JPS5825878Y2 - 台所用棚装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は棚の構造および取付構造を改良した台所用棚装
置に関する。

一般に、台所用棚装置は洗し台あるいは調理台の上方部
に位置して室内の壁面などに取付けられ、棚と洗し台あ
るいは調理台の上面部との間には空間部が構成されてい
る。

しかしながら、従来、上記側は室内の壁面に固定的に設
けられていたため、棚の位置を変更する場合にはその都
度側を取外して取付は直さなければならず面倒なものに
なっていた。

本考案は上記事情に着目してなされたもので、その目的
とするところは、棚をわさ゛わざ取外すことなくその位
置を変更することができ、しがも、棚と洗し台あるいは
調理台の上面部との間に構成される空間部を収納ケース
取付用の空間部とし、上記収納ケースは棚のスライド方
向に移動自在として利用することができるようにした台
所用棚装置を提供しようとするものである。

以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。

図中１は調理台で、この調理台１の上面部にはＬ字型に
成形された支持部材である天板２が設けられている。

また、この天板２の立上り部３の上端部には断面路コ字
型に成形された接続レール４を介して吊戸棚用支持板５
が接続されている。

そして、前記接続レール４には置棚６がスライド自在に
取付けられている。

すなわち置棚６の立上り部６ａの背面部にはＬ字型の係
合突起７が突設されていて、この保合突起７が上記接続
レール４の内部に挿入されて接続レール４の底部に形成
された起立部４ａにスライド自在に係合されている。

また、上記側６の下面側の前後端縁部に沿って断面り字
型の吊持部８，８が一体に形成されており、これら吊持
部８，８にはケース受け９が着脱自在、かつ上記側６の
スライド方向にスライド自在に吊持されるようになって
いる。

すなわち、上記ケース受け９の上端前後端部には切欠部
９ａ、９ａが形成されていて、これら切欠部９ ａ 、
９ ａが上記側６の吊持部８，８に係止することにより
吊持される。

そして、このケース受け９にはたとえば調味料などを収
容する箱状の収納ケース１０が前面側から挿脱可能に挿
入されている。

このように、棚６に収納ケース１０をスライド自在に吊
持することができるため、棚６と調理台１の上面部との
間に形成される空間部Ａを有効に利用することができる
とともに収納ケース１０の位置を容易に変更できる。

また、上記側６は接続レール４にスライド自在に取付け
られているため、単に棚６をスライドさせるだけで、そ
の位置を変更することができ位置変更操作が容易である
。

なお、上記棚６の前端中央部には切欠部１１が形成され
ていて、この切欠部１１にはたとえばしゃもじ１２など
を取付けることができるようになっている。

また、上記天板２の立上り部３および吊戸棚支持部５は
室内の壁面に対向して設けられるため、室内の壁面に仕
上げ塗装などする必要がないようになっている。

本考案は以上説明したように支持部材にスライド自在に
棚を設けたから、従来のようにわさ゛わざ棚を取外すこ
となく位置変更することができ変更作業が著しく容易に
なる。

また、棚の下面には棚のスライド方向と同方向にスライ
ド自在にケース受けを吊持する吊持部を設け、このケー
ス受けに収納ケースを挿脱自在に取着したから、棚と作
業台との間に形成される空間部を有効に利用することが
できるとともに収納ケースの位置変更が容易で、使い勝
手が向上するという効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図は台所用
棚装置を示す斜視図、第２図は棚に収納ケースを取付け
た状態を示す斜視図である。 ２・・・・・・支持部材、６・・・・・・棚、９・・・
・・・ケース受け、８゜８・・・・・・吊持部、１０・
・・・・・収納ケース。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 支持部材と、この支持部材にスライド自在に設けられた
   棚と、この棚の下面に突設され棚のスライド方向にケー
   ス受けをスライド自在に吊持する吊持部と、上記ケース
   受けに挿脱自在に取着される収納ケースとからなる台所
   用棚装置。