JPH0669223A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0669223A
JPH0669223A JP21903092A JP21903092A JPH0669223A JP H0669223 A JPH0669223 A JP H0669223A JP 21903092 A JP21903092 A JP 21903092A JP 21903092 A JP21903092 A JP 21903092A JP H0669223 A JPH0669223 A JP H0669223A
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Daisuke Iwai
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ベースメサ、ベース電極、コレクタ電極をマ
スク合せせず自己整合的に形成でき、素子を微細化し高
集積化及び高速化できる半導体装置製造法を提供する。 【構成】 エミッタ層6上に形成したエミッタ電極パタ
ーン9をマスクとしてエミッタ層6をエッチングし、エ
ミッタ層パターン6aを形成する。エミッタ電極パター
ン9及びエミッタ層パターン6aの側壁膜12を形成し
た後、側壁膜をマスクとしてベース層5からサブコレク
タ層3が露出するまでエッチングし、ベース層パターン
5a及びコレクタ層パターン4a(ベースメサ13)を
形成する。前記側壁膜12の下に対応する領域以外の領
域のサブコレクタ層3上にコレクタ電極14を形成し、
側壁膜12を除去し、エミッタ電極パターン9下に対応
する領域以外の領域のベース層パターン5a上にベース
電極を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に係り、詳しくは、電流駆動能力の高いヘテロ接合バイ
ポーラトランジスタ(HBT)の製造方法等に適用する
ことができ、特に、ベースメサ、ベース電極及びコレク
タ電極をマスク合わせなしで自己整合的に形成して素子
微細化及び高速化を実現することができる半導体装置の
製造方法に関する。
【0002】近年、HBTにおいては、高集積化及び高
速化を行うために、素子の微細化が必要不可欠となって
いる。特に、ベースメサ、ベース電極及びコレクタ電極
をマスク合わせなしで自己整合的に形成することができ
る半導体装置の製造方法が要求されている。
【0003】
【従来の技術】図5は従来のHBTの構造を示す断面図
である。図5において、31はGaAs(InP)等の基
板であり、32は基板31上に形成されたi−GaAs(I
nAlAs)等のバッファ層であり、33はバッファ層32
上に形成されたn+ −GaAs(InGaAs)等のサ
ブコレクタ層であり、34はサブコレクタ層33上に形成さ
れたn−GaAs(InGaAs)等のコレクタ層であ
る。次いで、35はコレクタ層34上に形成されたp+ −G
aAs(InGaAs)等のベース層であり、36はベー
ス層35上に形成されたn−AlGaAs(InAlA
s)等のエミッタ層であり、37はその上のn+ −InG
aAs等のキャップ層38とエミッタ層36の格子整合をと
るためのn−InGaAlAs等の傾斜組成層である。
そして、39はキャップ層38、傾斜組成層37及びエミッタ
層36側壁に形成されたSiO2 等のサイドウォールとも
言われる側壁絶縁膜であり、40はキャップ層38上に形成
されたTi/Pt/Au等のエミッタ電極であり、41は
ベース層35上に形成されたTi/Pt/Au等のベース
電極であり、42はサブコレクタ層33上に形成されたTi
/Pt/Au等のコレクタ電極である。なお、エミッタ
メサは、キャップ層38、傾斜組成層37及びエミッタ層36
から形成されており、ベースメサはベース層35とコレク
タ層34から形成されている。
【0004】この従来の半導体装置の製造方法では、側
壁絶縁膜39が形成されたエミッタメサに対してベース電
極41をマスク合わせなしで自己整合的に形成することで
ベースメサを小さくし、ベース・コレクタ容量を減らし
て高速化を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の半導体装置の製造方法では、ベース電極41を側壁絶縁
膜39が形成されたエミッタメサに対して自己整合的に形
成しているが、一方ベースメサとコレクタ電極42はマス
ク合わせを利用するマスクパターニングを用いて形成し
ていた。このため、ベースメサとコレクタ電極42を形成
する際、位置合わせ余裕(誤差)を考慮してマスク合わ
せをしなければならず、その分素子が大きくなってしま
い、素子微細化の点で問題があった。
【0006】そこで本発明は、ベースメサ、ベース電極
及びコレクタ電極をマスク合わせなしで自己整合的に形
成することができ、素子を微細化して高集積化及び高速
化することができる半導体装置の製造方法を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体装置
の製造方法は上記目的達成のため、1導電型の第1の半導
体の層よりなるコレクタ又はエミッタ層、該コレクタ又
はエミッタ層上に反対導電型の第2の半導体層よりなる
ベース層及び該ベース層上に前記第2の半導体と異なる
1導電型の第3の半導体層よりなるエミッタ又はコレク
タ層を形成する工程と、次いで、該1導電型の第3の半
導体層よりなるエミッタ又はコレクタ層上にエミッタ又
はコレクタ電極を形成する工程と、次いで、前記1導電
型の第3の半導体層よりなるエミッタ又はコレクタ層を
エッチング除去するとともにエミッタ又はコレクタ層の
前記エミッタ又はコレクタ電極縁部下部領域をアンダー
エッチングしエミッタ又はコレクタ電極を有する凸状部
よりなるエミッタ又はコレクタ層を形成する工程と、次
いで、該エミッタ又はコレクタ電極及び該エミッタ又は
コレクタ層側壁に側壁膜を形成する工程と、次いで、該
側壁膜をマスクとし、前記反対導電型の第2の半導体層
よりなるベース層から、1導電型のサブコレクタ又はサ
ブエミッタ層が露出するまでエッチングしてベース層及
びコレクタ又はエミッタ層を形成する工程と、次いで、
該側壁膜下に対応する領域以外の領域の該サブコレクタ
又はサブエミッタ層状にコレクタ又はエミッタ電極を形
成する工程と、次いで、該側壁膜を除去する工程と、次
いで、該ベース層上にベース電極を形成する工程を含む
ものである。
【0008】本発明においては、1導電型の第1の半導
体層よりなるコレクタ又はエミッタ層形成後、コレクタ
又はエミッタ層を埋め込み、かつ該ベース層上まで平坦
化するように絶縁膜を形成する工程と、次いで、該ベー
ス電極形成後,該エミッタ又はコレクタ層を埋め込み,
かつ該エミッタ又はコレクタ電極まで平坦化するように
絶縁膜を形成する工程を含むようにするのが好ましく、
この時、前記ベース電極を、前記ベース層上及び前記絶
縁膜上に形成する工程を含むようにするのが好ましい。
この場合、ベースメサのベース層上と前記絶縁膜上にま
でベース電極を形成することができ、十分な配線容量を
保ったまま外部に引き出すことができる。このため、ベ
ースメサを自己整合的にできるだけ小さく形成すること
ができる。
【0009】本発明に係るエミッタ電極には、WSi等
の高融点金属を用いるのが好ましい。
【0010】
【作用】本発明では、後述する実施例の図1〜4に示す
如く、エミッタキャップ層8上にエミッタ電極パターン
9を形成し、エミッタ電極パターン9をマスクとしてエ
ミッタキャップ層8、傾斜組成層7及びエミッタ層6を
エッチングしてキャップ層パターン8a、傾斜組成層パ
ターン7a及びエミッタ層パターン6aからなるエミッ
タメサ11を形成した後、このエミッタメサ11側壁に側壁
絶縁膜12を形成したため、この側壁絶縁膜12がその側壁
に形成されたエミッタメサ11に対してベース層パターン
5a及びコレクタ層パターン4aからなるベースメサ13
をマスク合わせなしで自己整合的に形成することができ
る。このため、従来のマスクパターニングによりベース
メサを形成する場合よりもベースメサ13を微細化するこ
とができるので、ベース・コレクタ接合面積を縮小する
ことができ、ベース・コレクタ容量を大幅に低減でき
る。これは、高速性の指標であるfT , MAX を大きく
することにつながり高速化を実現することができる。ま
た、エミッタ電極パターン9がその上に形成されたエミ
ッタメサ11に対してベース電極16をマスク合わせなしで
自己整合的に形成することができるため、ベース電極16
とエミッタ・ベース接合の距離を大幅に短縮することが
できる。このため、ベース抵抗を低減することができ
る。更に、側壁絶縁膜12がその上に形成されたベースメ
サ13に対してコレクタ電極となる導電性膜14を自己整合
的に形成することができるため、コレクタを微細化する
ことができる。従って、素子全体を微細化することがで
き、高集積化及び高速化することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜4は本発明の一実施例に則した半導体装置の製造方
法を説明する図である。図1〜4において、1は半絶縁
性InP(GaAs)等の基板であり、2は基板1上に
形成されたi−InAlAs(GaAs)等のバッファ
層であり、3はバッファ層2上に形成されたn+ −In
GaAs(GaAs)等のサブコレクタ層であり、3a
はサブコレクタ層3がエッチングされ形成されたコレク
タメサとなるサブコレクタ層パターンであり、4はサブ
コレクタ層3上に形成されたi−InGaAs(n−G
aAs)等のコレクタ層であり、4aはコレクタ層4が
エッチングされ形成されたコレクタ層パターンである。
次いで、5はコレクタ層4上に形成されたp+ −InG
aAs(GaAs)等のベース層であり、5aはベース
層5がエッチングされ形成されたベース層パターンであ
り、6はベース層5上に形成されたn−AlGaAs
(InAlAs(AlGaAs)等のエミッタ層であ
り、6aはエミッタ層6がエッチングされ形成されたエ
ミッタ層パターンであり、7はその上のn+ −InGa
As等のキャップ層8とエミッタ層6の格子接合をとる
ためのn−InGaAlAs等の傾斜組成層であり、7
aは傾斜組成層7がエッチングされ形成された傾斜組成
層パターンであり、8aはキャップ層8がエッチングさ
れ形成されたキャップ層パターンである。
【0012】次いで、9、10はキャップ層8上に順次形
成されたWSi等のエミッタ電極パターン、SiO2
の絶縁膜パターンであり、11はキャップ層パターン8
a、傾斜組成層パターン7a及びエミッタ層パターン6
aから構成されるエミッタメサであり、12はエミッタ電
極パターン9及びエミッタメサ11側壁に形成されたSi
2 等のサイドウォールとも言われる側壁絶縁膜であ
り、13はベース層パターン5a及びコレクタ層パターン
4aからなるベースメサである。次いで、14は側壁絶縁
膜12下に対応する領域以外の領域のサブコレクタ層3上
に形成されたTi/Pt/Au等のコレクタ電極となる
導電性膜であり、14aは導電性膜14がエッチングされ形
成されたコレクタ電極パターンであり、15はベースメサ
13及びコレクタ電極パターン14aを埋め込むようにベー
スメサ13上面まで形成されたポリイミド等の平坦化用の
絶縁膜である。次いで、16はエミッタ電極パターン9上
と絶縁膜15上にまで形成されたTi/Pt/Au等のベ
ース電極であり、16aはベース電極16を形成する際にエ
ミッタ電極パターン9上にも同時に形成されたTi/P
t/Au等の導電性膜である。
【0013】そして、17は表面平坦化用のポリイミド等
の絶縁膜であり、18は開口部17a内のコレクタ電極14a
及び開口部17b内のベース電極16とコンタクトするよう
に形成されたTi/Au等の導電性膜であり、18aは導
電性膜18がエッチングされ形成された配線層パターンで
ある。次に、その半導体装置の製造方法について説明す
る。
【0014】まず、図1(a)に示すように、MBEあ
るいはMOCVD法等によりInP基板1上にi−In
AlAs、n+ −InGaAs、i−InGaAs、p
+ −InGaAs、n−InAlAs、n−InAlA
sn−InGaAlAs及びn+ −InGaAsを順次
堆積して膜厚2000Åのi−InAlAsバッファ層
2、膜厚3500Åのn+ −InGaAsサブコレクタ
層3、膜厚3000Åのn−InGaAsコレクタ層
4、膜厚700Åのp+ −InGaAsベース層5、膜
厚1200Åのn−InAlAsエミッタ層6、膜厚5
00Åのn−InGaAlAs傾斜組成層7及び膜厚1
500Åのn+ −InGaAsキャップ層8を形成す
る。
【0015】次に、図1(b)に示すように、CVD法
等によりキャップ層8上にWSi、SiO2 を順次堆積
してエミッタ電極となる高融点金属膜及び膜厚6000
Åの絶縁膜を形成し、絶縁膜上にレジストを塗布し、露
光・現像によりエミッタ電極に対応する領域が残るよう
にレジストパターニングを行ってレジストマスクを形成
し、このレジストマスクを用い、RIE等によりSiO
2 絶縁膜及びWSi高融点金属膜を異方性エッチングし
てSiO2 絶縁膜10及びWSiエミッタ電極9を形成す
る。次いで、レジストマスクを除去する。なお、このレ
ジストマスクはここでは除去せずに次の工程のウェット
エッチング後に除去してもよい。
【0016】次に、図1(c)に示すように、絶縁膜パ
ターン10及びエミッタ電極パターン9をマスクとし、リ
ン酸系等の溶液でキャップ層8、傾斜組成層7及びエミ
ッタ層6をウェットエッチングして、キャップ層8a、
傾斜組成層7a及びエミッタ層6aを形成する。この
時、キャップ層8a、傾斜組成層7a及びエミッタ層6
aからなるエミッタメサ11が形成される。エミッタメサ
11は、ウェットエッチングによりサイドエッチングが入
るため、マスクのエミッタ電極パターン9幅よりも小さ
い幅で形成される。
【0017】次に、図2(d)に示すように、CVD法
等により全面にSiO2 を堆積して膜厚1μmの絶縁膜
を形成した後、RIE等により絶縁膜を異方性エッチン
グしてエミッタ電極パターン9及びエミッタメサ11側壁
に側壁絶縁膜12を形成する。この時、図2(d)に示す
如く、エミッタ電極パターン9上にはSiO2 膜を薄く
残した状態にしているが、このように、エミッタ電極9
上にSiO2 膜を薄く残してエッチングを止めているの
は、上記ドライエッチング時のエミッタ電極パターン9
へのダメージを受け難くすることができ好ましいからで
ある。なお、エミッタ電極パターン9表面を露出するま
でエッチングして次の工程に移ってもよいのは言うまで
もない。
【0018】次に、図2(e)に示すように、側壁絶縁
膜12をマスクとし、リン酸系等の溶液でベース層5から
サブコレクタ層3が露出するまでウェットエッチングし
てベース層パターン5a及びコレクタ層パターン4aを
形成する。この時、ベース層パターン5a及びコレクタ
層パターン4aからなるベースメサ13が形成される。ま
た、ベースメサ13は、ウェットエッチングによりサイド
エッチングが入るため、マスクの側壁絶縁膜12の両端の
幅よりも小さい幅で形成される。次いで、蒸着法等によ
り側壁絶縁膜12下に対応する領域以外の領域のサブコレ
クタ層3上にTi/Pt/Au/Ti(膜厚100Å/
500Å/1300Å/100Å)を堆積して膜厚20
00Åのコレクタ電極となる導電性膜14を形成する。こ
の時、側壁絶縁膜12上にもコレクタ電極となる導電性膜
14が形成される。
【0019】次に、図2(e)に示すように、全面にレ
ジストを塗布し、露光・現像によりコレクタ電極が形成
される領域に対応する領域が残るようにレジストパター
ニングを行ってレジストマスクを形成し、イオンミリン
グ法、RIE法等によりこのレジストマスクを用い、導
電性膜14を異方性エッチングしてコレクタ電極パターン
14aを形成する。次いで、レジストマスクを除去する。
次いで、コレクタ電極14a形成後、このコレクタ電極14
a及び導電性膜14をマスクとし、リン酸系等の溶液でサ
ブコレクタ層3からバッファ層2が露出するまでウェッ
トエッチングしてコレクタメサとなるサブコレクタ層パ
ターン3aを形成する。
【0020】次に、図3(g)に示すように、全面にス
ピンコート法によりポリイミドを塗布して絶縁膜15を形
成し、RIE等により絶縁膜15をベースメサ13上面まで
エッチバックして表面を平坦化する。この時、ベースメ
サ13及びコレクタ電極14aが絶縁膜15で埋め込まれる。
次に、図3(h)に示すように、エミッタ電極9が形成
されている領域とベース電極が形成される領域以外の領
域に2層レジストを形成し、この2層レジストをマスク
とし、蒸着法等により(エミッタ電極9と2層レジスト
間の)ベース層5a及び絶縁膜15上にTi/Pt/Au
/Ti(膜厚100Å/300Å/1300Å/100
Å)を堆積して膜厚2000Åのベース電極16を形成す
る。この時、エミッタ電極パターン9及び2層レジスト
上にもTi/Pt/Au/Ti等からなる導電性膜16a
が形成される。次いで、2層レジストを除去する。この
時、2層レジスト上に形成された導電性膜16aも除去さ
れる。
【0021】次に、図3(i)に示すように、全面にス
ピンコート法によりポリイミドを塗布して絶縁膜17を形
成し、RIE等により絶縁膜17を導電性膜16aが露出す
るまでエッチバックして表面を平坦化する。次に、図4
(j)に示すように、RIE等により絶縁膜17をエッチ
ングしてコレクタ電極パターン14aが露出される開口部
17aを形成するとともに、絶縁膜17をエッチングしてベ
ース電極16が露出される開口部17bを形成した後、蒸着
法等により開口部17a内のコレクタ電極14a、開口部17
b内のベース電極16とコンタクトするようにTi/Au
を堆積して膜厚1.2μmの導電性膜18を形成する。
【0022】そして、導電性膜18をパターニングするこ
とにより開口部17a内のコレクタ電極パターン14a、及
び開口部17b内のベース電極16と各々コンタクトされる
配線層パターン18aを形成することにより、図4(k)
に示すような半導体装置を得ることができる。このよう
に、本実施例では、キャップ層8上にエミッタ電極パタ
ーン9を形成し、このエミッタ電極パターン9をマスク
としてキャップ層8、傾斜組成層7及びエミッタ層6を
エッチングしてキャップ層パターン8a、傾斜組成層パ
ターン7a及びエミッタ層パターン6aからなるエミッ
タメサ11を形成した後、エミッタメサ11側壁に側壁絶縁
膜12を形成したため、この側壁絶縁膜12が形成されたエ
ミッタメサ11に対してベース層パターン5a及びコレク
タ層パターン4aからなるベースメサ13をマスク合わせ
なしで自己整合的に形成することができる。このため、
従来のマスク合わせを用いるマスクパターニングにより
ベースメサを形成する場合よりもベースメサ13を微細化
することができるので、ベース・コレクタ接合面積を縮
小することができ、ベース・コレクタ容量を大幅に低減
することできる。これは、高速性の指標であるfT ,
MAX を大きくすることにつながり高速化を実現すること
ができる。また、エミッタ電極パターン9がその上に形
成されたエミッタメサ11に対してベース電極16をマスク
合わせなしで自己整合的に形成することができるため、
ベース電極16とエミッタ・ベース接合の距離を大幅に短
縮することができる。このため、ベース抵抗を低減する
ことができる。また、側壁絶縁膜12がその上に形成され
たベースメサ13に対してコレクタ電極となる導電性膜14
を自己整合的に形成することができるため、コレクタを
微細化することができる。しかも、この導電性膜14がパ
ターニングされたコレクタ電極パターン14aをマスクと
してコレクタメサとなるサブコレクタ層パターン3aを
形成することができるため、従来のマスクパターニング
でコレクタメサを形成する場合よりもベースメサに対し
てコレクタメサを接近させることができる。従って、素
子全体を微細化でき、高集積化及び高速化することがで
きる。
【0023】なお、上記実施例では、InGaAs/G
aAs系の化合物半導体を用いて構成する場合について
説明したが、例えばAlGaAs/GaAs系等の化合
物半導体で構成してもよいし、これら以外の化合物半導
体を用いてもよい。また、化合物半導体には限らず、S
iGe等の半導体で構成してもよい。上記実施例では、
コレクタ層4にn−GaAsあるいはi−InGaAs
を用いたが、これには限らず、例えばi−GaAsやn
−InGaAs等を用いてもよい。
【0024】上記実施例では、エミッタ電極パターン9
上の堆積物及びエミッタメサ11側壁の側壁絶縁膜12にS
iO2 を用いたが、これには限らず、例えばSiNx等
を用いてもよい。上記実施例では、エピ構造は上からエ
ミッタ、ベース、コレクタとなっているがこれには限ら
ず上からコレクタ、ベース、エミッタの順のコレクタア
ップ構造であってもよい。
【0025】上記実施例では、ヘテロ接合バイポーラト
ランジスタを例にとっているが、これには限らずその他
のメサを有する半導体装置であってもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、ベースメサ、ベース電
極及びコレクタ電極をマスク合わせなしで自己整合的に
形成することができ、素子を微細化して高速化すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に則した半導体装置の製造方
法を説明する図である。
【図2】本発明の一実施例に則した半導体装置の製造方
法を説明する図である。
【図3】本発明の一実施例に則した半導体装置の製造方
法を説明する図である。
【図4】本発明の一実施例に則した半導体装置の製造方
法を説明する図である。
【図5】従来例のHBTの構造を示す断面図である。
【符号の説明】 1 基板 2 バッファ層 3 サブコレクタ層 3a サブコレクタ層 4 コレクタ層 4a コレクタ層 5 ベース層 5a ベース層 6 エミッタ層 6 エミッタ層 7 傾斜組成層 7a 傾斜組成層 8 キャップ層 8a キャップ層 9 エミッタ電極 10 絶縁膜 11 メミッタメサ 12 側壁絶縁膜 13 ベースメサ 14 導電性膜 14a コレクタ電極 15 絶縁膜 16 ベース電極 16a 導電性膜 17 絶縁膜 17a 開口部 17b 開口部 18 導電性膜 18a 配線層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1導電型の第1の半導体の層よりなるコ
    レクタ又はエミッタ層(4)、該コレクタ又はエミッタ
    層(4)上に反対導電型の第2の半導体層よりなるベー
    ス層(5)及び該ベース層(5)上に前記第2の半導体
    と異なる1導電型の第3の半導体層よりなるエミッタ又
    はコレクタ層(6)を形成する工程と、 次いで、該1導電型の第3の半導体層よりなるエミッタ
    又はコレクタ層上にエミッタ又はコレクタ電極(9)を
    形成する工程と、 次いで、該エミッタ又はコレクタ電極(9)をマスクと
    し、前記1導電型の第3の半導体層よりなるエミッタ又
    はコレクタ層(6)をエッチング除去するとともにエミ
    ッタ又はコレクタ層(6)の前記エミッタ又はコレクタ
    電極(9)縁部下部領域をアンダーエッチングしエミッ
    タ又はコレクタ電極(9)を有する凸状部よりなるエミ
    ッタ又はコレクタ層(6a)を形成する工程と、 次いで、該エミッタ又はコレクタ電極(9)及び該エミ
    ッタ又はコレクタ層(6a)側壁に側壁膜(12)を形成
    する工程と、 次いで、該側壁膜(12)をマスクとし、前記反対導電型
    の第2の半導体層よりなるベース層(5)から、1導電
    型のサブコレクタ又はサブエミッタ層(3)が露出する
    までエッチングしてベース層(5a)及びコレクタ又は
    エミッタ層(4a)を形成する工程と、 次いで、該側壁膜(12)下に対応する領域以外の領域の
    該サブコレクタ又はサブエミッタ層(3)上にコレクタ
    又はエミッタ電極(14)を形成する工程と、 次いで、該側壁膜(12)を除去する工程と、 次いで、該ベース層(5a)上にベース電極(16)を形
    成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 1導電型の第1の半導体層よりなるコレ
    クタ又はエミッタ層(14a)形成後、コレクタ又はエミ
    ッタ層(14a)を埋め込み、かつ該ベース層(5a)上
    まで平坦化するように絶縁膜(15)を形成する工程と、 次いで、該ベース電極(16)形成後、該エミッタ又はコ
    レクタ層(6a)を埋め込み、かつ該エミッタ又はコレ
    クタ電極(9)上まで平坦化するように絶縁膜(17)を
    形成する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の半
    導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ベース電極(14)を、前記ベース層
    (5)上及び前記絶縁膜(15)上に形成する工程を含む
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体装置の製造方
    法。
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