JPH0668842B2 - 光記録再生装置 - Google Patents

光記録再生装置

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JPH0668842B2
JPH0668842B2 JP31693488A JP31693488A JPH0668842B2 JP H0668842 B2 JPH0668842 B2 JP H0668842B2 JP 31693488 A JP31693488 A JP 31693488A JP 31693488 A JP31693488 A JP 31693488A JP H0668842 B2 JPH0668842 B2 JP H0668842B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、情報記録時の欠陥を検出する光記録再生装置
に関し、特に、安定な記録および再生を行なうためのフ
ォーカシングエラー検出に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、光学的手段例えばレーザビームを用いて、回
転するディスク形状の情報記録媒体に、同心円状又は螺
旋状に情報を記録再生する光記録再生装置はよく知られ
ており、既に実用化されている。この種の装置は、磁気
ディスク装置と比べて高密度記録が可能であり、記録容
量が大きいという利点があるが、その一方では、磁気デ
ィスクと比べて情報記録媒体の欠陥が多いため、記録さ
れた情報の信頼性を確保するための機能が必要とされて
いる。
このため、情報が記録された直後に情報記録媒体を1回
転させて再生信号を検出し、情報記録欠陥の有無を判定
する方法が考えられるが、欠陥検出のために1回転分の
時間を要する欠点がある。これを防ぐため、近年では実
時間で再生信号を検出できる光記録再生装置が考えられ
ている。
第5図は、例えば「光メモリシンポジウム'85」論文集
の第107〜112頁に記載された上述の如き従来の光記録再
生装置の構成及びその光路を示す構成図である。
同図において、参照符号1は2つの発光源を有する2ビ
ーム半導体レーザ素子であり、第6図に示すように、互
いに平行な記録用ビーム2(破線にて示す)及び再生用
ビーム3(実線にて示す)を出射するように構成されて
いる。なお、ここでは一素子に2つの活性領域を有する
アレイ形の2ビーム半導体レーザ素子1を示している
が、各ビーム2及び3を独立に駆動できるものであれ
ば、通常の1つの活性領域を有する素子を2個並列に配
置した構成としてもよい。
4は2ビーム半導体レーザ素子1のビーム出射側に配置
されたコリメータレンズ、5はコリメータレンズ4を通
過したビームが通過するように配置された偏光ビームス
プリッタ、6は偏光ビームスプリッタ5を透過したビー
ムを上方に向けるための反射ミラーである。
7は反射ミラー6により反射されたビームを偏光して対
物レンズ8へ導く1/4波長板、9は対物レンズ8に近
接して配置されたディスク状の情報記録媒体(図では一
部を示してある)であり、1/4波長板7及び対物レン
ズ8は反射ミラー6と情報記録媒体9との間に配置され
ている。
10は情報記録媒体9の情報記録方向に沿って形成された
案内溝(トラック)、11及び12は案内溝10に沿って照射
される各ビーム2及び3によって形成される記録用スポ
ット及び再生用スポットである。
13は偏光ビームスプリッタ5で反射されたビームを反射
光及び透過光に分割するハーフミラープリズム、14は上
下に分割された2つの受光面14a及び14bを有し、ハーフ
ミラープリズム13を透過したビームを受光する2分割光
検知器である。
15はハーフミラープリズム13で反射されたビームを集束
する凸レンズ、16は凸レンズ15からのビームのうち再生
用ビーム3のみを通過させるピンホール17を有するピン
ホールミラー、18はピンホール17を通過した再生用ビー
ム3を分割するハーフミラープリズム、19はハーフミラ
ープリズム18を透過した再生用ビーム3の光路上に配置
され情報記録媒体9の径方向にナイフエッジ19aを有す
るナイフ、20はナイフエッジ19aに対応してそれに平行
な分割線を有する2つの受光面20a及び20bを有し、ナイ
フ19を介した再生用ビーム3を受光する2分割光検知器
である。
21はピンホールミラー16で反射された記録用ビーム2を
受光して記録用ビームのモニタ信号Eを発生する光検知
器、22はハーフミラープリズム18で反射された再生用ビ
ーム3を受光して再生出力Cを発生する光検知器、23は
光検知器22からの再生出力Cから再生信号Dを得るため
の再生信号検出回路である。
24は記録信号Aをパルス列として出力する記録信号発生
回路、25は記録信号Aに基づいて2ビーム半導体レーザ
1を駆動するドライバ回路である。
26は2分割光検知器14の出力信号の差TEを検出する差動
増幅器であり、2分割光検知器14の各受光面14a及び14b
からの出力信号が入力されている。27は2分割光検知器
20の出力信号の差FEを検出する差動増幅器であり、各受
光面20a及び20bからの出力信号が入力されている。
なお、2分割光検知器14及び差動増幅器26は、後述する
プッシュプル法と呼ばれる周知のトラッキングエラー検
出光学系を構成し、ナイフ19、2分割光検知器20及び差
動増幅器27は後述するナイフエッジ法と呼ばれる周知の
フォーカシングエラー検出光学系を構成している。
第7図は情報記録媒体9上の記録用スポット11及び再生
用スポット12を詳細に示す斜視図である。なお、ここで
は、各スポット11及び12を案内溝10の間に照射して記録
再生する場合を示したが、案内溝10上に照射して記録再
生してもよい。
第7図において、lは記録用スポット11とこれに後行す
る再生用スポット12との情報記録媒体9上での間隔、矢
印は情報記録媒体9の回転移動方向、28は記録用スポッ
ト11によって情報記録媒体9上に書き込まれるピットを
それぞれ示している。
次に、上述の如く第5図〜第7図に示した従来の光記録
再生装置の動作について説明する。
まず、第8図(a)に示すような記録信号Aが発生する
と、この記録信号Aに基づいて2ビーム半導体レーザ1
が駆動される。2ビーム半導体レーザ1から出射した記
録用ビーム2及び再生用ビーム3は、コリメータレンズ
4により平行光束の平行ビームとなり、偏光ビームスプ
リッタ5、反射ミラー6、1/4波長板7及び対物レン
ズ8を介して情報記録媒体9に照射され、第7図に示す
ような記録用スポット11及び再生用スポット12となる。
記録用スポット11は、第8図(a)に示す如く記録信号
Aの記録情報(例えばパルス幅)を含んでおり、第8図
(b)に示す如くこれに応じた形状Bのピット28を情報
記録媒体9上に順次形成する。一方、記録用スポット11
から距離lだけ後行する再生用スポット12は、一定の光
強度で駆動されており、書込まれたピット28を、距離l
に対応した時間tl(数μ秒)後に再生していく。
即ち、記録用スポット11は情報記録媒体9の表面で反射
されると共に、ピット28を形成し、再生用スポット12は
ピット28が形成された直後の情報記録媒体9の表面で反
射される。情報記録媒体9で反射された記録用ビーム2
及び再生用ビーム3は、再び対物レンズ8及び1/4波
長板7を透過するが、1/4波長板7を往復することに
よって偏光方向が90°回転するため、偏光ビームスプリ
ッタ5で反射される。
続いて、各ビーム2及び3はハーフミラープリズム13で
反射されるが、その一部はハーフミラープリズム13を透
過して後述するトラッキングエラー検出光学系に入力さ
れ、情報記録媒体9に照射されるビームのトラッキング
エラー補正用に用いられる。
ハーフミラープリズム13で反射された各ビーム2及び3
は、凸レンズ15で収束された後、記録用ビーム2はピン
ホールミラー16で反射され、再生用ビーム3はピンホー
ル17を通過してハーフミラープリズム18で反射される。
なおこの際、再生用ビーム3の一部はハーフミラープリ
ズム18を透過して後述するフォーカシングエラー検出光
学系に入力され、情報記録媒体9に照射されるビームの
フォーカシングエラー補正用に用いられる。
ピンホールミラー16で反射された記録用ビーム2は、光
検知器21で受光されて記録信号Aに対応したモニタ信号
Eとして検出され、情報記録媒体9及び光路などの障害
の有無の判定に用いられる。
一方、ハーフミラープリズム18で反射された再生用ビー
ム3は、光検知器22で受光されてピット形状Bに対応し
た第8図(c)に示す如き再生出力Cとして検出され、
更に再生信号検出回路23で波形処理されて第8図(d)
に示す如きパルス列状の再生信号Dとして検出される。
こうして得られた再生信号Dは、記録信号Aと比較さ
れ、情報記録の欠陥の有無の判定に用いられる。
ここでは、ピット28が形成されることにより情報記録媒
体9の反射率が低下する場合を示したが、ピット28によ
り反射率が増大する情報記録媒体9であっても、同様に
情報記録状態を判定することができる。
なお再生信号Dは、記録信号Aに対し時間tlだけ遅れて
いるが、時間tlが数μ秒のオーダであるからほぼ実時間
で記録欠陥の有無の判定ができると考えられる。
情報記録媒体9に記録された情報を再生するときには、
2ビーム半導体レーザ素子1から再生用ビーム3のみを
出射し、再生信号検出回路23で検出すればよい。
次に第9図を参照して、ナイフ19、2分割光検知器20及
び差動増幅器27にて構成されるナイフエッジ法によるフ
ォーカシングエラー検出光学系の動作について説明す
る。なお、第9図にはフォーカシングエラー検出の原理
説明に必要な部分のみを示してある。
第9図(a)は情報記録媒体9が対物レンズ8に対し合
焦点Fにある状態を示しており、ナイフエッジ19aを
境界にしてナイフ19によって半円断面形状となった再生
用ビーム3は、2分割光検知器20の2つの受光面20a、2
0bの分割線上に集光される。この場合、差動増幅器27の
出力信号FEは零(FE=0)となる。
第9図(b)は情報記録媒体9が対物レンズ8の合焦点
よりも遠い位置にある状態を示しており、ナイフエ
ッジ19aを境界にしてナイフ19によって一部が遮光され
た再生用ビーム3は受光面20aに入射するため、差動増
幅器27から得られる出力信号FEは正(FE>0)となる。
逆に、第9図(c)は情報記録媒体9が対物レンズ8の
合焦点Fよりも近い位置にある状態を示しており、再
生用ビーム3は受光面20bに入射するため、差動増幅器2
7から得られる出力信号FEは負(FE<0)となる。
従って、差動増幅器27の出力信号FEの正負及びその絶対
値から焦点ずれの方向と大きさが得られる。
次に第10図を参照して、2分割光検知器14及び差動増幅
器26にて構成されるプッシュプル法によるトラッキング
エラー検出光学系の動作について説明する。なお、第10
図にはトラッキングエラー検出の原理説明に必要な部分
のみを示してある。また情報記録媒体9はその径方向
(X方向)を図上で上下方向に、厚み方向(Z方向)を
図上で左右方向として示してある。更に、第10図(a)
はトラッキングのずれがない場合、同(b)は案内溝10
が+X方向にずれた場合、同(c)は−X方向にずれた
場合を示す。
第10図(a)〜(c)において、案内溝10の両縁によっ
てそれぞれ回折された1次回折光の分布は、曲線29,30
で示される。また第10図(d),(e),(f)は、そ
れぞれ同図(a),(b),(c)における2分割光検
知器26の2つの受光面14a,14bにおける入射光の形状を
示す。なお、2つの受光面14a,14bの分割線の方向(情
報記録媒体9の回転移動方向Y=トラック方向)を左右
方向として示してある。入射光の外径形状は、再生用ビ
ーム3と記録用ビーム2のそれぞれ円形形状の中心が、
2つの受光面14a,14bの分割線上に位置し、かつ分割線
に沿った方向に互いにずれたものとなる。1次回折光の
分布29,30を図中の斜線部で示している。
第10図(a),(d)に示すような、トラッキングのず
れが無い場合、情報記録媒体9に設けられた案内溝10の
両縁による1次回折光分布29と30の割合は互いに等し
く、従って同図(d)に示す2分割光検知器14の2つの
受光面14a,14bからの出力が等しくなり、差動増幅器26
の出力信号TEは零(TE=0)となる。また、第10図
(b),(e)に示すように、案内溝10が+X方向にず
れた場合、案内溝10の両縁による1次回折光分布29と30
が互いに等しくなくなり、同図(e)に示すように受光
面14aに光強度分布が偏よるため、差動増幅器26の出力
信号TEは正(TE>0)となる。
一方、同図(c),(f)に示すように、案内溝10が−
X方向にずれた場合、1次回折光分布29,30の偏りが+
X方向にずれた場合とは逆方向となり、差動増幅器26の
出力信号TEは負(TE<0)となる。従って、差動増幅器
26の出力信号TEの正負及びその絶対値から記録用スポッ
ト11と再生用スポット12の案内溝10に対するずれの方向
と大きさが得られる。
なお、情報記録媒体9の方向を示したがこれらの方向は
スポット形成位置を基準位置にして示してあり、以下の
説明においても同じである。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の光記録再生装置は以上のように構成されているの
で、再生用ビーム3だけをピンホール17で分離して透過
させた後にナイフエッジ法によるフォーカシングエラー
検出光学系に入力してフォーカシングエラー信号FEを検
出しているために、2ビーム半導体レーザ素子1の2つ
の半導体レーザ素子の個々の波長変動や温度経年変化に
よる2つの半導体レーザ素子の位置ずれや情報記録媒体
9のそりがある場合、例えば対物レンズ8を光軸方向に
移動させて再生用ビーム3から再生用スポット12のフォ
ーカシングを行なうと記録用ビーム2の記録用スポット
11がデフォーカスしてしまう。このために、記録時にお
いて記録用スポット11のデフォーカスによる記録ピット
の形成不良で規定のピット長にならず、再生時にジッタ
ー量の増加やC/Nの劣化によって良好な信号品質を得
ることができない等の課題があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたも
ので、簡素な光学系にて個別に2つの光スポットのフォ
ーカシングエラー検出を行ない、安定な記録及び再生を
行なうことのできる光記録再生装置を得ることを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る光記録再生装置は、情報記録媒体で反射さ
れた記録用の第1の光ビームと再生用の第2の光ビーム
に対して収束手段により一括して収束光とし、これら収
束光を遮光手段により一括して遮光してそれぞれ半円断
面形状にして4分割光検知器で受光するようにしたもの
である。
本発明の他の発明に係る光記録再生装置は、情報記録媒
体で反射された記録用の第1の光ビームと再生用の第2
の光ビームに対して収束手段により一括して収束光と
し、これら収束光を光束分割手段によりトラック方向に
各2分割し、分割して得た4つの分割光束を8分割光検
出器の各対の受光面の分割線を中心にして受光するよう
にしたものである。
〔作用〕
本発明における光記録再生装置は、ナイフエッジ法によ
り第1及び第2の光ビーム毎にそれぞれ独立してフォー
カシングエラーを検出する。
本発明の他の発明における光記録再生装置は、フーコー
法により第1及び第2の光ビーム毎にそれぞれ独立して
フォーカシングエラーを検出する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図は本発明に係る光記録再生装置の一実施例の要部
の構成及びその光路を示す構成図であり、前述の従来装
置と同一または相当部分には同一の参照符号(1〜5、
7〜12及び23〜25)付与してある。
同図において、1は2つの発光源を有する2ビーム半導
体レーザ素子であり、第1図に示すように、互いに近づ
くように記録用ビーム2(破線にて示す)及び再生用ビ
ーム3(実線にて示す)を出射するようになっている。
なお、ここでは、一素子に2つの活性領域を有するアレ
イ形の2ビーム半導体レーザ素子1を示しているが各ビ
ーム2及び3を独立に駆動できるものであれば、通常の
1つの活性領域を有する素子を2個並列に配置した構成
としてもよい。
4は2ビーム半導体レーザ素子1のビーム出射側に配置
されたコリメータレンズ、5はコリメータレンズ4を通
過したビームを入・出射するように配置された偏光ビー
ムスプリッタ、7は偏光ビームスプリッタ5を透過した
ビームを偏光して対物レンズ8へ導く1/4波長板であ
る。
9は対物レンズ8に近接して配置された情報記録媒体で
あり、1/4波長板7及び対物レンズ8は偏光ビームス
プリッタ5と情報記録媒体9との間に配置されている。
10は情報記録媒体9の情報記録方向に沿って形成された
案内溝、11及び12は案内溝10に沿って照射される各ビー
ム2及び3によって形成される記録用スポット及び再生
用スポットである。
31は偏光ビームスプリッタ5で反射された情報記録媒体
9からの反射ビームを収束させるための凸レンズ、32は
凸レンズ31からの収束ビームを反射光及び透過光に分割
するハーフミラープリズムである。
33は2つの屈折面33a.33b及び稜線33cを有する屋根形状
のウェッジプリズムであり、稜線33cが光学的にみて凸
レンズ31から出射した収束ビームと平行即ちハーフミラ
ープリズム32の反射光と直交する方向にかつハーフミラ
ープリズム32の反射光の光路中に配置されている。な
お、ここではウェッジプリズム33をハーフミラープリズ
ム32に貼り合せたものを示したが、分離して配置しても
よい。
34a,34bは記録用ビーム2がウェッジプリズム33の屈折
面33a,33bでそれぞれ屈折されて出射した記録用ビー
ム、35a,35bは、同様に再生用ビーム3がウェッジプリ
ズム33から出射した再生用ビーム、36は記録用ビーム34
a,34b及び再生用ビーム35a,35bの4つのビームを受光
し、かつビームの集光位置に配置されている4分割光検
知器であり、記録用ビーム34a,34bをそれぞれ受光面36a
と受光面36bで受光し、また再生用ビーム35a,35bをそれ
ぞれ受光面36cと受光面36dで受光する。この4分割光検
知器36は稜線33cに平行な分割線で受光面36a,36cと受光
面36b,36dに分割され、さらにその分割線に直交する分
割線で4つの受光面36a〜36dに4分割されている。
37は4分割光検知器36の受光面36aと受光面36bからの出
力信号が入力されており、記録用ビームのモニタ信号E
を出力する加算器、38は同様に、その反転入力端子が4
分割光検知器36の受光面36aに接続され、その非反転入
力端子が光検知器36の受光面36bに接続されており、記
録用ビーム2のトラッキングエラーを検出する差動増幅
器である。39は4分割光検知器36の受光面36cと受光面3
6dからの出力信号が入力されており、再生用ビーム3の
再生出力Cを出力する加算器、23は加算器39からの再生
出力Cから再生信号Dを得るための再生信号検出回路、
40は同様にその反転入力端子が4分割光検知器36の受光
面36cに接続され、その非反転入力端子が4分割光検知
器36の受光面36dに接続されており、再生用ビーム3の
トラッキングエラーを検出する差動増幅器である。
41は実質的に情報記録媒体9の径方向(そのトラック方
向と直角な方向)にエッジ線を有し、互いに平行な2つ
のナイフエッジ41a,41bを両側に有するナイフであり、
ハーフミラープリズム32の各透過光束の略半分を各々遮
光する。42は記録用ビーム2がナイフ41のナイフエッジ
41aを境界にしてナイフ41で遮光され、半円断面形状と
なった記録用ビーム、43は再生用ビーム3がナイフ41の
ナイフエッジ41bを境界にしてナイフ41で遮光され、半
円断面形状となった再生用ビーム、44は記録用ビーム42
および再生用ビーム43の2つのビームを受光し、かつ集
光位置に配置されている4分割光検知器であり、記録用
ビーム42を受光面44a,44bの分割線上で受光し、再生用
ビーム43を受光面44c,44dの分割線上で受光する。この
4分割光検知器44では、受光面44a,44bを分割している
分割線がナイフエッジ41aに平行で略対向した位置にあ
り、受光面44c,44dを分割している分割線がナイフエッ
ジ41bに平行で略対向した位置にある。
45はその反転入力端子が4分割光検知器44の受光面44a
に接続され、その非反転入力端子が4分割光検知器44の
受光面44bに接続されており、記録用ビーム2のフォー
カシングエラーを検出する差動増幅器、46はその非反転
入力端子が4分割光検知器44の受光面44cに接続され、
その反転入力端子が4分割光検知器44の受光面44dに接
続されており、再生用ビーム3のフォーカシングエラー
を検出する差動増幅器である。
47は、差動増幅器38の出力端子と差動増幅器40の出力端
子を切換えて記録用ビーム2および再生用ビーム3のト
ラッキングエラー信号TEの切換えスイッチ48と差動増幅
器45の出力端子と差動増幅器46の出力端子を切換えて記
録用ビーム2と再生用ビーム3のフォーカシングエラー
信号のFEの切換えスイッチ49を制御するエラー信号切換
え回路である。
なお、ウェッジプリズム33、4分割光検知器36の受光面
36a,36bおよび差動増幅器38、同様に4分割光検知器36
の受光面36c,36dおよび差動増幅器40はプッシュプル法
と称される周知のトラッキングエラー検出方法を実行す
るための光学系を構成し、また、ナイフ41、4分割光検
知器44の受光面44a,44bおよび差動増幅器45、同様に4
分割光検知器44の受光面44c,44dおよび差動増幅器46は
ナイフエッジ法と称される周知のフォーカシングエラー
検出方法を実行するための光学系を構成している。
次に、本発明装置の上述の如き一実施例の動作について
説明する。2ビーム半導体レーザ素子1からの記録用ビ
ーム2及び再生用ビーム3にて情報記録媒体9上に情報
の記録及び再生を行う動作については2ビーム半導体レ
ーザ素子1から記録用ビーム2と再生用ビーム3とが互
いに近づくように出射されて交叉する事を除いては前述
の従来技術と同じであるので、ここでは本発明の特徴た
る記録用ビーム2と再生用ビーム3との分離、トラッキ
ングエラー検出光学系及びフォーカシングエラー検出光
学系の動作原理について説明する。
第1図において、偏光ビームスプリッタ5により反射さ
れた記録用ビーム2と再生用ビーム3は凸レンズ31によ
りそれぞれ収束光とされ、ハーフミラープリズム32によ
って一部が反射され、残りが透過する。これらの反射光
はウェッジプリズム33を介して更に分割されて記録用ビ
ーム34a,34b及び再生用ビーム35a,35bにされて4分割光
検知器36に入射し、また、それらの透過光はナイフ41を
介して記録用ビーム42と再生用ビーム43にされて4分割
光検知器44に入射する。4分割光検知器36は記録用ビー
ム34a,34b及び再生用ビーム35a,35bの集光点に配置され
ているため、4つのビームの集光点は空間的に分離され
た4点となるので、記録用ビーム34aと34bとを受光面36
aと受光面36bとで受光し、更に各出力を加算器37にて加
算することにより記録用ビーム2のモニタ信号Eが得ら
れる。
次に記録用ビームのトラッキングエラー検出において
は、ウェッジプリズム33の2つの屈折面33aと33bとに挟
まれた稜線33cが光学的にみて記録用スポット11と再生
用スポット12が形成されている部分に対応する情報記録
媒体9の案内溝10部分に対して平行、換言すれば情報記
録媒体9表面からの反射光の光軸となるよう配置されて
いるので、案内溝10の両縁で回折された1次回折光成分
の一方が記録用ビーム34aに含まれ、他方の1次回折光
成分が記録用ビーム34bに含まれている。従って、これ
らのビーム34aと34bとをそれぞれ受光面36aと36bとで受
光し、更に各出力を差動増幅器38にて演算することによ
り、従来技術で述べたプッシュプル法の検出原理にて記
録用ビームのトラッキングエラー検出用の信号TEを得る
ことができることは同様である。
また、再生用ビームのトラッキングエラー検出において
は、記録用ビームと同様にウェッジプリズム33の2つの
屈折面33aと33bとに挟まれた稜線33cにより案内溝10の
両縁で回折された1次回折光成分の一方が再生用ビーム
35aに含まれ、他方の1次回折光成分が再生用ビーム35b
に含まれている。従って、これらのビーム35aと35bとを
それぞれ受光面36cと36dとで受光し、更に各出力を差動
増幅器40にて演算することにより、従来技術で述べたプ
ッシュプル法の検出原理にて再生用ビームのトラッキン
グエラー検出用の信号TEを得ることができることは同様
である。
次に、記録用ビームおよび再生用ビームのフォーカシン
グエラー検出の説明について、第2図を参照して行な
う。なお、第2図は第1図の構成を平面的に上から見た
場合の光学的に等価な状態を示しており(但し、4分割
光検知器44については光像の状態を理解し易くするため
にその受光面正面も示してある。)、また、フォーカシ
ングエラー検出に必要な部分のみを抜き出して示してあ
る。
第2図(a)は情報記録媒体9が対物レンズ8に対し合
焦点Fにある状態を示しており、ナイフ41のナイフエ
ッジ41aによって半円断面形状となった記録用ビーム42
は4分割光検知器44の受光面44a,44bの分割線上に集光
され、更に、ナイフ41のナイフエッジ41bによって半円
断面形状となった再生用ビーム43は4分割光検知器44の
受光面44c,44dの分割線上に集光される。この場合、差
動増幅器45の出力信号(記録用ビームの)FEおよび差動
増幅器46の出力信号(再生用ビームの)FEはそれぞれ零
(FE=0)となる。
第2図(b)は情報記録媒体9が対物レンズ8の合焦点
よりも遠い位置にある状態を示しており、ナイフ41
のナイフエッジ41aによって半円断面形状となった記録
用ビーム42は4分割光検知器44の受光面44bに入射し、
更に、ナイフ41のナイフエッジ41bによって半円断面形
状となった再生用ビーム43は4分割光検知器44の受光面
44cに入射するため、差動増幅器45の出力信号(記録用
ビームの)FEおよび差動増幅器46の出力信号(再生用ビ
ームの)FEはそれぞれ正(FE>0)となる。
逆に、第2図(c)は情報記録媒体9が対物レンズ8の
合焦点Fよりも近い位置にある状態を示しており、記
録用ビーム42は4分割光検知器44の受光面44aに入射
し、更に再生用ビーム43は4分割光検知器44の受光面44
dに入射するため、差動増幅器45の出力信号(記録用ビ
ームの)FEおよび差動増幅器46の出力信号(再生用ビー
ムの)FEはそれぞれ負(FE<0)となる。
従って、ナイフ41一つでナイフエッジ法の検出原理に
て、記録用ビーム2と再生用ビーム3とを独立に差動増
幅器45の出力信号の正負およびその絶対値から情報記録
媒体9に対する記録用ビーム2の焦点ずれの方向および
大きさが得られ、更に、差動増幅器46の出力信号の正負
およびその絶対値から情報記録媒体9に対する再生用ビ
ーム3の焦点ずれの方向および大きさが得られる。
次に、光記録再生装置による記録および再生に際して
は、記録の場合、エラー信号切換え回路47によりTEの切
換えスイッチ48で差動増幅器38の出力信号(記録用ビー
ムの)TEに切換えられ、更に、FEの切換えスイッチ49で
差動増幅器45の出力信号(記録用ビームの)FEに切換え
られる。記録信号発生回路24で発生した記録信号Aに基
づいて記録が記録用ビーム2により安定に行なわれ、従
来技術の項で述べたように、再生用ビーム3により再生
することにより、前述の第8図に示すようなピット形状
Bに対応した再生出力Cが加算器39にて検出可能であ
り、更にこれを再生信号検出回路23にて波形処理すれば
パルス列状の再生信号Dが得られ、記録信号Aと比較す
ることにより、情報記録の欠陥の有無の判定が行なわれ
る。
また、再生の場合、エラー信号切換え回路47により、TE
の切換えスイッチ48で差動増幅器40の出力信号(再生用
ビームの)TEに切換えられ、更にFEの切換えスイッチ49
で差動増幅器46の出力信号(再生用ビームの)FEに切換
えられ、再生が再生用ビーム3により安定に行なわれ
る。
以上のように、記録用ビーム2と再生用ビーム3のフォ
ーカシングエラー検出を独立に比較的簡素な光学系にて
構成でき、安定な記録および再生を行なえる。
第3図は本発明の他の発明に係る光記録再生装置の一実
施例の要部の構成及びその光路を示す構成図であり、第
1図に示した第1実施例と同一または相当部分には同一
の参照符号(1〜5,7〜12,23〜25,31〜40及び47〜49)
を付与してあり、その説明を省略する。同図において、
51は、2つの屈折面51a,51b及びそれらの境界線の稜線5
1cを有する屋根形状のウェッジプリズムであり、両屈折
面51a,51bより前方に位置する稜線51cが光学的にみて凸
レンズ31から出射した収束ビームと直交するように即ち
情報記録媒体9のトラック方向に直角なその径方向に実
質的になるようにハーフミラープリズム32の透過光の光
路中に配置されている。52a,52bは記録用ビーム2がウ
ェッジプリズム51の屈折面51a,51bでそれぞれ屈折され
て出射した記録用ビーム、53a,53bは同様に再生用ビー
ム3がウェッジプリズム51から出射した再生用ビーム、
54は記録用ビーム52a,52b及び再生用ビーム53a,53bの4
つのビームを受光し、かつビームの集光位置に配置さ
れ、順に配列された8つの受光面54a〜54hを有する8分
割光検知器である。その受光面同士54c,54dと受光面同
士54g,54hの各分割線はウェッジプリズム51の稜線51cと
平行であり、受光面同士54a,54bと受光面同士54e,54fの
各分割線は同一方向に同一角度傾斜している。そして、
記録用ビーム52a,52bをそれぞれ受光面54a,54bの分割線
と受光面54e,54fの分割線をそれぞれ中央にして受光
し、再生用ビーム53a,53bをそれぞれ受光面54c,54dの分
割線と受光面54g,54hの分割線をそれぞれ中央にして受
光する。
55は8分割光検知器54の受光面54a,54fと受光面54b,54e
からの出力信号がそれぞれ入力されており、記録用ビー
ムのFEを検出する差動増幅器、56は8分割光検知器54の
受光面54c,54hと受光面54d,54gからの出力信号がそれそ
れ入力されており、再生用ビームのFEを検出する差動増
幅器である。例えば差動増幅器55,56は、その非反転入
力端子が受光面54a,54fと受光面54c,54hに各々接続さ
れ、その反転入力端子が受光面54b,54eと受光面54d,54g
に各々接続されている。また、両差動増幅器55,56の出
力端子はFEの切換えスイッチ49のステータ側に接続され
ている。
47は記録用ビームおよび再生用ビームのTEの切換えスイ
ッチ48と記録用ビームと再生用ビームのFEの切換えスイ
ッチ49を切換え制御するエラー信号切換え回路である。
なお、ウェッジプリズム51、8分割光検知器54の受光面
54a,54b,54e,54fおよび差動増幅器55、同様に、8分割
光検知器54の受光面54c,54d,54g,54hおよび差動増幅器5
6はフーコー法と称される周知のフォーカシングエラー
検出方法を実行するための光学系を構成している。
次に、本発明装置の第2実施例の動作について説明す
る。2ビーム半導体レーザ素子1の1次回折光成分が記
録用ビーム34a,34bに含まれている。従って、これらの
ビーム34aと34bとをそれぞれ受光面36aと36bとで受光
し、更に各出力を差動増幅器38にて演算することによ
り、第1実施例で述べたプッシュプル法の検出原理にて
記録用ビームのトラッキングエラー検出信号TEを得るこ
とができることは同様である。
また、再生用ビームのトラッキングエラー検出において
は、記録用ビームと同様に、1次回折光成分が再生用ビ
ーム35a,35bに含まれている。従って、これらのビーム3
5aと35bとをそれぞれ受光面36cと36dとで受光し、更に
各出力を差動増幅器40にて演算することにより、従来技
術で述べたプッシュプル法の検出原理にて再生用ビーム
のトラッキングエラー信号TEを得ることができることは
同様である。
なお、ハーフミラープリズム32を透過した記録用ビーム
2と再生用ビーム3はウェッジプリズム51に入射し、そ
の屈折面51a,51bにより屈折されて、その記録用ビーム
2が記録用ビーム52a,52bにされ、その再生用ビーム3
が再生用ビーム53a,53bにされる。それら4つのビーム5
2a,52b,53a,53bは8分割光検知器54に入射する。
次に、記録用ビームおよび再生用ビームのフォーカシン
グエラー検出について第4図を参照して行なう。なお、
第4図は第3図の構成を平面的に上から見た場合の光学
的に等価な状態を示しており(但し、8分割光検知器54
については光像の状態を理解し易くするためにその受光
面正面も示してある。)、また、フォーカシングエラー
検出に必要な部分のみ抜き出して示してある。
第4図(a)は情報記録媒体9が対物レンズ8に対し合
焦点Fにある状態を示しており、ウェッジプリズム51
で2つのビームに分割された記録用ビーム52a,52bはそ
れぞれ8分割光検知器54の受光面54a,54bと受光面55e,5
5fの分割線上に集光され、更に、ウェッジプリズム51で
2つのビームに分割された再生用ビーム53a,53bはそれ
ぞれ8分割光検知器54の受光面54c,54dと受光面54g,54h
の分割線上に集光される。この場合、差動増幅器55の出
力信号(記録用ビームの)FEおよび差動増幅器56の出力
信号(再生用ビームの)FEはそれぞれ零(FE=0)とな
る。
第4図(b)は情報記録媒体9が対物レンズ8の合焦点
よりも遠い位置にある状態を示しており、記録用ビ
ーム52a,52bはそれぞれ8分割光検知器54の受光面54aと
受光面54fに入射し、更に、再生用ビーム53a,53bはそれ
ぞれ8分割光検知器54の受光面54cと受光面54hに入射す
るため、差動増幅器55の出力信号(記録用ビームの)FE
および差動増幅器56の出力信号(再生用ビームの)FEは
それぞれ正(FE>0)となる。
逆に、第4図(c)は情報記録媒体9が対物レンズ8の
合焦点Fよりも近い位置にある状態を示しており、記
録用ビーム52a,52bはそれぞれ8分割光検知器54の受光
面54bと受光面54eに入射し、更に再生用ビーム53a,53b
はそれぞれ8分割光検知器54の受光面54dと受光面54gに
入射するため、差動増幅器55の出力信号(記録用ビーム
の)FEおよび差動増幅器56の出力信号(再生用ビーム
の)FEはそれぞれ負(FE<0)となる。
従って、ウェッジプリズム51一つでフーコー法の検出原
理にて、記録用ビーム2と再生用ビーム3とを独立に差
動増幅器55の出力信号の正負およびその絶対値から記録
用ビーム2の情報記録媒体9に対する焦点ずれの方向お
よび大きさが得られ、更に差動増幅器56の出力信号の正
負およびその絶対値から再生用ビーム3の情報記録媒体
9に対する焦点ずれの方向および大きさが得られる。
また、ウェッジプリズム51と8分割光検知器54の位置決
め調整方法は第3図に示した座標軸を参照して述べる
と、再生用ビーム3で情報記録媒体9が対物レンズ8に
対して合焦点Fにある状態において、再生用ビーム53
a,53bが8分割光検知器54の受光面54c,54dと受光面54g,
54hの分割線上に集光するようにウェッジプリズム51を
z方向(状態記録媒体9の厚さ方向と実質的に同じ方向
=光路方向)に移動して位置決めし、更に記録用ビーム
2で情報記録媒体9が対物レンズ8に対して合焦点F
にある状態において、記録用ビーム52a,52bが8分割光
検知器54の受光面54a,54bと受光面54e,54fの分割線上に
集光するように8分割光検知器54をy方向(z方向に直
角で稜線51cの方向)に移動して位置決めを行なう。
次に、光記録再生装置による記録および再生に際して
は、記録の場合、エラー信号切換え回路47によりTEの切
換えスイッチ48で差動増幅器38の出力信号(記録用ビー
ムの)TEに切換えられ、更に、FEの切換えスイッチ49で
差動増幅器55の出力信号(記録用ビームの)FEに切換え
られる。記録信号発生回路24で発生した記録信号Aに基
づいて記録が記録用ビーム2により安定に行なわれ、従
来技術の項で述べたように、再生用ビーム3により再生
することにより、前述の第8図に示すようなピット形状
Bに対応した再生出力Cが加算器39にて検出可能であ
り、更にこれを再生信号検出回路23にて波形処理すれば
パルス列状の再生信号Dが得られ、記録信号Aと比較す
ることにより、情報記録の欠陥の有無の判定が行なわれ
る。また、再生の場合、エラー信号切換え回路47によ
り、TEの切換えスイッチ48で差動増幅器40の出力信号
(再生用ビームの)TEに切換えられ、更に、FEの切換え
スイッチ49で差動増幅器56の出力信号(再生用ビーム
の)FEに切換えられ、再生が再生用ビーム3により安定
に行なわれる。
以上のように、記録用ビーム2と再生用ビーム3のフォ
ーカシングエラー検出を独立に比較的簡素な光学系にて
構成でき、安定な記録および再生を行なえる。
〔発明の効果〕 以上のように、本発明によれば記録用の第1の光ビーム
と再生用の第2の光ビーム毎にナイフエッジ法又はフー
コー法により独立してフォーカシングエラー検出をする
ように構成したので、記録及び再生時に安定なフォーカ
シングが行なえ、簡素な光学系で経済性及び組立性に優
れたものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る光記録再生装置の構成
図、第2図はそのフォーカシングエラー検出のための光
学系の動作を説明するための説明図、第3図は本発明の
他の発明の一実施例に係る光記録再生装置の構成図、第
4図はそのフォーカシングエラー検出のための光学系の
動作を説明するための説明図、第5図は従来の光記録再
生装置の構成図、第6図はその2ビーム半導体レーザ素
子を示す斜視図、第7図は同じくその各スポットの照射
位置を示す説明図、第8図は同じくその記録再生動作を
説明するためのタイミング説明図、第9図は同じくフォ
ーカシングエラー検出のための光学系の動作を説明する
ための説明図、第10図は同じくそのトラッキングエラー
検出のための光学系の動作を説明するための説明図であ
る。 図中、1…2ビーム半導体レーザ素子、2…記録用ビー
ム、3…再生用ビーム、4…コリメータレンズ、5…偏
光ビームスプリッタ、7…1/4波長板、8…対物レン
ズ、9…情報記録媒体、10…案内溝、11…記録用スポッ
ト、12…再生用スポット、24…記録信号発生回路、25…
ドライバ回路、31…凸レンズ、41…ナイフ、41a,41b…
ナイフエッジ、42…記録用ビーム、43…再生用ビーム、
44…4分割光検知器、44a〜44d…受光面、51…ウェッジ
プリズム、51a,51b…屈折面、51c…稜線、52a,52b…記
録用ビーム、53a,53b…再生用ビーム、54…8分割光検
知器、54a〜54h…受光面。 なお、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録媒体上に第1の光ビームを集光手
    段を介して照射して情報の記録を行ない、前記第1の光
    ビームの照射に追従させて前記記録されたトラック上に
    前記集光手段を介して第2の光ビームを照射して情報の
    再生を行なう光記録再生装置において、前記第1及び第
    2の光ビームの前記情報記録媒体からの反射光を一括し
    て収束光束とするための収束手段と、前記第1及び第2
    の光ビームの収束光束を一括して各半円断面形状にする
    ための遮蔽手段と、前記半円断面形状にされた前記第1
    及び第2の光ビームの反射光をそれぞれ独立に各一対の
    受光面の分割線を中央にして受光する4分割光検知器と
    を備え、前記第1及び第2の光ビームを前記情報記録媒
    体上に集光させた時の焦点誤差をナイフエッジ法でそれ
    ぞれ独立に検出するようにしたことを特徴とする光記録
    再生装置。
  2. 【請求項2】情報記録媒体上に第1の光ビームを集光手
    段を介して照射して情報の記録を行ない、前記第1の光
    ビームの照射に追従させて前記記録されたトラック上に
    前記集光手段を介して第2の光ビームを照射して情報の
    再生を行なう光記録再生装置において、前記第1及び第
    2の光ビームの前記情報記録媒体からの反射光を一括し
    て収束光束とするための収束手段と、収束化された前記
    第1及び第2の反射光を一括して前記情報記録媒体のト
    ラック方向と実質的に平行な方向にそれぞれ2分割する
    光束分割手段と、順に配列された第1乃至第8の8つの
    受光面を具備し、第1及び第2の受光面の分割線と第5
    及び第6の受光面の分割線とがそれぞれ前記光束分割手
    段による光束の分割方向と実質的に直交し、第3及び第
    4の受光面の分割線と第7及び第8の受光面の分割線が
    それぞれ前記第1及び第2の受光面の分割線の方向に対
    して傾斜するように各々分割線が形成され、前記光束分
    割手段により4つに分割された前記第1及び第2の光ビ
    ームの反射光を前記各分割線を中央にして受光する8分
    割光検知器とを備え、前記第1及び第2の光ビームを前
    記情報記録媒体のトラック上に集光させた時の焦点誤差
    をフーコー法でそれぞれ独立に検出するようにしたこと
    を特徴とする光記録再生装置。
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