JPH0668310A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JPH0668310A
JPH0668310A JP4220231A JP22023192A JPH0668310A JP H0668310 A JPH0668310 A JP H0668310A JP 4220231 A JP4220231 A JP 4220231A JP 22023192 A JP22023192 A JP 22023192A JP H0668310 A JPH0668310 A JP H0668310A
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JP
Japan
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information recording
card
recording medium
shutter member
shuttle
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JP4220231A
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English (en)
Inventor
Takeshi Togawa
剛 外川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0668310A publication Critical patent/JPH0668310A/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/041Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs contained within cartridges
    • G11B17/043Direct insertion, i.e. without external loading means
    • G11B17/0434Direct insertion, i.e. without external loading means with mechanism for subsequent vertical movement of the disc

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  • Conveying Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャッタ部材による充分な防塵効果を図ると
ともに、シャッタ部材を駆動させるための専用の駆動手
段を不要とすることによりコストダウン、信頼性の向上
を図った情報記録再生装置を提供する。 【構成】 シャトル10に設けたスロープ41と、シャ
トル10の移動位置に応じてスロープ41と当接するこ
とにより変位するローラ40およびこのローラ40の変
位とともに変位するローラ39を有するレバー35と、
ローラ39の変位に応じて回動しながらローラ39と当
接するカード挿入口閉塞用当接部30a、カード挿入用
当接部30b、カード挿入口開放用当接部30cを有す
るシャッタ部材28を設け、このシャッタ部材28はシ
ャトル10の駆動源を利用して動作するようにした。ま
た、カード挿入口34のシャッタ部材28と当接する部
分にカード挿入口密閉用の弾性部材を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カード状情報記録媒体
に対し情報の記録/再生を行う、情報記録再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】カード状情報記録媒体(以下、単にカー
ドと略称する)に対し情報の記録/再生を行う情報記録
再生装置は、情報の記録/再生時にカードをカード挿入
口から装置内部に挿入し、ローディング機構により所定
位置に搬送し、カード載置台を載置台駆動機構によって
光学ヘッドに対して相対的に移動させて情報の記録、再
生を行うものである。情報の記録、再生後は、カード挿
入動作とほぼ逆の動作を行うことにより、再びカード挿
入口からカードを排出する。このようにカードの挿入、
排出を行うカード挿入口は、必要時以外は閉塞されてい
ることが必要である。つまり、カードの二重挿入防止、
装置内への塵埃侵入防止を図るためである。
【0003】このため情報記録再生装置は、カード挿入
口近傍にシャッタ部材を設け、このシャッタ部材の動作
によりカード挿入口の開閉を行っている。例えば、実開
平4−65号公報、実開平4−15757号公報には、
カードの一方側部を案内する搬送案内部材方向にカード
を押圧するとともにカードの移動にともない動作する押
圧部材を設け、この押圧部材の動作に連動して動作する
誤挿入防止部材を設けた内容が開示されている(従来例
1)。
【0004】また、実開昭63−78361号公報に
は、適応カードであることを検知する検知手段を設け、
さらに検知手段の動作に応じてカード挿入口を開放する
シャッタと、このシャッタの前段にシャッタの開動作に
基づいてカードの挿入を禁止するサブシャッタを設けた
内容が開示されている(従来例2)。
【0005】さらに、実公昭61−37103号公報に
は、図11に示すようにカード通路50を開放、閉塞す
るシャッタ部材51にソレノイド52のプランジャ53
と連動する連結板54を設け、シャッタ部材51と連結
板54の何れかに係合用突起部55を、他方にこの係合
用突起部55と係合しかつプランジャ53の非動作位置
でシャッタ部材51をカード通路50閉塞状態に維持す
る係合部56を設け、プランジャ53非動作時には前記
突起部55と係合部との係合によってシャッタ部材51
はカード通路を閉じた状態で位置固定され、シャッタ部
材51に外部から強制力を加えてもカード通路50に対
して退避不能となり、閉塞位置の状態に確実に保持され
るようにした内容が開示されている(従来例3)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のうち従来
例1は、簡素な構成でカードの装置内への二重挿入防止
を実現できるようになっているが、シャッタ部材による
充分な防塵効果を図ることができないという不具合があ
る。つまり、シャッタ部材とカード挿入口との間には、
シャッタ部材による閉塞時にも僅かな隙間が生じている
か、カードの二重挿入防止のみを目的としたシャッタ部
材の場合はカード挿入口は開放に近い状態にあるからで
ある。また、従来例2は適応カードであることを検知
し、検知手段に応じてシャッタを動作させるものである
ため、検知手段に相当する電気部品、例えばフォトイン
タラプタ等を必要とするため装置のコストアップを招く
という不具合がある。また、従来例3はカードの二重挿
入を防止するために動作する連結板を動作させるための
ソレノイド、およびこれらを駆動するための電気回路を
必要とするので装置が複雑化しコストアップを招くとと
もに、各部材が適正に動作する保証がないため信頼性の
低下を招くという不具合がある。
【0007】本発明は、上記不具合を解決すべく提案さ
れるもので、シャッタ部材による充分な防塵効果を図る
ことができるとともに、シャッタ部材を動作させる検知
手段を不要とし、さらにシャッタ部材を駆動するための
専用の駆動手段を不要とすることによりコストダウン、
信頼性の向上を図った情報記録再生装置を提供すること
を目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、載置台上に保持された情報記録媒体をヘ
ッドに対し相対的に移動させ、情報記録媒体に情報の記
録、再生の少なくとも一方を行う情報記録再生装置にお
いて、載置台に設けた当接部材と、載置台の移動位置に
応じて当接部材と当接することにより変位する第1の部
分およびこの第1の部分の変位とともに変位する第2の
部分を有する中間部材と、この中間部材の第2の部分の
変位に応じて情報記録媒体の搬送通路を横断する方向を
軸芯として回動しながら前記第2の部分と当接する情報
記録媒体挿入口閉塞用当接部および情報記録媒体挿入用
当接部および情報記録媒体挿入口開放用当接部を有する
シャッタ部材を設けた情報記録再生装置とした。さら
に、情報記録媒体挿入口から情報記録媒体を挿入させ、
載置台上に保持された情報記録媒体をヘッドに対し相対
的に移動させ、情報記録媒体に情報の記録、再生の少な
くとも一方を行う情報記録再生装置において、情報記録
媒体挿入口のシャッタ部材と当接する部分に、情報記録
媒体挿入口密閉用の弾性部材を設けた情報記録再生装置
とした。
【0009】
【作用】本発明は以上のように、載置台に設けた当接部
材、中間部材、シャッタ部材が設けられ、載置台上に保
持された情報記録媒体を移動させる動力源を用いてシャ
ッタ部材を駆動させ、情報記録媒体の搬送通路の開閉を
可能とした構成としているので、シャッタ部材を駆動す
るための専用のアクチュエータを必要とせず、装置構成
の簡素化が図れ、ひいてはコストダウン、信頼性の向上
を図れる。さらに、情報記録媒体挿入口に情報記録媒体
挿入口密閉用の弾性部材を設けているので、シャッタ部
材との当接により充分な防塵効果を発揮させることがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
を説明していく。図1、および図2はそれぞれ本発明に
係る情報記録再生装置の全体構成を示す斜視図および分
解斜視図である。図1中10は、カード載置台(以下、
単にシャトルと称する)を示している。このシャトル1
0は、その下面側から見た斜視図である図3に示すよう
に箱型形状をなし、媒体押し上げ部材であるトレイ11
と、シャトルベース10aに図1に示すように一体的に
設けられる媒体抑え部材であるアッパーメタル12、1
3と、シャトルベース10aおよびトレイ11を移動方
向(X方向)に相対移動可能に弾性支持する弾性支持手
段である引張ばね14とを具える。
【0011】アッパーメタル12、13は、少なくとも
媒体記録領域を覆わないように所定の間隔で離間して配
置されている。シャトルベース10aの下面(図3では
上面)には、エンコーダ15およびピン16を中心とし
て回転自在に支持されるローラ17が設けられている。
トレイ11のX方向の媒体挿入側(図3では左上側)端
部には、係合部材18が設けられており、係合部材18
は、図示X、Z方向に延在するスリット18aと傾斜面
および垂直面より成る曲面18bとを有しており、スリ
ット18aにはシャトルベース10aの媒体挿入側端部
にX方向に延在するように突設され、スリット18aよ
りも僅かに狭い直径のピン19が微小な隙間を形成する
状態で係合する。なお、トレイ11の媒体挿入側端部に
は、対を成すX方向の切欠き11a、11bが形成され
ている。
【0012】一方、トレイ11の上記端部と対向する端
部(図3では右下側)には、対を成す係合部11c、1
1dが形成されている。これら係合部は、媒体厚み方向
(Z方向)の段差を形成する形状を有しており、図2に
示すようにこの段差の部分にシャトルベース10a内側
壁に結合され媒体幅方向に(Y方向)に突設されたピン
20、21が係合する。なお、係合部11c、11dの
垂直面の幅Wは、ピン20とピン21の端面間の距離よ
りも僅かに狭くなるように設定してある。また、係合部
11c、11dは、引張ばね14の引張力によってシャ
トルベース10aおよびトレイ11が接近する際にスト
ッパとして作用する。
【0013】また、図1、図2に示すようにシャトル1
0の側部でかつ後述するレバー35の一端に設けたロー
ラ40と対向する個所に、スロープ47(当接部材)を
形成しシャトル10の移動によりレバー35を変位させ
るようにしている。また、図2に示すようにシャトルベ
ース10aの上面中央部には押圧ばね22が一体的に設
けられ、この押圧ばね22上にトレイ11が載置され、
媒体記録領域を覆わないようにカードを押さえるアッパ
ーメタル12、13をシャトルベース10aに取りつけ
ることにより、トレイ11はピン19およびピン20、
21を介してガイドされ、図中X方向およびZ方向にス
ライドされるようになる。なお、押圧ばね22はZ方向
においてトレイ11をアッパーメタル12、13側に押
圧付勢している。また、トレイ11はシャトル10がロ
ーディングポジションおよびその近傍にない場合は、図
3に示した引張ばね14によって図中X方向に、また図
2に示した押圧ばね22によってZ方向にそれぞれ付勢
されている。
【0014】シャトルベース10aの両側側面には、図
1および図2に示すようにシャトル10駆動用のボイス
コイルモータ23のボイスコイル24、25が設けられ
ている。また、シャトル10にはガイドシャフト26が
嵌め合わされておりシャトル10はガイドシャフト26
および図3に示したローラ17によってX方向に移動可
能に支持されている。さらに、ボイスコイルモータ23
に近接してX方向に延在するリニアスケール27が設け
られており、図3に示したエンコーダ15がリニアスケ
ール27のスリットを検出することにより得られる信号
によってシャトル10の位置制御、速度制御がなされ、
シャトル10はガイドシャフト26とローラ17にガイ
ドされ、図示していない光学ヘッドに対して往復運動が
なされる。
【0015】シャッタ部材28は、図4に示した斜視図
のように、フラップ部29、カム部30を有し、ピン3
1がY方向に突設されている。このシャッタ部材28
は、図1に示すようにローディングベース32にピン3
1が保持され、このピン31を中心にY軸回りに回動自
在となっている。また、カム部30には凹部が形成さ
れ、この凹部を形成する周壁はカード挿入口閉塞用当接
部30a、カード挿入用当接部30b、カード挿入口開
放用当接部30cを有し、後述するローラ39と当接す
るようになっている。また、シャッタ部材28は、図2
に示すようにコイルバネ33によってフラップ部29
が、シャッタ部材28の近傍に配設されているカード挿
入口34に当接される方向に附勢されている。
【0016】カード挿入口34のフラップ部29が当接
する部分には、例えばクロロプレンゴム等に代表される
弾性部材34aが具備されており、シャッタ部材28が
回動しカード挿入口34の開口部を閉塞するように位置
すると、シャッタ部材28とカード挿入口34との当接
箇所に隙間が生ぜず装置内部への塵埃の侵入を防止でき
るようになっている。また、図2に示すように、ローデ
ィングベース32にはへの字状のレバー35(中間部
材)が回動中心36を中心に回動自在に取付けられ、コ
イルバネ37によってレバー35の一端近傍がストッパ
38に当接する方向に附勢されている。このレバー35
の両端には、ローラ39(第1の部分)とローラ40
(第2の部分)とが回転可能に取付けられ、ローラ39
はシャッタ部材28のカム部30と当接し、ローラ40
はシャトルベース10aに形成されたスロープ47と当
接するようになっている。
【0017】次に、ローディングベース32内に配設さ
れているローディングユニットについて説明すると、図
2に示すようにカード(図示していない)を挿入する前
述したカード挿入口34とY軸回りに回動してカード挿
入口34をローディングユニット内部で開閉する前述し
たシャッタ部材28と、Y方向に延在する軸41に設け
られ軸41を中心として回転する例えばゴム製の駆動ロ
ーラ42と、Y方向に延在する軸43に設けられ軸43
を中心として回動する従動ローラ44と、図示していな
いギア列を介して軸41を回転させるモータ45が配設
されている。なお、従動ローラ44は、例えばポリアセ
タールのような自己潤滑性の良好な樹脂製であり、軸4
3に対して回転可能に保持されているため、駆動ローラ
42の回転力がカードを介して従動ローラ44に伝達さ
れても軸43自体は回転しない構成となっている。
【0018】次に、図5〜図10に従いシャトル10へ
のカードのローディング動作(カード挿入動作)、およ
びシャトル10からのカードのイジェクト動作(カード
排出動作)について説明する。先ず、図5に示す状態
は、シャトル10がローディング待機位置よりも図中右
側、すなわち図示していないカードへのリード/ライト
時に通過あるいは停止する領域内に位置する場合を示し
ている。この状態においてはトレイ11は押圧ばね22
(図示していない)によって図中上方に押圧され、トレ
イ11の図中左端近傍はアッパーメタル12、13に当
接された状態となっている。一方、トレイ11の図中右
端近傍は、シャトルベース10に設けられたピン20、
21とトレイ11に形成された係合部11c、11dと
が係合するため(図2、図3)、アッパーメタル12、
13に対しカードの厚みよりも僅かに狭い隙間を形成し
て離間している。
【0019】この場合、レバー35はコイルバネ37
(図2)によって、図中左端部近傍がストッパ38に当
接されるように図中反時計周り方向に附勢されている。
したがって、図6に示すようにカード挿入口34から装
置内部にカード46を挿入しようとしても、シャッタ部
材28に設けられたカム部30のカード挿入口閉塞用当
接部30aにローラ39が当接することによりストッパ
として作用し、シャッタ部材28の開動作を阻止してし
まう。つまり、シャトル10がローディング待機位置よ
りも図中右方に位置する場合は、カード挿入口34に設
けられた弾性部材34aとシャッタ部材28のフラップ
部29が当接し、カード46の装置内への挿入ができな
いので、カード46の二重挿入が防止されるとともに、
装置内への塵埃の侵入をも防止できる。
【0020】次に図7は、図5の状態から駆動機構によ
りシャトル10を図中左方向に移動させ、ローディング
待機位置に停止させている状態を示している。このよう
に図5の状態から図7の状態にシャトル10を移動させ
ていくと、シャトルベース10のスロープ47とローラ
40とが当接するので、レバー35はコイルバネ37の
附勢力に抗して時計方向に回動し図7に示す位置にまで
達する。
【0021】この状態で図8に示すようにカード挿入口
34からカード46を装置内部に挿入しようとすると、
シャッタ部材28に設けられたカム部30のカード挿入
用当接部30bにローラ39が当接し、レバー35は図
中時計回りに回動するとともにシャッタ部材28は反時
計回りに回動し、カード46の挿入経路を開放するので
図9に示したような状態となり、カード46はシャッタ
部材28に阻止されることなく挿入されていく。この
時、カード46の先端部を図示していないセンサによっ
て検出すると、シャトル10は更に図中左方向へ移動
し、図10に示すローディング位置にまで達すると停止
する。
【0022】このように図9の状態から図10の状態ま
でシャトル10が移動する時には、シャトルベース10
のスロープ47とローラ40とが再び当接し、レバー3
5はコイルバネ37(図2)の附勢力に抗して図10に
示した位置まで時計回りに回動する。同時にシャッタ部
材28に設けられたカム部30のカード挿入口開放用当
接部30cとローラ39とが当接し、シャッタ部材28
もコイルバネ33(図2)の附勢力に抗して、図10に
示した位置まで図中反時計回りに回動する。
【0023】また、図9の状態から図10の状態に移行
する時には、係合部18が軸43に係合することにより
トレイ11の前部が押し下げられ、トレイ11が係合部
18と軸43との係合により図中左方向への移動ができ
なくなった後、シャトルベース10のトレイ11以外の
部分が、引張バネ14(図3)を伸長させながら移動
し、図10に示すローディング位置に達するのである。
【0024】この時、図2に示すように、シャトルベー
ス10に設けられたピン20、21と係合するトレイ1
1に設けられた係合部11c、11dに形成されたスロ
ープ(図2では係合部11d−1のみが図示されてい
る)によってトレイ11の後部が押圧ばね22の附勢力
に抗して押し下げられ、アッパーメタル12、13との
間隔は全域にわたってカード厚以上に押し広げられる。
すなわち、図10に示される状態においては、シャッタ
部材28によるカード46への抵抗、さらにシャトル1
0のカード保持部材によるカードへの抵抗がほとんどな
く、装置内へのカード挿入をスムーズに行うことができ
る。
【0025】次に、シャトル10からカード46を排出
する場合(イジェクト時)について説明する。図7に示
す位置から図10に示す位置までシャトル10が移動す
る間は、シャトルベース10aのスロープ47とローラ
40とは継続的に当接している。また、レバー35はコ
イルバネ37の附勢力に抗して図10に示される位置ま
で時計回りに回動し、これに伴うシャッタ部材28に設
けられたカム部30のカード挿入口閉塞用当接部30
a、カード挿入用当接部30b、カード挿入口開放用当
接部30cとローラ39との当接により、シャッタ部材
28も図10に示される位置までコイルバネ33の附勢
力に抗して回動する。
【0026】なお、図10に示す位置でカード46が排
出されていく場合、挿入時とは異なりカード46はシャ
ッタ部材28に全く接触することなくカード挿入口34
に導かれていく。また、カード46を排出する場合は、
カード挿入時と同様にトレイ11とアッパーメタル1
2、13との間隔は、全域にわたってカード厚以上に押
し広げられているので、シャトル10のカード保持部材
によるカード46への抵抗がほとんどなく、カード46
はスムーズに装置外に排出されていく。
【0027】本発明は以上の実施例に限定されるもので
はなく、幾多の変更、変形が可能である。例えば、本発
明ではカードの先端をセンサにより検出しシャトルを移
動させるようにしているが、シャッタ部材の回転を検出
させシャトルを移動させるようにしてもよい。またシャ
トルベースに設けるスロープの位置は、シャトルベース
上面あるいはシャトルベース側面に設け、同時にシャッ
タの回転方向を変更し、あるいはレバーによって形成さ
れるリンクを2段以上に構成するようにしてもよい。ま
た、シャトルの駆動源にボイスコイルモータを用いてい
るが、リニアステッピングモータ等に置き換えてもよ
く、あるいは回転モータを用いてベルトやワイヤでシャ
トルを駆動するようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のごとく本発明によれば、載置台に
設けた当接部材、中間部材、シャッタ部材が設けられ、
載置台上に保持された情報記録媒体を移動させる動力源
を用いてシャッタ部材を駆動させ、情報記録媒体の搬送
通路の開閉を可能とした構成としているので、シャッタ
部材を駆動するための専用のアクチュエータを必要とせ
ず、装置構成の簡素化が図れ、ひいてはコストダウン、
信頼性の向上を図れる。さらに、情報記録媒体挿入口に
情報記録媒体挿入口密閉用の弾性部材を設けているの
で、シャッタ部材との当接により充分な防塵効果を発揮
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報記録再生装置の全体構成を示
す斜視図である。
【図2】同情報記録再生装置の全体構成を示す分解斜視
図である。
【図3】同情報記録再生装置のシャトルベースを下面側
から見た斜視図である。
【図4】同情報記録再生装置のカード挿入口とシャッタ
部材を示す斜視図である。
【図5】同情報記録再生装置において、シャトルがリー
ド/ライト時の駆動領域内にはあるがローディング位置
にはない状態を示す断面図である。
【図6】同情報記録再生装置において、シャトルが図5
の状態からローディング位置に向かって移動する途中の
状態を示す断面図である。
【図7】同情報記録再生装置において、シャトルがロー
ディング待機位置で停止した状態を示す断面図である。
【図8】同情報記録再生装置において、ローディング待
機位置にあるシャトルへカードを挿入しようとする状態
を示す断面図である。
【図9】同情報記録再生装置において、カードが挿入さ
れるとともにシャッタ部材が回動する状態を示す断面図
である。
【図10】同情報記録再生装置において、シャトルがロ
ーディング位置まで移動し停止した状態を示す断面図で
ある。
【図11】従来例を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
10a シャトルベース 11 トレイ 11d−1 スロープ 12 アッパーメタル 13 アッパーメタル 15 エンコーダ 18 係合部 19 ピン 20 ピン 21 ピン 22 押圧ばね 23 ボイスコイルモータ 24 コイル 25 コイル 26 ガイドシャフト 27 リニアスケール 28 シャッタ部材 33 コイルバネ 34 カード挿入口 35 レバー 36 回動中心 37 コイルバネ 38 ストッパ 39 ローラ 40 ローラ 41 軸 42 駆動ローラ 43 軸 44 従動ローラ 45 モータ 47 スロープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体挿入口から情報記録媒体を
    挿入させ、載置台上に保持された情報記録媒体をヘッド
    に対し相対的に移動させ、情報記録媒体に情報の記録、
    再生の少なくとも一方を行う情報記録再生装置におい
    て、 載置台に設けた当接部材と、載置台の移動位置に応じて
    当接部材と当接することにより変位する第1の部分およ
    びこの第1の部分の変位とともに変位する第2の部分を
    有する中間部材と、この中間部材の第2の部分の変位に
    応じて情報記録媒体の搬送通路を横断する方向を軸芯と
    して回動しながら前記第2の部分と当接する情報記録媒
    体挿入口閉塞用当接部および情報記録媒体挿入用当接部
    および情報記録媒体挿入口開放用当接部を有するシャッ
    タ部材を設けたことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 情報記録媒体挿入口から情報記録媒体を
    挿入させ、載置台上に保持された情報記録媒体をヘッド
    に対し相対的に移動させ、情報記録媒体に情報の記録、
    再生の少なくとも一方を行う情報記録再生装置におい
    て、 情報記録媒体挿入口のシャッタ部材と当接する部分に、
    情報記録媒体挿入口密閉用の弾性部材を設けたことを特
    徴とする情報記録再生装置。
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