JPH0669366U - キャブチルト用手動油圧ポンプ - Google Patents
キャブチルト用手動油圧ポンプInfo
- Publication number
- JPH0669366U JPH0669366U JP1009193U JP1009193U JPH0669366U JP H0669366 U JPH0669366 U JP H0669366U JP 1009193 U JP1009193 U JP 1009193U JP 1009193 U JP1009193 U JP 1009193U JP H0669366 U JPH0669366 U JP H0669366U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ポンプとしての機能を損わずに製造コスト及び
重量を低減できる。 【構成】ポンプ本体17に摺動可能に挿入されたプラン
ジャ22の一端にポンプ本体から突出する突出部22a
が形成され、このプランジャはキャブをチルトアップす
る油圧シリンダに圧油を供給する。突出部近傍のポンプ
本体外面に支持部29が設けられる。一端が支持部に第
1ピン31を介して取外し可能に枢支されたプレート3
3の他端が突出部に第2ピン32を介してスライド可能
かつ取外し可能に枢支される。プレートが先端に固着さ
れた操作レバー34がプレートを第1ピンを支点としか
つ第2ピンを作用点として揺動させることによりプラン
ジャをポンプ本体内を往復動させる。突出部及び支持部
からプレートを取外した状態で突出部及び支持部を被包
するようにポンプ本体に取外し可能にカバー36が取付
けられる。
重量を低減できる。 【構成】ポンプ本体17に摺動可能に挿入されたプラン
ジャ22の一端にポンプ本体から突出する突出部22a
が形成され、このプランジャはキャブをチルトアップす
る油圧シリンダに圧油を供給する。突出部近傍のポンプ
本体外面に支持部29が設けられる。一端が支持部に第
1ピン31を介して取外し可能に枢支されたプレート3
3の他端が突出部に第2ピン32を介してスライド可能
かつ取外し可能に枢支される。プレートが先端に固着さ
れた操作レバー34がプレートを第1ピンを支点としか
つ第2ピンを作用点として揺動させることによりプラン
ジャをポンプ本体内を往復動させる。突出部及び支持部
からプレートを取外した状態で突出部及び支持部を被包
するようにポンプ本体に取外し可能にカバー36が取付
けられる。
Description
【0001】
本考案はキャブをチルトアップする油圧シリンダに圧油を供給する手動油圧ポ ンプに関する。更に詳しくは通常、油圧シリンダに圧油を供給する電動油圧ポン プの電気系統が故障したときに用いられる手動油圧ポンプに関するものである。
【0002】
この種の手動油圧ポンプとして、図5に示すようにポンプ本体7内のプランジ ャバレル8に摺動可能に挿入されたプランジャ2の一端にポンプ本体7から突出 する突出部2aが形成され、突出部2a近傍のポンプ本体7外面に支持部9が設 けられ、一端が支持部9に第1ピン5aを介して枢着されたプレート3の他端が プランジャ2の突出部2aに第2ピン5bを介してスライド可能に枢着され、プ レート3に操作レバー4を挿入可能なパイプ3aが固着されたものが知られてい る。このポンプ1のポンプ本体7には支持部9、突出部2a、プレート3及びパ イプ3aを被包するように蛇腹ブーツ6が固着され、この蛇腹ブーツ6から突出 するパイプ3aの一端にはキャップ3bが開閉可能に取付けられる。 上記手動油圧ポンプ1を使用するときには、キャップ3bを二点鎖線で示すよ うに開いてパイプ3aに操作レバー4を挿入し、この操作レバー4を操作するこ とによりパイプ3aを介してプレート3を第1ピン5aを支点としかつ第2ピン 5bを作用点として揺動させる。この結果、プランジャ2がプランジャバレル8 内を往復動して圧油が図示しない油圧シリンダに供給され、キャブがチルトアッ プするようになっている。
【0003】
しかし、上記従来の手動油圧ポンプは電動油圧ポンプの電気系統が故障した場 合のような非常時にしか使用されず使用頻度が極端に少ないにも拘らず、多くの 部品を必要とし、製造コストを押上げかつ重量が増大する不具合があった。
【0004】 本考案の目的は、ポンプとしての機能を損わずに製造コスト及び重量を低減で きるキャブチルト用手動油圧ポンプを提供することにある。
【0005】
上記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図1を用いて説 明する。 本考案のキャブチルト用手動油圧ポンプは、ポンプ本体17に摺動可能に挿入 され一端にポンプ本体17から突出する突出部22aが形成されかつキャブをチ ルトアップする油圧シリンダに圧油を供給するプランジャ22と、突出部22a 近傍のポンプ本体17外面に設けられた支持部29と、一端が支持部29に第1 ピン31を介して取外し可能に枢支され他端が突出部22aに第2ピン32を介 してスライド可能かつ取外し可能に枢支されたプレート33と、プレート33が 先端に固着されプレート33を第1ピン31を支点としかつ第2ピン32を作用 点として揺動させることによりプランジャ22をポンプ本体17内を往復動させ る操作レバー34と、突出部22a及び支持部29からプレート33を取外した 状態で突出部22a及び支持部29を被包するようにポンプ本体17に取外し可 能に取付けられたカバー36とを備えたものである。
【0006】
手動油圧ポンプ21により油圧シリンダに圧油を供給するときには、カバー3 6を取外して操作レバー34の先端のプレート33を第1ピン31及び第2ピン 32を介して支持部29及び突出部22aに枢支し、操作レバー34を介してプ レート33を第1ピン31を支点としかつ第2ピン32を作用点として揺動させ る。この結果、プランジャ22はポンプ本体17内を往復動するので、圧油が油 圧シリンダに供給される。 また手動油圧ポンプ21の不使用時には、プレート33を支持部29及び突出 部22aから取外し、カバー36をポンプ本体17に取付ける。
【0007】
【実施例】 次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1〜図4に示すように、キャブオーバ型トラックにはキャブをチルトアップ する油圧シリンダ(図示せず)に圧油を供給する油圧ポンプ11が搭載される。 油圧ポンプ11はキャブの背面に沿ってシャシフレーム12の一対のサイドメン バ12aに架設されたリヤアーチ13にブラケット14,16を介して取付けら れる。この油圧ポンプ11はポンプ本体17と、ポンプ本体17の一方の側面に 取付けられ作動油が貯留されるリザーブタンク18と、ポンプ本体17の他方の 側面に取付けられた電動モータ19とを備える(図4)。ポンプ本体17内には 電動油圧ポンプ(図示せず)と手動油圧ポンプ21が内蔵される。電動油圧ポン プは電動モータ19にて駆動されかつ互いに噛合する一対の歯車(図示せず)の 回転により油圧シリンダに圧油を供給する歯車ポンプであり、手動油圧ポンプ2 1はプランジャ22の往復動により圧油を油圧シリンダに供給するプランジャポ ンプである。また23,24は油圧シリンダに圧油を給排する管路であり、26 は油圧シリンダへの圧油の給排を切換える切換レバーである(図4)。
【0008】 ポンプ本体17の上面には円柱状のカバー取付部27が突設され、このカバー 取付部27の中心にはプランジャバレル28が挿着される(図1〜図3)。手動 油圧ポンプ21のプランジャ22はプランジャバレル28に摺動可能に挿入され 、このプランジャ22のカバー取付部27から突出する上端には突出部22aが 形成される(図2及び図3)。プランジャ22の突出部22a近傍のポンプ本体 17上面にはプランジャ22の軸心を含む平面内に位置するように板状の支持部 29が立設される(図1〜図3)。
【0009】 支持部29には上記プランジャ22の軸心を含む平面に直交する方向(水平方 向)に延びる第1ピン31が固着され、突出部22aには第1ピン31に平行に 延びる第2ピン32が固着される(図1〜図3)。また一端に第1ピン31に取 外し可能に遊嵌される通孔33aが形成されたプレート33の他端には第2ピン 32にスライド可能かつ取外し可能に遊嵌される長孔33bが形成され、このプ レート33はパイプ状の操作レバー34の先端に固着される。プレート33の長 孔33bは通孔33aを第1ピン31に遊嵌しかつ長孔33bを第2ピン32に 遊嵌した状態で、第1ピン31及び第2ピン32の中心を結ぶ線上に延びて形成 される(図1及び図3)。
【0010】 またカバー取付部27の外周面には凹溝27aが形成され(図1〜図3)、こ の凹溝27aには取外し可能にカバー36が嵌着される(図2)。このカバー3 6はゴム又は樹脂により形成され、突出部22a及び支持部29からプレート3 3を取外した状態でカバー36により突出部22a及び支持部29が被包される (図2)。
【0011】 このように構成されたキャブチルト用手動油圧ポンプの使用方法を説明する。 電動油圧ポンプを駆動する電動モータ19が故障した場合には、手動油圧ポン プ21を用いて油圧シリンダ(図示せず)に圧油を供給してキャブをチルトアッ プする。 手動油圧ポンプ21を使用するときには、カバー36を取外して操作レバー3 4の先端に固着されたプレート33の通孔33aを第1ピン31に遊嵌し、かつ プレート33の長孔33bを第2ピン32に遊嵌する。この状態で操作レバー3 4を操作することによりプレート33を第1ピン31を支点としかつ第2ピン3 2を作用点として揺動させると、プランジャ22はプランジャバレル28内を往 復動する。この結果、リザーブタンク18内の作動油が油圧シリンダに圧油とし て供給されるので、キャブはチルトアップする。
【0012】 また手動油圧ポンプ21の不使用時には、操作レバー34のプレート33を第 1ピン31及び第2ピン32から取外し、ポンプ本体17にカバー36を取付け る。この結果、トラックの走行時に車輪により巻上げられる泥や砂、又は雨水が 支持部29やプランジャ22の突出部22aに付着せず、ポンプ21の機能が損 われることはない。また取外された操作レバー34はキャブ内に収納されるか、 或いは整備工場に備え付けられる。
【0013】 なお、上記実施例では第1及び第2ピンを支持部及びプランジャの突出部にそ れぞれ固着し、プレートに第1ピンに取外し可能に遊嵌される通孔と、第2ピン にスライド可能かつ取外し可能に遊嵌される長孔とを設けたが、これは一例であ って第1及び第2ピンをプレートに互いに平行に固着し、支持部に第1ピンが取 外し可能に挿通される通孔を設け、突出部に第2ピンがスライド可能かつ取外し 可能に挿通される長孔を設けてもよい。 また、上記実施例では手動油圧ポンプを電動油圧ポンプと一体的に形成した油 圧ポンプを挙げたが、これに限らず電動油圧ポンプから分離された手動油圧ポン プでもよい。この場合、手動油圧ポンプ及び油圧シリンダを接続する管路を電動 油圧ポンプ及び油圧シリンダを接続する管路とは別に配設することができ、電動 油圧ポンプ及び油圧シリンダを接続する管路に油漏れが発生しても手動油圧ポン プを用いてキャブをチルトアップできる。
【0014】
以上述べたように、本考案によれば、ポンプ本体から突出するプランジャの突 出部近傍のポンプ本体外面に支持部を設け、支持部及び突出部にプレートを第1 及び第2ピンを介して取外し可能にそれぞれ枢支し、このプレートを先端に固着 した操作レバーを揺動することによりプランジャがポンプ本体内を往復動し、突 出部及び支持部からプレートを取外した状態でカバーを突出部及び支持部を被包 するようにポンプ本体に取外し可能に取付けたので、電動油圧ポンプの電気系統 が故障したときにカバーを取外して操作レバーのプレートを第1及び第2ピンを 介して支持部及び突出部に枢支し、操作レバーを操作してプレートを揺動させる だけで、油圧シリンダに圧油が供給されてキャブがチルトアップする。 また、多くの部品を必要とする従来の手動油圧ポンプと比較して、製造コスト 及び重量を低減できる。 更に、手動油圧ポンプの不使用時には支持部及びプランジャの突出部はカバー により被包されるので、このポンプの機能を損うことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例キャブチルト用手動油圧ポンプ
のポンプ本体からカバーを取外し操作レバーのプレート
を第1及び第2ピンに遊嵌する前の状態を示す図4のA
部拡大斜視図。
のポンプ本体からカバーを取外し操作レバーのプレート
を第1及び第2ピンに遊嵌する前の状態を示す図4のA
部拡大斜視図。
【図2】図4のB−B線断面図。
【図3】ポンプ本体からカバーを取外し操作レバーのプ
レートを第1及び第2ピンに遊嵌した状態を示す図2に
対応する断面図。
レートを第1及び第2ピンに遊嵌した状態を示す図2に
対応する断面図。
【図4】その手動油圧ポンプを含むトラックの要部斜視
図。
図。
【図5】従来例を示す図2に対応する断面図。
17 ポンプ本体 21 手動油圧ポンプ 22 プランジャ 22a 突出部 29 支持部 31 第1ピン 32 第2ピン 33 プレート 34 操作レバー 36 カバー
Claims (1)
- 【請求項1】 ポンプ本体(17)に摺動可能に挿入され一
端に前記ポンプ本体(17)から突出する突出部(22a)が形
成されかつキャブをチルトアップする油圧シリンダに圧
油を供給するプランジャ(22)と、 前記突出部(22a)近傍の前記ポンプ本体(17)外面に設け
られた支持部(29)と、 一端が前記支持部(29)に第1ピン(31)を介して取外し可
能に枢支され他端が前記突出部(22a)に第2ピン(32)を
介してスライド可能かつ取外し可能に枢支されたプレー
ト(33)と、 前記プレート(33)が先端に固着され前記プレート(33)を
前記第1ピン(31)を支点としかつ前記第2ピン(32)を作
用点として揺動させることにより前記プランジャ(22)を
前記ポンプ本体(17)内を往復動させる操作レバー(34)
と、 前記突出部(22a)及び前記支持部(29)から前記プレート
(33)を取外した状態で前記突出部(22a)及び前記支持部
(29)を被包するように前記ポンプ本体(17)に取外し可能
に取付けられたカバー(36)とを備えたキャブチルト用手
動油圧ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1009193U JPH0669366U (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | キャブチルト用手動油圧ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1009193U JPH0669366U (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | キャブチルト用手動油圧ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0669366U true JPH0669366U (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=11740668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1009193U Pending JPH0669366U (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | キャブチルト用手動油圧ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0669366U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007080731A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Nec Personal Products Co Ltd | 燃料供給システムおよび燃料供給方法 |
-
1993
- 1993-03-10 JP JP1009193U patent/JPH0669366U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007080731A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Nec Personal Products Co Ltd | 燃料供給システムおよび燃料供給方法 |
JP4632910B2 (ja) * | 2005-09-15 | 2011-02-16 | Necパーソナルプロダクツ株式会社 | 燃料供給システムおよび燃料供給方法 |
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