JPH0668378B2

JPH0668378B2 - 調理器

Info

Publication number: JPH0668378B2
Application number: JP63161241A
Authority: JP
Inventors: 拓雄大原; 正巳大津; 盛一郎小林; 光章田渕
Original assignee: Tottori Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1988-06-29
Filing date: 1988-06-29
Publication date: 1994-08-31
Anticipated expiration: 2009-08-31
Also published as: JPH0210026A

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野本発明は所定の容器内に必要なパン材料を収納し、スタ
ート操作等を行うことで、かきまぜから焼き上げ迄の製
パン工程を自動的に行う機能を備えた調理器に関する。

(ロ)従来の技術近年例えば特開昭６３−３１６２６号公報にて示される
様に容器内に所定の材料をセットするだけで焼き立ての
パンができる全自動の製パン機が商品化されている。一
方上記製パン器では、「ねり」、「発酵」、「焼き上
げ」等の動作中の工程を示す表示器、並びに残り時間等
を示す表示器を設けているが、上記各工程の進行状態を
表示するものがなく、調理の途中で手を加えたい場合、
非常に不便であるという問題がある。

(ハ)発明が解決しようとする課題本発明は製パン工程の各工程の進行状態を表示する事を
目的とする。

(ニ)問題点を解決するための手段本発明はこね、発酵、ねかし、焼き、等の一連の製パン
工程を自動的に行う制御手段を備えたものにおいて、各
工程名を実行順に配置し、制御手段により製パン工程を
実行時に、実行中の工程名のみを順次発光表示する工程
表示を設けると共に、調理室内の温度を複数のバーで表
示する温度表示部を設け、この温度表示部に沿って製パ
ン工程の工程名を順次配設し、温度表示部を工程表示部
に兼用して成るものである。

(ホ)作用上記工程表示にて各工程の進行状態を知ることができ
る。

(ヘ)実施例本発明の実施例を先ず第１図に基づき説明すると、(1)
は調理器本体で、前面開口の調理室(2)を区画形成して
いると共に、この調理室の奥部に分布板(3)を介して循
環ファン(4)を収納した送風室(5)を区画形成している。
尚上記調理室開口には扉(6)を開閉自在に装着してい
る。

又上記調理室(2)の下方には、ガスバーナ(7)をその炎孔
を後方に向けて装着した燃焼室(8)を形成し、上記循環
ファン(4)の回転によりガスバーナ(7)の燃焼熱気を分布
板(3)の左右より調理室(2)内に供給する。

一方上記調理室(2)の底板の略中央には通孔(9)を穿設し
ていると共に、この通孔部にはホッパー受台(10)を装着
してある。このホッパー受台(10)には、調理室(2)内の
底部に位置してパン練り容器(11)を着脱自在に係着する
複数の係合爪(12)を一体形成している。

上記パン練り容器(11)は、その裏面にホッパー台(13)を
固定し、且つこのホッパー台には上記ホッパー受台(10)
の係合爪(12)に着脱自在に係合するフランジ(14)を一体
形成していると共に、上記ホッパー台(13)の略中央部の
挿通孔内にパン練りシャフト(15)を挿通している。尚こ
のパン練りシャフト(15)の上端は上記パン練り容器(11)
内に突出し、該部にパン練り羽根(16)を着脱自在に連結
すると共に、下端にコネクター(17)を固定している。

(18)は上端を上記ホッパー受台(10)の略中央部に穿設し
た嵌入孔内に挿入し、下端にプーリー(19)を固定した回
転シャフトで、上端には上記コネクター(17)と係合する
コネクター(20)を固定している。尚(21)は上記回転シャ
フト(18)を回転駆動するモータで、ベルト(22)を介して
駆動する。

一方第２図は上記調理器本体(1)の前面適所に装着した
操作パネルを示しており、左側に例えば蛍光表示管によ
る表示器(23)を装着していると共に、この表示器の右側
に、電子レンジキー、手造りキー、タイマーキー、スタ
ートキー、高速レンジキー、ベーカリーキー、温度設定
キー、取り消しキーの各キー群(24)を装着している。尚
上記タイマーキー並びに温度設定キーは回転摘みにて構
成している。

又上記表示器(23)の拡大図を第４図に示している。この
表示器(23)は予約設定表示(25)、時計設定表示(26)タイ
マー表示(27)、誤り表示(28)、連続燃焼表示(29)、予約
動作表示(30)、高温表示(31)、発酵設定表示(32)、ガス
燃焼表示(33)、調理コース表示(34)、工程名表示(35)、
温度表示部(36)を設けると共に、上記工程名表示(35)は
温度表示に沿って、こね、発酵１（一次発酵）、ねか
し、発酵２（二次発酵）、焼き、の製パン工程の各工程
名を順次配置している。

尚上記温度表示(36)は、適宜点滅する複数のバーを並設
して構成していると共に、その内の(イ)はこね工程表
示、(ロ)は一次発酵工程表示、(ハ)はねかし工程表示、
(ニ)は二次発酵工程表示、(ホ)は焼き工程表示を兼用して
おり、その工程の経過程度に応じて左側より順次点灯す
る。

而して先ず一般の自動製パン調理を行う場合にはパン練
り容器(11)を調理室(2)内に装着すると共に該容器(11)
内に小麦粉等の材料をセットし、扉(6)を閉じる。次い
でベーカリーキーを押すと調理コース表示(34)が点灯す
ると共に、タイマー表示(27)に調理のトータル時間が表
示され、スタートキーを押せば調理を開始する。尚上記
タイマー表示(27)は通常時計表示を行っている。

そして上記調理を開始すると、例えば第３図にて示す様
に「かきまぜ」、「こね」、「一次発酵」「ガス抜
き」、「ねかし」、「ガス抜き」、「二次発酵」、「前
焼き」、「本焼き」の各工程を例えば図中に示す時間に
て行い、この時「こね」工程の実行時には、温度表示部
(36)のこね工程表示(イ)部分がその経過に応じて左側よ
り順次点灯する。

即ち「こね」の場合は例えば３５分こね調理を行うの
で、調理を開始するとこね工程表示の(イ)の左端バーが
点灯し、１０分経過すると左端バーと中央バーが点灯
し、更に１０分経過すると(イ)の全部のバーが点灯する
と共に、タイマー表示(27)に全工程の残り時間が表示さ
れる。

そこで、例えばパンの生地にピーナツ、レーズン等を混
ぜる場合には、上記「こね」工程が終了した後扉(6)を
開けて容器(11)内にピーナツ等の材料を入れ、再び扉
(6)を閉じる。

そして上記「こね」工程が終了すると、工程各表示(35)
のこね名が消灯して一次発酵名が点灯すると共に、一次
発酵工程表示(ロ)が点灯する。尚、この時上記のこね工
程表示(イ)も連続して点灯し、以降上記の要領にて工程
名表示の焼き名並びに焼き工程表示(ホ)迄点灯表示す
る。

(ト)発明の効果本発明による構成により、製パン工程を実行中には、工
程表示部の実行中の工程名のみを発光表示する事で、製
パン工程の進行状態を一目で確実に判断出来ると共に、
各工程名を温度表示部に沿って配設する事で、製パン工
程の各工程内の進行状態を知る事が出来、調理の途中で
手を加える場合、そのタイミングを容易且つ正確に判断
出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による調理器の側面縦断面図、第２図は
同じく操作パネルの正面図、第３図は同じく製パン工程
の説明図、第４図は同じく操作パネルの要部拡大図であ
る。 (35)……工程表示部、(36)……温度表示部、(イ)……こ
ね工程表示、(ロ)……一次発酵表示、(ハ)……ねかし工程
表示、(ニ)……二次発酵表示、(ホ)……焼き工程表示。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者小林盛一郎鳥取県鳥取市南吉方３丁目201番地鳥取三洋電機株式会社内 (72)発明者田渕光章鳥取県鳥取市南吉方３丁目201番地鳥取三洋電機株式会社内 (56)参考文献実開昭56−141090（ＪＰ，Ｕ)

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】こね、発酵、ねかし、焼き、等の一連の製
パン工程を自動的に行う制御手段を備えたものにおい
て、上記各工程名を実行順に配置し、上記制御手段によ
り製パン工程を実行時に、実行中の工程名のみを順次発
光表示する工程表示部を設けた事を特徴とする調理器。
【請求項２】調理室内の温度を複数のバーで表示する温
度表示部を設けると共に、この温度表示部に沿って製パ
ン工程の工程名を順次配設し、上記温度表示部を上記工
程表示部に兼用して成る、上記第１請求項記載の調理
器。