JPH0668256U - 照光式押釦スイッチ用カバー部材 - Google Patents

照光式押釦スイッチ用カバー部材

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JPH0668256U
JPH0668256U JP3614592U JP3614592U JPH0668256U JP H0668256 U JPH0668256 U JP H0668256U JP 3614592 U JP3614592 U JP 3614592U JP 3614592 U JP3614592 U JP 3614592U JP H0668256 U JPH0668256 U JP H0668256U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本考案の光反射拡散板を使用しない照光式押
釦スイッチ用の照光式押釦スイッチ用カバー部材の提供
を目的とするものである。 【構成】 本考案の照光式押釦スイッチ用カバー部材
は、押釦スイッチカバー部材を構成する可撓性材料を平
均粒径が20μm以下の光反射拡散性を有するものとし、
押釦部の全光線透過量が20〜80%のものとしてなること
を特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は照光式押釦スイッチ用カバー部材、特には移動体通信機器などに使用 される照光用押釦スイッチ用カバー部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、照光式押釦スイッチは図2に示したように、押釦部22、ドーム状膨出部 23、シート部24からなる透明なエラストマー材からなる押釦スイッチ用カバー部 材21の下面にアクリル樹脂などで作られた光反射拡散板26が配置され、この光反 射拡散板26の下面に発光ダイオード(LED)27などの発光素子が配置されてお り、このLED27の下にLED用上部電極27’(図示せず)、上部シート28、ス ペーサー29、下部シート30を配置し、上部シート28と下部シート30の間に可動接 点31と固定接点32を設けたものとされている。
【0003】 また、このものはLED27の消費電力を少なくするため、さらにこれによる照 光を均一なものとするために、LEDが複数の押釦部の中間に配置されているの で、LED27で発光した光は直接押釦部に入射されるものと、光反射拡散板に入 射され、ここで反射、拡散されて押釦部に入射されるものがあり、この反射拡散 板によって光効率が向上され、押釦部の輝度が高くなるようにされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この従来品では光反射拡散板26が組み込まれているために押釦スイッ チが厚みのあるものとなるし、この光反射拡散板が高価なものであるために押釦 スイッチの価格も高いものとなり、近時求められている移動体通信機器の小型化 、計量化、薄型化、低価格に対応することができないという欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような不利を解決した照光式押釦スイッチ用カバー部材に関する ものであり、これは押釦スイッチ用カバー部材を構成する可撓性部材を平均粒径 が20μm以下の光反射拡散性を有する粉末を含有するものとし、押釦部の全光線 透過率が20〜80%のものとしてなることを特徴とするものである。
【0006】 すなわち、本考案者らは従来から使用されている光反射拡散板を使用しない照 光式押釦スイッチを開発すべく種々検討した結果、これについてはこの押釦スイ ッチに使用される押釦スイッチ用カバー部材を光反射拡散性の微粉末を含んだも のとし、この押釦部の全光線透過率のよいものとすれば、光反射拡散板を使用し なくても従来品と同等以上の輝度をもつ押釦スイッチが得られるし、この押釦ス イッチは厚みが薄くなり、価格も安いものとすることができるということを見出 し、ここに使用する微粉末の種類、添加量などについての研究を進めて本考案を 完成させた。 以下にこれをさらに詳述する。
【0007】
【作用】
本考案は照光式押釦スイッチ用カバー部材に関するものであり、これは押釦ス イッチ用カバー部材を構成する可撓性材料を平均粒径が20μm以下である光反射 拡散性を有する粒末を含有するものとし、押釦部の全光線透過率を20〜80%のも のとしてなること特徴とするものであるが、これを用いれば光反射拡散板を用い なくても従来品と同等以上の輝度をもつ押釦スイッチを薄型で、しかも安価に得 ることができるという有利性が与えられる。
【0008】 本考案の照光式押釦スイッチ用カバー部材は可撓性材料で構成されるが、この 可撓性材料としてはシリコーン系、エチレン系、ウレタン系、エステル系、アミ ド系の各エラストマーを使用すればよい。
【0009】 また、この可撓性材料に添加される光反射拡散性を有する粉末としては炭酸カ ルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、カオリンクレー、硫酸バリウム、アルミナホ ワイト、炭酸マグネシウムなどが例示されるが、このものはその平均粒径が20μ mより大きいものすると成形品としての押釦スイッチ用カバー部材の表面をザラ つかせるし、この組成物の成形性がわるくなるので、これは平均粒径が20μm以 下のものすることが必要とされるが、この好ましい範囲が1〜10μmとされる。
【0010】 なお、この粉末の添加量は得られる押釦スイッチ用カバー部材の全光線透過率 が20〜80%となるように、粉末の材質、粒径(形状を含む)にあわせて、適宜実 験的に定めるべきであるが、一般に可撓性材料の 100重量部に対して 0.1重量部 未満では少なすぎて、光反射拡散の効果が得られにくくなり、80重量部より多く するとゴム弾性が損なわれるので、0.1 〜80重量部の範囲とすることがよいが、 この好ましい範囲は1〜20重量部、より好ましくは1〜10重量部とされる。
【0011】 本考案の照光用押釦スイッチ用カバー部材はこの粉末を含有した可撓性材料か ら公知の方法で押釦スイッチ用カバー部材として成形すればよいが、このものは 不透明で全光線透過量が20%未満であると発光ダイオードからの光を通過させる ことが難しくなるし、これが80%を超えると光の反射拡散が殆ど起こらなくなっ て従来品と同等以上の輝度を得ることができなくなるので、これは全光線透過量 が20〜80%のものとすることが必要とされる。
【0012】 本考案の照光式押釦スイッチ用カバー部材を用いた照光式押釦スイッチは例え ば図1に示したようなものになる。図1はこの照光式押釦スイッチの縦断面図を 示したものであるが、これは押釦2、ドーム状膨出部3、シート部4、可動接点 5からなる、所定の粒度の光反射拡散性を持つ粉末を含有した可撓性材料で作ら れた押釦スイッチ用カバー部材が上部シート7の上に載置されたものであるが 、この上部シート7とシート部4の間には発光ダイオードなどの発光素子6が挿 入され、発光素子6の下にはLED用上部電極6’(図示せず)が設けられてお り、この上部シート7の下にはスペーサー8を介して下部シートが置かれ、この 上部シート7と下部シート9の間には可動接点10と固定接点11が設けられている 。
【0013】 しかして、この押釦スイッチでは従来公知の光反射拡散板が設けられていない が、この照光式押釦スイッチ用カバー部材を構成する可撓性部材には光反射拡散 性を有する20μm以下の粉末が配含されており、このカバー部材は光反射拡散性 を有しており、これは透明または反透明でその押釦部の全光線透過性が20〜80% とされているので、この押釦スイッチは光反射拡散板がなくても従来品の同等以 上の輝度をもつものとなるし、光反射拡散板がないので薄型となり、価格も安い ものになるという有利性が与えられる。
【0014】
【実施例】
つぎに本考案の実施例をあげる。 実施例 シリコーンゴムコンパウンド・KE−996 TU〔信越化学工業(株)製商品名 〕 100重量部、硬化剤C−8B〔信越化学工業(株)製商品名〕1重量部、およ び平均粒径が5μmである炭酸カルシウム粉末・シプロン−A〔シプロ化成(株 )製商品名〕0.8 重量部の配合物を金型に装入し、180 ℃、150kg/cm2 の条件で 10分間加熱、加圧して半透明な押釦スイッチ用カバー部材を製造したところ、こ のものの全光線透過率は75%であった。
【0015】 ついで、この押釦スイッチ用カバー部材を用いて図1に示したような押釦スイ ッチを作り、この発光ダイオードに通電して照明をしたところ、このものは光反 射板はないにも拘らず従来品と同じく輝度を示したし、この押釦スイッチは従来 品に比べて薄型化することができた。
【0016】 参考例 シリコーンゴムコンパウンド・KE−996 U〔信越化学工業(株)製商品名〕 100重量部、硬化剤C−8B(前出)1重量部および平均粒径が5ミリである炭 酸カルシウム粉末・シプロン−A(前出)30重量部の配合物を金型に装入し、実 施例と同じ方法で押釦スイッチ用カバー部材を作成したが、このものは不透明で 全光線透過量も15%のものであった。
【0017】 ついで、この押釦スイッチ用カバー部材を用いて図2に示したような押釦スイ ッチを作り、この発光ダイオードに通電して照明したところ、このものはその押 釦スイッチ用カバー部材が不透明で全光線透過量も15%であるために、発光ダイ オードからの通過が難しく、輝度の低いもので照光式としては不適なものであっ た。
【0018】
【考案の効果】
本考案は照光式押釦スイッチ用カバー部材に関するものであり、これは前記し たように押釦スイッチ用カバー部材を構成する可撓性材料を平均粒径が20μm以 下の光反射拡散性を有する粉末を含有するものとし、押釦部の全光線通過量が20 〜80%のものとしてなることを特徴とするものであるが、このものはこの粉末が 光反射拡散性を有するものであり、平均粒径も小さいものであるので光の反射性 、拡散性を有するし、押釦部は全光線透過率もよいので、これを用いた押釦スイ ッチは光反射拡散板を用いなくても従来品と同等の輝度をもつものとなるし、厚 みも薄くなり、したがって価格も安くすることができるという有利性が与えられ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の照光式押釦スイッチ用カバー部材を
用いた照光式押釦スイッチの縦断面図を示したものであ
る。
【図2】 従来公知の照光式押釦スイッチの縦断面図を
示したものである。
【符号の説明】21…照光式押釦スイッチ用カバー部材、 2,22…
押釦部、3,23…ドーム状膨出部、
4,24…シート部、5,25…可動接点、
6,27…発光ダイオード、7,28…上部シー
ト、 8,29…スペーサー、9,
30…下部シート、 10,31…可動
接点、11,32…固定接点、 26
・・・・・・光反射拡散板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】押釦スイッチ用カバー部材を構成する可撓
    性材料を平均粒径が20μm以下の光反射拡散性を有する
    粉末を含有するものとし、押釦部の全光線透過率が20〜
    80%のものとしてなることを特徴とする照光式押釦スイ
    ッチ用カバー部材。
JP3614592U 1992-04-30 1992-04-30 照光式押釦スイッチ用カバー部材 Expired - Lifetime JP2561336Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007073301A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Sanyo Electric Co Ltd 照明付キーパネル
JP2007324100A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Citizen Electronics Co Ltd シートスイッチモジュール

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