JPH07193936A - ケーブル接続部組立て装置 - Google Patents

ケーブル接続部組立て装置

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JPH07193936A
JPH07193936A JP5348639A JP34863993A JPH07193936A JP H07193936 A JPH07193936 A JP H07193936A JP 5348639 A JP5348639 A JP 5348639A JP 34863993 A JP34863993 A JP 34863993A JP H07193936 A JPH07193936 A JP H07193936A
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JP
Japan
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cable
workbench
longitudinal direction
slide base
stress cone
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JP5348639A
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Hiroyuki Hasegawa
博之 長谷川
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SWCC Corp
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Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブル接続部組立作業を容易に正確に行な
う。 【構成】 クリート部22−1,22−2は、作業台2
1の上でケーブル端末を支える。作業台21の上には、
ストレスコーン組立具や絶縁補強体組立具が取り付けら
れる。ストレスコーンには筒状部41が押し付けられ
る。作業台21の端のハンドル26を回すとチェーン2
9によってスライドベース23が移動する。ストレスコ
ーンは筒状部41に押されてケーブルの所定位置にずら
される。絶縁補強体6はV字状に開いた支持パネル61
により正確に支持され、ケーブル長手方向に移動させら
れる。クリート部22−1,22−2は、ケーブルをこ
の作業台21上で支持し、圧縮スリーブの圧縮作業等の
際ケーブルに加わる長手方向の力を逃がす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブル接続部組立て
作業の際に、その作業を容易に正確にするために使用さ
れるケーブル接続部組立て装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CVケーブルのプレハブジョイント工法
においては、次のような手順で接続部が組み立てられ
る。図2に、従来のプレハブジョイント工法手順説明図
を示す。なお(a)〜(d)は、何れもこのような組立
中のケーブル接続部端末部近傍の側面図である。図に示
すように、一対のケーブル1−1,1−2は、いずれも
シース2−1,2−2を除去し、絶縁体3−1,3−2
の端部を所定の長さ剥離して導体4−1、4−2を露出
させている。
【0003】このようなケーブル端末部にストレスコー
ン5−1、5−2や絶縁補強体6が装着される。この場
合に、まずストレスコーン5−1をケーブル1−1の絶
縁体3−1に矢印7方向の力を与えて装着する。また、
ケーブル1−2にはストレスコーン5−2が図の矢印9
方向の力を受けて装着される。なお、この場合に各スト
レスコーン5−1、5−2は、(a)に示すように、予
めシース2−1,2−2の切除端まで嵌め込まれる。そ
して、一方のケーブル1−2には絶縁補強体6を図の矢
印8に示すような方向に移動させ、破線の位置にセット
しておく。こうして、図の(b)に示すように、両方の
ケーブルの導体4−1、4−2を圧縮スリーブ10によ
って圧縮接続する。
【0004】その後、矢印11に示す方向に絶縁補強体
6を移動させる。そして、(c)に示すような状態に
し、その後ストレスコーン5−1、5−2をそれぞれ矢
印12、13の方向に移動させる。このようにして、
(d)に示すように絶縁補強体6の両側にストレスコー
ン5−1、5−2を押し付けるようにして接続部の中心
部分が組立てられる。その後、図の破線に示すようにし
て接続箱等が装着されて接続部の組立てが進められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のケーブル接続部の組立てにはケーブルの絶縁体
に対しストレスコーンを非常に強い力で嵌め込む作業が
要求される。また、そのストレスコーンを一旦シースの
切除端までずらした状態にし、その後再び接続部までス
ライドさせるといった作業を必要とする。このようにス
トレスコーンを絶縁体上でスライドさせる場合、ストレ
スコーンが絶縁ゴム等から構成され、ポリエチレンから
構成された絶縁体を強く締め付けているため、非常に移
動のために大きな力を必要とする。
【0006】また、絶縁補強体6はエポキシ樹脂等をモ
ールドして構成されるが、この絶縁補強体6を(b)に
示すように1本のケーブル絶縁体上で保持し、その後、
(c)に示すように、圧縮スリーブ10を包囲する位置
まで移動させるといった作業は、絶縁補強体6が比較的
重いことから作業者の負担となっている。また、このよ
うな作業中に絶縁補強体6に傷を付けたりするおそれも
ある。ストレスコーン5−1、5−2を絶縁補強体6の
両側から押し付け、その後、図示しない各種の付属品を
取り付ける作業の際に絶縁補強体6を正確に適切な位置
に支持しておくことも必要である。以上のような接続部
組立てのための作業性を改善することが従来強く望まれ
ていた。
【0007】本発明は以上の点に着目してなされたもの
で、ケーブル接続部組立作業を容易に、しかも正確に行
なうことができるケーブル接続部組立て装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブル接続部
組立て装置は、作業台と、前記作業台の両端部で、接続
処理の対象となるケーブル端末を把持し、作業台上で前
記ケーブル端末の長手方向に移動自在とされたクリート
部と、前記作業台の中央部で、前記ケーブル端末に装着
される付属品を処理するための組立具を着脱自在に搭載
して、前記ケーブル端末の長手方向に沿って移動自在と
されるスライドベースとを備えたことを特徴とするもの
である。
【0009】また本発明のケーブル接続部組立て装置
は、作業台上で、接続処理の対象となるケーブル端末の
長手方向に沿って移動自在とされたスライドベースに搭
載されるものであって、前記作業台上に支持されたケー
ブル端末に対して装着されるストレスコーンの両端部の
外形に適合するような、一対の押圧面を貫通孔両内面に
備えた筒状部と、この筒状部を方向反転自在に着脱自在
に把持するクランプとを有することを特徴とするもので
ある。
【0010】本発明の更に別のケーブル接続部組立て装
置は、作業台上で、接続処理の対象となるケーブル端末
の長手方向に沿って移動自在とされたスライドベースに
搭載されるものであって、前記作業台上に支持されたケ
ーブル接続部を包囲するように装着される絶縁補強体の
側面を、V字状に開いた内側面で支持する一対の支持パ
ネルと、この支持パネルの前記V字状の開度を調整する
調整機構とを有することを特徴とするものである。
【0011】
【作用】クリート部は、作業台の上でケーブル端末を支
える。作業台の上には、ストレスコーン組立具や絶縁補
強体組立具が取り付けられる。ストレスコーンにはスト
レスコーン組立具の筒状部が押し付けられ、作業台の端
のハンドルを回すとチェーンによってスライドベースが
移動する。こうしてストレスコーンは筒状部に押されて
ケーブルの所定位置にずらされる。絶縁補強体は絶縁補
強体組立具のV字状に開いた支持パネルにより支持さ
れ、ケーブル長手方向に沿って自由に移動させられる。
クリート部はケーブルをこの作業台上で支持し、圧縮ス
リーブの圧縮作業等の際、ケーブルに長手方向の力が加
わるとこれを逃がし、ケーブルの局部的な曲がり等を防
止する。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明のケーブル接続部組立て装置の
実施例を示す斜視図である。この装置は、図に示すよう
な角パイプから成る作業台21の上に組み立てられる。
この作業台21の両端にはクリート部22−1,22−
2が配置されている。また、作業台21の中央にはスラ
イドベース23が配置されている。このスライドベース
23は、後で説明する各種の接続作業用の組立具をその
都度着脱自在に固定することができる構成のもので、後
で説明するような機構によって図のレール24の上で矢
印25方向にスライド自在に支持されている。
【0013】また、作業台21の一方の端(図の右端)
にはハンドル26とギヤ27及びスプロケット28が配
置され、作業台21のもう一方の端付近に配置されたス
プロケット35と上記スプロケット28の間にチェーン
29が掛け渡されている。このチェーン29は、後で説
明するようにしてスライドベース23に結束されてお
り、ハンドル26を回転させるとスプロケット28や3
5が回転し、チェーン29の力によってスライドベース
23が矢印25方向に自由にスライドするよう構成され
ている。
【0014】なお、作業台21は図示しない壁等に固定
するためにアーム31の上に乗せられている。このアー
ム31の上面にはスライドレール32が設けられ、作業
台21はこのスライドレール32によってアーム31の
上に支持されている。そのため、作業台21は矢印30
の方向に自由にスライドできるよう構成されている。ス
トップボルト33は作業台21を位置決めした後、これ
をアーム31上で固定するためのものである。
【0015】上記スライドベース23の上には、例えば
図の左上に示すようなストレスコーン組立具が取り付け
られる。このストレスコーン組立具は、支持壁42を垂
直に固定した基板43上で、クランプ45を用いて筒状
部41を支持する構成とされている。このクランプ45
は、軸受44を中心に開閉できるように構成され、バッ
クル46によって図のように筒状部41を着脱自在に把
持した状態とされる。なお、この筒状部41は2つ割構
成とされ、ケーブルの任意の位置に容易に装着できる構
成となっている。この筒状部41の貫通孔47に、後で
説明するようにしてストレスコーンを配置し、ストレス
コーンを自由に移動させることができる。
【0016】また、上記スライドベース23の上には、
図の中央上部に示したような絶縁補強体組立具も取り付
けられる。この絶縁補強体組立具は、一対のV字状に上
側が開いた支持パネル61を基板63上に支持したもの
で、この支持パネル61は調整機構62によってV字状
の開度を調整できる構成となっている。なお、支持パネ
ル61は絶縁補強体6の側面をその内側面で支持する
が、絶縁補強体6を傷付けないように、ゴム等から成る
ローラー64を用いて挟むように支持している。
【0017】また、作業台21の両端部分には、ケーブ
ルをクランプするためのクリート部22−1,22−2
が設けられる。このクリート部22−1,22−2はそ
れぞれ、フレーム81とその上に固定された下カバー8
2と、この下カバーに対しボルト84を用いて着脱自在
に固定される上カバー83とを備える。フレーム81の
底面にはスライダー86が設けられ、これによってクリ
ート部22−1,22−2はレール24上で矢印25方
向に自由に移動できる構成となっている。
【0018】図3に、上記スライドベース23の部分の
具体的な平面図及び側面図を示す。(a)は平面図、
(b)は側面図である。図に示すように、スライドベー
ス23は、その上面に各種の組立具を支えるためのスペ
ーサ36を配置し、更に両端部分には補強板37を取り
付け、ここに引留め金具38を固定している。この引留
め金具38には先に図1で説明したチェーン29の端が
くくり付けられ、そのチェーン29の力によって、この
スライドベース23が自由にケーブル長手方向にスライ
ドできる構成となっている。
【0019】また、(b)の右上部分に示したように、
スライドベース23の対角線上には、図に示すようなク
ランパ50が一対固定される。このクランパ50は取付
台51上に設けられ、ハンドル52とクランパヘッド5
3とを有する。クランパ50は図1に示したように、ス
ライドベース23の2箇所のコーナーに固定される。そ
のハンドル52を操作するとクランパヘッド53が開閉
し、先に説明したようなストレスコーン組立具や絶縁補
強体組立具の簡単な着脱自在な固定が可能となる。な
お、このクランパ50はよく知られた構造のもので、更
に具体的な説明は省略するが、図に示すような固定状態
と、クランパヘッド53を解放した解放状態の2種の状
態で安定する構成となっている。
【0020】図4に、上記作業台21の両端部分の具体
的な説明用図面を示す。(a)は作業台21の一方の端
の平面図で、ハンドル26とギヤ27とスプロケット2
8及びチェーン29の関係を示している。この図に示す
ように、ハンドル26を回転するとギヤ27が適当なギ
ヤ比で回転しスプロケット28を回転させる。この機構
によって、比較的軽い力でハンドル26を回すことによ
って強い力でチェーン29を引っ張り、ストレスコーン
等の移動を容易に行なうことができる。
【0021】(b)は(a)に示す機構の側面図で、ハ
ンドル26を外した状態を示している。また、(c)は
作業台21の反対側の端に近い部分の平面図で、この図
に示すようにスプロケット35が回転自在に支持されて
おり、チェーン29を折り返すような構成となってい
る。(d)はこのスプロケット35の部分の側面図であ
る。
【0022】図5に、ストレスコーン組立具の正面図を
示す。この図に示すように、ストレスコーン組立具は、
先に説明した通りの左右一対の開閉可能なクランプ45
を有し、その上部はバックル46によって連結される構
成となっている。このバックル46は矢印56方向にレ
バーを動かすことによって開閉できるよく知られた構成
のものである。また、クランプ45を開くと図の1点鎖
線に示すような状態となり、図1に示すような筒状部4
1を挟み込むように構成されている。両クランプ45は
取っ手48をつかむことによって軸受44を中心に開閉
される。また、これらのクランプ45は図に示す支持壁
42によって基板43上に支持されている。
【0023】図6に、上記のようなストレスコーン組立
具の一部縦断側面図を示す。この図に示すように、クラ
ンプ45は筒状部41をその環状のリブ45Aをくい込
ませることによって把持する。これによって筒状部41
はクランプ45に支えられ、矢印25方向の力を受けた
場合においても滑りを生じない。筒状部41には、先に
説明した貫通孔47が設けられており、その内面には丁
度ストレスコーン5の外径に適合するような押圧面41
A、42Aが設けられている。従って、図に示すよう
に、ストレスコーンのどちら側に筒状部が位置しても、
ストレスコーンの外径に押圧面41A、あるいは42A
がぴったりと一致し、全体として均一な力でストレスコ
ーンをケーブル長手方向に押すことができる。
【0024】なお、この筒状部41は、クランプ45を
開くことにより図のような状態と丁度左右を反対にした
状態とを簡単に変更することができ、図2に示した何れ
のケーブル1−1,1−2のストレスコーンも押すこと
ができる。また、このストレスコーン組立具の基板43
にはビス55によって位置決め板49が固定されてい
る。この位置決め板49は、スライドベース23に設け
られたスペーサ36と丁度その端面を接するように配置
され、ストレスコーン組立具をスライドベース23上で
確実に固定する。なお、その最終的な固定は、先に説明
したようなクランパ50によって行なわれる。その状態
はこの図6にも示した通りである。
【0025】図7には、上記のようなストレスコーン組
立具の上面図を示す。なお、この図には上記筒状部は図
示していない。この図に示すように、ストレスコーン組
立具の基板43は、クランパ50によってその対角線上
の位置を2箇所抑えられ、スライドベース上にしっかり
固定される。もちろん、先に説明したようにクランパ5
0によってその着脱はきわめて容易である。
【0026】図8に、絶縁補強体組立具の側面図を示
す。この図に示すように、絶縁補強体組立具は、絶縁補
強体6を一対のV字状に開いた支持パネル61によって
支持する。支持パネル61の側面には、これらの支持パ
ネル61を貫通するように調整機構62が取り付けられ
ており、そのハンドル71を回転させると支持パネル6
1のV字状の開度が調整できる構成となっている。な
お、この絶縁補強体組立具の基板63にも位置決め板6
6がビス65により固定されている。その機能はストレ
スコーン組立具のそれと同様である。
【0027】図9には、絶縁補強体組立具の平面図を示
す。この図に示すように、調整機構は上記ハンドル71
によって回転される回転軸72を備えている。この回転
軸72は支持パネル61の内側に固定されたねじ受け金
具75にねじ込まれており、回転軸72の外周面に形成
された逆ネジによって、ハンドルを一方向に回転させる
と支持パネル61が開き、反対方向に回転させると支持
パネル61が閉じるように構成されている。また、支持
パネル61の内面にはローラー64が回転自在に支持さ
れている。このローラー64の側面が絶縁補強体の側面
に接し、絶縁補強体を支持する構成となっている。な
お、このローラー64はゴム等を外周面に張り付けたも
のから構成され、絶縁補強体を傷付けないようになって
いる。
【0028】図10に、上記の絶縁補強体組立具の正面
図を示す。この図に示すように、絶縁補強体組立具の基
板63の上には、開閉脚73が開閉軸受74により支持
されている。この開閉脚73が支持パネル61の下辺に
固定されており、これによって支持パネル61のV字状
の開度が自由に変更できる構成となっている。
【0029】即ち、図の10の(b)に示すように、ハ
ンドル71を回転すると回転軸72が回転し、これにか
み合うねじ受け金具75の作用によって、支持パネル6
1が開く方向あるいは閉じる方向に力を受ける。これに
よって、V字状の開度が変わり、丁度図の1点鎖線に示
すように絶縁補強体6の支持位置を上下に微調整するこ
とができる。
【0030】従って、先に説明した作業台21の上にケ
ーブルを支持し、そのケーブルに嵌め込んだ絶縁補強体
6を正確にケーブルの軸と同軸の位置に配置し、その
後、先に説明したスライドベース23をスライドさせる
ことによってケーブルの長手方向に自由に移動させるこ
とができる。これによって、比較的重量の重い絶縁補強
体を傷付けることなく自由に正確にケーブルの軸方向に
移動させ、円滑にケーブル接続作業を進めることができ
る。
【0031】本発明は以上の実施例に限定されない。上
記スライドベース23の上にはストレスコーン組立具や
絶縁補強体組立具の他、図示しない導体接続用の圧縮ス
リーブ圧縮工具等を着脱自在に固定するようにすること
ができる。これによって、例えば66〜77kVクラス
のCVケーブルのジョイントに、導体の断面積が200
0mm2 〜2500mm2 程度の圧縮スリーブを圧縮する場
合の作業でも、充分円滑に正確に行なうことができる。
しかも、この場合の圧縮処理によるスリーブの10mm程
度の伸びも、上記クリート部のスライドによって吸収さ
せることができる。もちろん、このクリート部はケーブ
ルを把持し、ケーブルの長手方向に自由にスライドする
構成とされていればよく、上記のようなレールでなくコ
ロや各種のガイドを用いる構成でもよい。
【0032】また、絶縁補強体を支えるための支持パネ
ル内面には、絶縁補強体と接する面にローラーを取り付
け、ローラーが回転することによって支持パネルを開閉
させても絶縁補強体の外周面に不要な力を加えることな
く、自由にその位置調整ができる構成とした。しかしな
がら、例えばその他の滑り易い柔らかい材料で絶縁補強
体を支えるようにしても差し支えない。また、スライド
ベース23をケーブル長手方向に移動させる手段は、チ
ェーン等を用いず、ギヤその他適当な駆動手段を使用し
て差し支えない。
【0033】
【発明の効果】以上説明した本発明のケーブル接続部組
立て装置は、作業台の両端部で接続処理対象となるケー
ブル端末を把持し、作業台の上でケーブル端末の長手方
向に移動自在とされたクリート部を有するので、導体圧
縮等の際にケーブル長手方向に加わる力を吸収しケーブ
ルの局部に無理な力が加わらず導体の変形等を防止でき
る。
【0034】また、作業台の中央部で、ケーブル端末に
装着される各種の付属品を処理するための組立具を、着
脱自在に搭載できるようにしたので、組立作業に合わせ
て適当な組立具をスライドベース上に乗せ替え、円滑に
作業を進めることができる。また、ストレスコーン組立
具は、ストレスコーンの外形に適合するような一対の押
圧面を貫通孔両内面に備えた筒状部を方向反転自在に、
着脱自在に把持するクランプを設けるようにしたので、
スライドベース上に取り付けることによって、ストレス
コーンを自由な方向にケーブルの長手方向に沿って移動
することができる。
【0035】更に、絶縁補強体組立具は、絶縁補強体の
側面をV字状に開いた内側面で支持する一対の支持パネ
ルを有し、調整機構によってV字状の開度を調整するよ
うにしたので、絶縁補強体の支持位置を自由に正確に微
調整することができ、しかもこれをスライドベース上で
スライドさせることによってケーブルの長手方向に容易
に傷を付けることなく移動させることができる。
【0036】上記のような構成により、本発明のケーブ
ル接続部組立て装置は、ケーブル接続作業を容易に正確
に、しかもケーブル等に無理が加わらないようにして進
めることができるため、ケーブル接続部の品質向上と作
業性の改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル接続部組立て装置の実施例を
示す斜視図である。
【図2】図2は本発明の装置を使用するケーブル接続部
組立手順説明用の図面で、(a)から(d)はそれぞれ
各段階でのケーブルや絶縁補強体等の側面図である。
【図3】本発明のケーブル接続部組立装置のスライドベ
ースを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図4】本発明のケーブル接続部組立装置の作業台両端
部分を示すもので、(a)は一方の端部の平面図、
(b)はその側面図、(c)は他方の端部の平面図、
(d)はその側面図である。
【図5】本発明の装置のストレスコーン組立具の正面図
である。
【図6】本発明の装置のストレスコーン組立具の一部縦
断側面図である。
【図7】本発明の装置のストレスコーン組立具の主要部
平面図である。
【図8】本発明の装置の絶縁補強体組立具の側面図であ
る。
【図9】本発明の装置の絶縁補強体組立具の平面図であ
る。
【図10】本発明の装置の絶縁補強体の正面図で、
(a)は絶縁補強体を搭載した場合の正面図、(b)は
支持パネルを開閉する場合の動作説明用正面図である。
【符号の説明】
21 作業台 22−1,22−2 クリート部 23 スライドベース 41 筒状部 45 クランプ 61 支持パネル 62 調整機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業台と、 前記作業台の両端部で、接続処理の対象となるケーブル
    端末を把持し、作業台上で前記ケーブル端末の長手方向
    に移動自在とされたクリート部と、 前記作業台の中央部で、前記ケーブル端末に装着される
    付属品を処理するための組立具を着脱自在に搭載して、
    前記ケーブル端末の長手方向に沿って移動自在とされる
    スライドベースとを備えたことを特徴とするケーブル接
    続部組立て装置。
  2. 【請求項2】 作業台上で、接続処理の対象となるケー
    ブル端末の長手方向に沿って移動自在とされたスライド
    ベースに搭載されるものであって、 前記作業台上に支持されたケーブル端末に対して装着さ
    れるストレスコーンの両端部の外形に適合するような、
    一対の押圧面を貫通孔両内面に備えた筒状部と、 この筒状部を方向反転自在に着脱自在に把持するクラン
    プとを有することを特徴とするケーブル接続部組立て装
    置。
  3. 【請求項3】 作業台上で、接続処理の対象となるケー
    ブル端末の長手方向に沿って移動自在とされたスライド
    ベースに搭載されるものであって、 前記作業台上に支持されたケーブル接続部を包囲するよ
    うに装着される絶縁補強体の側面を、V字状に開いた内
    側面で支持する一対の支持パネルと、 この支持パネルの前記V字状の開度を調整する調整機構
    とを有することを特徴とするケーブル接続部組立て装
    置。
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