JPH066925A - ケーブル接続部の形成方法 - Google Patents
ケーブル接続部の形成方法Info
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- JPH066925A JPH066925A JP15975992A JP15975992A JPH066925A JP H066925 A JPH066925 A JP H066925A JP 15975992 A JP15975992 A JP 15975992A JP 15975992 A JP15975992 A JP 15975992A JP H066925 A JPH066925 A JP H066925A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴム・プラスチックテ―プ巻回層間に巻き込
まれた空気を除去した状態で加熱架橋させることがで
き、接続部の耐電圧特性を向上させることができるケー
ブル接続部の形成方法を提供する。 【構成】 接続すべき一対の架橋ポリエチレン絶縁ケー
ブル11の導体接続部14上にケ―ブル絶縁体15に跨
って、ジクミルパーオキサイド(DCP)のような有機
過酸化物架橋剤の配合されたポリエチレンテ―プ16を
紡錘状に巻回し、その上に耐熱プラスチックからなる抑
えテ―プ17を巻回する。次いで、これらの外周に加熱
加圧容器18をパッキング19、19を介して密封被嵌
し、加熱加圧容器18内を真空引きした後、ガスボンベ
21から不活性ガスを封入し、さらに赤外線ランプを点
燈させて、加圧下でポリエチレンテ―プ16を加熱し、
融着、架橋させる。
まれた空気を除去した状態で加熱架橋させることがで
き、接続部の耐電圧特性を向上させることができるケー
ブル接続部の形成方法を提供する。 【構成】 接続すべき一対の架橋ポリエチレン絶縁ケー
ブル11の導体接続部14上にケ―ブル絶縁体15に跨
って、ジクミルパーオキサイド(DCP)のような有機
過酸化物架橋剤の配合されたポリエチレンテ―プ16を
紡錘状に巻回し、その上に耐熱プラスチックからなる抑
えテ―プ17を巻回する。次いで、これらの外周に加熱
加圧容器18をパッキング19、19を介して密封被嵌
し、加熱加圧容器18内を真空引きした後、ガスボンベ
21から不活性ガスを封入し、さらに赤外線ランプを点
燈させて、加圧下でポリエチレンテ―プ16を加熱し、
融着、架橋させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープ巻モールドによ
るケ―ブル接続部の形成方法に関する。
るケ―ブル接続部の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゴム・プラスチック絶縁ケ―
ブルを接続するにあたり、図2に示すように、接続すべ
き一対のケ―ブル1、1の端部を段剥して導体2、2を
露出させ、この露出させた導体2を接続スリ―ブ3によ
り圧縮接続して導体接続部4を形成し、この導体接続部
4上に必要により内部半導電層(図示せず)を設け、そ
の外周にケ―ブル絶縁体5、5に跨って有機過酸化物架
橋剤を含有するゴム・プラスチックテ―プ6を紡錘状に
巻回し、さらに、その外周に加熱加圧容器7を密閉被嵌
し、加熱加圧してゴム・プラスチックテ―プを融着、架
橋させる方法が知られている。
ブルを接続するにあたり、図2に示すように、接続すべ
き一対のケ―ブル1、1の端部を段剥して導体2、2を
露出させ、この露出させた導体2を接続スリ―ブ3によ
り圧縮接続して導体接続部4を形成し、この導体接続部
4上に必要により内部半導電層(図示せず)を設け、そ
の外周にケ―ブル絶縁体5、5に跨って有機過酸化物架
橋剤を含有するゴム・プラスチックテ―プ6を紡錘状に
巻回し、さらに、その外周に加熱加圧容器7を密閉被嵌
し、加熱加圧してゴム・プラスチックテ―プを融着、架
橋させる方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法においては、ゴム・プラスチックテ―プ巻回層
間に空気が巻き込まれた状態のまま加熱加圧されること
になるため、この空気中の酸素により、架橋の際に生じ
る架橋剤の分解残査の再分解が促進されて、接続部の耐
電圧特性が低下するという問題があった。
うな方法においては、ゴム・プラスチックテ―プ巻回層
間に空気が巻き込まれた状態のまま加熱加圧されること
になるため、この空気中の酸素により、架橋の際に生じ
る架橋剤の分解残査の再分解が促進されて、接続部の耐
電圧特性が低下するという問題があった。
【0004】本発明はこのような問題に対処してなされ
たもので、ゴム・プラスチックテ―プ巻回層間に巻き込
まれた空気を除去した状態で加熱架橋させることがで
き、接続部の耐電圧特性を向上させることができるケー
ブル接続部の形成方法を提供することを目的とする。
たもので、ゴム・プラスチックテ―プ巻回層間に巻き込
まれた空気を除去した状態で加熱架橋させることがで
き、接続部の耐電圧特性を向上させることができるケー
ブル接続部の形成方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、導体接続部お
よび段剥されたケーブル絶縁体に跨って架橋可能なゴム
・プラスチックテープを紡錘状に巻回し、その外周に加
熱加圧容器を密封被嵌し、加熱加圧して前記ゴム・プラ
スチックテープを融着、架橋させるケ―ブル接続部の形
成方法において、前記ゴム・プラスチックテープの加熱
加圧に先立って、前記加熱加圧容器内を真空引きするこ
とを特徴としている。
よび段剥されたケーブル絶縁体に跨って架橋可能なゴム
・プラスチックテープを紡錘状に巻回し、その外周に加
熱加圧容器を密封被嵌し、加熱加圧して前記ゴム・プラ
スチックテープを融着、架橋させるケ―ブル接続部の形
成方法において、前記ゴム・プラスチックテープの加熱
加圧に先立って、前記加熱加圧容器内を真空引きするこ
とを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明方法においては、加熱加圧容器内を真空
引きすることにより、ゴム・プラスチックテープ巻回層
間に巻き込まれていた空気が除去されるため、加熱架橋
の際の架橋分解残査の再分解が抑制され、耐電圧特性に
優れたケーブル接続部を形成することができる。
引きすることにより、ゴム・プラスチックテープ巻回層
間に巻き込まれていた空気が除去されるため、加熱架橋
の際の架橋分解残査の再分解が抑制され、耐電圧特性に
優れたケーブル接続部を形成することができる。
【0007】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
る。
【0008】図1は本発明の一実施例により形成される
過程にあるケーブル接続部を示す縦断面図である。
過程にあるケーブル接続部を示す縦断面図である。
【0009】この実施例においては、まず、接続すべき
一対のケ―ブル、たとえば架橋ポリエチレン絶縁ケーブ
ル11、11を段剥して導体12、12を露出させ、こ
の露出させた導体12を接続スリ―ブ13により圧縮接
続して導体接続部14を形成する。
一対のケ―ブル、たとえば架橋ポリエチレン絶縁ケーブ
ル11、11を段剥して導体12、12を露出させ、こ
の露出させた導体12を接続スリ―ブ13により圧縮接
続して導体接続部14を形成する。
【0010】次いで、この導体接続部14上にケ―ブル
絶縁体15、15に跨って、架橋可能なゴム・プラスチ
ックテープ、たとえばジクミルパーオキサイド(DC
P)のような有機過酸化物架橋剤の配合されたポリエチ
レンテ―プ16を紡錘状に巻回し、さらに、その上にポ
リテトラフルオロエチレン樹脂やポリイミド樹脂のよう
な耐熱プラスチックからなる抑えテ―プ17を巻回す
る。
絶縁体15、15に跨って、架橋可能なゴム・プラスチ
ックテープ、たとえばジクミルパーオキサイド(DC
P)のような有機過酸化物架橋剤の配合されたポリエチ
レンテ―プ16を紡錘状に巻回し、さらに、その上にポ
リテトラフルオロエチレン樹脂やポリイミド樹脂のよう
な耐熱プラスチックからなる抑えテ―プ17を巻回す
る。
【0011】続いて、これらの外周に加熱加圧容器18
をパッキング19、19を介して密封被嵌する。この加
熱加圧容器18の内壁には、赤外線ランプ20のような
加熱手段が配設され、また、上方中央部には、加熱加圧
容器18近傍に置かれたガスボンベ21から加熱加圧容
器18内に不活性ガスを供給するためのガス供給口22
が開口している。またさらに、加熱加圧容器18内を真
空引きするための真空ポンプ23が接続されており、加
熱加圧容器18を被嵌した後、真空ポンプ23により加
熱加圧容器18内を真空引きする。この真空引きによ
り、ポリエチレンテ―プ16の層間に巻き込まれていた
空気が除去される。こうして、テープ層間の空気が十分
に除去されたところで、加熱加圧を開始する。すなわ
ち、ガスボンベ21から窒素ガスのような不活性ガスを
封入した後、赤外線ランプを点燈させて、加圧下でポリ
エチレンテ―プ16を加熱し、融着、架橋させる。 こ
のような方法においては、真空引きによってポリエチレ
ンテ―プ16の層間に巻き込まれていた空気が除去され
た後、ポリエチレンテ―プ16が加熱加圧されるので、
架橋剤の分解残査の再分解が抑えられ、耐電圧特性に優
れたケーブル接続部が形成される。 なお、本発明は、
このような架橋ポリエチレン絶縁ケーブルの中間接続部
のみならず、導体接続部および段剥されたケーブル絶縁
体に跨って架橋可能なゴム・プラスチックテープを巻回
し、これを加熱架橋させて形成するケーブル接続部に広
く適用して特性のよい接続部を形成することができる
が、上記実施例で示したような、テープ層間に残存する
空気による架橋分解残査の再分解の促進、それにともな
う耐電圧特性の低下の著しいDCP配合のゴム・プラス
チックテープを、架橋可能なゴム・プラスチックテープ
として用いて形成するケーブル接続部に適用した場合
に、特に有用である。
をパッキング19、19を介して密封被嵌する。この加
熱加圧容器18の内壁には、赤外線ランプ20のような
加熱手段が配設され、また、上方中央部には、加熱加圧
容器18近傍に置かれたガスボンベ21から加熱加圧容
器18内に不活性ガスを供給するためのガス供給口22
が開口している。またさらに、加熱加圧容器18内を真
空引きするための真空ポンプ23が接続されており、加
熱加圧容器18を被嵌した後、真空ポンプ23により加
熱加圧容器18内を真空引きする。この真空引きによ
り、ポリエチレンテ―プ16の層間に巻き込まれていた
空気が除去される。こうして、テープ層間の空気が十分
に除去されたところで、加熱加圧を開始する。すなわ
ち、ガスボンベ21から窒素ガスのような不活性ガスを
封入した後、赤外線ランプを点燈させて、加圧下でポリ
エチレンテ―プ16を加熱し、融着、架橋させる。 こ
のような方法においては、真空引きによってポリエチレ
ンテ―プ16の層間に巻き込まれていた空気が除去され
た後、ポリエチレンテ―プ16が加熱加圧されるので、
架橋剤の分解残査の再分解が抑えられ、耐電圧特性に優
れたケーブル接続部が形成される。 なお、本発明は、
このような架橋ポリエチレン絶縁ケーブルの中間接続部
のみならず、導体接続部および段剥されたケーブル絶縁
体に跨って架橋可能なゴム・プラスチックテープを巻回
し、これを加熱架橋させて形成するケーブル接続部に広
く適用して特性のよい接続部を形成することができる
が、上記実施例で示したような、テープ層間に残存する
空気による架橋分解残査の再分解の促進、それにともな
う耐電圧特性の低下の著しいDCP配合のゴム・プラス
チックテープを、架橋可能なゴム・プラスチックテープ
として用いて形成するケーブル接続部に適用した場合
に、特に有用である。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明方法によれ
ば、導体接続部および段剥されたケーブル絶縁体に跨っ
て巻回された架橋可能なゴム・プラスチックテープを加
熱架橋するに先立って、テープ層間の空気が除去される
ので、耐電圧特性に優れたケーブル接続部を形成するこ
とができる。
ば、導体接続部および段剥されたケーブル絶縁体に跨っ
て巻回された架橋可能なゴム・プラスチックテープを加
熱架橋するに先立って、テープ層間の空気が除去される
ので、耐電圧特性に優れたケーブル接続部を形成するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例を説明するための縦断面図。
【図2】従来のケ―ブル接続部の形成方法を説明するた
めの縦断面図。
めの縦断面図。
11………架橋ポリエチレン絶縁ケーブル 14………導体接続部 15………ケ―ブル絶縁体 16………架橋剤が配合されたポリエチレンテ―プ 18………加熱加圧容器 20………赤外線ランプ 22………ガス供給口 23………真空ポンプ
Claims (1)
- 【請求項1】 導体接続部および段剥されたケーブル絶
縁体に跨って架橋可能なゴム・プラスチックテープを紡
錘状に巻回し、その外周に加熱加圧容器を密封被嵌し、
加熱加圧して前記ゴム・プラスチックテープを融着、架
橋させるケ―ブル接続部の形成方法において、前記ゴム
・プラスチックテープの加熱加圧に先立って、前記加熱
加圧容器内を真空引きすることを特徴とするケ―ブル接
続部の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15975992A JPH066925A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | ケーブル接続部の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15975992A JPH066925A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | ケーブル接続部の形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066925A true JPH066925A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=15700646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15975992A Pending JPH066925A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | ケーブル接続部の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066925A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1821374A3 (en) * | 2006-02-18 | 2008-08-13 | Tyco Electronics UK Ltd. | Apparatus and method for heating an infrared-initiated splice seal |
JP2010283964A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 接続方法及び接続装置 |
US10770873B2 (en) * | 2015-11-23 | 2020-09-08 | Nkt Hv Cables Ab | Flexible vulcanized joint between two electric power cables and process for producing said joint |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP15975992A patent/JPH066925A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1821374A3 (en) * | 2006-02-18 | 2008-08-13 | Tyco Electronics UK Ltd. | Apparatus and method for heating an infrared-initiated splice seal |
US7565067B2 (en) | 2006-02-18 | 2009-07-21 | Tyco Electronics Uk Ltd. | Apparatus and method for heating an infrared-initiated splice seal |
JP2010283964A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 接続方法及び接続装置 |
US10770873B2 (en) * | 2015-11-23 | 2020-09-08 | Nkt Hv Cables Ab | Flexible vulcanized joint between two electric power cables and process for producing said joint |
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