JP3034232U - ブックホルダー装置 - Google Patents

ブックホルダー装置

Info

Publication number
JP3034232U
JP3034232U JP1996007531U JP753196U JP3034232U JP 3034232 U JP3034232 U JP 3034232U JP 1996007531 U JP1996007531 U JP 1996007531U JP 753196 U JP753196 U JP 753196U JP 3034232 U JP3034232 U JP 3034232U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
book
main
mounting portion
holder device
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996007531U
Other languages
English (en)
Inventor
芳一 田窪
Original Assignee
株式会社田窪工業所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社田窪工業所 filed Critical 株式会社田窪工業所
Priority to JP1996007531U priority Critical patent/JP3034232U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3034232U publication Critical patent/JP3034232U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本が見え易く、作業の邪魔にならず、本が濡れ
ない所に設置でき、さらに不使用時には簡単に収納でき
るブックホルダー装置を提供すること。 【解決手段】取付部1によって容易に吊戸棚の底板に挟
着可能とし、該取付部1に連設した保持部2の支持環2
2内で左右腕杆31を前後に摺動させて、本載置部3を
前下がり傾斜状に、また吊戸棚の底板に沿って水平に保
持するよう構成した。 【効果】上部からの吊下げ型であるため設置面積が必要
なく、流し台より高い位置であるため水濡れがなく、不
使用時には底板に沿って収納でき、さらに本もいっしょ
に収納できるものである。また本を見え易い方向へ回動
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は台所の吊戸棚等の下側に取り付けて、料理の本等を載置するブックホ ルダー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、料理の本を参考にしながら料理をする場合、本のページを開いた状態で 保持するためのブックホルダーは多数出願され、また商品化されている。装置を 大きく類別すると、据え置き型と、壁面または天井面等への取付型の2種類に分 けることができる。その共通の条件としては、本は見えやすい所に位置しなけ ればならず、かつ料理の作業の邪魔にならない所で、さらに本に水がかから ない所でなければならない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記2種類のうち前者の据え置き型は自由に何処にでも移動させることができ る反面、多少なりとも据え置くだけの面積を占有しなければならない。しかし台 所は、料理の材料、調理器具、食器、調味料、洗剤等が有り、前記の3つの条件 が揃う所は考えられない。
【0004】 しかし、後者の壁面または天井面等への取付型は、取付具が必要ではあるが、 据え置く面積を確保する必要がなく、ゆえに本が見えやすい位置に取り付けるこ とができて、さらに流し台より高い場所に位置するため水がかかって本が濡れる 心配がない。これで2つの条件がクリアできるが、もう1つの条件である料理の 作業の邪魔にならない所、特に料理の本を見る必要がない時に邪魔にならないよ うにしなければならない。
【0005】 そこで本考案は、吊戸棚の底板面への取付型ブックホルダー装置とし、本が見 えやすい角度に回動でき、本が不必要な時は容易に装置を収納でき、さらに本ま でも一緒に収納できるブックホルダー装置を提供することを目的としたものであ る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を解決するために、本考案は、取付部によって容易に吊戸棚の底 板前端縁へ挟着できるブックホルダー装置において、前記取付部に連設されかつ 、見えやすい角度に回動できる保持部によって、本載置部が通常の使用時には前 下がり傾斜状に保持でき、不使用時には摺動させて奥方向へ引っ込め吊戸棚底板 に平行かつ水平状に保持できることを特徴としたものである。
【0007】 ここで前下がり傾斜状に保持できるとは、本載置部の後端部を保持部に係合さ せて見えやすい角度に回動させ、下端部を垂下させて載置した本が見えやすい角 度に保持できる状態であり、本載置部の左右端部に先端に鉤杆を形成した腕杆を 互に平行に配して、保持部の支持環を環状に形成して、該支持環中に前記左右両 腕杆を通すことにより鉤杆で支持環の上側杆に係合し、本載置部の下端部を垂下 させていくと腕杆が支持環の下側杆に当接するので垂下が阻止され下端部が少し 前側へ突出した傾斜状態が保持できる。
【0008】 また吊戸棚底板に平行かつ水平に保持できるというのは、本載置部が吊戸棚の 底板近くに水平で奥方向へ引っ込んだ状態で保持されるので料理等の作業の邪魔 にならない状態であり、本載置部を水平にし鉤杆を離脱させ、支持環の中を奥方 向に摺動させることにより、支持環の下側杆を支点にして、本載置部の奥側の部 分が重い状態では、左右両腕杆の前端部を連結したガード杆が取付部の基台に当 接して水平状態が保持される。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を添付図面にしたがって順次説明する。 図1は、本考案におけるブックホルダー装置の全体を示す斜視図であり、取付 部1は取付対象物例えば吊戸棚の底板又は他の棚板の前端縁に挿嵌できる開口を 形成した側面形状がコの字形の曲板11と、該曲板11の下片部が上下摺動自在 に没入遊嵌する空洞を内設した箱状体で構成した基台12と、該基台12の底面 壁中央部を下側から上向きに貫通し前記曲板11の下片に螺入するネジ13とか らなり、前記曲板11の開口へ取付対象物の前端縁を挿嵌し、ネジ13を締め付 け、曲板11を空洞部へ引き込むことにより、曲板11の上片部と基台12の上 端縁部とで取付対象物の前端縁の上下両面を挟着してブックホルダー装置を固定 するものである。(図4、図5を参照)
【0010】 保持部2は、取付部1の基台12の後端面にU字形に折り曲げた2本の線材を 後向きに植設し、さらに下方に折曲して互いの先端を接続した連結杆21に対し 、線材を横長の長円形の環状に形成した支持環22を直交状に配して溶着固定し たものである。 本載置部3は、前記支持環22の両側端部から垂下させた左右両腕杆31、3 1の上端に鉤杆32、32を形成し、中間部には低段差部33、33を設け、該 低段差部の手前側で横桟34を左右両腕杆に架設して溶着し、さらにその手前側 部をほぼ直角状に前方に折曲して受杆35、35とし、該受杆の左右両先端を上 方向に折曲し、その端部を左右連結してガード杆36となす。また補強杆37は 、2本の線材を左右両腕杆31、31の内側に沿って平行に形成し、上方部は互 に外方へ折曲して腕杆に直角状に溶着し、下方部は横桟34の前側で直交状に溶 着してその下方部を受杆35と平行に折曲しその両先端を連結している。前記左 右両腕杆31、31の間隔は支持環22の長さよりすこし狭くしてあるため、本 載置部3を支持環22の内部空間に前後摺動自在に挿通し、また支持環との交差 部で下側杆24を支点として上下の回動操作も自在である。なお2点鎖線で示し たAは本を開いて載置した状態を示すものである。
【0011】 次に図2は、本考案のブックホルダー装置を取付部1によって吊戸棚Bの底板 B1の前端縁に挟着して、本載置部3をその下端部を前方へ僅かに突出させた傾 斜状に保持し、開いた本Aを載置した状態を示す側面図である。取付部1は底板 B1の前端縁を曲板11と基台12とで挟着しており、底板B1の前縁前側に曲 板11の板厚だけの間隙ができるが吊戸棚Bの扉B2の開閉作動には何の支障も ない。
【0012】 本載置部3は、左右両鉤杆32、32を支持環22の上側杆23の後側に掛止 して、支持環22の中を通した腕杆31、31垂下させて鉤杆の下方部を下側杆 24の前側に当接することにより、傾斜状態に保持されて本が見えやすい角度に なる。開いた本Aは、腕杆31、横桟34、受杆35、補強杆37で支持され、 さらにガード杆36で下端部前側を支え、開いたページが閉じないように背もた れ状に保持されている。
【0013】 図3は、ブックホルダー装置の不使用時の状態を示す側面図であり、図2の状 態で本載置部3の下端部を持ち上げほぼ水平にしてから奥方向に摺動させること により、両鉤杆32、32を上側杆23から離脱させ、両腕杆31、31を支持 環22内で摺動させていくと下側杆24上を低段差部33、33が通り過ぎて、 横桟34が下側杆24の前側に当接して本載置部3の摺動が阻止される。この状 態において、本載置部3のバランスは下側杆24を支点として図面上右側部が左 側部より重くなり、ガード杆36が持ち上げられ基台12の底面前方寄りに当接 し、本載置部3は水平状に保持される。この状態で本載置部3は、吊戸棚の底板 B1との間に閉じた本A′を載置することができるだけの空間部を形成する。
【0014】 図4は、図3の状態になる寸前の要部拡大図であり、本載置部3をほぼ水平に して支持環22の中を図中の矢印方向へ摺動させている状態であり、ガード杆3 6を持つ手(図示省略)と下側杆24によって支持されている。
【0015】 図5は、図3の状態での要部拡大図であり、本載置部3を支持する下側杆24 上を低段差部33が通り過ぎ、傾斜部38に沿って図中の矢印のように摺動し、 横桟34が下側杆24前側に当接して停止した状態であり、ガード杆36は基台 12の底面前方寄りに当接して本載置部3を水平状態に支持している。
【0016】 この状態では、本載置部3は、横桟34が下側杆24または連結杆21に当接 するため、この状態以上に図面上右方向へ摺動することはできず、また逆に戻ろ うとすると傾斜部38のために段差分だけ持ち上がらなければならず、よって振 動や軽い衝撃等により自然に本載置部が左方向へ摺動して図2の状態になってし まうということはなく、安定した状態で装置が収納されている。
【0017】 次に、他の実施例として図6、図7及び図8に図示したものは、保持部が水平 方向に回動することにより本載置部が左右斜め方向から見えやすい角度に左右回 動するブックホルダー装置であり、これを図6ないし図8を参照して説明する。 本実施例では、前実施例のように曲板11と基台12と、ネジ13とからなる 取付部1に保持部2を直接に連設することなく、基台12′から垂設した固定座 部14に連結杆21の先端に固設した回転具25を回動自在に掛入してネジ13 で軸支するものであって、本載置部3を左右斜め方向からでも見えやすい角度に 回動させることができるようにしたものである。
【0018】 図8に前記各部の分解斜視図を示しているように、固定座部14は、基台12 ′に段差を設けて一体形成したコの字形の掛合部17を設け、該掛合部の下壁1 5と基台12′に貫通孔16を設けている。 そして、前記固定座部25を遊嵌軸支するものであり、該回転具25の後面部 に連結杆21の先端部を挿着して支持環22を水平状に保持する。
【0019】 回転具25は、貫通孔26から先端部を半円弧状に形成した箱体27であり、 該箱体27の後端面には、連結杆21の2本の線材を後向きに植設したものであ る。 固定座部14に回転具25を掛合し、固定座部の下壁の貫通孔16からネジ1 3を回転具25に貫通させ、曲板11のネジ孔に締付けることにより、回転具2 5は固定座部の掛合部17において回動自在となる。 そして連結杆21に固着した支持環22に本載置部3を吊下げ、本を見えやす い角度に左右方向へ回動できるようにしたものである。なお、本載置部3の鉤杆 32の先端にはキャップ39を固着して支持環22へ安定した掛止を行う。
【0020】
【考案の効果】
以上のように本考案のブックホルダー装置は、吊戸棚の下側に取り付けるため 載置した料理の本等が作業をしながらでも見え易く、また調理台あるいはカウン ター上に設置面積を確保する必要がないので料理の作業の邪魔にならず、さらに 流し台より高い位置にあるため水がかかって本が濡れる心配もなく、そのうえ不 使用時には安定した状態で吊戸棚の底板下側に接近させて、本といっしょに水平 に収納できるので吊戸棚の下側は広くスペースが空き、料理の作業にはまったく 邪魔にならないといった利点がある。また料理の作業から左右に離れた位置に吊 り下げても本を見えやすい角度に回動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の使用状態を示す全体斜視
【図2】 本考案の一実施例を吊戸棚に取り付けた状態
を示す側面図
【図3】 図2において不使用時の状態を示す側面図
【図4】 図3の状態になる寸前の要部拡大図
【図5】 図3の状態の要部拡大図
【図6】 他の実施例の使用状態を示す全体斜視図
【図7】 図2において、本載置部の角度を変えた状態
の全体斜視図
【図8】 他の実施例の取付部と保持部の分解斜視図
【符号の説明】
1、1′…取付部 2、2′…保持部 3…本載置部 11…曲板 12、12′…基台 13…ネジ 14…固定座部 15…下壁 16…貫通孔 17…掛合部 21…連結杆 22…支持環 23…上側杆 24…下側杆 25…回転具 26…貫通孔 27…箱体 31…腕杆 32…鉤杆 33…低段差部 34…横桟 35…受杆 36…ガード杆 37…補強杆 38…傾斜部 39 …キャップ A…開いた本 A′…閉じた本 B…吊戸棚 B1…底板 B2…扉 W…壁面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付部を棚板の前端縁に挟着取付けし、
    取付部下側に連設した横長い保持部に本載置部を前後摺
    動可能に挿着し、本載置部の上端を保持部に係合させて
    本載置部を垂下して該本載置部に背もたれ状に本を載置
    すれば本を見やすい傾斜状に保持させるようにし、か
    つ、本載置部の下端を持ち上げ水平状にして奥方向へ摺
    動させることにより、棚板の下側に本載置部を本と共に
    収納できるようにしたブックホルダー装置。
  2. 【請求項2】 本載置部の下端寄り部に低段差部を設
    け、本載置部を奥方向へ摺動させることにより、前記低
    段差部が保持部の後側に係合して本載置部の前後摺動を
    阻止するようにした請求項1記載のブックホルダー装
    置。
  3. 【請求項3】 取付部の下側に固定座部を設け、保持部
    の前側に回転具を固着し、該回転具を前記固定座部に設
    けた掛合部へ遊嵌し水平方向回動自在に軸止した請求項
    1記載のブックホルダー装置。
JP1996007531U 1996-07-31 1996-07-31 ブックホルダー装置 Expired - Lifetime JP3034232U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996007531U JP3034232U (ja) 1996-07-31 1996-07-31 ブックホルダー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996007531U JP3034232U (ja) 1996-07-31 1996-07-31 ブックホルダー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3034232U true JP3034232U (ja) 1997-02-14

Family

ID=43169083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996007531U Expired - Lifetime JP3034232U (ja) 1996-07-31 1996-07-31 ブックホルダー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3034232U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016198240A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 榎本金属株式会社 家庭用具用ホルダ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016198240A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 榎本金属株式会社 家庭用具用ホルダ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4269381A (en) Portable cook book holder
JP3034232U (ja) ブックホルダー装置
JP4669383B2 (ja) 保持具を備えるカウンタ
JP3500955B2 (ja) 吊戸棚
US4114967A (en) Drawer
JP4598283B2 (ja) 化粧板の取付構造
US3288303A (en) File basket
JPH1132849A (ja) 台所用品整理装置
CN101316538A (zh) 挂接厨具的杆件用的固定装置
CN217547671U (zh) 一种五金件销售架
JP2889469B2 (ja) 台所用スペース調整台
JP2846753B2 (ja) ハンガーレールの取付構造
JPH0725102Y2 (ja) キー整理保管装置
JP3120091U (ja) 吊下家具
JP3755208B2 (ja) 厨房用カウンター装置
JPS635659Y2 (ja)
JP2004254752A (ja) 収納棚
JPH0114188Y2 (ja)
JP2875654B2 (ja) ハンガーレールへの小物保持体取付構造
JP2000135126A (ja) 調理器具の収納構造
JPH0610859Y2 (ja) キッチンキャビネット
JPH0889350A (ja) 流し台
JP2823810B2 (ja) 折畳み脚装置用アタッチメント
JPS6215127Y2 (ja)
JPH09299258A (ja) 小物置き棚