送装置は、入側水平ローラテーブル(1) と該入
側水平ローラテーブル(1) よりも高い位置に配した出側
水平ローラテーブル(3) との間に摩擦角以下の傾斜角度
θをもつ傾斜ローラテーブル(2) を配してなり、上流の
製造ラインから送り込まれた長尺な鋳片(B) を、その送
り込み位置よりも高い位置に配設された下流の製造ライ
ンに向けて順次長手方向に搬送するものである。また、
それらローラテールブル(1),(2),(3) は、図示省略の駆
動手段によって上面側に配した各ローラを同期回転させ
て鋳片(B) を長手方向に移送する極一般的な構成のもの
で、本実施例では、入側水平ローラテーブル(1) および
出側水平ローラテーブル(3) の搬送方向の長さが約9
M、傾斜ローラテーブル(2) の傾斜角度θが約 2.7°で
あって、入側水平ローラテーブル(1) と出側水平ローラ
テーブル(3) の配置高さ位置の差、つまり鋳片(B) の揚
程を約3Mとしている。
【0013】また、入側水平ローラテーブル(1) は、
(b)図に示すように、傾斜ローラテーブル(2) 側の後端
部を、該後端部に設けた連結アーム(1a)を介して下後方
に固定配置された軸受(4) に枢支され、この軸受(4) の
枢支軸芯を支点として前端部を上下方向に回動可能とさ
れると共に、その前端部を、その下方に配されたチルト
アーム(5) にて水平に支持されている。
【0014】一方、チルトアーム(5) は、下方に固定配
置された軸受(6) に下端を回動可能支持されると共に、
上端に設けた軸受内蔵の車輪(5a)を、入側水平ローラテ
ーブル(1) 下面に長手方向に設けられたガイドレール(1
b)に当接させて、該入側水平ローラテーブル(1) を下方
から支持する一方、その中間部に連結されたパワーシリ
ンダ(7) の作動によって、上端の車輪(5a)を入側水平ロ
ーラテーブル(1) 下面のガイドレール(1b)に沿って回転
移動させながら、 (b)図中の一点鎖線で示すように、そ
の上端を後方に向けて回動させられ、これにより入側水
平ローラテーブル(1) の前端側を回動下降させて、続く
傾斜ローラテーブル(2) の傾斜角度θと同角度にチルト
させるものとされている。また、このチルトアーム(5)
の前後には、該チルトアーム(5) の回動前限および後限
を規定するストッパ(8),(8')が固定配置されている。
【0015】また、傾斜ローラテーブル(2) の前部に位
置するローラの配列ピッチは、入側水平ローラテーブル
(1) から送られてくる鋳片(B) の先端が円滑に乗り越え
るように、それ以降のローラの配列ピッチよりも小さな
ピッチとし、かつ大きなローラ径としている。
【0016】上記本実施の鋳片搬送装置では、その作動
説明図である〔図2〕の (a)図に示すように、入側水平
ローラテーブル(1) から移送されてきた鋳片(B) は、そ
の先端が傾斜ローラテーブル(2) 前部に配列されたロー
ラの段差(h) を乗り越えて行くことで、該傾斜ローラテ
ーブル(2) 側に完全に乗り移って、出側水平ローラテー
ブル(3) に向けて移送される。しかし、鋳片(B) がより
長尺ないしは大型なものであると、その段差(h) を乗り
越えるだけの慣性力がなくて、同 (a)図に示すように、
先端がローラに衝突した状態で停止してしまうことがあ
る。ここで本実施例では、パワーシリンダ(7) の作動に
て、 (b)図に示すように、チルトアーム(5) を後限まで
回動させて入側水平ローラテーブル(1) を傾斜ローラテ
ーブル(2) の傾斜角度θと同角度にチルトさせること
で、つまり入側水平ローラテーブル(1) の移送面を傾斜
ローラテーブル(2) の移送面と一致させることで、停止
した鋳片(B) を該傾斜搬送テーブル(2) に円滑に乗り移
らせて、出側水平ローラテーブル(3) に向けて移送する
ことができる。また、チルトにより入側水平ローラテー
ブル(1) が傾斜中であっても、その前端側が鋳片(B) の
送り込み位置よりも低く下降しているので、次の鋳片
(B) は、少なくともその重心点前までを該水平ローラテ
ーブル(1) に送り込むことができ、つまり送り込まれる
各鋳片間の間隔は比較的小さくできるので、短い搬送サ
イクルにも容易に対応して各鋳片を順次順次長手方向に
搬送することができる。なお、本実施例では、図示省略
のトラッキング装置とパワーシリンダ(7) の制御装置と
を接続し、該トラッキング装置からの鋳片(B) の停止信
号と、予め知られている鋳片移送速度とに基づいてパワ
ーシリンダ(7) を自動的に往復作動させるものとした。
【0017】〔図3〕は、本発明の鋳片搬送装置の第2
実施例の概要構成を示す図面であって、 (a)図は全体の
構成配置を示す正図面、 (b)図は要部構成の説明図であ
る。なお、本実施例の鋳片搬送装置は、出側水平ローラ
テーブルをチルト可能とした点を除いて、前記第1実施
例のもと同じであるので、ここでは〔図1〕と等価な各
部に同符号を付して説明を省略し、その差異点のみを要
約して説明する。
【0018】本実施例の鋳片搬送装置では、出側水平ロ
ーラテーブル(3) が、 (b)図に示すように、傾斜ローラ
テーブル(2) 側の前端部を、該前端部に設けた連結部(3
a)を介して下方に固定配置された軸受(9) に枢支され、
この軸受(9) の枢支軸芯を支点として後端部を上下方向
に回動可能とされると共に、その前端部を、下方に固定
配置された支柱(13)により水平に支持されている。
【0019】また、支柱(13)の前方に位置する出側水平
ローラテーブル(3) の後部寄りの下方には、下端を軸受
(11)に回動可能に支持されたチルトアーム(10)が斜め前
方に傾けて配されている。そして、このチルトアーム(1
0)は、上端に設けた軸受内蔵の車輪(10a) を、出側水平
ローラテーブル(3) 下面に長手方向に設けられたガイド
レール(3b)に当接させる一方、その中間部に連結された
パワーシリンダ(12)の作動によって、上端の車輪(5a)を
出側水平ローラテーブル(3) 下面のガイドレール(3b)に
沿って回転移動させながら、 (b)図中の一点鎖線で示す
ように、その上端を後方に向けて回動させられ、これに
より出側水平ローラテーブル(3) の後端側を回動上昇さ
せて、前方の傾斜ローラテーブル(2) の傾斜角度θと同
角度にチルトさせるものとされている。
【0020】上記本実施の鋳片搬送装置では、その作動
説明図である〔図4〕の (a)図に示すように、傾斜ロー
ラテーブル(2) から移送されてきた鋳片(B) の重心(P)
が、出側水平ローラテーブル(3) に移る寸前に、パワー
シリンダ(12)でチルトアーム(10)を回動させて、 (b)図
に示すように、出側水平ローラテーブル(3) を傾斜ロー
ラテーブル(2) の傾斜角度θと同角度にチルトさせると
共に、該鋳片(B) の重心(P) が出側水平ローラテーブル
(3) 側に移行し次第、チルトアーム(10)を回動復帰させ
て、該出側水平ローラテーブル(3) を後端部下面が支柱
(13)上面に当接する水平位置に復帰させることで、鋳片
(B) を衝撃を伴うことなく該出側水平ローラテーブル
(3) に円滑に乗り移らせることができる。また、このこ
とにより出側水平ローラテーブル(3) の損耗を抑えて保
全管理負担を軽減できる。なお、本実施例では、図示省
略のトラッキング装置とパワーシリンダ(12)の制御装置
とを接続し、該トラッキング装置からの鋳片(B) の位置
信号と、予め知られている鋳片移送速度とに基づいてパ
ワーシリンダ(12)を自動的に往復作動させるものとし
た。
【0021】なお、以上に述べた2実施例では、入側水
平ローラテーブルおよび出側水平ローラテーブルを、パ
ワーシリンダで回動されるチルトアームによってチルト
させる構成としたが、これは一例であって、これらロー
ラテーブルを傾斜ローラテーブルの傾斜角度と同角度に
チルトさせるものであれば、例えば、その前ないしは後
端側を油圧やエアシリンダ等で直接的に上下昇させて傾
斜させ、また例えば、軸受に枢支される支点側の軸を電
動機や油圧モータ等で回動させることで、後端ないしは
前端側を上下昇させて傾斜させる等の他のチルト機構を
適用されて良いことは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明に係る鋳片
搬送装置では、より長尺ないしは大型な鋳片であって
も、その送り込み位置よりも高い位置に配置された下流
の製造ラインに向けて、短い搬送サイクルで順次長手方
向に円滑に搬送することができ、しかも、その構造を簡
易なものとして設備費および保全管理負担を低く抑える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鋳片搬送装置の第1実施例の概要構成
を示す図面であって、 (a)図は全体の構成配置を示す正
図面、 (b)図は要部構成の説明図である。
【図2】本発明の鋳片搬送装置の第1実施例の作動説明
図である。
【図3】本発明の鋳片搬送装置の第2実施例の概要構成
を示す図面であって、 (a)図は全体の構成配置を示す正
図面、 (b)図は要部構成の説明図である。
【図4】本発明の鋳片搬送装置の第2実施例の作動説明
図である。
【図5】従来の鋳片搬送装置の代表1例の概要説明図で
ある。
【図6】従来の鋳片搬送装置の別の代表1例の概要説明
図である。
【図7】従来の鋳片搬送装置のまた別の代表1例の概要
説明図である。
【符号の説明】
(1) --入側水平ローラテーブル (1a)--連結アーム (1b)--ガイドレール (2) --傾斜ローラテーブル (3) --出側水平ローラテーブル (4) --軸受 (5) --チルトアーム (5a)--車輪 (6) --軸受 (7) --パワーシリンダ (8) --ストッパ (8')--ストッパ (B)-- 鋳片 θ --傾斜角度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入側の水平搬送テーブルと該入側の水平
    搬送テーブルよりも高い位置に配した出側の水平搬送テ
    ーブルとの間に摩擦角以下の傾斜角度をもつ傾斜搬送テ
    ーブルを配し、上流の製造ラインから送り込まれた長尺
    状の鋳片を、その送り込み位置よりも高い位置に配設さ
    れた下流の製造ラインに向けて順次長手方向に搬送する
    鋳片搬送装置において、前記入側の水平搬送テーブル
    に、その後端部を支点として前端部を回動下降させて前
    記傾斜搬送テーブルの傾斜角度と同角度に傾斜させるチ
    ルト機構を設けてなることを特徴とする鋳片搬送装置。
  2. 【請求項2】 出側の水平搬送テーブルに、その前端部
    を支点として後端部を回動上昇させて傾斜搬送テーブル
    の傾斜角度と同角度に傾斜させるチルト機構を設けてな
    る請求項1記載の鋳片搬送装置。
JP9253495A 1995-04-18 1995-04-18 鋳片搬送装置 Withdrawn JPH08282831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9253495A JPH08282831A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 鋳片搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9253495A JPH08282831A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 鋳片搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08282831A true JPH08282831A (ja) 1996-10-29

Family

ID=14057038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9253495A Withdrawn JPH08282831A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 鋳片搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08282831A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007230771A (ja) * 2006-02-02 2007-09-13 C Uyemura & Co Ltd 浸漬処理装置
CN103920861A (zh) * 2014-04-30 2014-07-16 广东文灿压铸有限公司 压铸件自动分类装置
CN106540971A (zh) * 2015-09-17 2017-03-29 天津天重中直科技工程有限公司 一种新型液压式钢坯托出机
CN107971337A (zh) * 2017-11-29 2018-05-01 中色科技股份有限公司 一种铝板带热轧车间内轧机辊道的布置方法
CN108160706A (zh) * 2017-11-29 2018-06-15 中色科技股份有限公司 一种铝板带热轧车间内轧机辊道的布置结构及布置方法
CN108163706A (zh) * 2018-02-11 2018-06-15 中国重型机械研究院股份公司 一种铸坯自动运输系统及其方法
CN110436109A (zh) * 2019-07-31 2019-11-12 中冶华天工程技术有限公司 一种带配重收集h型钢(钢板桩)成品垛型升降辊道
CN116748481A (zh) * 2023-06-21 2023-09-15 中国重型机械研究院股份公司 一种具备升降功能的板坯连铸出坯区摆动辊道

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007230771A (ja) * 2006-02-02 2007-09-13 C Uyemura & Co Ltd 浸漬処理装置
CN103920861A (zh) * 2014-04-30 2014-07-16 广东文灿压铸有限公司 压铸件自动分类装置
CN106540971A (zh) * 2015-09-17 2017-03-29 天津天重中直科技工程有限公司 一种新型液压式钢坯托出机
CN107971337A (zh) * 2017-11-29 2018-05-01 中色科技股份有限公司 一种铝板带热轧车间内轧机辊道的布置方法
CN108160706A (zh) * 2017-11-29 2018-06-15 中色科技股份有限公司 一种铝板带热轧车间内轧机辊道的布置结构及布置方法
CN108163706A (zh) * 2018-02-11 2018-06-15 中国重型机械研究院股份公司 一种铸坯自动运输系统及其方法
CN108163706B (zh) * 2018-02-11 2024-03-01 中国重型机械研究院股份公司 一种铸坯自动运输系统及其方法
CN110436109A (zh) * 2019-07-31 2019-11-12 中冶华天工程技术有限公司 一种带配重收集h型钢(钢板桩)成品垛型升降辊道
CN116748481A (zh) * 2023-06-21 2023-09-15 中国重型机械研究院股份公司 一种具备升降功能的板坯连铸出坯区摆动辊道
CN116748481B (zh) * 2023-06-21 2024-04-16 中国重型机械研究院股份公司 一种具备升降功能的板坯连铸出坯区摆动辊道

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08282831A (ja) 鋳片搬送装置
JPH10203643A (ja) ワーク集積装置
CN211888429U (zh) 一种钢坯用直轧爬坡辊道
CN211225298U (zh) 气动通径系统的通径规循环接收和输送系统
CN214442907U (zh) 一种连铸机运输辊道导向装置
JP3451860B2 (ja) 車体へのタイヤ装着設備
CN220920873U (zh) 一种立式连铸机出坯系统
JP3249428B2 (ja) 圧延設備のコイル搬送装置
JPH10120132A (ja) コイル反転装置
CN217953125U (zh) 钢坯翻转装置及钢坯上料系统
CN219093583U (zh) 可双向输送坯料的升降设备
CN212150656U (zh) 双向浮动型移载机
CN217798150U (zh) 卷取机上套筒装置
CN214640621U (zh) 一种自动上料装置及自动剪切系统
CN210763223U (zh) 翻转机构及移动小车物品转移系统
JPH042891Y2 (ja)
JP2001137932A (ja) 角形鋼材の移載装置
US5645418A (en) Pusher furnace drop-out conveyor
JP3508427B2 (ja) コンベヤ設備
JP3086461U (ja) 搬送装置および走行体
CN117259704A (zh) 一种立式连铸机出坯系统
JPH0221902B2 (ja)
JPH06100155A (ja) L型鋼の姿勢変更装置
JPS5820594Y2 (ja) 直送自在なスタツカ−
KR20200004069A (ko) 절단 장치 및 절단 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020702