JPH0668590U - タオル類収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タオルやフキン類を水槽近くの手の届き易い
ところに設置し、かつ、使用しない時は収納しシステム
キッチンの見栄えを損なうことなく、使い勝手のよいタ
オル掛けを提供する。 【構成】 タオルを掛けるハンガー１０とスライド溝１
３を備え、取り付け穴９でウォールキャビネットの下面
部に固定する。スライド溝１３にはタオル類を収納する
棚１１が嵌まっており、かつ、棚１１と把手１２は連結
して、把手１２を横方向に移動すると同時に棚１１がス
ライド溝１３をスライドする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、流し台、システムキッチン等の厨房装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のこの種のタオル類収納装置は、図４に示すように、水槽１での水洗い作 業時には、濡れた手を拭くタオルが必要となるが、この供として壁２にタオル掛 け３を固定し、タオル４を使用しているのが現状である。６はウォールキャビネ ット、７は照明装置である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このような従来の構成では、常にタオル４、タオル掛け３が露呈し、外観にお いて見劣りがするとともに、その取り付け位置にしても図４のプランはたまたま 水槽１が壁２と近接しているから拭き易い場所となっているが、水槽１がワ−ク トップ５の中程に設けられるプラン等があり、この場合壁２に取り付けたタオル 掛け３と水槽１とが離れ、使い勝手の悪いものとなる課題がある。

【０００４】 本考案はこのような課題を解決するもので、水槽近くの手の届き易い位置に設 置し、かつ使用しない時は収納してシステムキッチンの見栄えを損なうことなく 、使い勝手のよいタオル掛けを提供することを目的としたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この目的を達成するために本考案のタオル類収納装置は、前後に間隔を介して 一対の支持体を配し、この一対の支持体の内側下部に横方向に案内するためのス ライド溝を設け、このスライド溝に、前後端を嵌入して横方向に移動自在とする 支持棚を設け、この支持棚には手前側へ突出する操作体を設けるとともに、前記 支持体のスライド溝の上方部に前記支持体と橋架してハンガ−を設けた構成を有 する。

【０００６】

【作用】

この構成によれば、水槽近くの手の届き易いところにタオルを設置でき、かつ 使用しない時は収納できるのでシステムキッチンの見栄えを損なうことがない。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の一実施例について、図１〜図３を参照しながら説明する。

【０００８】 図１は本考案の実施例の斜視図である。８は一対の支持体で、タオルを掛ける ハンガ−１０及びスライド溝１３を備えており、取り付け穴９でウォ−ルキャビ ネット１４の下面部等に固定する。

【０００９】 スライド溝１３には棚１１が嵌まっており、かつ、棚１１と把手１２は連結し て把手１２を横方向に移動すると同時に棚１１がスライド溝１３をスライドし横 方向に自由に移動する。

【００１０】 棚１１は、タオルが載るだけの重量に耐えればよいため、金網状あるいは透光 性の樹脂板でも良い。これは手元照明の下に棚が移動した場合でも、棚が光を遮 光させないためである。

【００１１】 従って手元照明側の支持体はスライド溝１３のみの高さとし、狭い場所で照明 器具と立体的に設置することもできる。

【００１２】 実際の設置例を図２及び図３に示す。ウォールキャビネット１４の下に手元照 明１６と支持体８を固定する。これらを幕板１５で囲むように固定するが、把手 １２は幕板１５の手前側で手ですぐ動かせる位置とする。

【００１３】 タオル１７をハンガー１０に通し、図２で解るように棚の部分を右側にし、ハ ンガー１０の位置から逸脱するとタオル１７は棚１１にかからず下に垂れ下がり 、手を拭くことができる状態となる。また、棚１１は金網状で透光性が有るため 、手元照明１６の下に棚１１があっても照明を遮ることなく調理作業する上で何 等支障をきたさない。

【００１４】 つぎにタオル１７を使用しない時は、図３のように把手１２を左側に移動する と連動している棚１１がハンガーの下にくるため、タオル１７は棚に乗りながら 最終的には全部が棚１１の上に収納されることになる。

【００１５】 従ってタオル１７は支持体８にかくれ、すっきりとした見栄えのよいキッチン になり、従来のような常に見えるようなことはない。

【００１６】 なお上記実施例では、把手を手で横方向に移動して棚を動かす構成としたが、 電動機等により自動的に移動させる構成としてもよく、また収納時に小型のドラ イヤーで乾燥させることも可能である。

【００１７】

【考案の効果】

以上の実施例の説明より明らかなように、本考案によれば、水槽近くの手の届 き易いところに設置でき、かつ使用しない時はタオル類を収納してシステムキッ チンの見栄えを損なうことなく、使い勝手のよいタオル掛けを提供できるもので ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示すタオル類収納装置の外
観斜視図

【図２】同装置の設置例で使用状態を示す正面図

【図３】同装置の設置例で収納状態を示す正面図

【図４】従来例を示すタオル掛けの設置斜視図

【符号の説明】

８ 支持体 ９ 取り付け穴 １０ ハンガー １１ 棚 １２ 把手 １３ スライド溝 １４ ウォールキャビネット １５ 幕板 １６ 手元照明 １７ タオル

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 前後に間隔を介して一対の支持体を配
   し、この一対の支持体の内側面下部に横方向に案内する
   ためのスライド溝を設け、このスライド溝に、前後端を
   嵌入して横方向に移動自在とする支持棚を設け、この支
   持棚には手前側へ突出する操作体を設けるとともに、前
   記支持体のスライド溝の上方部に前記支持体と橋架して
   ハンガーを設けてなるタオル類収納装置。