JPH06694Y2 - 弁座固定構造 - Google Patents

弁座固定構造

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JPH06694Y2
JPH06694Y2 JP4064889U JP4064889U JPH06694Y2 JP H06694 Y2 JPH06694 Y2 JP H06694Y2 JP 4064889 U JP4064889 U JP 4064889U JP 4064889 U JP4064889 U JP 4064889U JP H06694 Y2 JPH06694 Y2 JP H06694Y2
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JP
Japan
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valve
valve seat
seat
rod
fixing structure
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JP4064889U
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正和 森岡
正和 三宅
照雄 木津
勝美 上杉
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Osaka Gas Co Ltd
Kyosei Corp
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Kyosei Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、弁箱に貫設された弁孔の所定位置に設置され
た弁座の径方向に平行な軸心まわりに回動自在な弁棒に
装着されその回動によって移動せしめられる弁体が前記
弁座に対して離着座することによって前記弁孔の開閉が
行われる構造の弁に係り、特にその弁座の固定構造に関
する。
〔従来の技術〕
前記構造の弁としては、例えば第3図に示す如き蝶形弁
がある。即ち、弁を装着すべき配管系の管路方向に弁孔
(2)が貫設されると共にその所定位置に弁座(3)が設置さ
れた弁箱(1)の中央部に、前記弁孔(2)と直交する方向に
棒状体を内嵌させて枢支し得る枢支部(1c)が形成されて
おり、該枢支部(1c)には、前記弁座(3)に平行な軸心(6
b)まわりに回動自在な弁棒(6)が内嵌されつつ枢支され
ている。そして前記弁棒(6)の先端部には、弁体(8)が係
合ピン(9)を介して固定的に取着されており、前記弁棒
(6)の回動に伴ってその回動軸まわりを前記弁体(8)が旋
回移動するようになっている。そして前記弁体(8)に
は、前記弁座(3)に着座する部材たる着座体(10)が装着
されており、該着座体(10)は前記弁棒(6)の旋回移動に
従動して前記弁座(3)に対して離着座し、もって前記弁
孔(2)の開閉が行われるようになっている。
ところで、上述の如く前記弁孔(2)の所定位置には、前
記弁座(3)が設置固定されているが、その設置固定の態
様は、具体的には次のようになっている。即ち、前記弁
孔(2)の中央部には縮径部分(21)が形成されて弁孔(2)の
片方が大径に他方が小径になっており、該縮径部分(21)
にて前記弁座(3)の弁棒(6)側端面を受けるようになって
いる一方、前記弁座(3)の他方端面は、先端部が前記弁
孔(2)に内嵌されると共に後端部が弁孔(2)入口部でボル
ト(25)締結されるリング状の押付部材(22)によって押圧
され(なお、該押付部材(22)の後端面には上述の弁に相
隣する弁との間にパッキン(26)が配置される)、もって
前記弁座(3)は前記縮径部分(21)及び前記押圧部材(22)
によって挾まれた状態で位置決め固定されるようになっ
ている。なお、前記押付部材(22)の外周部に形成された
シール溝(24)に位置するように装着されたOリング(23)
は、前記弁箱(1)と前記押付部材(22)との間の隙間を封
じ、前記弁孔(2)の外部に対する気密性を確保するため
のものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
かかる従来の弁座固定構造であっては、前記弁座(3)の
固定のために押付部材(22)やボルト(25)等が別途必要と
なって部品点数が増える上、該押圧部材(22)を前記弁孔
(2)に設けるためにその両者(22),(2)間の気密性を確保
するための対策を余分に講じる必要があるという問題が
ある。
本考案はかかる実情に着目して創案されたものであり、
上述の目的を解決し得る手段を提供することを目的とし
ている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る弁座固定構造は、冒記構成の弁において、
前記弁箱における弁座設置部の前記弁棒とは反対側部分
に、弁座受部を形成し、該弁座受部にて前記弁座の一面
を受けると共に、前記弁棒を、その一部が前記弁座設置
部に及びように配置し、その周面の一部にて前記弁座の
他面を受けることにより、前記弁座を固定するようにし
た点に特徴を有している。
〔作用〕
かかる本考案の弁座固定構造にあっては、前記弁座が弁
座受部と弁棒とによって挾まれた状態で位置決め固定さ
れるようになる。即ち、従来構造における弁座受部の機
能は本考案の弁座固定構造における弁棒が果たすように
なる一方、従来構造における押付部材の機能は本考案の
弁座固定構造における弁座設置部の反弁棒側に形成した
弁座受部が果たすようになる。
〔考案の効果〕
従って、従来の弁座固定構造において必要であった押付
部材の如き別部材が不要となり、部品点数を抑えること
ができる。また前記押付部材を弁孔に設けるがために該
押付部材を設けた部分の気密性を考慮する必要があった
従来構造に比し、本考案の弁座固定構造は、前記押付部
材そのものが不要となるので、前記気密性を考慮した対
策が不要となって例えばOリングの如き部材が不要とな
り、コストダウンは図れるようになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図及び第2図に基づいて説
明する。なお、従来構造を示す第3図中の部材と同様の
部材は便宜上、同一符号を付してこれを示す。
第1図及び第2図において、(1)は弁を装着すべき配管
系の管路方向に弁孔(2)が貫通穿設された弁箱(ボデ
ィ)を示しており、該弁箱(1)の両端部(1a),(1b)にはフ
ランジが形成され、該フランジを利用して本考案に係る
弁は前記管路を介装されるようになっている。
前記弁箱(1)内の弁孔(2)はその中途部分が拡径(反対側
からみれば縮径)しており、一方側が小径且つ他方側が
大径となっている。そして、その小径部分から拡径した
部分が弁座(3)の一方端面を受ける弁座受部(4)となって
いる。なお、前記弁座(3)の外周面は前記弁孔(2)の大径
部分の内周面に沿うような寸法に設定され、前記弁座
(3)は、その一方端面が前記弁座受部(4)にて受けられつ
つその外周面が前記弁孔(2)の大径部分にほぼ密着した
状態とされ、前記管路方向に直交するように設置されて
いる。そして、その外周面にはシール溝(3a)が周設さ
れ、該シール溝(3a)には気密性を高めるためのOリング
(5)が装着されている。また前記弁座(3)の他方端面は、
後述する弁棒(6),(7)が設置された状態で、該弁棒(6),
(7)と接当するようになっており、その接当によって前
記弁座(3)の他方端面が受けられるようになっている。
また前記弁座(3)の内周面には、後述する着座体(10)が
着座する面となるテーパ内周面(3b)が形成されている。
前記弁箱(1)の中央部には、その上下に、前記弁孔(2)と
直交する方向即ち前記弁座(3)の径方向に平行な方向に
弁棒(6),(7)を内嵌させて枢支する枢支部(1c),(1d)が夫
々形成されており、該枢支部(1c),(1d)の夫々には、先
端寄り部分に同一外径のブッシュ(6a)を外嵌装着した上
側弁棒(6)及び先端部に同一外径のブッシュ(7a)を外嵌
装着した下側弁棒(7)が内嵌されつつ枢支されている。
そして、その枢支された弁棒(6),(7)の位置は、前記弁
座(3)の他方端面に接当する位置に設定されており、該
弁棒(6),(7)によって前述の如く前記弁座(3)の他方端面
が受けられるようになっている。更に詳しくは、前記上
側弁棒(6)に外嵌装着されたブッシュ(6a)及び前記下側
弁棒(7)自体によって前記弁座(3)の他方端面が受けられ
るようになっている。
前記上側弁棒(6)の先端部には、弁体(8)が、その厚さ方
向へ突出する上部連結部(8a)を係合ピン(9)にて係合す
ることによって固定的に取着されており、前記上側弁棒
(6)の前記弁座(3)の径方向に平行な軸心(6b)まわりの回
動に伴ってその軸心(6b)まわりを前記弁体(8)が旋回移
動するようになっている。なお、前記弁体(8)の下部連
結部(8b)は、前記下側弁棒(7)に外嵌装着されてたブッ
シュ(7a)を内嵌枢着されており、前記弁体(8)はその旋
回移動時に前記下側弁棒(7)によってその下部が枢支さ
れるようになっている。
前記弁体(8)には、その連結部(8a),(8b)と反対側に円板
状部(8c)が突設されており、該円板状部(8c)には、前記
着座体(10)として、外周面に前記弁座(3)のテーパ内周
面(3c)に密着接当し得るテーパ外周面(10a)が形成され
た円環状のシート(10)が外嵌装着されている。そして該
着座体としてのシート(10)は、前記弁体(8)の第2図中
の実線矢符方向への旋回移動によって前記弁座(3)に着
座するように且つ前記弁体(8)の第2図中の破線矢符方
向への旋回移動によって前記弁座(3)から離座するよう
になっており、その離着座によって前記弁孔(2)の開閉
が行われるようになっている。
本考案に係る弁は上述の如く構成されているが、その要
部たる前記弁座(3)は、弁座受部(4)と弁棒(6)とによっ
て挾まれた状態で位置決め固定されるようになるので、
その弁座固定構造においては、従来の弁座固定構造にお
いて必要であった押付部材の如き別部材が不要となり、
部品点数を抑えることができる。また前記押付部材を弁
孔に設けるがために該押付部材を設けた部分の気密性を
考慮する必要があった従来構造に比し、本考案の弁座固
定構造は、前記押付部材そのものが不要となるので、前
記気密性を考慮した対策が不要となって例えばOリング
の如き部材が不要となり、コストダウンが図れるように
なる。
〔別実施例〕
上述の実施例においては、弁棒が弁箱(1)に枢支されて
回動する上部弁棒(6)と弁箱(1)に固定された下部弁棒
(7)とに分割されたものであったが、その両者を一体化
しつつその上下部を弁箱(1)に枢支して回動自在な一体
化弁棒を構成し、該弁棒にて前記弁体(8)を回動自在に
支持するようにしたものにおいても、該一体化弁棒によ
って前記弁座(3)の他面を受けるようにすれば、本考案
が適用できる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る弁座固定構造によって弁座を固定
した弁を示す縦断面図、第2図はその弁開閉を平面視的
に示す説明図、第3図は従来の弁座固定構造によって弁
座を固定した弁を示す縦断面図である。 (1)……弁箱、(2)……弁孔、(3)……弁座、(4)……弁座
受部、(6)……弁棒、(6a)……軸心、(8)……弁体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 木津 照雄 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番11号 株式会社協成内 (72)考案者 上杉 勝美 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番11号 株式会社協成内 (56)参考文献 実開 昭54−94632(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁箱(1)の貫設された弁孔(2)の所定位置に
    設置された弁座(3)の径方向に平行な軸心(6b)まわりに
    回動自在な弁棒(6)に装着されその回動によって移動せ
    しめられる弁体(8)が前記弁座(3)に対して離着座するこ
    とによって前記弁孔(2)の開閉が行われる構造の弁にお
    いて、 前記弁箱(1)における弁座設置部の前記弁棒(6)とは反対
    側部分に、弁座受部(4)を形成し、該弁座受部(4)にて前
    記弁座(3)の一面を受けると共に、 前記弁棒(6)を、その一部が前記弁座設置部に及ぶよう
    に配置し、その周面の一部にて前記弁座(3)の他面を受
    けることにより、前記弁座(3)を固定するようにしたこ
    とを特徴とする弁座固定構造。
JP4064889U 1989-04-05 1989-04-05 弁座固定構造 Expired - Lifetime JPH06694Y2 (ja)

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JPH02130470U JPH02130470U (ja) 1990-10-26
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