JPH0668011U - 光コネクタの清浄装置 - Google Patents

光コネクタの清浄装置

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JPH0668011U
JPH0668011U JP1141793U JP1141793U JPH0668011U JP H0668011 U JPH0668011 U JP H0668011U JP 1141793 U JP1141793 U JP 1141793U JP 1141793 U JP1141793 U JP 1141793U JP H0668011 U JPH0668011 U JP H0668011U
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JP
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reel
optical connector
cleaning
case
cleaning tape
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JP1141793U
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和廣 徳留
敏昭 中野
宏正 岡村
和則 金山
泰博 安東
真一 岩野
基晴 川畑
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Honda Tsushin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Honda Tsushin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2心タイプの光コネクタを、使い易く、ま
た、長期間使用可能なリールタイプの光コネクタの清浄
装置で清浄可能とすること。 【構成】 内部に埃等が入り込まないように密封されて
いるケースを有し、その内部に回転可能に装着された供
給側のリールと巻取側のリールとの間に掛け渡された可
撓性を有する清浄テープを、順次、外部からアクセスで
きる開口部に送り出すことにより、光ファイバのフェル
ール端面を新しい清浄テープ面で清浄することができる
光コネクタの清浄装置において、開口部に、2心タイプ
の光コネクタのフェルール間の間隔に合致する幅で形成
された一対の平行な長孔を有するガイドプレートが嵌め
込まれていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光コネクタの接続作業においてその端面を清浄する光コネクタの清 浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光ファイバ相互間の接続や切り離しを容易に行うために、各種の光 コネクタが用いられている。これら光コネクタは、優れた接続特性を有するため に特に光通信の分野において広く使われている。かかる光コネクタは、光ファイ バの端面を直接突き合わせる方式であるため、フェルール端面のゴミあるいは油 汚れ等が付着していると接続特性が劣化する。従って、接続作業の前には必ずフ ェルール端面を清浄する必要がある。
【0003】 図12〜図14は、フェルール端面を清浄するための従来の典型的な光コネク タの清浄装置の一例である(米国特許番号第5,117,528号:特開平2− 171706号:特開平2−264907号参照)。
【0004】 図12において、ケース60は、上面の開口部60aと正面の円弧状のスリッ ト60bを除いて、内部に埃等が入り込まないように密封されている。ケース6 0内には、図13及び図14に示されているように、供給側のリール62と巻取 側のリール64とが回転可能に装着されている。供給側のリール62及び巻取側 のリール64には、途中でケース60の開口部60aを通るように清浄テープ6 8が掛け渡されている。清浄テープ68としては、ポリエステル系あるいはナイ ロン系の0.1デニール以下の極細繊維で織られた清浄布からなるものを使用で きる。かかる清浄布は、例えば、東レ株式会社より『ミラクレーション』の商品 名で市販されている。
【0005】 ケース60の開口部60aには、ポリエステル製のガイドプレート70が嵌め 込まれている。ガイドプレート70は、長手方向に延びる平行な一対の長孔70 aと一対の円孔70bとを有している。ケース60の上面には、また、カバー7 2がスライド可能に取り付けられている。カバー72の動きは、レバー66に連 動している。レバー66に力を加えない時は、カバー72は開口部60aを被覆 しており、レバー66に力を加えて回転すると、カバー72は図14の位置まで 下がって開口部60aを外部に露出させる。
【0006】 前述したように、レバー66は巻取側のリール64と連結されているから、レ バー66の回転とともに使用済みの清浄テープ68は巻取側のリール64に巻き 取られる。これにより、開口部60aの位置に未使用の清浄テープ68が確実に 供給される。
【0007】 この状態で、図14に示されているように、光コネクタ74のフェルール76 先端をガイドプレート70の長孔70aに挿入し矢印Aの方向に引くことにより 、あるいは、円孔70bの中に挿入し回転することによりフェルール76端面を 清浄する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の光コネクタの清浄装置では、ガイドプレート70に形成された 2つの長孔70a、70aは、たとえ一対設けられているとしても、それらは1 心タイプの光コネクタのフェルールを別々に挿入して複数回フェルール先端を洗 浄するためであった。従って、長孔70a、70aの間隔は、任意に定められて いるため、2心タイプの光コネクタのフェルール間の間隔と一致しなかった。そ のため、2心タイプの光コネクタを清浄するには、図15に示したように、縦に 2つのフェルール76、76を1つの長孔70aに入れて長孔70aの長手方向 に引くことにより行っていた。
【0009】 しかしながら、かかる清浄方法は、フェルール76を清浄するのに清浄テープ 68の上を必要な長さ分移動することがを得ることができないと共に、進行方向 後方のフェルール76が、進行方向前方のフェルール76が通った場所と同じ場 所を通ることになるので、十分な清浄ができない欠点を有していた。この欠点を 回避するため、もう1つの長孔70aでフェルール76、76の前後を変えて引 く方法を採ったり、図16のように2つの長孔70a,70aにフェルール76 ,76を跨がせて清浄する方法を採ることもあった。いずれにせよ、長孔70a に露出した清浄テープ68を全面使用できないので、清浄が十分でなかったり、 また、清浄を十分するために新たに清浄テープ68を送ってフェルール76,7 6を拭き取る必要があり清浄テープ68が効率的に使用できないという欠点を有 していた。
【0010】 2心タイプの光コネクタでは2本のフェルール76,76共に十分な清浄がで きないと、この種の光コネクタでは致命的な欠点となるため、図12〜図14に 示されたようなリールタイプの光コネクタの清浄装置は、2心タイプの光コネク タには使用されない傾向があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述した従来技術の課題を解決すべくなされたもので、2心タイプ の光コネクタも、使い易く、また、長期間使用可能なリールタイプの光コネクタ の清浄装置で清浄可能とする光コネクタの清浄装置を提供することを目的とする 。 本考案は、内部に埃等が入り込まないように密封されているケースを有し、 その内部に回転可能に装着された供給側のリールと巻取側のリールとの間に掛け 渡された可撓性を有する清浄テープを、順次、外部からアクセスできる開口部に 送り出すことにより、光ファイバのフェルール端面を新しい清浄テープ面で清浄 することができる光コネクタの清浄装置において、開口部に、2心タイプの光コ ネクタのフェルール間の間隔に合致する幅で形成された一対の平行な長孔を有す るガイドプレートが嵌め込まれていることを特徴とする。
【0012】
【作用】
本考案において、開口部には、2心タイプの光コネクタのフェルール間の間隔 に合致する幅で形成された一対の平行な長孔を有するガイドプレートが嵌め込ま れているため、一対のフェルールを一対の長孔の各端に且つ長孔の長手方向に直 角に同時に挿入することができる。そして、2心タイプの光コネクタを、長孔の 長手方向に引くことにより、両方のフェルール共未使用の清浄テープで無駄なく 且つ綺麗に清浄する。
【0013】
【実施例】
以下、図面を用いて、本考案に係る光コネクタの清浄装置について詳細に説明 する。
【0014】 図1は本考案に係る光コネクタの清浄装置の一実施例の斜視図であり、図2は 第一のケース部分と第二のケース部分とを開いた状態の正面図、図3は同平面図 である。
【0015】 本考案に係る光コネクタの清浄装置10は、図2及び図3に最も良く示されて いるように、第一のケース部分11と第二のケース部分12とから構成されてい る。第一のケース部分11と第二のケース部分12とは、ヒンジ13によって開 閉可能に連結されている。第一のケース部分11と第二のケース部分12とが閉 じられた状態では、第一のケース部分11の上面の開口部11aと正面の円弧状 のスリット11bを除いて、内部に埃等が入り込まないように密封されている。
【0016】 第一のケース部分11と第二のケース部分12とは、組み合わせた時に密閉さ れた空間が内部に形成され且つ簡単に両者を分離して内部にアクセスできる限り どのような形態をとることもできる。例えば、図示したヒンジ結合の他、スライ ド式、嵌合せ式等により構成することができる。
【0017】 図示された実施例では、第一のケース部分11と第二のケース部分12とは、 ヒンジ13と反対の側の側部に設けられた開閉機構14によって、ワンタッチで 開閉可能とされている。
【0018】 図4は、かかる開閉機構14の分解斜視図である。
【0019】 第二のケース部分12の側壁には、弾性片12aが一体的に形成されており、 この弾性片12aの下端には外方に向って突出する掛止爪12bが設けられてい る。一方、第一のケース部分11の側壁には、弾性片12aの掛止爪12bが入 り込むように開けられた切欠部11cが形成されている。切欠部11cの上端面 11dは弾性片12aの掛止爪12bと当接する掛止面となっている。切欠部1 1cに面する第一のケース部分11の両側面には、短い溝11eが形成されてい る。ロック解除プレート15は、第一のケース部分11の切欠部11cに隙間な く嵌まり込む形状を有している。ロック解除プレート15の両側面の下側には、 短い溝11eに嵌入する板状凸部15aが形成されている。
【0020】 板状凸部15aを短い溝11eに嵌入して、ロック解除プレート15を第一の ケース部分11の切欠部11cに隙間なく嵌め込んだ状態では、光コネクタの清 浄装置10は段差のない滑らかな外面を有する。ロック解除プレート15は、板 状凸部15aを短い溝11eに固定した片持梁となるため、その上端部を内側に 撓わませることができる。ロック解除プレート15の内側には、弾性片12aの 掛止爪12bが位置しており、ロック解除プレート15の上端部を内側に撓わま せると、弾性片12aの掛止爪12bは切欠部11cの上端面11dから外れる 。これにより、第一のケース部分11と第二のケース部分12とを開くことがで きる状態となる。
【0021】 このような開閉機構14の構成は、光コネクタの清浄装置10の表面に突出物 を設ける必要が無く、また、ロック解除プレート15を押すという最も単純な動 作により、第一のケース部分11と第二のケース部分12とを開くことができる 効果がある。
【0022】 第一のケース部分11と第二のケース部分12とは、他の種々の機構により、 開閉可能に結合することができる。図5の(a)〜(c)は、それらの一例を示 すものである。
【0023】 第一のケース部分11には、さらに、未使用の清浄テープ20を巻いた供給側 のリール21を回転可能に枢着する支柱11fと使用済みの清浄テープ20を巻 き取る巻取側のリール22を回転可能に枢着する支柱11gとが設けられている 。 図示された実施例では、未使用の清浄テープ20は、供給側のリール21に 巻かれて提供される。清浄テープ20が使用されなくなると、空になった供給側 のリール21は、支柱11fから外され未使用の清浄テープ20を巻いた新しい 供給側のリール21と取り替えられる。一方、巻取側のリール22は、支柱11 gから取り外されない第一のリール部分23と、第一のリール部分23に着脱可 能に装着される第二のリール部分24とを有している。
【0024】 図6は、図2に示された巻取側のリールを構成する第一のリール部分23の斜 視図であり、図7は、図6の第一のリール部分をフランジ側より見た正面図であ る。
【0025】 第一のリール部分23は、円筒状の軸部23aとその一端面に固定された円盤 状のフランジ23bとを有している。図示された好ましい実施例では、円筒状の 軸部23aの外周面には、L字形の溝23cと、清浄テープ20の先端を装着す る溝23dとが2つずつ設けられている。軸部23aの自由端側端面の延出部2 3eには、滑止用の凹凸が形成されている。フランジ23bの外側中央部には同 心円状の凹部23fが形成されている。凹部23fの内周面にはレバー25と係 合する歯23gが形成されており、一方、フランジ23bの外周面には、第一の ケース部分11の支柱11hに装着されたストップ爪26と係合する逆回転防止 用の歯23hが形成されている。
【0026】 フランジ23bに凹部23fを形成し、この凹部23fの内周面に形成した歯 23gを介してレバー25により巻取側のリール22を駆動する方式は、図13 及び図14に示したようなフランジ23bの外周面に形成した歯を介してレバー により巻取側のリールを駆動する従来装置に比べて当該機構の薄形化を計ること ができる。
【0027】 図8(a)及び(b)は、図2に示された巻取側のリールを構成する第二のリ ール部分の斜視図及び(a)の第二のリール部分を軸部側より見た正面図である 。 第二のリール部分24は、第一のリール部分23の軸部23aの外側に嵌合 可能な軸部24aとその一端面に固定された円盤状のフランジ24bとを有する 。軸部24aの内周面には、第一のリール部分23の軸部23aの外周面に設け られたL字形の溝23cに嵌入する突起24cが2つ形成されている。軸部24 aには、また、自由端側からフランジ24bに至まで延びる切欠溝24dが2つ 形成されている。この切欠溝24dにより、軸部23aと軸部24aとは弾力的 に嵌合することができる。
【0028】 第二のリール部分24のフランジ24bには、軸部23aの延出部23eが入 り込む円弧状の窓24eが形成されている。第一のリール部分23と第二のリー ル部分24とが組合た状態において、延出部23eの先端はフランジ24bの端 面から僅かに突出する。従って、延出部23eの先端に形成された凹凸を指で押 さえ第二のリール部分24を回すことにより、確実に第二のリール部分24を第 一のリール部分23に対して相対的に回転することができる。これにより、突起 24cをL字形の溝23cの円周方向に延びる部分から軸方向に延びる部分に移 動でき、第一のリール部分23と第二のリール部分24とを分離可能な状態にす る。
【0029】 図10は、未使用の清浄テープを巻いた供給側のリールの一実施例の斜視図で ある。
【0030】 前述したように、図2に示された本考案の光コネクタの清浄装置10では、未 使用の清浄テープ20は供給側のリール21に巻かれて供給され、使用後は巻取 側のリール22に巻き取られる。そして、最終的には、ロール状に巻かれた清浄 テープ20及び供給側のリール21のみが捨てられる。
【0031】 本考案の光コネクタの清浄装置10でも、従来装置と同様に清浄テープ20と してポリエステル系あるいはナイロン系の0.1デニール以下の極細繊維で織ら れた清浄布からなるものを使用している。これらの清浄布からなる清浄テープは 、ロール状に巻かれた清浄テープ20から、巻取側のリール22の第二のリール 部分24を抜き取るとロールの内側からほぐれ落ちてしまう。これら布には、自 己保持性がないからである。
【0032】 図10に示された清浄テープ20では、その先端部に、自己保持性を有する補 強部20aが設けられている。清浄テープ20の先端部に自己保持性を持たせる 方法としては、粘着テープを重ねて貼る方式、糊を含浸させる方式、樹脂を含浸 させておいてこれを硬化させる方式等種々の方法がある。
【0033】 第一のケース部分11の開口部11aには、ポリエステル製のガイドプレート 30が嵌め込まれている。ガイドプレート30には、清浄すべき光ファイバの種 類に応じて決められた開口部30aが形成されている。
【0034】 図11は、その一例を示したもので、2心タイプの光コネクタのためのガイド プレートの平面図である。
【0035】 ガイドプレート30は、一対の平行な開口部30a、30aを有している。開 口部30a、30aの幅方向の間隔は、2心タイプの光コネクタのフェルール間 の間隔に合致して形成されている(図17参照)。
【0036】 これにより、2心タイプの光コネクタ32も、その一対のフェルール32a, 32a先端をガイドプレート30の開口部30a、30aに挿入し矢印33の方 向に引くことにより、簡単に洗浄することができる。
【0037】 第一のケース部分11の正面に形成された円弧状のスリット11bは、図示さ れた実施例では中心角がほぼ70度となっているが、他の角度、例えば、50度 、110度とすることもできる。レバー25の回転による清浄テープ20の送り 長さは、巻取側のリール22に巻き取られた時のロールの半径、すなわち支柱1 1gの中心からの距離に比例する。そこで、巻取側のリール22に巻き取られた 時のロールの半径が小さい時はレバー25の回転角度を大きくし、ロールの半径 が大きくなるに従ってレバー25の回転角度を小さくするようにすると、清浄テ ープ20の無駄が少なくなる。例えば、第二のケース部分12に透明な窓12c を設け、供給側のリール21又は巻取側のリール22のロール半径を観察し、そ れに適応するレバー25の回転角度を円弧状のスリット11bに隣接して記載し ておくこともできる。
【0038】 また、図示した実施例では、未使用の清浄テープ20を供給側のリール21に 巻いて供給し、使用し切った場合には、空になった供給側のリール21と使用済 の清浄テープ20のみを捨てる方式とした。しかしながら、供給側のリール21 と巻取側のリール22とをユニットとして供給し、使用し切った場合には、ユニ ットごと交換可能とすることもできる。この場合も、光コネクタの清浄装置の大 部分は、捨てられず再使用可能となる。
【0039】 光コネクタの清浄装置10のその他の構成要素は、基本的に従来技術として引 用した米国特許番号第5,117,528号:特開平2−171706号:特開 平2−264907号に記載のものと同様である。
【0040】 また、光コネクタの清浄装置10の使用方法も、ケースを開いて清浄テープ2 0を交換する点を除いて、上記従来装置と同様である。特に、未使用の清浄テー プ20を巻いた供給側のリール21への交換作業が終了した後は、上記従来装置 と基本的に同様である。
【0041】 そこで、以下、未使用の清浄テープ20を巻いた供給側のリール21の交換作 業について、詳細に説明する。
【0042】 未使用の清浄テープ20を使い切った場合、先ず、ロック解除プレート15の 自由端側15cを押す。これにより、第二のケース部分12の掛止爪12bと第 一のケース部分11の上端面11dとの掛止を解除し、第一のケース部分11と 第二のケース部分12とを開く(図2及び図3参照)。
【0043】 巻取側のリール22において、第一のリール部分23に対して第二のリール部 分24を巻き取り方向に回転する。これにより、突起24cをL字形の溝23c の円周方向に延びる部分から軸方向に延びる部分に移動できる。しかる後、第二 のリール部分24を第一のリール部分23から軸方向に引き抜く。これにより、 図9(a)に示したように、突起24cはL字形の溝23cの軸方向に延びる部 分を移動し、第一のリール部分23と第二のリール部分24とは分離される。
【0044】 第二のリール部分24の軸部24aには、少なくとも1つの切欠溝24dが形 成さているため、第二のリール部分24の軸部24aは第一のリール部分23の 軸部23aから簡単に外れることができる。この時、図9(a)に示したように 、使用済みの清浄テープ20は第二のリール部分24側と一緒に第一のリール部 分23側から分離される。
【0045】 空となった供給側のリール21も、同様に、第一のケース部分11の支柱11 fから取り外しておく。
【0046】 次に、図9(b)に示したように、第二のリール部分24の軸部24aから、 ロール状に巻かれた使用済みの清浄テープ20のみを抜き取り、空となった供給 側のリール21と共に捨て去る。
【0047】 図10に示された清浄テープ20では、その先端部に、自己保持性を有する補 強部20aが設けられている。従って、ロール状に巻かれた清浄テープ20から 、第二のリール部分24を抜き取ってもロールの内側からほぐれ落ちてしまうこ とはない。
【0048】 次に、未使用の清浄テープ20が巻かれた新しい供給側のリール21を第一の ケース部分11の支柱11fに装着する。
【0049】 しかる後、清浄テープ20の先端部を、開口部11aに嵌め込まれたガイドプ レート30とその下側に設置された弾性を有する板部材31との間の狭い隙間に 挿入する。図10に示された清浄テープ20では、補強部20aが自己保持性を 有するので、この作業が容易となる。
【0050】 次に、図9(c)に示したように、清浄テープ20の先端部を、第一のリール 部分23の軸部23aに形成された溝23dに挿入する。清浄テープ20の最先 端部を溝23dの幅より僅かに厚くすると、清浄テープ20が第一のリール部分 23の軸部23aから取れ難くなる効果がある。
【0051】 図6〜図9に示された巻取側のリール22は、第一のリール部分23と第二の リール部分24とが分離可能となっているため、清浄テープ20の先端部の巻取 側のリール22への結合が容易となっている。
【0052】 次に、第一のリール部分23の軸部23aの外周面に形成されたL字形の溝2 3cに第二のリール部分24の軸部24aの内周面に形成された突起24cを挿 入するように、第一のリール部分23と第二のリール部分24とを軸方向に近付 く方向に移動する。その後、第二のリール部分24を第一のリール部分23に対 して巻き取り方向とは反対の方向に回し、両者を連結する。図9(d)に示した ように、両者を連結した状態において、第一のリール部分23の溝23dに挿入 された清浄テープ20の先端部は、第二のリール部分24の軸部24aに覆われ る位置となっている。従って、巻取側のリール22をレバー25を用いて回転さ せる際、清浄テープ20の先端部は第一のリール部分23の溝23dから抜け難 いようになっている。
【0053】 上述したように、供給側のリール21と巻取側のリール22とをユニットとし て供給し、使用し切った場合にユニットごとに交換する方式とした場合、以上の ほとんどの手順を省略することができる。
【0054】 最後に、第一のケース部分11と第二のケース部分12とを閉じ、第二のケー ス部分12の掛止爪12bと第一のケース部分11の上端面11dとを掛止させ 、清浄テープ20の交換作業の1サイクルが終了する。
【0055】
【考案の効果】
本考案では、内部に埃等が入り込まないように密封されているケースを有し、 その内部に回転可能に装着された供給側のリールと巻取側のリールとの間に掛け 渡された可撓性を有する清浄テープを、順次、外部からアクセスできる開口部に 送り出すことにより、光ファイバのフェルール端面を新しい清浄テープ面で清浄 することができる光コネクタの清浄装置において、開口部に、2心タイプの光コ ネクタのフェルール間の間隔に合致する幅で形成された一対の平行な長孔を有す るガイドプレートが嵌め込まれているため、一対のフェルールを一対の平行な長 孔に同時に挿入することができる。そして、2心タイプの光コネクタを、長孔の 長手方向に引くことにより、両方のフェルール共未使用の清浄テープで清浄でき 、従って、清浄テープの無駄なくフェルールもきれいに清浄されるという効果が ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る光コネクタの清浄装置の一実施
例の斜視図である。
【図2】 第一のケース部分と第二のケース部分とを開
いた状態の正面図である。
【図3】 第一のケース部分と第二のケース部分とを開
いた状態の平面図である。
【図4】 図1の光コネクタの清浄装置に使用されてい
る開閉機構の分解斜視図である。
【図5】 (a)〜(c)は開閉機構の他の実施例の斜
視図である。
【図6】 図2に示された巻取側のリールを構成する
第一のリール部分の一部切欠斜視図である。
【図7】 図6の第一のリール部分をフランジ側より見
た正面図である。
【図8】 (a)及び(b)は、図2に示された巻取側
のリールを構成する第二のリール部分の斜視図及び
(a)の第二のリール部分を軸部側より見た正面図であ
る。
【図9】 (a)〜(c)及び(d)は清浄テープの交
換作業を説明するための斜視図及び巻取側のリールの組
立時における断面図である。
【図10】 未使用の清浄テープを巻いた供給側のリー
ルの一実施例の斜視図である。
【図11】 2心タイプの光コネクタのためのガイドプ
レートの平面図である。
【図12】 フェルール端面を清浄するための従来の典
型的な光コネクタの清浄装置の斜視図である。
【図13】 図12の光コネクタの清浄装置の縦断面図
である。
【図14】 図13の状態をフェルール端面を清浄する
ためカバーを開けて開口部を外部からアクセス可能とし
たときの縦断面図である。
【図15】 従来の光コネクタの清浄装置で2心タイプ
の光コネクタを清浄する方法を説明するための平面図で
ある。
【図16】 従来の光コネクタの清浄装置で2心タイプ
の光コネクタを清浄する他の方法を説明するための平面
図である。
【図17】 本考案に係る光コネクタ清浄装置により2
心タイプの光コネクタを清浄する状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 光コネクタの清浄装置 11 第一のケース部分 12 第二のケース部分 13 ヒンジ 14 開閉機構 15 ロック解除プレート 20 清浄テープ 20a 補強部 21 供給側のリール 22 巻取側のリール 23 第一のリール部分 23a 軸部 23b フランジ 23c L字形の溝 23d 溝 24 第二のリール部分 24c 突起 24d 切欠溝 30 ガイドプレート 30a 開口部 32 2心タイプの光コネクタ 32a フェルール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 徳留 和廣 東京都目黒区目黒本町6丁目18番12号 本 多通信工業株式会社内 (72)考案者 中野 敏昭 東京都目黒区目黒本町6丁目18番12号 本 多通信工業株式会社内 (72)考案者 岡村 宏正 東京都目黒区目黒本町6丁目18番12号 本 多通信工業株式会社内 (72)考案者 金山 和則 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 安東 泰博 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 岩野 真一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 川畑 基晴 東京都港区六本木一丁目4番33号 エヌ・ ティ・ティ・インターナショナル株式会社 内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に埃等が入り込まないように密封
    されているケースを有し、その内部に回転可能に装着さ
    れた供給側のリールと巻取側のリールとの間に掛け渡さ
    れた可撓性を有する清浄テープを、順次、外部からアク
    セスできる開口部に送り出すことにより、光ファイバの
    フェルール端面を新しい清浄テープ面で清浄することが
    できる光コネクタの清浄装置において、 前記開口部に、2心タイプの光コネクタのフェルール間
    の間隔に合致する幅で形成された一対の平行な長孔を有
    するガイドプレートが嵌め込まれていることを特徴とす
    る光コネクタの清浄装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4728889B2 (ja) * 2006-06-27 2011-07-20 日本電信電話株式会社 光ファイバ端面の清掃方法
JP2013117692A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Fujikura Ltd 光コネクタ清掃工具

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