JP2882558B2 - 照光式押釦スイッチ - Google Patents

照光式押釦スイッチ

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JP2882558B2
JP2882558B2 JP11035392A JP11035392A JP2882558B2 JP 2882558 B2 JP2882558 B2 JP 2882558B2 JP 11035392 A JP11035392 A JP 11035392A JP 11035392 A JP11035392 A JP 11035392A JP 2882558 B2 JP2882558 B2 JP 2882558B2
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英弘 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発光ダイオード(以
下、LEDと略称)の光でクリックゴムの天面を照光さ
せる照光式押釦スイッチに係り、特に、チップ状のLE
Dをハウジングに固設して薄型化を図った照光式押釦ス
イッチに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の照光式押釦スイッチとしては、
従来、実開平1−145022号公報に開示されている
如きものがある。このものは、筐体を兼ねたハウジング
の内底面の中央部と周縁部とにそれぞれ内側固定接点と
外側固定接点とが配設されていて、外側固定接点上に載
置したドーム形状の反転ばねを内側固定接点と対向さ
せ、この反転ばねが、透光性材料からなる駆動体(キ
ー)で押圧駆動できるようになっており、また、ハウジ
ングに固設されて内側固定接点の両側に位置する一対の
LEDベアチップの光を、上記反転ばねに開設した一対
の透孔を介して、上記駆動体の裏面と対向させている。
【0003】すなわち、操作者が駆動体を所定ストロー
ク押し込むと、ドーム形状の反転ばねが反転して内側固
定接点に接触し、反転時にクリック感を生起するので、
この反転ばねを介して内側固定接点と外側固定接点とが
導通されてスイッチオン状態となり、操作者はスイッチ
オフからオンへの切換えを手指にて感得することができ
る。また、この状態で駆動体に対する押圧操作力を除去
すると、反転ばねは自らの弾発力で元のドーム形状に戻
るので、内側固定接点と外側固定接点との導通が解除さ
れてスイッチオフ状態となり、駆動体は反転ばねによっ
て初期位置まで押し上げられる。そしてまた、反転ばね
に開設した透孔を介してLEDベアチップの光が駆動体
に照射され、透光性材料からなる該駆動体の天面(キー
トップ)を該LEDの光で照光させることができるの
で、暗所における視認性や操作性が良好な押釦スイッチ
となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、金属板をド
ーム形状にフォーミングしてなる反転ばねは、その中央
部を押し込むことによって反転するというものなので、
該中央部に大きな透孔を開設することはできず、また、
所定ストローク押し込んだ時点で確実に反転するような
安定したばね特性を得るためには、反転ばねの中央部に
小さな透孔を開設することも好ましくなかった。そこ
で、このような反転ばねに透孔を開設する場合、上記従
来提案のように、反転ばねの中央部を外した個所を透孔
位置として選択しなければならず、必然的に該透孔の真
下にLEDを設置する必要があった。つまり、反転ばね
を可動接点兼クリック部材として用いている従来の照光
式押釦スイッチは、LEDを駆動体の天面中央部の真下
に設置することができないので、照光面たる該天面に明
るさのむら(照光むら)や光量不足が起きやすく、ま
た、照光むらや光量不足を補うために最低2個のLED
が必要なので、製造コストが嵩むという不具合もあっ
た。
【0005】本発明はかかる従来技術の課題に鑑みてな
されたもので、その目的は、照光むらや光量不足が回避
できる照光式押釦スイッチを低コストにて提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、内底面の周縁部に外側固定接点を露出さ
せ、かつ該外側固定接点よりも内側に内側固定接点を露
出させたハウジングと、該ハウジングの略中央に固設し
た発光ダイオードと、上記外側固定接点に常時接触して
上記内側固定接点に対し接離可能な可動接点と、透光性
材料からなり押圧操作力が付与されると上記可動接点を
上記内側固定接点に接触させる逆すり鉢形状のクリック
ゴムとを備え、上記発光ダイオードの光で上記クリック
ゴムの天面を照光させる照光式押釦スイッチにおいて、
上記可動接点としてシート状の可動接点板を用いるとと
もに、該可動接点板に上記発光ダイオードの光が透過す
る透孔を設け、上記クリックゴムの環状底部を上記ハウ
ジングの内底面に設けた保持部に圧入保持し、該クリッ
クゴムの環状底部と上記外側固定接点との間で上記可動
接点板の周縁部を挟持したことを特徴とする
【0007】
【作用】上記手段によれば、クリックゴムの天面中央部
の真下を外した領域でシート状の可動接点板と内側固定
接点との接離動作が行われるため、クリックゴムの天面
に向けて真下からLEDの光を照射することができ、ま
た、1個のLEDを用いるだけで十分な光量が得られ、
しかも、クリックゴムの環状底部をハウジングの保持部
に圧入保持することにより、可動接点の周縁部が外側固
定接点との導通を確保した状態で固定できるため、組立
作業性も良好となる
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1は本発明による照光式押釦スイッチの
一実施例を示す断面図、図2は同実施例を図1のA−A
線に沿って見た断面図、図3は同実施例をクリックゴム
を図示省略して見た平面図である。
【0010】これらの図に示す照光式押釦スイッチは、
固定接点2,3や端子4を有するハウジング1と、この
ハウジング1の中央凹所1a内でワイヤボンディングさ
れているLEDベアチップ5と、環形部6aの外側2個
所に腕部6bを突設したシート状の可動接点6と、頂部
7aが昇降自在な逆すり鉢形状にフォーミングされて駆
動体として機能するクリックゴム7とによって構成され
ており、LEDベアチップ5の光でクリックゴム7の天
面7bを照光させるというものである。
【0011】ハウジング1には、それぞれの先端部を端
子4として外方へ突出せしめた4枚の金属板8が互いに
離間させて埋設してあり、このうち2枚の金属板8の基
端部はハウジング1の内底面の周縁部と中央凹所1a近
傍とに露出し、これら2個所の露出部分が外側固定接点
2および内側固定接点3となっている。また、残り2枚
の金属板8の基端部は、いずれも中央凹所1a内に露出
し、LEDベアチップ5とそのワイヤ9とによって接続
されている。なお、ハウジング1の中央凹所1a内に
は、LEDベアチップ5を設置した後、透明性樹脂10
が充填してあり、この透明性樹脂10を介してLEDベ
アチップ5の光がハウジング1の内底面の中央部から上
方へ向けて出射されるようになっている。さらに、ハウ
ジング1の内底面には、円筒面を呈する内周壁1bとの
間に所定の間隔を存して、一部を切り欠いた環状のリブ
1cが突設してあり、このリブ1cの複数の切欠1dの
うちの1つを、外側固定接点2の露出位置と対応させて
ある。
【0012】シート状の可動接点6は、銀張りリン青銅
からなり、その環形部6aの中央には透孔6cが開設し
てある。この可動接点6は、その2本の腕部6bを上記
リブ1cの切欠1d内へ挿入することによってハウジン
グ1上で位置決めされ、さらに後述するクリックゴム7
の環状底部7cを利用して各腕部6bはハウジング1上
に固定される。そして、こうして可動接点6を位置決め
・固定すると、弾性変形が許容される環形部6aの一部
が上記内側固定接点3と接離可能に対向するとともに、
透孔6cが上記中央凹所1aと対向して該透孔1c内に
LEDベアチップ5が臨出する。
【0013】逆すり鉢形状のクリックゴム7は、透明度
の高いシリコンゴムを成形してなるもので、環状底部7
cが肉薄な弾性壁部7dを介して頂部7aを支持してお
り、この頂部7aを下方へ所定量押し込むと弾性壁部7
dが座屈して天井面7eが大きく下降し、座屈時にクリ
ック感を生起する。そして、このクリックゴム7をハウ
ジング1に組み付ける際には、予め可動接点6をハウジ
ング1上の所定位置にセットした後、クリックゴム7の
環状底部7cをハウジング1の内周壁1bとリブ1cと
の間に圧入して位置決め・固定し、これにより頂部7a
のセンター位置をハウジング1の内底面のセンター位置
と合致させることができるので、クリックゴム7の天井
面7eの中央部が可動接点6の透孔6cを介してLED
ベアチップ5と対向し、該天井面7eの周縁部が該可動
接点6の環形部6aと対向することとなる。また、こう
してクリックゴム7の環状底部7cをハウジング1のリ
ブ1cの外側へ圧入すると、可動接点6の各腕部6b
は、リブ1cの各切欠1dの外側で、ハウジング1の内
底面とクリックゴム7の環状底部7cとに挟持されるこ
とになるので、自動的に可動接点6も固定され、一方の
腕部6bは外側固定接点2に圧接された状態となる。な
お、こうしてクリックゴム7をハウジング1に組み付け
た後、内周壁1bの上端部を内側へかしめつけて環状底
部7cのガタや脱落を確実に防止する。
【0014】上記の如くに構成された押釦スイッチは、
操作者がクリックゴム7の天面7bを所定ストローク押
し込むと、弾性壁部7dが座屈してクリック感が生起さ
れ、その直後に、天井面7eの周縁部が可動接点6の環
形部6aを押し込んでこれを下方へ撓ませるので、該環
形部6aが内側固定接点3に接触し、可動接点6を介し
て内側固定接点3と外側固定接点2とが導通されるスイ
ッチオン状態となる。また、この状態でクリックゴム7
の天面7bに対する押圧操作力を除去すると、クリック
ゴム7は弾性壁部7dの弾発力で元の逆すり鉢形状に戻
るので、頂部7aの上昇に伴い可動接点6の環形部6a
の撓みが解消され、よって該環形部6aは内側固定接点
3から離間し、内側固定接点3と外側固定接点2との導
通が解除されたスイッチオフ状態となる。
【0015】このように上記実施例は、クリックゴム7
の天井面7eの周縁部で可動接点6の環形部6aを駆動
して該環形部6aを内側固定接点3に接触させるという
ものなので、つまりクリックゴム7の天面7b中央部の
真下を外した領域で可動接点6と内側固定接点3との接
離動作を行わせるというものなので、クリックゴム7の
天面7b中央部の真下にLEDベアチップ5を設置する
ことができ、よって照光面たる該天面7bがLEDベア
チップ5の光で均一に照光されるようになっている。し
かも、真下から天面7bへ向かうLEDベアチップ5の
光は拡散や漏れが少ないので、1個のLEDベアチップ
を用いるだけで十分な光量が得られ、その分、製造コス
トも安くなっている。
【0016】また、上記実施例は、可動接点6の腕部6
bをハウジング1のリブ1cの切欠1dによって位置決
めすることができ、しかもクリックゴム7の環状底部7
cをリブ1cの外側へ圧入してやれば、該クリックゴム
7が位置決め・固定できるのみならず、可動接点6の腕
部6bが外側固定接点2との導通を確保した状態で固定
できるので、組立作業性が良好であるという利点があ
る。
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クリックゴムの天面中央部の真下を外した領域でシート
状の可動接点板と内側固定接点との接離動作が行われる
ため、クリックゴムの天面に向けて真下からLEDの光
を照射することができ、また、1個のLEDを用いるだ
けで十分な光量が得られるため、製造コストを低減する
ことができ、しかも、クリックゴムの環状底部をハウジ
ングの保持部に圧入保持することにより、可動接点の周
縁部が外側固定接点との導通を確保した状態で固定でき
るため、組立作業性も良好となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による照光式押釦スイッチの一実施例を
示す断面図である。
【図2】同実施例を図1のA−A線に沿って見た断面図
である。
【図3】同実施例をクリックゴムを図示省略して見た平
面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 中央凹所1c リブ(保持部) 1d 切欠 2 外側固定接点 3 内側固定接点 5 LEDベアチップ(発光ダイオード) 6 可動接点 6a 環形部6b 腕部 6c 透孔 7 クリックゴム(駆動体) 7b 天面7c 環状底部 7d 弾性壁部 7e 天井面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 13/00 - 13/76 H01H 9/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内底面の周縁部に外側固定接点を露出さ
    せ、かつ該外側固定接点よりも内側に内側固定接点を露
    出させたハウジングと、該ハウジングの略中央に固設
    発光ダイオードと、上記外側固定接点に常時接触して
    上記内側固定接点に対し接離可能な可動接点と、透光性
    材料からなり押圧操作力が付与されると上記可動接点を
    上記内側固定接点に接触させる逆すり鉢形状のクリック
    ゴムとを備え、上記発光ダイオードの光で上記クリック
    ゴムの天面を照光させる照光式押釦スイッチにおいて、 上記可動接点としてシート状の可動接点板を用いるとと
    もに、該可動接点板に上記発光ダイオードの光が透過す
    る透孔を設け、上記クリックゴムの環状底部を上記ハウ
    ジングの内底面に設けた保持部に圧入保持し、該クリッ
    クゴムの環状底部と上記外側固定接点との間で上記可動
    接点板の周縁部を挟持したことを特徴とする照光式押釦
    スイッチ。
JP11035392A 1992-04-28 1992-04-28 照光式押釦スイッチ Expired - Lifetime JP2882558B2 (ja)

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