JPH0668424B2 - 包接化反応を利用したヒ−トポンプシステム - Google Patents

包接化反応を利用したヒ−トポンプシステム

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JPH0668424B2
JPH0668424B2 JP61125373A JP12537386A JPH0668424B2 JP H0668424 B2 JPH0668424 B2 JP H0668424B2 JP 61125373 A JP61125373 A JP 61125373A JP 12537386 A JP12537386 A JP 12537386A JP H0668424 B2 JPH0668424 B2 JP H0668424B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、作動流体の反応熱(化学反応熱のみならず潜
熱、吸収反応熱等を含む)の吸収、放出現象を利用し
て、熱を汲み上げ、これにより暖房等を行うケミカルヒ
ートポンプに関する。さらに詳しくは、包装化反応によ
りガス水和物を形成するガス水和剤を作動流体とし、該
ガス水和剤のガス水和物生成反応熱と、吸収剤への吸収
反応熱(または液化潜熱)との著しい差を利用し、低品
質の熱を熱源として大幅な昇温または冷却を可能にする
包装化反応を利用したヒートポンプシステムに関する。
(従来の技術) 産業廃熱は、比較的多くの部分がおおむね30〜50℃の低
温廃熱で占められでいる。また、地下水は15〜20℃の広
大な熱源である。このような低品質の熱源をもちいて実
用的な温度にまで昇温できるとすれば、その利用価値は
きわめて大きい。
このような昇温をおこなう装置として従来、提案されて
いるものの一つに蒸気圧縮式ヒートポンプがある。これ
は作動流体の気相、液相間の平衡を、たとえば電気駆動
による圧縮機でずらせることにより熱を汲みあげるもの
であり、15〜20℃の低品位の熱を昇温して50〜60℃の高
品位の熱を得ることができる。
しかし、この蒸気圧縮式ヒートポンプでは、成績係数
(入力されたエネルギーにたいする、利用温度にまで汲
み上げられた熱量の比を示す数値であり、ヒートポンプ
の効率を表す)は、上記の場合において3程度とあまり
良くない。
そこで、廃熱などの高温の熱源と低温の冷却熱源(たと
えば冷却水または外気)の温度差のみを利用し機械的仕
事を用いないケミカルヒートポンプを、このような場合
に使用できることが期待される。
このようなケミカルヒートポンプの原理について、第6
図ないし第8図を参照しながら次に簡単に説明してお
く。
第6図は、作動流体(たとえばアンモニアや水)吸収剤
への吸収、放出反応における平衡圧力Pの対数log P
と、絶対温度Tの逆数1/Tの間の関係をしめすグラフ
である。グラフX,Yは、それぞれ、異なる吸収剤X,Yへの
吸収、放出反応の平衡圧力と温度の関係(または、グラ
フXは、純成分の作動流体の液相、気相間の平衡圧力と
温度の関係)を示す。図に示されているように、平衡圧
力Pの対数log Pは、絶対温度Tの逆数1/Tにたいし
ほぼ直線的に変化するが、同一温度における平衡圧力P
の値は、吸収剤の種類(および濃度)により異なってい
る。
第7図および第8図は、このように互いに異なる平衡圧
力をもつ吸収剤X,Y(または作動流体の液相Xと他の吸
収剤Y。以下においては二種類の吸収剤をもちいる場合
について説明する。作動流体の純成分の相平衡をもちい
る場合も同様である。)を用いて昇温をおこなうヒート
ポンプの概念図である。それぞれ吸収剤X,Yをいれる左
右の反応槽は、ガス管路により結ばれ、ガス状の作動流
体Gが反応槽の間を移動できるように構成されている。
吸収剤X,Yは、それぞれ第6図のグラフX,Yで示される平
衡圧−温度特性を有するものである。第7図、第8図は
それぞれ昇温過程および再生過程をしめす。該ヒートポ
ンプは、比較的高温T1にある第一の熱源1と、これより
低温T2にある第二の熱源2をもちいて利用熱媒体3の温
度を第一の熱源1の温度より高温のT3に昇温する。
第7図の昇温過程においては、吸収剤X、Yをそれぞれ
第一の熱源1、利用熱媒体3と熱的に接触させる。この
結果、高い平衡圧を有する吸収剤Xから放出された作動
流体Gは、反応槽をつなぐ管路を矢印の方向に移動して
吸収剤Yに吸収される(第6図参照。この過程は、平衡
圧がほぼP1に等しいところで吸収剤Xの平衡圧が吸収剤
Yの平衡圧よりやや高くなることにより進行する)。こ
の際、作動流体Gは、吸収剤Xからの放出反応熱ΔH1
第一の熱源1から受け取り、吸収剤Yへの吸収反応熱Δ
H2を放出して利用熱媒体3にあたえ、利用熱媒体3の温
度を第一の熱源1の温度T1より高温の目標温度T3に昇温
とする。
一方、第8図にしめす再生過程においては、吸収剤Yを
第一の熱源1と接触させるとともに、吸収剤Xを冷却熱
源である第二の熱源2と接触させる。この結果、吸収剤
X、Yは、それぞれ第二の熱源2および第一の熱源1の
温度T1、T2とほぼ等しくなる。作動流体Gの平衡圧は、
両吸収剤X、Yにおいてほぼ等しいレベルP2にあるが
(第6図参照)、吸収剤Yにおいてやや高くなる。この
ため、吸収剤Yから放出された作動流体Gは、反応槽間
をつなぐ管路を矢印の方向に移動して吸収剤Xに吸収さ
れていく。この際、吸収剤X、Yにおいてそれぞれ吸熱
ΔH3、放熱ΔH4が発生する。
このように、ケミカルヒートポンプは、原理的には全く
機械的仕事を用いることなく二つの熱源の温度差のみを
利用して昇温を行うことができる。したがってケミカル
ヒートポンプは、ほとんど外部動力を必要としないので
空調、温室加温等に利用できれば極めて大幅な省エネル
ギーを達成できるものである。
(発明が解決しようとする問題点) ところが従来のケミカルヒートポンプにおいては、20〜
50℃の低品位の熱源を用いたのでは高品質の熱を得るこ
とができない。たとえば、30℃の廃温水を第一の熱源1
とし、温度が10℃の外気を第二の熱源2として用いた場
合、利用熱媒体3の温水の温度は、40℃程度にしかなら
ない。40℃の廃蒸気をもちいてもようやく55℃の温水が
得られるのみである。このように、低品位の熱源をもち
いた場合の昇温幅はきわめて小さく実用性にとぼしい。
従来のケミカルヒートポンプにおける昇温幅が小さいの
は、次のような理由による。
第7図、第8図に示したケミカルヒートポンプにおける
昇温幅ΔTはT3−T1にひとしい。ここで、吸収剤Xと吸
収剤Yにおける作動流体Gの、平衡圧力Pの対数log P
と絶対温度Tの逆数1/Tの間の関係を示すグラフの直
線X,Yが、第6図に示されているように平行であるもの
と仮定する(後に説明するようにこの仮定は従来のケミ
カルヒートポンプにおいてはほぼ成立する)。この仮定
の下では、 (1/T3)−(1/T1)=(1/T1)−(1/T2) が成り立つ。したがって、 ΔT=T3−T1=(T3/T2)(T1−T2)≒T1−T2 つまり、昇温幅ΔTは原理的にほぼ第一の熱源1の温度
T1と第二の熱源2の温度T2の温度差(T1−T2)を越える
ことができない。(実際のヒートポンプでは熱の損失が
避けられないから、現実の昇温幅はさらに小さくな
る。) 上の説明において二種類の吸収剤X、Yの平衡圧力Pの
対数log Pと絶対温度Tの逆数1/Tの間の関係をしめ
すグラフが平行であると仮定した。この仮定が従来のケ
ミカルヒートポンプにおいてほぼ成り立つ理由は次の通
りである。
吸収剤における吸収、放出反応や、液相、気相間の相転
位反応等の化学反応平衡における平衡圧力Pの対数log
Pと絶対温度Tの逆数1/Tとの関係を示すグラフの傾
きは、モル当たりの反応熱ΔH/molのみに依存する。
すなわち、このグラフの傾きは、(ΔH/mol)/Rに
等しい(Rは気体定数)。
ところが従来のケミカルヒートポンプに用いられている
アンモニア等の作動流体のモル当たり反応熱は、各吸収
剤(または吸収剤における吸収反応と相転位反応)につ
いて余り違いがない。特に、ケミカルヒートポンプに実
際にもちいる吸収剤の組としては、平衡圧が一気圧とな
る温度が近接したものを選択することになるが、従来用
いられているこのような吸収剤の組においては、モル当
たりの反応熱ΔH/molはほぼ等しい。したがって平衡
圧力Pの対数log Pと絶対温度Tの逆数1/Tの間の関
係をしめすグラフは、実際に利用できる吸収剤の組につ
いてほとんど平行になってしまう。
従って、従来のケミカルヒートポンプにおいては、昇温
幅は既に原理的に著しく制限されているのである。さら
に現実の装置における熱の損失を考えると、低品位熱源
を用いるケミカルヒートポンプは非実用的なものとなっ
てしまう。
本発明の目的は、上述の従来のケミカルヒートポンプに
おける問題点を解決するヒートポンプシステムを提供す
ることである。
とくに、低品位の熱源をもちいて、十分、実用に耐える
昇温幅を実現するケミカルヒートポンプシステムを提供
することを目的をする。
(問題点を解決するための手段および作用) 本発明者は、上述の目的を達成するため研究を重ねた結
果、フロンなどのガス水和剤を作動流体として用い、ケ
ミカルヒートポンプにおける一方の平衡反応に水和剤の
水和反応(包接化反応)を使用することに想到した。
フロンなどのガス水和剤の1モル当りの水和物生成反応
熱は、その吸収反応熱にくらべはるかに大きい。したが
って、平衡圧力Pの対数log Pと絶対温度Tの逆数1/
Tの関係を示すグラフの傾きは、水和反応(包接化反
応)と吸収剤による吸収反応とで著しく異なる値を持つ
ことになる。
次の表は、ガス水和剤の液化潜熱ΔHX(ほぼ吸収反応熱
に等しい)と水和物生成反応熱ΔHZの値(両者ともに単
位は、kcal/mol-水和剤)とこれらの値の比ΔHZ/ΔHX
を例示したものである。
このように水和剤の水和物生成反応は包接化反応である
ため、その反応熱ΔHZは、吸収反応熱(ほぼ潜熱ΔHX
ひとしい)に比べはるかに大きな値を有している。した
がって、水和剤の水和物生成反応における平衡圧力Pの
対数log Pと絶対温度Tの逆数1/Tの関係をしめすグ
ラフZの傾きは、吸収反応の場合のグラフXの傾きにく
らべ著しく大きくなる(第1図参照。より具体的にいえ
ば、グラフZとグラフXの傾きの比が、ΔHZ/ΔHXで与
えられる)。
第1図は、昇温用のケミカルヒートポンプシステムに用
いられるべき吸収反応のグラフXと包接化反応のグラフ
Zをしめす。図においてT1、T2はそれぞれ第一の熱源、
第二の熱源(冷却熱源)の温度であり、T3が目標温度で
ある。AおよびCの過程は第一の熱源と、またDの過程
は第二の熱源と熱的に接触させておこなう。この結果、
昇温幅T3−T1は、熱源間の温度差T1−T2にくらべはるか
に大きくすることが可能になる。
このように包接化反応を利用すれば熱源間の温度差に比
べて大幅な昇温が可能になる。しかしガス水和剤として
用いる化合物の種類と熱源の選択の仕方によっては、後
述する第2図のように反応を進めたほうが得な場合があ
る。すなわち、Dの包接化反応により生じた水和物の分
解により直接、気体状態の水和剤と水に分解せず、まず
液相の水和剤と水に分解する場合である。本発明は、こ
のような場合に適用できる包接化反応を利用したヒート
ポンプを提供する。
第2図は、本発明にかかるヒートポンプのサイクルを示
す。同図においてXおよびZは、第1図と同じく、吸収
反応および包接化反応の平衡圧を示すグラフである。一
方、Wは液化反応の平衡圧のグラフであって、グラフZ
とA0において交っている。
従って、第2図のサイクルは次のように進行する。第2
の熱源と接解して温度T2の過程Dで生成した水和物は、
第1の熱源と接触して昇温、昇圧してA0においてまず液
相の水和剤と水に分解する。この際、第1の熱源から
は、分解反応熱ΔH0が吸収される。液相の水和剤の温度
がさらにT1にまで上昇すると、液相水和剤は点A1におい
て気化し、第1の熱源から気化反応熱ΔH1を吸収する。
(点B、C、Dで示される過程は第1図の過程と同様で
ある。) したがって本発明にかかる包接化反応を利用したヒート
ポンプシステムは、 潜熱、吸収反応熱を含む作動流体の反応熱の吸収、放出
現象を利用し、第一の熱源と、第一の熱源より低い温度
の第二の熱源をもちいて、第一の熱源の温度にほぼ等し
い温度において作動流体が吸収した熱を、第一の熱源の
温度より高い温度において作動流体から放出させて利用
熱媒体を前記第一の熱源より高い温度に昇温する暖房、
昇温用のケミカルヒートポンプにおいて、包接化反応に
よりガス水和物を形成するガス水和剤を作動流体とし、 A)下記D)の手段で生成されたガス水和剤の水和物を
前記第一の熱源と熱的に接触させて温度を上昇させ、該
水和物から液相水和剤を分解生成させ、次いでこの分解
生成した液相水和剤を気化させ、作動流体であるガス水
和剤に気化潜熱を吸収させ、前記水和物からの液相水和
剤の分解生成と、このようにして生成した前記液相水和
剤の気化とを、前記ガス水和剤の水和物の供給を切替え
ながら2以上の槽において別々に行う手段と、 B)前記A)の手段で発生した気化されたガス水和剤を
前記利用熱媒体との熱的接触下において吸収剤に吸収さ
せ、作動流体であるガス水和剤から放出された吸収反応
熱により前記利用熱媒体を前記第一の熱源より高い温度
に昇温する手段と、 C)前記B)の手段により吸収剤に吸収されたガス水和
剤を、前記第一の熱源との熱的接触下において吸収剤か
ら放出させる手段と、 D)前記C)の手段により放出されたガス水和剤を前記
第二の熱源との熱的接触下において水和させ包接化反応
により水和物を生成する手段と、 を備えることを特徴とする。
上記において、手段A)の過程は、第2図のグラフW上
の点A0およびA1で示される過程に対応する。また手段
B)、C)、D)の過程は、それぞれ同図の点B、C、
Dに対応する。従って本発明のヒートポンプは第1図に
示したサイクルを利用するヒートポンプに比べ、利用熱
源の温度範囲を広く取ることができるという利点があ
る。
本発明におけるガス水和剤とは、気体状態において水と
の共存下に包接化反応により水和物を形成する化合物で
あり、包接化反応によりガス水和物を形成することが知
られている化合物(フロン、炭酸ガス等)はすべて本発
明の範囲に含まれる。ガス水和剤として好ましいのはフ
ロンである。ここに、フロンとは、炭化水素、特にメタ
ンまたはエタン等の水素原子の一部または全部をフッ素
原子またはフッ素原子と別のハロゲンで置き換えた化合
物である。このようなフロンとしては例えば次のものが
ある。
フロン11 CCl3F フロン12 CCl2F2 フロン13 CClF3 フロン13B CBrF3 フロン14 CF4 フロン21 CHCl2F フロン22 CHClF2 フロン23 CHF3 フロン31 CH2ClF フロン32 CH2F2 フロン41 CH3F フロン113 CCl2F−CClF2 フロン114 CClF2−CClF2 フロン115 CClF2−CF3 フロン116 CF3−CF3 フロン142b CH3−CClF2 フロン152a CH3−CHF2 これらのうち、フロン31、22は動作温度、圧力等の観点
から特に好ましいガス水和剤である。
また、ガス水和剤の吸収剤としては、上記より選択した
ガス水和剤を吸収、放出する任意の液体化合物を用いる
ことが可能であるが、好適例として、N,Nジメチルホル
ムアミド、ジブチルフタレート、イソブチルアセテー
ト、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル等が挙げられる。
本発明に係る包接化反応を利用したヒートポンプシステ
ムの具体的な装置態様としては、前記A)、B)、C)
およびD)の各手段は、それぞれ独立の反応槽において
それぞれの反応を行い、前記A)の手段の過程を行う反
応槽と前記B)の手段の過程を行う反応槽の間、および
前記C)の手段の過程を行う反応槽と前記D)の手段の
過程を行う反応槽の間を、前記作動流体であるガス水和
剤を導くガス管路によりそれぞれ接続することが好まし
い。
この場合において、 前記A)の手段の過程を行う反応槽を2以上設け、切り
換え式とし、該反応槽内において水和剤から分解生成し
た水を、該反応槽から前記D)の手段の過程を行う反応
槽に送る水移送手段と、 前記D)の手段の過程を行う反応槽内において水和物生
成反応により生じた水和物を該反応槽から前記A)の手
段の過程を行う反応槽に送る水和物移送手段と、 を備えさせるとともに、 前記B)の手段の過程を行う反応槽内において水和剤を
吸収した吸収剤を、該反応槽から前記C)の手段の過程
を行う反応槽に送る水和剤吸収済み吸収剤移送手段と、 前記C)の手段の過程を行う反応槽内において水和剤を
放出した吸収剤を、該反応槽から前記B)の手段の過程
を行う反応槽に送る水和剤放出済み吸収剤移送手段と、 を設けて作動流体を連続的に循環させる連続フロー方式
により完全に連続的な運転が可能になる。
さらに、移送手段の間に熱交換器を設けることにより熱
効率を改善することができる。
このように、A)の手段を行う反応槽を2以上設けそれ
らを切り換え式とすることにより連続式とすることがで
きるが、そのような連続フロー方式によるよりも、A)
およびD)の手段の過程を行う反応槽を、水和物の生
成、分解の進行とともに交替するバッチ処理方式による
方が熱効率を改善できる場合もある。この場合には、水
および水和物移送手段を設ける代りに、前記A)の手段
の過程を行う反応槽において水和物の分解および液相水
和剤の気化が進行し、かつ前記D)の手段の過程を行う
反応槽において水和物の生成が進行した段階において、 前記A)の手段の過程を行っていた反応槽と前記B)の
手段の過程を行う反応槽を接続する前記管路、および前
記C)の手段の過程を行う反応槽と前記D)の手段の過
程を行っていた反応槽を接続する管路を切り換える管路
切換手段と、 前記A)およびD)の手段の過程をそれぞれ行っていた
反応槽と第1および第2の熱源の間の熱的な接続を切り
換え熱源切換手段と、 を備え、前記A)の手段の過程を行っていた反応槽に前
記D)の手段の過程を行なわせ、また前記D)の手段の
過程を行っていた反応槽に前記A)の手段の過程を行な
わせることにすれば良い。
(実施例) 次に本発明の実施例について、添付図面を参照しながら
詳しく説明する。この説明によって本発明の詳細はさら
に明らかとなろう。
まず始めに、第2図および第3図を参照しながら、本発
明の第一の実施例について説明する。この実施例は作動
流体を連続的に循環させる連続フロー方式による。
図示例では、2個備えた第一の反応槽4,4には、第四の
反応槽7から移送された水和物Z、および水和物Zの分
解により生じた液相水和剤Wと水が入れられている。第
四の反応槽7には、ガス水和剤Gの水和剤Zが水ととも
に入れられている。ガス水和剤Gとして、例えばフロン
31(CH2ClF)を用いる。第二の反応槽5および第三の反
応槽6には、吸収剤Xが、一部、ガス水和剤Gを吸収し
た形で入れられている。吸収剤Xとしては、例えばテト
ラエチレングリコールジメチルエーテルを用いる。
これらの反応槽4〜7のうち、第一の反応槽4および第
三の反応槽6は、たとえば35℃の廃熱である第一の熱源
1(温度T1)と熱的に接触されている。一方、第二の反
応槽5は利用熱媒体3と、また第四の反応槽7は、温度
T2の第二の熱源2と熱的に接触する。この第二の熱源2
は、冷却熱源であり、たとえば5℃の外気である。また
利用熱媒体3としては水をもちい、これを第二の反応槽
5において目標温度T3の温水とする。
第一の反応槽4と第二の反応槽5の間、および第三の反
応槽6と第四の反応槽7の間は、ガス管路8によって結
ばれ、ガス水和剤Gが、第一の反応槽4から第二の反応
槽5へ、および第三の反応槽6から第四の反応槽7へ、
圧力差によって移動できるように構成されている。
図示例では2個設けられている第一の反応槽4,4は、切
り換え式となっており、いずれも、第一の熱源1と熱的
に接触している。第四の反応槽7から移送された水和物
Zは、まず第2図の点A0において液相水和剤Wと水に分
解する。液相水和剤Wはさらに昇温され、温度T1におい
て気相の水和剤と相平衡に到達する。一方の第一の反応
槽の液相水和剤の気化時には移送管系を切り換えて、第
四の反応槽7からの水和物は他方の第一の反応槽に供給
される。水和物の分解と液相水和剤の気化は共存できな
いからである。なお、図示例にあってこのときの移送管
系の切り換えについて特に説明しないが、すでに以上の
説明から当業者には明らかであろう。この際の平衡は第
2図におけるグラフWの上の点A1の位置にある。したが
って、第二の反応槽5内の圧力はほぼP1となるのでガス
水和剤Gの吸収反応の平衡は、ほぼグラフXの点Bにあ
る。第一の反応槽4内においては、水和物Zの分解が、
また、第二の反応槽5においてはガス水和剤Gの吸収剤
Xによる吸収がおこなわれ、第一の反応槽4内の平衡圧
が第二の反応槽5内の平衡圧よりやや高くなる結果、ガ
ス水和剤Gはガス管路8を矢印の方向に移動し反応が進
行する。この際、第一の熱源1からは水和物分解反応熱
ΔH0および気化熱ΔH1が吸収され、利用熱媒体3は、吸
収反応熱ΔH2を受けとりほぼ目標温度のT3に昇温され
る。
一方、第三の反応槽6内の吸収剤Xは第一の熱源1と接
触し、ほぼ温度T1に保持され、また、第四の反応槽7の
水および水和物Zは第二の熱源2と接触してほぼ温度T2
に保持される。したがって、これらの反応槽内の吸収剤
Xおよび水和物Zは、それぞれ第1図の点C、Dで示さ
れる平衡状態にある。第三の反応槽6内の平衡圧が第四
の反応槽7内の平衡圧にくらべてやや高くなる結果、ガ
ス水和剤Gは第三の反射槽6内の吸収剤Xから放出され
てガス管路8を移動し、第四の反応槽7内の水と包接化
反応をして水和物Zを生成する。この際、第一の熱源1
から吸収反応熱ΔH3を吸収し、また第二の熱源2にたい
し水和物生成反応熱ΔH4をあたえる。
第一の反応槽4における水和物Zの分解により生じた水
は水移送手段である水移送管9により第四の反応槽7に
戻される。また、第四の反応槽7内における水和物生成
反応により生じた水和物Zは、スラリー状態で水和物移
送手段である水和物移送管10および機械的ポンプ10aに
より第一の反応槽4に送られる。水移送管9と水和物移
送管10は熱交換器11において熱交換を行い、この実施例
の効率をたかめている。
第二の反応槽5内においてガス水和剤Gを吸収した吸収
剤Xは、吸収剤移送手段である吸収剤移送管12を介して
第三の反応槽6に送られる。また第三の反応槽6内にお
いてガス水和剤Gを放出して再生された吸収剤Xは、吸
収剤移送手段を構成する吸収剤移送管13および機械的ポ
ンプ13aにより第二の反応槽5に還元される。吸収剤移
送管12および吸収剤移送管13は熱交換器14において熱交
換を行うことによりやはりこの装置の熱効率を高めてい
る。
第4図は、第2図に模式的にしめしたグラフの形を詳細
に示したものである。同図において、斜線部分Xはフロ
ン31のテトラエチレングリコールジメチルエーテルへの
吸収反応の平衡を示すグラフの範囲を、また実線のグラ
フZはフロン31の水和物生成反応の平衡を示すグラフ
を、それぞれ表している。なお、グラフWはフロン31の
液化の平衡における平衡圧と温度の関係をしめす。
上述のように、第3図の実施例は、連続フロー方式によ
っている。すなわち、作動流体であるガス水和剤Gは、
第一〜第四の反応槽4〜7を連続的に循環し、完全に連
続的な運転が行なわれている。
ところが、この連続フロー方式には 第四の反応槽7において生成された固体の水和物をス
ラリー状で第1の反応槽4に移送する必要があること、 移送されるスラリー状の水和物には大量の純水が同伴
され効率を低下させる可能性があること、 ガス水和剤Gによっては(たとえばフロン32の場
合)、高揚程になる可能性がありエネルギーの損失が生
じること、 等、効率上、不利な要素もある。
そこで、第5図は、反応槽間で水和物を移送する必要の
ないバッチ処理方式による第二の実施例を示したもので
ある。
第5図の実施例は、第3図の装置とほぼ同様に構成され
ているが、 第3図の装置における水および水和物の移送管9、10
およびこれに付属する機械的ポンプ10a、熱交換器11を
有さず、その代りに、 反応槽4、5および6、7間を結ぶガス管路8にガス
管路切換弁17を、また熱源1、2と反応槽4、7を接続
する管路に熱源切換弁19を備える。
第5図の装置の動作は、第3図の装置と同様であるが、
第一および第四の反応槽4、7間で水和物および水を移
送する代りに、反応槽4、7の水和物の分解槽、生成槽
としての役割を交替させる。
つまり、第5図に図示された切換弁17、19の状態におい
ては、第3図の場合と同様に、第一の反応槽4において
水和物Zの分解と液相水和剤Wの気化が行われ、第四の
反応槽7において水和物Zが生成する。(ガス水和剤G
の流れの方向を実線矢印で示す。)この結果、第一の反
応槽4内の水和物Zの分解と液相水和剤Wの気化が進行
し、水和物Zおよび水和剤Wが減少して水が増加し、一
方、第四の反応槽7内において水和物Zの形成が進んで
水が減少する。
ここで切換弁19を切り換え、第一の反応槽に第二の熱源
2を、また第四の反応槽7に第一の熱源1を、それぞれ
接続する。同時にガス管路切換弁17を作動し、反応槽
4、5および6、7間のガス管路8による接続を切り換
える。この結果、第一および第四の反応槽4、7は水和
物の分解、生成槽としての役割を交替し、第一および第
四の反応槽4、7内の平衡状態は、第2図のグラフZ上
の点DおよびグラフW上のA0〜A1にそれぞれ対応するこ
とになって切り換え前と逆の反応が進行する。(この際
のガス水和剤Gの流れの方向を破線矢印で示す。) このように、切換弁17、19を随時、切り換えることによ
り、ほゞ連続的に利用熱媒体3の昇温を行う。なお、第
5図においてはガス管路切換弁17として4ポート2位置
切換弁を、また熱源切換弁19として8ボート2位置切換
弁を、それぞれ図示したが、管路の切り換えを行える弁
であれば任意のものを用いることができる。
(発明の効果) 本発明においては、ガス水和剤を作動流体としてもち
い、平衡反応の一方に反応熱のきわめて大きい包接化反
応を利用している。この結果、利用熱媒体3の昇温幅ま
たは冷却幅ΔT(T3−T1またはT2−T3)を第一の熱源1
と第二の熱源2の温度差T1−T2に比べてはるかに大きく
することが原理的に可能になる。
この点について具体的数値をあげると、第一の実施例に
おいて第一の熱源1として35℃の廃熱を、第二の熱源2
として5℃の外気をもちい、利用熱媒体3の水を60℃の
温水とすることができた。これは、現実の装置における
熱の損失を考慮に入れれば、きわめて大幅な昇温という
ことができる。ケミカルヒートポンプはもともと機械的
エネルギーをほとんど必要としないものであるので、こ
の場合の成績係数も10ときわめて高い(この場合の成績
係数の算出における入力エネルギーの値としては、機械
的ポンプ10a、13a等に必要な電気エネルギー等、外部か
ら加えられるエネルギー量を用いる。第1の熱源1の熱
はもともと使用できなかったものである。したがって、
システムの実際的効率は、汲み上げられた熱量と外部か
ら加えられたエネルギーの比で与えるのが適当だからで
ある)。
したがって、本発明によれば低品位の廃熱を用いて極め
て効率的に実用的な暖房等を行うケミカルヒートポンプ
を実現することができ、その利用価値は非常に高い。ま
た地下水を熱源として農業設備に応用すれば極めて効率
的なシステムが実現できる。
また本発明においては、ガス水和剤の包接化反応により
生成した水和物を、まず液相水和剤と水に分離した後、
液相水和剤を気化させることにしている。よって熱源と
して利用可能な温度領域を拡大し、広い範囲の利用分野
に応用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ガス水和剤の平衡反応における平衡圧力Pの
対数log Pと絶対温度Tの逆数1/Tの間の関係を示す
包接化反応を利用したヒートポンプの原理を説明するグ
ラフ、 第2図は、第1図と同様のグラフであるが本発明の原理
を示す図、 第3図は、本発明にかかる連続フロー方式の第一の実施
例のブロック図、 第4図は第1図に模式的にしめされた平衡圧と温度の関
係を第3図の実施例に用いられるガス水和剤および吸収
剤について詳しく示すグラフ、 第5図は、第3図と同様のヒートポンプであるが、連続
フロー方式に代えバッチ処理方式を採用した第二の実施
例のブロック図、 第6図は、従来のケミカルヒートポンプにおける平衡反
応の平衡圧力Pの対数log Pと絶対温度Tの逆数1/T
の関係を示すグラフ、 第7図および第8図はケミカルヒートポンプの原理を示
す概念図である。 1:第一の熱源、2:第二の熱源 3:利用熱媒体、4:第一の反応槽 5:第二の反応槽、6:第三の反応槽 7:第四の反応槽、8:ガス管路 9:水移送管、10:水和物移送管 11:熱交換器、12,13:吸収剤移送管 14:熱交換器、15:液化水和剤移送管 17:ガス管路切換弁、19:熱源切換弁

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜熱、吸収反応熱を含む作動流体の反応熱
    の吸収、放出現象を利用し、第一の熱源と、第一の熱源
    より低い温度の第二の熱源をもちいて、第一の熱源の温
    度にほぼ等しい温度において作動流体が吸収した熱を、
    第一の熱源の温度より高い温度において作動流体から放
    出させて利用熱媒体を前記第一の熱源より高い温度に昇
    温する暖房、昇温用のケミカルヒートポンプにおいて、
    包装化反応によりガス水和物を形成するガス水和剤を作
    動流体とし、 A)下記D)の手段で生成されたガス水和剤の水和物を
    前記第一の熱源と熱的に接触させて温度を上昇させ、該
    水和物から液相水和剤を分解生成させ、次いでこの分解
    生成した液相水和剤を気化させ、作動流体であるガス水
    和剤に気化潜熱を吸収させ、前記水和物からの液相水和
    剤の分解生成と、このようにして生成した前記液相水和
    剤の気化とを、前記ガス水和剤の水和物の供給を切替え
    ながら2以上の槽において別々に行う手段と、 B)前記A)の手段で発生した気化されたガス水和剤を
    前記利用熱媒体との熱的接触下において吸収剤に吸収さ
    せ、作動流体であるガス水和剤から放出された吸収反応
    熱により前記利用熱媒体を前記第一の熱源より高い温度
    に昇温する手段と、 C)前記B)の手段により吸収剤に吸収されたガス水和
    剤を、前記第一の熱源との熱的接触下において吸収剤か
    ら放出させる手段と、 D)前記C)の手段により放出されたガス水和剤を前記
    第二の熱源との熱的接触下において水和させ包接化反応
    により水和物を生成する手段と、 を備えることを特徴とする、包接化反応を利用したヒー
    トポンプシステム。
  2. 【請求項2】包接化反応によりガス水和物を形成するガ
    ス水和剤は、フロンまたはフロンの混合物であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の包接化反応を利
    用したヒートポンプシステム。
  3. 【請求項3】ガス水和剤を吸収、放出する吸収剤は、N,
    Nジメチルホルムアミド、ジブチルフタレイト、イソブ
    チルアセテイト、テトラエチレングリコールジメチルエ
    ーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテルのうち
    いずれか1つであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項または第2項記載の包接化反応を利用したヒートポ
    ンプシステム。
  4. 【請求項4】前記A)、B)、C)およびD)の手段
    は、それぞれ独立の反応槽においてそれぞれの過程を行
    い、前記A)の手段の過程を行う反応槽と前記B)の手
    段の過程を行う反応槽の間、および前記C)の手段の過
    程を行う反応槽と前記D)の手段の過程を行う反応槽の
    間を、前記作動流体であるガス水和剤を導くガス管路に
    よりそれぞれ接続したことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項ないし第3項のいずれかに記載の包接化反応を利
    用したヒートポンプシステム。
  5. 【請求項5】前記B)の手段の過程を行う反応槽内にお
    いて水和剤を吸収した吸収剤を、該反応槽から前記C)
    の手段の過程を行う反応槽に送る水和剤吸収済み吸収剤
    移送手段と、 前記C)の手段の過程を行う反応槽内において水和剤を
    放出した吸収剤を、該反応槽から前記B)の手段の過程
    を行う反応槽に送る水和剤放出済み吸収剤移送手段と、 を備えることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の
    包接化反応を利用したヒートポンプシステム。
  6. 【請求項6】前記水和剤吸収済み吸収剤移送手段および
    水和剤放出済み吸収剤移送手段は、管路、または管路お
    よび機械的ポンプよりなることを特徴とする特許請求の
    範囲第5項記載の包接化反応を利用したヒートポンプシ
    ステム。
  7. 【請求項7】前記A)の手段の過程を行う反応槽を2以
    上設け、切り換え式とし、該反応槽内において水和剤か
    ら分解生成した水を、該反応槽から前記D)の手段の過
    程を行う反応槽に送る水移送手段と、 前記D)の手段の過程を行う反応槽内において水和物生
    成反応により生じた水和物を該反応槽から前記A)の手
    段の過程を行う反応槽に送る水和物移送手段と、 を備える特許請求の範囲第4項ないし第6項のいずれか
    に記載の包接化反応を利用したヒートポンプシステム。
  8. 【請求項8】前記水移送手段および水和物移送手段は、
    管路、または管路および機械的ポンプよりなることを特
    徴とする特許請求の範囲第7項記載の包接化反応を利用
    したヒートポンプシステム。
  9. 【請求項9】前記水移送手段と水和物移送手段を熱的に
    接触させて熱交換を行わせる熱交換手段を設けたことを
    特徴とする特許請求の範囲第7項または第8項記載の包
    接化反応を利用したヒートポンプシステム。
  10. 【請求項10】前記水和剤吸収済み吸収剤移送手段と前
    記水和剤放出済み吸収剤移送手段を熱的に接触させて熱
    交換を行わせる熱交換手段を設けたことを特徴とする特
    許請求の範囲第5項または第6項に記載の包接化反応を
    利用したヒートポンプシステム。
  11. 【請求項11】前記A)の手段の過程を行う反応槽にお
    いて水和物の分解と液相水和剤の気化が進行し、かつ前
    記D)の手段の過程を行う反応槽において水和物形成を
    進行した段階において、 前記A)の手段の過程を行っていた反応槽と前記B)の
    手段の過程を行う反応槽を接続する前記ガス管路、およ
    び前記C)の手段の過程を行う反応槽と前記D)の手段
    の過程を行っていた反応槽を接続する前記ガス管路を切
    り換える管路切換手段と、 前記A)およびD)の手段の過程をそれぞれ行っていた
    反応槽と第1および第2の熱源の間の熱的な接続を切り
    換える熱源切換手段と、 を備え、前記A)の手段の過程を行っていた反応槽にお
    いて前記D)の手段の過程を行わせ、また前記D)の手
    段の過程を行っていた反応槽において前記A)の手段の
    過程を行わせることを特徴とする特許請求の範囲第4項
    ないし第6項および第10項のいずれかに記載の包接化反
    応を利用したヒートポンプシステム。
  12. 【請求項12】前記第一の熱源は、廃熱または地下水で
    あり、前記第二の熱源は冷却水または外気であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第11項のいずれ
    かに記載の包接化反応を利用したヒートポンプシステ
    ム。
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