JPH0620368A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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Publication number
JPH0620368A
JPH0620368A JP4175415A JP17541592A JPH0620368A JP H0620368 A JPH0620368 A JP H0620368A JP 4175415 A JP4175415 A JP 4175415A JP 17541592 A JP17541592 A JP 17541592A JP H0620368 A JPH0620368 A JP H0620368A
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JP
Japan
Prior art keywords
guide
magnetic head
disk cartridge
cartridge
disk
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Pending
Application number
JP4175415A
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English (en)
Inventor
Masao Sato
正男 佐藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ディスク装置の装置サイズは年々小型化
されてきており、特に、装置の高さ方向は薄くなる方向
にある。それを達成するためには、ディスクカートリッ
ジ挿排出時の磁気ヘッドとディスクカートリッジとの隙
間をできるだけ小さくして、しかもディスクカートリッ
ジ挿入時に磁気ヘッドを損傷させない案内機構を備えた
高信頼性の超薄型の装置を造ることを目的とする。 【構成】 その案内機構は傾斜溝を備えたカムとスライ
ド板から突出した突起とを係合してスライド板の動作を
スライド板の移動方向と直交する方向に変換でき、ディ
スクカートリッジと摺接する案内部を持つ案内板がアン
ロード状態では傾斜部を配置した台座上に乗り上げ、ロ
ード状態には、ディスクカートリッジの下面に案内板が
退避する動作をする機構を備えた媒体案内機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピュータの外部
記憶装置である磁気ディスク装置(FDD装置)におけ
るディスクカートリッジ挿排出時の案内をする磁気ディ
スク装置の媒体案内機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ディスク装置では、例えば、
図13は実開平2−76355号公報に示された磁気デ
ィスク装置のロード状態における要部簡略斜視図、図1
4は図13からディスクホルダ7及びシャッタオープナ
機構12を取り除いたロード状態にある要部簡略平面
図、図15は図13からディスクホルダ7及びシャッタ
オープナ機構12を取り除いたアンロード状態にある要
部簡略平面図、図16は一般的な磁気ディスク装置の要
部簡略断面図である。図13において、1は、磁気媒体
を収納し記録/再生のための窓の付いたディスクカート
リッジケース1aとこの窓を開閉するシャッタ1b等の
組立体(以下ディスクカートリッジと称す)、2は、デ
ータの記録/再生を行なうS1記録ヘッド、3は磁気媒
体を回転させるためのスピンドルモータ、4は、S1磁
気ヘッド2を担持したS1ヘッドアーム、5は、S1ヘ
ッドアーム4と対向して磁気媒体の半径方向に移動する
S0ヘッドキャリッジ、6は、S1磁気ヘッド2を磁気
媒体と当接させるためにS1ヘッドアーム4を加圧する
加圧バネ、7は、ディスクカートリッジ1を収納しなが
らロード位置(ディスクカートリッジ1の装着位置)と
アンロード位置(ディスクカートリッジ1の非装着位
置)の間の昇降を行なうディスクホルダ、7aは、ディ
スクホルダ7より突設させた突起、8は、ディスクホル
ダ7の昇降手段となるスライド板、8aは、スライド板
8に設けられたガイド溝、8bは、ディスクホルダ7の
昇降に使われるカム機構の一端を成す傾斜状カム溝、9
は、スライド板8の先端8cに取り付けたイジェクトボ
タン、10は、装置部材を搭載する基台、11は基台1
0に嵌合させたガイド溝8aと係合し、スライド板8の
案内をするガイドピン、12は、ディスクカートリッジ
1のシャッタ1bを開閉させるためのシャッタオープナ
機構、図14において、3aは、ディスクカートリッジ
1を装着するチャッキング装着面、3bは、磁気媒体の
位置決めをするスピンドルモータシャフトである。図1
6において、13は、S1磁気ヘッド2と対向した位置
に配置したS0磁気ヘッドである。
【0003】次に、動作について説明する。ディスクカ
ートリッジ1は図16に示したようにディスクホルダ7
の案内で装置の内部へ挿入され、それに伴って、図13
に示したディスクホルダ7上に配設した回動自在のシャ
ッタオープナ機構12がディスクカートリッジ1のシャ
ッタ1bを矢印A方向に開口させる。そのシャッタオー
プナ機構12が回動してシャッタ1bを完全に開口させ
ると図には示していないアンロード位置で保持されてい
たスライド板8の保持手段が解除されて、スライド板8
と連動するディスクホルダ7がアンロード位置からロー
ド位置まで降下する。そのとき、S1磁気ヘッド2を担
持したS1ヘッドアーム4は、ディスクホルダ7の昇降
に連動してアンロード位置とロード位置との間で回動可
能となり、アンロード位置ではS1ヘッドアーム4とS
0ヘッドキャリッジ5とが離間され、ロード位置では加
圧バネ6がS1ヘッドアーム4を加圧することにより図
示していない磁気媒体をS1磁気ヘッド2とS0磁気ヘ
ッド13とで挟持させながらデータの読み書きを行な
う。
【0004】逆に、ディスクカートリッジ1を排出する
場合には、スライド板8の先端8cに取り付けたイジェ
クトボタン9をG方向に押圧しながら、スライド板8を
図14のロード位置から図15のアンロード位置まで移
動させる。すると、ディスクホルダ7は図13に示した
ようなディスクホルダ7から突設された突起7aとスラ
イド板8に設けた傾斜状のカム溝8bを係合させて構成
したカム機構によってロード位置からアンロード位置ま
で押し上げられる。そのディスクホルダ7がアンロード
位置まで押し上げられるとその瞬間にディスクカートリ
ッジ1がスピンドルモータ3から離脱され、シャッタオ
ープナ機構12によってディスクホルダ7の案内でディ
スクカートリッジ1は装置の外に排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気ディスク装
置の媒体案内機構は以上のように、一般に、ディスクカ
ートリッジ1を水平に挿入し、ディスクホルダ7の下面
7bと当接させながらディスクカートリッジ1をデータ
の読み書き可能なロード位置まで案内をしていた。しか
し、このディスクホルダ7だけによる媒体案内機構で
は、ディスクホルダ7の形状誤差、スライド板8とディ
スクホルダ7との組立誤差、あるいはディスクカートリ
ッジ1のシャッタ1bのたわみ等がロード位置までの案
内の案内精度に悪影響を及ぼしていた。そのため、仮
に、ディスクカートリッジ1とS1磁気ヘッド2あるい
はS0磁気ヘッド13との隙間を小さく設定するとそれ
らの誤差成分の影響で、ディスクカートリッジ1を挿入
するときに、離間しているS1磁気ヘッド2あるいはS
0磁気ヘッド13との隙間が小さくなり、S1磁気ヘッ
ド2あるいはS0磁気ヘッド13とを接触させてしまう
可能性が生じて、最悪、S1磁気ヘッド2あるいはS0
磁気ヘッド13を破壊してしまう恐れがあった。そのた
め、従来から信頼性を高めるためにはディスクホルダ7
の形状誤差等の誤差分を考慮に入れ、ディスクカートリ
ッジ1挿入時のディスクカートリッジ1とS1磁気ヘッ
ド2あるいはS0磁気ヘッド13との隙間を大きく採る
必要があった。つまり、装置の信頼性を考慮に入れると
ディスクカートリッジ1とS1磁気ヘッドあるいはS0
磁気ヘッド13との隙間は小さくすることができず、ひ
いては、上記の装置でこれ以上薄くできないといった問
題があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ために成されたものであり、磁気ディスク装置の媒体案
内機構の案内精度を上げられ、装置の厚さを薄くでき、
かつ磁気ディスク装置の高信頼性を得られるようにする
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる磁気デ
ィスクの媒体案内機構は、従来のようにディスクホルダ
7のみでディスクカートリッジ1を挿排出案内させるの
ではなく、ディスクカートリッジ1挿入時には移動可能
な案内部上をディスクカートリッジ1が接触しながらS
1磁気ヘッド2あるいはS0磁気ヘッド13との隙間を
確実に保ちながら通過して装置内部に挿入できるように
する。また媒体案内機構としてはアンロード時にはディ
スクカートリッジ1を案内できる位置に、ロード時には
ディスクカートリッジ1の下面に退避できるような動作
をするディスクホルダ7以外の専用の媒体案内機構を設
置する。
【0008】
【作用】この発明における磁気ディスク装置は、ディス
クカートリッジの挿入時には、案内部に接触してディス
クカートリッジを案内するので、ディスクホルダの形
状、あるいは組立誤差等には全く左右されない。
【0009】また案内部の移動のための動力を得る機構
を特別に設ける必要がなく、媒体案内機構の省スペース
化、部品点数の減少により装置の小型化が図れる。
【0010】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図1〜図8につ
いて説明する。なお、従来例と同一部分については同一
符号を付けて説明を省略する。図1は、磁気ディスク装
置における媒体案内機構の配置を示した平面図、図2は
図1に配置されている媒体案内機構だけを拡大して示し
たロード状態にあるときの平面図、図3は図2の媒体案
内機構の斜視図、図4は媒体案内機構のアンロード状態
を示す平面図、図5は図4の媒体案内機構の斜視図、図
6は媒体案内機構のアンロード状態からロード状態へ移
行中の状態を示す断面図、図7は媒体案内機構のロード
状態を示す断面図、図8は媒体案内機構が磁気ディスク
装置に搭載されたときの簡略断面図である。
【0011】図2において、14は、S0ヘッドキャリ
ッジ5を図示していない磁気媒体上の半径方向に移動さ
せるための案内をするガイドロッド、15は基台10と
の間でガイドロッド14を挟持して固定するガイドロッ
ド押えバネ、15aはL字状に折曲したL字折曲部、1
6はスライド板8の保持/解除を行うための回動自在な
回動レバー、17は回動レバー16に嵌合させた第1ピ
ン、19は基台10から出された係止板、20は基台1
0に嵌合させた第2ピン、21は第2ピン20に巻回し
て両端を第1ピン17と係止板19に係合され、上記1
6を矢印F方向に付勢している捻りコイルバネ、22は
少なくとも一面に傾斜部22aを配置した台座、23は
案内板、23aは案内板23の先端に設けられたテーパ
部、23bは長孔の傾斜状カム溝、23cは案内板23
に配設した回動レバー16との逃げ面、23dは薄肉の
屈曲アーム部、23eはガイド溝、23fはディスクカ
ートリッジ1と摺接する案内部23j上の平面部、23
gは屈曲アーム部23dの仮想回動支点、24は案内板
23のガイド溝23eと係合し、案内板23の案内をす
るための段付きネジ、25は台座22の固定をするため
の取付けネジ、26は、ガイドロッド押えバネ15を固
定する取付ネジ、27は一端が基台10に固定され、他
端がスライド板8の突出部8hの掛止部8iに固定され
てスライド板8をB1方向に付勢する引張りバネであ
る。
【0012】まず、この媒体案内機構の構成を図2で説
明すると、スライド板8の突出部8fを案内板23の上
面に配置させて案内板23の動作中の浮き止めとし、そ
の突出部8fから突設させた突起8dを案内板23に開
けた長孔の傾斜状カム溝23bに係合させる。そして、
案内板23にはスライド板8の移動方向B方向と直交す
るC方向に長孔のガイド溝23eを設け、その長孔のガ
イド溝23eに2本の段付きネジ24で嵌挿しながら基
台10に締着させる。この段付きネジ24を配したこと
で、案内板23をC方向に正確に案内移動させることが
できるようになり、さらに、案内板23の浮きも防止で
きる。また、基台10上に基台10とは異なった別部材
の樹脂でできた台座22にある傾斜角度を持った傾斜部
22aを案内板23の動作方向C2方向に設ける。そし
て、台座22を取付けネジ25によって基台10に固定
する。
【0013】次に、動作について説明する。図2に示し
たロード位置ではスライド板8からの突出部8hの掛止
部8iが引張りバネ27により付勢され、スライド板8
に開けられたガイド溝8gとガイドピン11が圧接され
ている。その位置からスライド板8の先端8cに取り付
けた図2では図示していないイジェクトボタン9をB2
方向に押圧していくと基台10に嵌合されたガイドピン
11の案内のもとでスライド板8は移動する。そして、
図4に示したアンロード位置まで移動させると、ディス
クホルダ7をスライド板8とディスクホルダ7とからな
る図2には示していないカム機構によりアンロード位置
まで押し上げる。
【0014】一方、図2では図示していないイジェクト
ボタン9を押圧していくとそれと一体になって移動する
スライド板8の突出部8fから突設した突起8dが案内
板23の長孔状の傾斜状カム溝23bの図3に示したカ
ム溝側面23hを押圧することになり、それによって、
スライド板8の移動方向B2方向と直交する方向C2方
向に分力が働くようになる。すると、スライド板8の移
動方向B2方向と直交するC2方向に位置する台座22
に向かって案内板23が移動し始めることになる。
【0015】また、図4及び図5に示したように、イジ
ェクトボタン9を押圧しながらスライド板8を所定位置
まで移動させると、それに伴って案内板23は精度の出
しやすい樹脂から構成されている台座22の傾斜部22
a上に摺動しながら乗り上げて、図6に示した台座22
上の所定位置で載置される。また、図2のロード状態か
ら図4のアンロード状態直前にかけて、スライド板8の
折曲部8eと回動レバー16の端面16aとは回動レバ
ー16の捻りコイルバネの付勢力によって常に当接して
いるが、さらにイジェクトボタン9をH方向に押圧し続
けてアンロード位置まで達するとスライド板8の折曲部
8eと回動レバー16の端面16aとの当接状態が図4
に示したように解除される。その瞬間に、捻りコイルバ
ネ21の付勢力によって回動レバー16がF方向に回動
されて、スライド板8の折曲部8eと回動レバー16の
円弧面16bとが当接し、引張りバネ27のB2方向へ
の付勢力を受けて保持されることになる。
【0016】また、磁気ディスク装置はスライド板8を
ある一定のストロークで移動させて図示していないカム
機構によりディスクホルダ7を押し上げる構造を成して
いる。しかし、通常は、スライド板8とディスクホルダ
7との組立誤差等により、どうしても規定通りのストロ
ークが得られず、ディスクホルダ7を上げられないこと
がある。そのため、スライド板8のストロークはオーバ
ストローク分を見込んで設定してある。ただし、このオ
ーバストローク分を含めてこの媒体案内機構をスライド
板8の移動方向B2と直交方向のC2方向に動作させる
と台座22の先にあるS0ヘッドキャリッジ5と激突し
てしまう可能性が高くなる。そのため、案内板23のカ
ム溝23bに傾斜部と共に直線部を設けて、規定のスト
ロークで傾斜部とスライド板8から突出した突起8dを
当接させながらスライド板8の移動方向B2方向に直交
する方向C2方向に力を働かせ、直線部では、スライド
板8から突出した突起8dを当接させずに、スライド板
8の移動方向B2方向に直交するC2方向には力を働か
せないようにする。
【0017】また、この案内板23の挿入口側の形状は
テーパ部23aの形状をしており、樹脂でできた案内板
23が仮にクリープ変形を起こして反り上がっても案内
機構の機能を崩さずにディスクカートリッジ1を挿入で
きるようにしている。挿入時には案内部23j上に設け
られた平面部23fをシャッタ1bの開閉後のディスク
カートリッジケース1aの図6に示した凹部1cを落下
させないようにする。案内部23jは常にシャッタ1b
と圧接状態にあり、シャッタ1のS0磁気ヘッド13側
方向のたわみを完全になくす構造に採っている。この案
内板23は、一部分の樹脂の肉厚を薄くしてバネ性を持
たせることにより1本の屈曲アーム23dを有し、その
屈曲アーム23dの機能を果たしながら屈曲アーム23
dの厚肉部と薄肉部の境界近傍に仮想回動支点23gを
設けて台座22に乗り上げられるようなヒンジ構造を採
っている。また、ディスクカートリッジ1が案内板23
と摺接すると、案内板23とディスクカートリッジ1と
の間に摩擦力が発生して案内板23をE方向に回動させ
てしまうことがあるので、それを防ぐためにガイドロッ
ド押え板バネ15aの媒体案内板側をL字に折曲して案
内板23の回り止めにしている。また、この案内板23
は常に回動レバー16の下面に位置しているため、傾斜
状カム溝23bを長くとれると共に、案内23の往復動
における回動レバー16との摩擦による動作不良をなく
し、案内板23の動作をスムースにさせることができ
る。
【0018】図4に示すようにディスクカートリッジ1
の挿入時には、回動レバー16に嵌合させた第1ピン1
7にディスクカートリッジ1が圧接しながら挿入されて
くるのでそれによって回動レバー16がE方向に回動さ
れる。ある一定位置までディスクカートリッジ1を挿入
すると、回動レバー16の円弧部16bがスライド板8
の折曲部8eから外れ、その瞬間、スライド板8は引張
りバネ27の付勢力によりI方向に戻される。それに伴
い、図4及び図5に示したように案内板23の傾斜状カ
ム溝23bのカム溝側面23iとスライド板8からの突
出した突起8dとの間に図4に示すC1方向の分力が働
きはじめて、スライド板8を台座22から降下させるよ
うに移動する。この動作が完全に完了すると、図7に示
したように案内板23は台座22の手前、つまり、ディ
スクカートリッジ1の下面に潜り込むように案内板23
は移動しながら基台10に設けられた開口部10aに退
避する。この退避動作がロード状態で正確に行われない
と案内部23jがディスクカートリッジ1をロード位置
よりも押し上げた状態になり、記録再生上悪影響を及ぼ
してしまう。そのため、図7に示したようにロード状態
でも案内板23は回動可能で、仮にディスクカートリッ
ジ1と案内板23が接触しても案内板23の案内部23
jが押圧されて基台10の開口部10aに退避できるよ
うな構成にしている。
【0019】一方、図8に示したようにディスクカート
リッジ1を装置の内部のある位置までディスクホルダ7
の下面7bに沿って案内させて、台座22に乗り上げた
案内板23の案内部23j上面を摺動させるとある一定
の精度の良い案内軌道を描いて離間したS1磁気ヘッド
2とS0磁気ヘッドとの隙間を通過していく。そのとき
には、シャッタ1bは開閉動作中であるが、案内板23
の案内部23jとシャッタ1bとは常に当接状態にある
ので、特に、シャッタ1bのS0磁気ヘッド13側のた
わみを防ぐことができ、そのため、S0磁気ヘッド13
を保護できる役目を果たす。そして、ディスクカートリ
ッジ1に開けられた窓の位置までディスクカートリッジ
を挿入させるとディスクカートリッジ1はスピンドルモ
ータ3に装着し、ディスクホルダ7も同時にロード位置
に降下して磁気媒体をS1磁気ヘッド2とS0磁気ヘッ
ド13とで挟持させながらデータの読み書きを行なう。
【0020】実施例2.また、上記実施例1では、台座
22を基台10の精度良く加工させた面に対して取付ネ
ジ26で固定し、その台座22に載置させることでディ
スクカートリッジ1と摺動する案内部23fの高さ精度
を上げていた。例えば、図9に示すように台座22に孔
を設けてそこに精度の良く加工されたガイドロッド14
を嵌合させ、前記ガイドロッド14を精度良く加工され
た基台10とガイドロッド押えバネ15とで挟持しなが
ら固定すると、台座22をガイドロッド14と共に一緒
に固定できるようになる。なお、ガイドロッド14は精
度良く加工された基台10上に固定させるので、高さ方
向の精度は優れている。つまり、この固定方式をとって
も、上記実施例と同等にディスクカートリッジ1と摺動
する案内部23fの高さ精度を上げられる効果を奏する
ことができる。
【0021】実施例3.また、上記実施例1では、スラ
イド板8と段付きネジ24を案内板23の浮き防止に使
用し、台座22に乗り上げるためにヒンジ構造を採れる
薄肉部のアーム23dが1本の片持ちアームであったの
に対し、図10に示すように薄肉部のアームを2本の両
持ちアームのヒンジ構造にしても良く、上記実施例と同
様の効果を奏する。
【0022】実施例4.また、上記実施例1では、ディ
スクカートリッジ1の挿入時にシャッタ1bに当接する
案内部23jの形状を平面23fにしたが図11に示す
ようにその形状をR形状にして、かつ台座22との摺接
面をR形状にしてシャッタ1bと案内部23jの頂部の
接触点の台座22面からの高さが常に一定になる構造に
しても良く、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0023】実施例5.なお、上記実施例1では、案内
板23が昇降する台座22を基台10と別部材とした
が、図12に示すように台座22を基台10と一体化さ
せても良く、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0024】実施例6.なお、上記実施例1では、案内
板23の材質を摺動性の高い樹脂を用いたが、弾性限界
が高く摺動性の高い金属を使用しても良く、上記実施例
と同様の効果を奏する。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、台座
22に傾斜部22aを設け、スライド板8が受ける動作
力をスライド板8の移動方向に対して直交方向に変換で
きるので台座22への乗降がスムーズにできる。また、
この専用の媒体案内機構を使うとS0磁気ヘッド13と
の隙間を小さくしても精度の良い台座22に乗り上げた
案内板23のディスクカートリッジ1との当接部の高さ
も精度が良くなり、S0磁気ヘッド13とは干渉せず、
ディスクカートリッジ1を精度良く案内できるのでディ
スクカートリッジ1の挿排出時におけるS0磁気ヘッド
13への接触及び破壊を防ぐことができ、高信頼性の磁
気ディスク装置が得られる。
【0026】このように、ディスクカートリッジ1とS
0磁気ヘッド13との隙間を確実に保証できるので、S
0磁気ヘッド13とディスクカートリッジ1との隙間を
最小にすることができる。
【0027】また、案内板23の傾斜状カム溝23bの
傾斜角度を変えることによって案内板23のストローク
を自由に変えることができると共にスライド板8により
案内板23を直接駆動させることができるので、装置に
おける媒体案内機構の省スペース化が図れ、さらに部品
点数を少なくすることができるので、装置の小型化に寄
与できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による磁気ディスク装置を
示す平面図。
【図2】この発明の実施例1による磁気ディスク装置の
媒体案内機構のロード時を示す平面図。
【図3】この発明の実施例1による磁気ディスク装置の
媒体案内機構のロード時を示す斜視図。
【図4】この発明の実施例1による磁気ディスク装置の
媒体案内機構のアンロード時を示す平面図。
【図5】この発明の実施例1による磁気ディスク装置の
媒体案内機構のアンロード時を示す斜視図。
【図6】この発明の実施例1による磁気ディスク装置の
媒体案内機構のアンロード状態からロード状態へ移行時
の断面図。
【図7】この発明の実施例1による磁気ディスク装置の
媒体案内機構のロード時の断面図。
【図8】この発明の実施例1の媒体案内機構を備えた場
合のディスクカートリッジとS0磁気ヘッドとS1磁気
ヘッドとの相対関係を示す側面図。
【図9】この発明の実施例2による台座にガイドロット
を嵌合させて固定位置決めした場合の媒体案内機構を示
す斜視図。
【図10】この発明の実施例3による屈折アーム部を2
本にしてヒンジ構造を採った案内板を有した媒体案内機
構を示した平面図。
【図11】この発明の実施例4による案内部の頂部をR
形状にし、台座との当接部もR形状にした案内板を示し
た断面図。
【図12】この発明の実施例5による基台と一体化され
た台座と、台座上に載置された案内板を示した断面図。
【図13】従来の磁気ディスク装置を示す要部簡略斜視
図。
【図14】従来の磁気ディスク装置を示すロード状態を
示す要部簡略平面図。
【図15】従来の磁気ディスク装置を示すアンロード状
態を示す要部簡略平面図。
【図16】従来の磁気ディスク装置を示す要部簡略断面
図。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ 2 S1磁気ヘッド 5 S0ヘッドキャリッジ 7 ディスクホルダ 8 スライド板 10 基台 13 S0磁気ヘッド 14 ガイドロッド 15 ガイドロッド押えバネ 16 回動レバー 22 台座 23 案内板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶する磁気媒体を収納したデ
    ィスクカートリッジと、磁気媒体上にデータを記録/再
    生する磁気ヘッドと、前記ディスクカートリッジを収納
    した状態で該ディスクカートリッジを非装着位置(アン
    ロード位置)と装着位置(ロード位置)との間で移動さ
    せるディスクホルダを備え、前記ディスクホルダに応動
    して前記ディスクカートリッジを装着位置まで接触状態
    で案内し、装着時にその接触状態を解消する案内部を設
    けたことを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 データを記憶する磁気媒体を収納したデ
    ィスクカートリッジと、磁気媒体上にデータを記録/再
    生する磁気ヘッドと、前記ディスクカートリッジを収納
    した状態で該ディスクカートリッジを非装着位置と装着
    位置との間で移動させるディスクホルダと、前記ディス
    クホルダに応動して前記ディスクカートリッジを装着位
    置まで接触状態で案内し、装着時には、その接触状態を
    解消する案内部とを備え、前記ディスクホルダと連動
    し、ディスクホルダが進む方向と異なる方向に移動する
    スライド部材を設け、このスライド部材の移動により、
    前記案内部を駆動してディスクカートリッジと案内部と
    の接触状態を解消すること特徴とする磁気ディスク装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6275459B1 (en) * 1997-11-17 2001-08-14 Sony Corporation Disc apparatus
CN108511560A (zh) * 2018-06-05 2018-09-07 合肥瑞硕科技有限公司 一种带压持弹簧的焊枪结构

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