JP2017221022A - 引留クランプのジャンパー線接続部の切断装置及びこれを用いた送電線張替え又は撤去工法 - Google Patents

引留クランプのジャンパー線接続部の切断装置及びこれを用いた送電線張替え又は撤去工法 Download PDF

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Abstract

【課題】引留クランプのジャンパー線の接続部を極めて容易かつ確実に切断でき、当該引留めクランプがスムーズに金車を通過できる切断装置を提供する。
【解決手段】引留クランプAのスリーブ部A1に被せて固定する筒状固定フレーム2と、当該筒状固定フレーム2に支持され、電線に沿って突出するアーム状固定フレーム3とを有し、当該アーム状固定フレーム3に摺動自在に支持された可動フレーム5と当該可動フレーム5に支持され、かつ前記筒状固定フレーム2に回転自在に被冠された摺動回転筒6とを有し、前記筒状固定フレーム2が二つ割で取り外し、固定自在となっており、前記摺動回転筒6の先端には、先端面に環状の切削刃11aを有する切削筒11を設け、前記摺動回転筒6と切削筒11とは二つ割となって取り外し自在に固定され、前記摺動回転筒6を回転させる回転駆動手段及び可動フレーム5を動かす摺動駆動手段が夫々設けられている。
【選択図】 図4

Description

この発明は、送電線の旧線を新規な線に張替える等の際、旧線によって新線をけん引して鉄塔箇所に吊るした金車を円滑に通過させるため、引留クランプのジャンパー線の接続部を切断する装置及びこれを用いた送電線の張替え又は撤去工法に関するものである。
多数の耐張鉄塔に支持された送電線の旧線を新規な送電線に張替えるに当たって、旧線の端部に新線を接続して旧線を他端から引っ張って、多数の耐張鉄塔間に新線を延線する工法がある。しかしながら、各耐張鉄塔間の送電線の端部は当該耐張鉄塔に支持した引留クランプで引留められ、隣接する径間の送電線相互を、前記各引留クランプのジャンパー線接続部に両端を接続したジャンパー線で接続している。
そして、上記工法はこれらのジャンパー線を引留クランプから外し、隣接する引留クランプ相互を割ワイヤで接続して一本の送電線として各耐張鉄塔に吊るした金車に掛けて当該送電線の一端から引っ張る方法である。ところが、前記各引留クランプは前記ジャンパー線接続部が片側に羽子板状に突設しているため、上記各金車を通過できない。
そこで、従来は各引留クランプ手前の送電線を切断して当該送電線の切断端に短い棒状の延線クランプを接続して隣接する延線クランプ相互を割ワイヤで接続して一本の送電線とし、これらを各耐張鉄塔に吊るした金車に掛けて一端から引っ張り、旧線を撤去し、かつ新線を延線して張替えている。
しかしながら、前記引留クランプを外して延線クランプを接続し、隣接する延線クランプを割ワイヤで接続する作業は手間がかかる。そこで、牽引前に各引留クランプの前記ジャンパー線接続部箇所を切断して引留クランプの外周に突起物がないようにした状態で旧線を各耐張鉄塔の金車に通し、耐張鉄塔間に新線を延線する等の方法が開発された。
このジャンパー線接続部の切断装置については、特許文献1及び特許文献2に示すものがある。
特許文献1の「引止クランプの羽子板部切断用ジグ」は、方形棒の両端に脚を設けたフレームを用意し、前記両脚端には引止クランプの所定箇所に被挿嵌合可能な切込みを入れておき、方形棒に沿い摺動可能なブロックの下部に方形棒と直角方向の溝を穿ち、摺動板を摺動可能に挿入し、この摺動板をプレスの背面に軸方向に固定し、プレスを直角2方向に移動可能とし、フレームの両脚を引止クランプへ被挿係止したとき、プレスの対向切刃が引止クランプの軸線と同一平面内にあるようにした構成である。
また、特許文献2の「引留クランプのジャンパー線接続部の切断装置」は、引留クランプに切込みを入れる切断工具が、引留クランプに固定する取付金具から引留クランプと平行に延びるガイドレールを介してジャンパー線接続部に配置されている。当該切断工具はガイド体によりガイドレールに移動可能に支持される。ガイド体に固定した可搬式油圧プレスの対向部に固定刃ユニットと可動刃ユニットを装着する。各ユニットは横切り刃、中間片、縦切り刃に回転軸を貫通させて一体に連結し、フレームに固定した取付部材に移動可能に支持させる。縦切り刃又は横切り刃の一方を、取付部材の溝内に出没する係合ピンにより、所定の切り込み動作位置に固定すれば、他方を退避位置で刃先を突き合せないように反転できるので、切り込み動作を妨げないものである。
特開平09−135511号公報 特開2008−109801号公報
上記特許文献1及び2の切断装置はいずれも、引留クランプのジャンパー線接続部を含むクランプの長手方向及びその内側のクランプの円周に夫々油圧プレスにより切込みを入れて、当該引留クランプのアルミスリーブ部分を割るものである。従って、引留クランプの長手方向に対して直角な方向に切断工具を配置して、当該切断工具の対向する刃を相互に近づけて上記アルミスリーブの側面部分を割らなければならず、これらの対向する刃の反力受けが引留クランプと直角な方向となり、不安定である。また、いずれの場合も横切り刃と縦切り刃の2組を用意しておかなければならない。
しかも、特許文献1ではいちいち横切り刃と縦切り刃を取り替えて装着しなければならない。また、特許文献2のものは横切り刃と縦切り刃は一体となっているが、これらも交換しなければならない。即ち、係合ピンを抜いて、横切り刃と縦切り刃を取付部材の嵌合孔内をスライドさせて所定位置で係合ピンを再び嵌め、その位置を変えなければならない。この様に引留クランプの切断に際して手間のかかるものである。
そこで、この発明は、引留クランプのジャンパー線の接続部を極めて容易かつ確実に切断でき、切断外径が円形となり、スムーズに金車を通過できる切断装置及びこれを用いた送電線の新旧線の張替え又は送電線の撤去工法を提供するものである。
請求項1の発明は、引留クランプのスリーブ部に被せて固定する一定長の筒状固定フレームと、当該筒状固定フレームに支持され、電線に沿って突出するアーム状固定フレームとを有する固定支持体と、当該固定支持体のアーム状固定フレームに、当該アーム状固定フレームに沿って摺動自在に支持された可動フレームと当該可動フレームに支持され、かつ前記固定支持体の筒状固定フレームに回転自在に被冠された摺動回転筒とから成る摺動支持体とから構成され、前記固定支持体は、筒状固定フレームが上下二つ割で取り外し、固定自在となっており、前記摺動支持体の摺動回転筒の先端には段部を介して引留クランプのスリーブ外周径よりやや大きい内周径を有し、先端面に環状の切削刃を有する切削筒を一体に設け、前記摺動回転筒と切削筒とは上下二つ割となって取り外し自在に固定され、前記摺動回転筒を回転させる回転駆動手段が可動フレームに設けられ、また、可動フレームを動かす摺動駆動手段が前記アーム状固定フレームに設けられ、当該摺動駆動手段による可動フレームの前記引留クランプのジャンパー線接続部方向への摺動及び前記回転駆動手段による摺動回転筒及び切削筒の回転により前記引留クランプのジャンパー線接続部付近の切削、切断が可能な構成とした、引留クランプのジャンパー線接続部の切断装置とした。
また、請求項2の発明は、前記摺動駆動手段が、一端がアーム状固定フレームに軸支され、中途部が前記可動フレームに軸支された操作ハンドルである、請求項1に記載の引留クランプのジャンパー線接続部の切断装置とした。
また、請求項3の発明は、前記回転駆動手段が電動モータである、請求項1又は2に記載の引留クランプのジャンパー線接続部の切断装置とした。
また、請求項4の発明は、前記摺動回転筒の後端部外周に第1歯車を設け、前記電動モータの回転軸に設けた第2歯車と、前記第1歯車とを噛み合わせた、請求項1〜3のいずれかに記載の引留クランプのジャンパー線接続部の切断装置とした。
また、請求項5の発明は、送電線の複数の耐張鉄塔間の送電線を撤去するに当たって、各耐張鉄塔に支持された引留クランプを割ワイヤで接続して、各耐張鉄塔の金車に前記送電線を通す工法において、各引留クランプのジャンパー線を取り外し、各引留クランプに前記請求項1〜4のいずれかに記載の切断装置を固定し、当該切断装置によってジャンパー線の接続部を切断、撤去してから、隣接する引留クランプを割ワイヤで接続し、当該送電線の一端から当該送電線を引っ張り、前記各金車に通して当該送電線を撤去する、送電線の張替え又は撤去工法とした。
請求項1の発明によれば、前記固定支持体の筒状固定フレームを引留クランプの直線状のスリーブ部の外周に取付け、当該筒状固定フレームの外周に、先端に環状の切削刃を有する摺動回転筒を被せ、当該摺動回転筒を、前記引留クランプの前記スリーブ部の一端に設けられたジャンパー線接続部に回転させながら接近させて、前記環状の切削刃で切削するため、切削刃の、ジャンパー線接続部への押圧の反力受けは前記筒状固定フレームであり、当該反力受けが強固に引留クランプに固定され、安定した切削が行われ、確実にジャンパー線の接続部を切り離すことができる。
また、前記筒状固定フレーム、摺動回転筒及び切削筒はそれぞれ二つ割の構成であり、当該切断装置の引留クランプへの脱着が容易である。
また、請求項2の発明によれば、前記アーム状固定フレームに対する可動フレームの摺動を操作ハンドルで行うことにより、てこの作用で容易、かつ確実に行うことができる。また、請求項3の発明は、摺動回転筒を電動モータにより駆動回転させるため、労力を要せず、容易に回転させ、前記摺動回転筒の先端の切削刃で確実に切削することができる。
また、請求項4の発明によれば、前記電動モータの回転を前記摺動回転筒に伝える構成を第1歯車と第2歯車とを噛み合わせにより行うため、確実に回転力を伝達することができる。
また、請求項5の発明によれば、送電線の旧線を、各耐張鉄塔に設けた金車に掛けて撤去する際、各引留クランプのジャンパー線接続部を容易に切断し、かつ切断されて残った箇所が、前記引留クランプのスリーブ部と略同形の円形となるため、前記金車の通過をスムーズに行うことができる。
この発明の実施の形態例1の切断装置を引留クランプに取り付けた状態の正面図である。 この発明の実施の形態例1の切断装置を引留クランプに取り付けた状態の平面図である。 この発明の実施の形態例1の切断装置を引留クランプに取り付けた状態の左側面図である。 この発明の実施の形態例1の切断装置を引留クランプに取り付けた状態の断面図である。 この発明の実施の形態例1の切断装置を引留クランプに取り付ける前の分解斜視図である。 この発明の実施の形態例1の切断装置を引留クランプに取り付けた状態の斜め後方から見た斜視図である。 この発明の実施の形態例1の切断装置を引留クランプに取り付け、上半分の部材を取り外した状態の斜め後方から見た斜視図である。 この発明の実施の形態例1の切断装置を引留クランプに取り付けて引留めクランプを切断している状態の斜め後方から見た斜視図である。 この発明の実施の形態例1の切断装置を引留クランプに取り付けて引留めクランプを切断して、上半分の部材を取り外した状態の斜め後方から見た斜視図である。 この発明の実施の形態例1の切断装置を用いる、引留クランプの斜視図である。 この発明の実施の形態例1の切断装置を用いた、引留クランプのジャンパー接続部を切断した正面図である。 この発明の実施の形態例1の切断装置を用いた送電線の撤去工法の第1工程説明図である。 この発明の実施の形態例1の切断装置を用いた送電線の撤去工法の第2工程説明図である。 この発明の実施の形態例1の切断装置を用いた送電線の撤去工法の第3工程説明図である。 この発明の実施の形態例1の切断装置を用いた送電線の撤去工法の第4工程説明図である。 この発明の実施の形態例1の切断装置を用いた送電線の撤去工法の第5工程説明図である。
まず、この発明の実施の形態例1の引留クランプAのジャンパー線接続部の切断装置Bを使用する前記引留クランプAは、図10に示すように、略棒状の、電線を内部に把持するスリーブ部A1と、当該スリーブ部A1の端部に設けられた羽子板状のジャンパー線接続部A2とから成る。
次に、この発明の実施の形態例1の引留クランプAのジャンパー線接続部の切断装置Bを図1〜9に基づいて説明する。
固定支持体1が前記引留クランプAのスリーブ部A1の外周に固定されており、当該固定支持体1は、前記引留クランプAのスリーブ部A1に被せて固定する筒状固定フレーム2と、当該筒状固定フレーム2に支持され、電線Cに沿って突出する略樋形状のアーム状固定フレーム3とから構成されている。
前記筒状固定フレーム2は、上下の半筒状カバー2a、2bから成る二つ割りで、引留クランプAのスリーブ部A1に下の半筒状カバー2aを被せてから上の半筒状カバー2bを被せ、ネジにより上下の筒状カバー2a、2bを一体に固定している。また、これらの半筒状カバー2a、2bの上記スリーブ部A1への固定は、各半筒状カバー2a、2bの内周から夫々突出した押圧ネジ2cによりスリーブ部A1外周を押圧することによりなされている。また、これにより筒状固定フレーム2は引留クランプAのスリーブ部A1の外周に強固に固定される。
また、当該筒状固定フレーム2の下部後端から、略樋形状の前記アーム状固定フレーム3が後方に、電線Cに沿って突出している。当該アーム状フレーム3は前記筒状固定フレーム2に支持されている。
また、前記固定支持体1に支持された摺動支持体4が設けられている。当該摺動支持体4は、前記固定支持体1のアーム状固定フレーム3の下に、当該アーム状固定フレーム3に沿って摺動自在に支持された略受け板状の可動フレーム5と当該可動フレーム5に支持され、かつ前記固定支持体1の筒状固定フレーム2の外周に回転自在に被冠された摺動回転筒6とから成る。
前記可動フレーム5は前記アーム状固定フレーム3より幅広の受け板状のもので、前記アーム状固定フレーム3をレールとし、当該レールに摺動自在に嵌合する嵌合部5aを有している。また、当該可動フレーム5の前端には上部が開口したボックス体7が垂下しており、当該ボックス体7は可動フレーム5と一体となっている。また、前記摺動回転筒6は後部外周にフランジ部6aを一体に有しており、前記摺動回転筒6の外周であって、当該フランジ部6aの後端面に第1歯車8が固定して設けられている。
また、前記ボックス部7の後端面に電動モータ9が設けられ、当該電動モータ9の回転軸が前記ボックス体7内に突出し、当該ボックス体7内の前記回転軸に第2歯車10が固定され、前記第1歯車8と第2歯車10とが噛み合わされている。また、前記ボックス体7の上部開口部には前記フランジ部6a及び第1歯車8を被う蓋ケース7aが着脱自在に設けられている。ただし、当該蓋ケース7aは図1において一点鎖線で示しているが、他の図面では図示を省略されている。そして、前記ボックス体7と前記摺動回転筒6とは一体に移動し、かつ摺動回転筒6のみが回転自在な構成となっている。
また、前記摺動回転筒6の先端は、前記筒状固定フレーム2の前方で環状段部6bが設けられて外径がすぼまっており、当該環状段部6bの外周に後部を固定した切削筒11が設けられている。当該切削筒11は、引留クランプAのスリーブ部A1の外周径よりやや大きい内周径を有し、先端面に環状の切削刃11aを有している。これらの当該切削筒11、摺動回転筒6及び第1歯車8は、上下二つの部材から成る二つ割りになっており、ビスでこれらが一体に接合されている。
また、前記アーム状固定フレーム3に設けた軸3aに一端部12aを軸支した棒状の操作ハンドル12が設けられている。そして当該操作ハンドル12の中央部からやや前記一端部12aよりの箇所に長孔13を穿ち、前記可動フレーム5の上面に立設した柱体14の先端が前記長孔13に遊貫されている。
また、前記摺動回転筒6が筒状固定フレーム2の外周に完全に被冠されている状態、即ち図1及び図4の状態では、操作ハンドル12は、図2に示すようにその自由端が可動フレーム5の斜め後方に突出している。そして、操作ハンドル12の自由端を可動フレーム5の前方に押すと、操作ハンドル12の一端の軸3aの軸支部箇所を中心に回動し、これに伴い長孔13に遊貫された柱体14が押され、当該柱体14の支持体である可動フレーム5が、アーム状固定フレーム3に沿って移動する。
これにより、可動フレーム5と一体なボックス体7に支持された摺動回転筒6及び切削筒11が筒状固定フレーム2の前方に突出する。また、前記電動モータ9を駆動回転させると、回転軸に固定された第2歯車10が回転し、これと噛み合った第1歯車8が回転し、摺動回転筒6が、筒状固定フレーム2の外周で回転し、その先端の切削筒11及び切削刃11aが回転する。
そして、当該切削刃11aが前記引留クランプAのジャンパー線接続部A2に接近し、さらにジャンパー線接続部A2に押圧されて、食い込んでいき、当該接続部A2を円形に切断する。従って、当該ジャンパー線接続部A2が切り落とされた引留クランプAは、図11に示すように、スリーブ部A1の外径よりやや大きい円形となる。
次に、当該切断装置Bを用いて、耐張鉄塔に支持された送電線の撤去方法を図12〜図16に基づいて説明する。
送電線は図12に示すように、耐張鉄塔20に支持されたがいし連21の先端に、送電線22の端部に固定された引留クランプAを接続している。そして、耐張鉄塔20の左右の送電線22は、各引留クランプAのジャンパー線接続部に接続したジャンパー線23により接続されている。
そこで、図13に示すように、前記ジャンパー線23を各引留クランプAのジャンパー線接続部から取り外す。そして、図14に示すように、各引留クランプAのジャンパー線接続部A2を、前記切断装置B(図示省略)を用いて切断する。
そして、図15に示すように、前記各引留クランプAの手前の送電線22にカムアロング24を取付け、前記がいし連21と当該カムアロング24との間にセミワイヤ25を取り付けて、送電線22の張力をカムアロング24、セミワイヤ25及びがいし連21に移す。
また、耐張鉄塔20の左右の、ジャンパー線接続部が切り落とされた状態の前記各引留クランプA相互を割ワイヤ26で接続し、耐張鉄塔20に金車27を吊り下げ、当該金車27に前記割ワイヤ26を通しておく。その後、前記カムアロング24、セミワイヤ25及びがいし連21を取り外し、図16に示すように、耐張鉄塔20の左右の送電線22は、その各端部の引留クランプAに接続された割ワイヤ26を介して接続され、一本の送電線22となって、各耐張鉄塔20の金車27を通過して、送電線22の一端に引っ張られて、撤去される。
この様に、送電線22に接続された引留クランプAのジャンパー線接続部A2は切り落とされ、残された部分が断面円形となるため、上記金車27を通過しやすい。
なお、上記実施の形態例では、回転駆動手段を電動モータ9としたが、これに限らず、エンジン等適宜の回転駆動手段を用いても良い。また、摺動駆動手段はてこの原理を用いた操作ハンドル12としたが、電動の摺動駆動手段等、操作ハンドル12以外のものでも良い。
A 引留クランプ
A1 スリーブ部 A2 ジャンパー線接続部
B 切断装置 C 電線
1 固定支持体 2 筒状固定フレーム
2a 下の筒状カバー 2b 上の筒状カバー
2c 押圧ネジ 3 アーム状固定フレーム
3a 軸 4 摺動支持体
5 可動フレーム 5a 嵌合部
6 摺動回転筒 6a フランジ部
6b 環状段部 7 ボックス体
8 第1歯車 9 電動モータ
10 第2歯車 11 切削筒
11a 切削刃 12 操作ハンドル
12a 一端部 13 長孔
14 柱体 20 耐張鉄塔
21 がいし連 22 送電線
23 ジャンパー線 24 カムアロング
25 セミワイヤ 26 割ワイヤ
27 金車

Claims (5)

  1. 引留クランプのスリーブ部に被せて固定する一定長の筒状固定フレームと、当該筒状固定フレームに支持され、電線に沿って突出するアーム状固定フレームとを有する固定支持体と、当該固定支持体のアーム状固定フレームに、当該アーム状固定フレームに沿って摺動自在に支持された可動フレームと当該可動フレームに支持され、かつ前記固定支持体の筒状固定フレームに回転自在に被冠された摺動回転筒とから成る摺動支持体とから構成され、
    前記固定支持体は、筒状固定フレームが二つ割で取り外し、固定自在となっており、
    前記摺動支持体の摺動回転筒の先端には段部を介して引留クランプのスリーブ外周径よりやや大きい内周径を有し、先端面に環状の切削刃を有する切削筒を一体に設け、前記摺動回転筒と切削筒とは二つ割となって取り外し自在に固定され、
    前記摺動回転筒を回転させる回転駆動手段が可動フレームに設けられ、また、可動フレームを動かす摺動駆動手段が前記アーム状固定フレームに設けられ、
    当該摺動駆動手段による可動フレームの前記引留クランプのジャンパー線接続部方向への摺動及び前記回転駆動手段による摺動回転筒及び切削筒の回転により前記引留クランプのジャンパー線接続部付近の切削、切断が可能な構成としたことを特徴とする、引留クランプのジャンパー線接続部の切断装置。
  2. 前記摺動駆動手段が、一端がアーム状固定フレームに軸支され、中途部が前記可動フレームに軸支された操作ハンドルであることを特徴とする、請求項1に記載の引留クランプのジャンパー線接続部の切断装置。
  3. 前記回転駆動手段が電動モータであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の引留クランプのジャンパー線接続部の切断装置。
  4. 前記摺動回転筒の後端部外周に第1歯車を設け、前記電動モータの回転軸に設けた第2歯車と、前記第1歯車とを噛み合わせたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の引留クランプのジャンパー線接続部の切断装置。
  5. 送電線の複数の耐張鉄塔間の送電線を撤去するに当たって、各耐張鉄塔に支持された引留クランプを割ワイヤで接続して、各耐張鉄塔の金車に前記送電線を通す工法において、
    各引留クランプのジャンパー線を取り外し、各引留クランプに前記請求項1〜4のいずれかに記載の切断装置を固定し、当該切断装置によってジャンパー線の接続部を切断、撤去してから、隣接する引留クランプを割ワイヤで接続し、当該送電線の一端から当該送電線を引っ張り、前記各金車に通して当該送電線を撤去することを特徴とする、送電線の張替え又は撤去工法。



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