JPH066926A - ケーブル嵌合体のけん引装置 - Google Patents

ケーブル嵌合体のけん引装置

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JPH066926A
JPH066926A JP2625493A JP2625493A JPH066926A JP H066926 A JPH066926 A JP H066926A JP 2625493 A JP2625493 A JP 2625493A JP 2625493 A JP2625493 A JP 2625493A JP H066926 A JPH066926 A JP H066926A
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JP
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cable
base
fixed
insulating cylinder
fixing
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JP2625493A
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Hiroyuki Hasegawa
博之 長谷川
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブル嵌合体をケーブル上で人為的ではな
く、機械的に移動させる。 【構成】 ベース5の摺動ブロック7に移動台8を取付
け、移動台8上に絶縁筒18を取り外し可能に固定した
固定台13を回転軸11を介して取付ける。そして、固
定台13のアイボルト15にプーリ33等を介して案内
した手動ウィンチ36からのワイヤを引き通して固定す
る。従って、手動ウィンチ36のけん引力を固定台13
に加え、移動台8をガイドレール6上で移動させること
により、絶縁筒18をケーブル上で移動させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブルの接続部を構
成する絶縁筒の如き嵌合体をケーブル上で移動させて所
定位置に嵌合させるケーブル嵌合体のけん引装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】CVケーブル等の接続部として絶縁筒を
用いたプレハブ形接続部が実用化されている。このよう
なプレハブ形接続部は、例えば、図19に示すように、
一方のケーブル1の絶縁層2上に、合成ゴム等の絶縁材
から成るモールド成形の絶縁筒3を予め嵌合し、一方の
ケーブル1と他方のケーブル1Aの各導体をスリーブ4
にて相互に接続し、その後に絶縁筒3を矢印方向に移動
させて両ケーブル1,1Aの絶縁層2,2A上に嵌合さ
せることにより作成されている。ところで、絶縁筒3の
内径はケーブルの絶縁層2,2Aの外径よりも僅かに小
さく形成され、これにより絶縁筒3を両絶縁層2,2A
上に確実に密着させて嵌合させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、絶縁筒3の内
径が絶縁層2,2Aの外径よりも小さい場合には、絶縁
筒3の移動に大きな押圧(移動)力を必要とするにもか
かわらず、従来は作業者が人為的に絶縁筒3を押圧して
移動させていた。このため、作業者に多大な労力を強い
てしまう上に、人孔内での作業が多いことから塵埃や作
業者の汗が絶縁層2,2A等に付着し、絶縁破壊の原因
となる虞れがあった。本発明はこのような点を解決する
ためになされたもので、絶縁筒の如き嵌合体をケーブル
上でけん引して移動させることができる構成のケーブル
嵌合体のけん引装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブル嵌合体
のけん引装置は、ケーブルの下方で固定的に支持される
ベースと、このベース上にケーブルに沿って移動可能に
取付けられて嵌合体が取り外し可能に固定される移動体
と、嵌合体をケーブルの所定位置まで移動させるために
移動体をけん引して移動させるけん引機構とを備えるこ
とを特徴としている。
【0005】
【作用】けん引機構にて移動体をけん引すると、移動体
はベース上でケーブルに沿って移動する。従って、移動
体に固定されている嵌合体は移動体と共にケーブル上で
移動し、ケーブルの所定位置で嵌合される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明に係るけん引装置の分解斜視
図であり、図2はその部分拡大正面図である。先ず、図
1において、5はベースを示し、このベース5は断面略
コ字状の棒状鋼材から形成されている。このベース5上
にはその長さ方向に沿ってガイドレール6が固定されて
いる。ガイドレール6には一対の摺動ブロック7,7が
摺動可能に嵌合されている。
【0007】ベース5の上方には移動台8が位置してい
る。この移動台8は、図1及び図4に示すように、断面
コ字状の形材から成り、両端の一側に台形状の取付板9
が取付けられている。取付板9には、図1及び図3に示
すように、トグルクランプ10(角田興業(株)製)が
固定されている。トグルクランプ10は図3に示すよう
に、ハンドル10aを実線位置まで回動操作すると、押
圧部10bが回動して摺動ブロック7の壁面を押圧す
る。即ち、移動台8の端部側の内部にはストッパ8bが
固定されており、移動台8の端部に摺動ブロック7を挿
入してストッパ8bに当接させ、トグルクランプ10の
操作で押圧部10bを摺動ブロック7に押圧することに
より、移動台8を摺動ブロック7,7に取り外し可能に
取付けることができる。従って、移動台8は摺動ブロッ
ク7,7を介してガイドレール6上を移動する。
【0008】移動台8の中央には貫通穴8aが設けられ
ている。この貫通穴8aには回転軸11が下方よりワッ
シャ12,12を介して貫挿され、回転軸11の先端は
固定台13の中央に嵌入、固定されている受ブロック1
3aに螺入されている。従って、固定台13は回転軸1
1を介して移動台8に回動可能に載置されていることに
なる。固定台13は断面コ字状の形材から成り、図1及
び図2に示すように、両端面に側板14,14が固着さ
れている。これらの側板14,14の中央にはアイボル
ト15がそれぞれ固定され、又その両端には押圧調整ボ
ルト16,16が螺入されている。押圧調整ボルト1
6,16の先端は押板17を回転可能に連結した状態で
支持している。従って、絶縁筒18を固定台13に載置
し、押圧調整ボルト16,16を締め付けることによっ
て押板17,17にて絶縁筒18の両端面を挟持、固定
することができる。
【0009】固定台13上には一対の下部ブラケット1
9,19が取付けられている。これらのブラケット19
は略半円形に形成され、図2及び図4に示すように、支
持板20を介して固定的に取付けられている。下部ブラ
ケット19,19にはそれぞれ上部ブラケット21,2
1が対向している。これらの上部ブラケット21,21
は同様に略半円形に形成され、図2及び図5に示すよう
に、両端が連結クランプ22,22(商品名:パチン錠
タキゲン(株)製)を介して下部ブラケット19,1
9の両端に連結されている。上記下部ブラケット19,
19及び上部ブラケット21,21は絶縁筒18周面の
環状溝に係入され、連結クランプ22,22を締め付け
ることにより、絶縁筒18を固定台13上に固定する。
【0010】再び図1に戻って、移動台8の貫通穴8a
近傍には揺動制止板23,23が対向して取付けられて
いる。これら揺動制止板23には揺動防止ボルト24が
螺入されている。これら揺動防止ボルト24,24はそ
の締め付けで絶縁筒18の周面に当接されると、固定台
13の移動台8に対する揺動が防止されるので、ケーブ
ル25(図6参照)が直線状の場合絶縁筒18の後述す
るけん引移動が容易になる。また、揺動防止ボルト2
4,24を緩めて絶縁筒18の周面より離間させると、
固定台13が回転軸11を介して移動台8上で揺動する
ので、ケーブル25が湾曲している場合絶縁筒18のけ
ん引移動が容易になる。
【0011】ベース5の両端側の側壁にはL字状の固定
具26が固着されている。これらの固定具26は人孔2
7(図6参照)内の受金物28,28上に係止され、ト
グルクランプ29(角田興業(株)製)にてこれら受金
物28,28上で固定される。受金物28,28は、図
1及び図6に示すように、立金物30にボルト止め固定
されている。ベース5の両端上方にはステー31を介し
てプーリ32,32Aが回転自在に支持されている。ま
た、ベース5の両端面の凹所には他のプーリ33,33
Aが回転自在に支持されている。更に、ベース5の一端
側の下面には他のプーリ34が回転自在に支持されてい
る。
【0012】一方の受金物28には手動ウィンチ36が
取付けられる。即ち、手動ウィンチ36は取付金具37
に固定され、取付金具37は固定ボルト38,38を介
して受金物28に固定されている。取付金具37からは
支持金具39が伸長し、支持金具39上には更に他のプ
ーリ35が回転自在に支持されている。
【0013】次に、本発明に係るけん引装置の動作を説
明する。ところで、絶縁筒18はケーブル25の絶縁層
上に嵌合されているものとし、又絶縁筒18の内径は絶
縁層の外径よりも僅かに小さいものとする。先ず、図7
(a)に示すように、手動ウィンチ36より繰り出した
ワイヤ40をプーリ35,プーリ34に掛け、更にプー
リ33,32に掛けた上で固定台13の一方のアイボル
ト15に引き通し、ワイヤ40の先端を適宜、固定す
る。
【0014】次に、手動ウィンチ36のハンドル36a
を回してワイヤ40を徐々に巻き取る。この巻き取りに
より、固定台13にけん引力が加わるので、移動台8は
固定台13と共に摺動ブロック7,7を介してガイドレ
ール6に沿って移動する。従って、固定台13上の絶縁
筒18は一方のケーブル25(絶縁層)上を移動するの
で、手動ウィンチ36のワイヤ40の巻き取り量に対応
して他方のケーブル25A(図6参照)の所定位置まで
移動して図示しないケーブル導体を覆い、他方のケーブ
ル25Aの絶縁層に嵌合、位置決めされる。
【0015】一方、図7(b)に示すように、ワイヤ4
0をプーリ35,34に掛け、更にプーリ33A,32
Aに掛けた上で他方のアイボルト15に引き通し、固定
する場合には、手動ウィンチ36にてワイヤ40を巻き
取ると、絶縁筒18がケーブル25上で逆方向に移動す
る。従って、ケーブル導体の接続位置に対して絶縁筒1
8が左右いずれの方向に位置していても所定方向へ移動
させることができる。
【0016】このように、絶縁筒18及びケーブル25
をベース5等により下方より支持し、手動ウィンチ36
のけん引力を利用して絶縁筒18を移動させる場合に
は、ケーブル絶縁層等に塵埃が落下、付着することがな
く、又作業者の汗等が付着することもなくなる。また、
手動ウィンチ36のけん引力はベース5や固定台13等
に加わるだけなので、受金物28や立金物30を補強す
ることなく、そのまま利用することが可能である。
【0017】上記実施例において、固定台13にアイボ
ルト15に代えてプーリを取付けると、このプーリが動
滑車として作用するので、手動ウィンチ36のけん引力
を約1/2に設定することができる。また、手動ウィン
チ36に代えて他のけん引手段を用いてもよく、又移動
台8に絶縁筒18を直接的に固定する手段を設けて固定
台13を省略してもよい。
【0018】図8は本発明の他の実施例に係るけん引装
置の正面図である。この図8において、ベース5上の移
動台8には固定台41が回動可能に載置されている。こ
の固定台41も断面コ字状の形材から成り、図8乃至図
10に示すように、両端面に側板42,42が固定され
ている。これらの側板42には三本の押圧調整ボルト4
3が螺入され、これらボルト43は押板44を絶縁筒1
8の両端面に押し付けている。
【0019】一方、絶縁筒18の上半部には断面略半円
形状のカバー型ホルダ45が嵌合,被着されている。こ
のホルダ45の両端面には側板46,46が固定され、
これら側板46には三本の押圧調整ボルト47が螺入さ
れている。これら押圧調整ボルト47の先端は押板48
を回転可能に連結した状態で支持し、その締め付けで押
板48を絶縁筒18の両端面に押し付けている。
【0020】固定台41には絶縁筒18を固定するため
のクランプ具49が取付けられている。クランプ具49
は、図9及び図10に示すように、カバー型ホルダ45
及び絶縁筒18の周面に係止される略半円形のバンド部
50,50と、これらバンド部50,50の上端を相互
に締付け,連結する締付金具51とを含んでいる。バン
ド部50の下端には、図11に示すように、連結筒52
が設けられている。この連結筒52は取付機構53の連
結板54,54の間に挿入され、連結ボルト55を挿通
させて図示しないナットをこのボルト55に螺合させる
ことにより、取付機構53に連結されている。取付機構
53の係止板56,56は固定台41の両外側面に係止
され、係止板56及び固定台41に設けた長孔に固定ボ
ルト57を通し、このボルト57にナット58(図9参
照)を螺合させることにより、固定台41に固定されて
いる。以上の構成を有するクランプ具49はバンド部5
0,50をカバー型ホルダ45の周面及び絶縁筒18周
面の環状溝に係止し、締付金具51を連結,締付けるこ
とにより、絶縁筒18を固定台41上に固定している。
【0021】再び図8に戻り、ベース5の一端にはチェ
ーンけん引機構60が設けられている。このチェーンけ
ん引機構60は、図12に示すように、ベース5の端部
に枢支軸59を介して取付けられているコ字状の取付枠
61と、この取付枠61の外側面に固定されている減速
機62と、この減速機62を介して回転力を付与するた
めの操作ハンドル63と、減速機62の出力軸に取付け
られている出力歯車64と、この出力歯車64と噛み合
う伝達歯車65と、伝達歯車65を支持してベース5端
部にベアリングを介して回転自在に取付けられている取
付軸66と、この取付軸66に取付けられているチェー
ンスプロケット67とを備えている。チェーンスプロケ
ット67にはチェーン68が巻き掛けられている。この
チェーン68の一端は図8に示すように、上記した固定
台41の一方の側板42に設けたチェーンボルト69に
連結され、他端はベース5の下面に沿って案内され、ベ
ース5の他端側に回転自在に設けたチェーンスプロケッ
ト70に巻き掛けられ、固定台41の他方の側板42に
設けたチェーンボルト69に連結されている。
【0022】従って、チェーンけん引機構60におい
て、作業者が操作ハンドル63を小さな力で回すだけ
で、その回転力が減速機62を介して出力歯車64、伝
達歯車65及び取付軸66に伝達されるので、チェーン
スプロケット67が回転し、チェーン68により固定台
41がけん引される。よって、固定台41が移動台8に
よりガイドレール6に沿って移動するので、絶縁筒18
はケーブル25(25A)の絶縁層に嵌合される。
【0023】また、絶縁筒の上半部にはカバー型ホルダ
45が嵌合,被着されているので、絶縁筒18がケーブ
ルへの嵌合時に屈曲して変形するのを防止することがで
きる。従って、絶縁筒18の嵌合時におけるけん引力の
増大を未然に防ぐことができるので、操作ハンドル63
の回転操作を円滑に行うことが可能である。
【0024】ところで、図8の実施例ではベース5の両
端側にクリート71,71が設けられ、これらクリート
71はケーブル25,25Aをそれぞれ固定的に支持し
ている。従って、絶縁筒18のケーブルへの嵌合力はク
リート71に直接的に加わるだけなので、ベース5を支
持する受金物や立金物等の支持構築物に不要な力が加わ
ることがない。
【0025】また、上記したチェーンけん引機構60に
おいて、図12に示すように、取付枠61の一端にはク
ランプレバー72が設けられている。このクランプレバ
ー72はその締付方向への回動で取付枠61の一端をベ
ース5に固定し、これにより出力歯車64と伝達歯車6
5の噛み合いが保持される。一方、クランプレバー72
を緩める方向へ回動すると、取付枠61の一端がベース
5より外れるので、取付枠61の取手73を押し下げる
ことにより、取付枠61が枢支軸59を中心として下動
する。よって、この取付枠61の下動で出力歯車64と
伝達歯車65の噛み合いが解除されるので、移動台8を
予めベース5上の任意の位置まで移動させておくことも
できる。尚、上記実施例において、操作ハンドル63に
代えて電動機等の駆動手段を用いてもよい。
【0026】次に、図13は更に他の実施例に係る絶縁
筒の固定ホルダ構造を示す平面図である。この図13に
おいて、絶縁筒18の両端面には固定板74,74が当
接されている。これらの固定板74は図14に示すよう
に、上下に二分割されている半円板74A,74Bから
成り、上方の半円板74Aの両端より突出する突起7
5,75を、下方の半円板74Bの両端の連結金具7
6,76におけるU溝に係入することで、両半円板74
A,74Bが連結されている。
【0027】下方の半円板74Bは、図15,図16に
示すように、ヒンジ77により取付機構78のケーシン
グ79上面に回動可能に取付けられている。取付機構7
8は固定台41上にケーシング79を嵌合させた場合固
定台41の外側面に係止するコ字状の係止片80と、固
定台41内に配されて貫通ねじ穴の設けられているレバ
ー受け部材81と、クランプレバー82,82とを有し
ている。この取付機構78は絶縁筒18を固定台41に
載置し、絶縁筒18の端面に固定板74を当接させた状
態でクランプレバー82,82を締付けることにより、
固定板74を固定台41に着脱可能に取付ける。
【0028】再び図13に戻って、図中、83,83は
保持板である。これらの保持板83は、図17に示すよ
うに、左右に二分割されている半円板83A,83Bか
ら成り、これら半円板83A,83Bは絶縁筒18の環
状溝にそれぞれ係入されている。そして、各半円板83
A,83Bは四本のねじ杆84が貫通され、かつこれら
ねじ杆84に螺合されているナット85,85にて挟持
されている。一方、上記した固定板74,74の半円板
74A,74Bにはそれぞれ一対のU字状の溝が形成さ
れ、これらU字状溝に上記ねじ杆84の両端がそれぞれ
係入されている。そして、これら半円板74A,74B
がねじ杆84の両端に螺合されているナット86,86
にて挟持されている。従って、絶縁筒18は固定板7
4,74、保持板83,83及びねじ杆84、取付機構
78にて固定板41上に固定されることになる。
【0029】図18(A),(B)は本発明に係るケー
ブルスペーサのけん引装置に用いられるホルダの正面図
と側面図である。即ち、ケーブルスペーサ90はCVケ
ーブルのプレハブジョイントにおいてケーブル絶縁体と
絶縁筒との間に配される絶縁スペーサである。このよう
なケーブルスペーサ90を固定するホルダはケーブルス
ペーサ90の下半部に嵌合される断面略半円形のホルダ
半部91,91と、ケーブルスペーサ90の上半部に嵌
合される断面半円形のホルダ半部92,92とを備え、
これらホルダ半部91,92より対向して伸長する突出
片を締付ボルト93にて締付けることにより、ケーブル
スペーサ90を固定している。ホルダ半部91,91は
支持板94,95にて固定台96上に支持されている。
この固定台96は移動台8に取付けられ、かつワイヤ又
はチェーンが適宜の手段で連結される。従って、固定台
96を手段ウィンチや操作ハンドル等の操作でけん引
し、ベース5上で移動させることにより、ケーブルスペ
ーサ90を同様にケーブル25の絶縁層上に嵌合させる
ことができる。尚、本発明のけん引装置は固定台13,
41等の固定構造を変更することで、ストレスコーン等
の他の嵌合体のケーブル上での移動に利用することがで
きる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ケーブルの嵌合体を取り外し可能に固定した移動体をけ
ん引機構にてけん引し、移動体をベース上で移動させる
ようにしたので、作業者の労力を軽減することができる
上に、ケーブルの絶縁特性等を保持させて嵌合体をケー
ブルの所定位置まで移動させて嵌合させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るけん引装置の分解斜視図である。
【図2】同けん引装置の部分拡大正面図である。
【図3】同けん引装置の移動台の取付状態を示す平面図
である。
【図4】同けん引装置の移動台と固定台との連結関係を
示す部分拡大図である。
【図5】同けん引装置の側面図である。
【図6】同けん引装置の人孔内への配置状態を示す図で
ある。
【図7】同けん引装置の動作を絶縁筒の移動方向との関
係で説明する動作説明図である。
【図8】本発明の他の実施例に係るけん引装置の正面図
である。
【図9】図8のけん引装置の絶縁筒固定構造の断面図で
ある。
【図10】図9の絶縁筒固定構造の側面図である。
【図11】図9の絶縁筒固定構造の取付機構の分解斜視
図である。
【図12】図8のけん引装置のチェーンけん引機構の平
面図である。
【図13】本発明の更に他の実施例に係る固定ホルダ構
造を示す平面図である。
【図14】図13の固定ホルダ構造を構成する固定板の
正面図である。
【図15】同固定ホルダ構造の要部拡大正面図である。
【図16】同固定ホルダ構造の要部拡大断面図である。
【図17】同固定ホルダ構造を構成する保持板の正面図
である。
【図18】本発明に係るケーブルスペーサのけん引装置
に用いられるホルダを示し、(A)は正面図,(B)は
側面図である。
【図19】絶縁筒によるプレハブ形接続部の組立工程を
説明する概略図である。
【符号の説明】
5 ベース 6 ガイドレール 7 摺動ブロック 8 移動台 10,29 トグルクランプ 13 固定台 15 アイボルト 18 絶縁筒 19 下部ブラケット 21 上部ブラケット 36 手動ウィンチ 40 ワイヤ 45 カバー型ホルダ 49 クランプ具 60 チェーンけん引機構 68 チェーン 71 クリート 74 固定板 78 取付機構 83 保持板 84 ねじ杆

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル上に配されている嵌合体を該ケ
    ーブル上で移動させて該ケーブルの所定位置に嵌合させ
    るケーブル嵌合体のけん引装置であって、前記ケーブル
    の下方で固定的に支持されるベースと、該ベース上に前
    記ケーブルに沿って移動可能に取付けられて前記嵌合体
    が取り外し可能に固定される移動体と、前記嵌合体を前
    記ケーブルの所定位置まで移動させるべく前記移動体を
    けん引して移動させるけん引機構とを備えることを特徴
    とするケーブル嵌合体のけん引装置。
JP2625493A 1992-04-23 1993-01-21 ケーブル嵌合体のけん引装置 Pending JPH066926A (ja)

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JP2625493A JPH066926A (ja) 1992-04-23 1993-01-21 ケーブル嵌合体のけん引装置

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JP12999092 1992-04-23
JP4-129990 1992-04-23
JP2625493A JPH066926A (ja) 1992-04-23 1993-01-21 ケーブル嵌合体のけん引装置

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