JPH0667760U - ヒンジ - Google Patents

ヒンジ

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JPH0667760U
JPH0667760U JP1879793U JP1879793U JPH0667760U JP H0667760 U JPH0667760 U JP H0667760U JP 1879793 U JP1879793 U JP 1879793U JP 1879793 U JP1879793 U JP 1879793U JP H0667760 U JPH0667760 U JP H0667760U
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door
hinge
fitting
fixed
tubular
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JP1879793U
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喜一 久保
孝治 佐藤
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有限会社ベスト青梅
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】この考案は、建築物の扉、特に建物設備機器、
コンピュータ室の点検用扉或いは倉庫の扉等、大型の扉
に取付けられ、扉を大きく180度まで開閉できるよう
にしたヒンジに関するものである。 【構成】溝型の固定側ヒンジ金具2に溝型のスライド金
具9を摺動可能に嵌合し、該スライド金具の先端に溝幅
方向に形成した管状ヒンジ軸と、扉側ヒンジ金具18の
先端に形成した管状ヒンジ軸とをピンで連結して管状ヒ
ンジ軸部41を構成し、扉側リンク30と固定側リンク
24とを枢着する一方、扉側リンクを扉側ヒンジ金具
に、固定側リンクを固定側ヒンジ金具に夫々枢着すると
共に、該固定側リンクをスライド金具に枢着し、管状ヒ
ンジ軸部を中心として扉を開閉可能としたものであるか
ら、大型扉であっても堅牢に取付けられ、扉を軽快でス
ムーズに開閉作動することができるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建築物の扉、特に建物設備機器、コンピュータ室の点検用扉或い は倉庫の扉等、大型の扉に取付けられ、扉を大きく180度まで開閉できるよう にしたヒンジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に知られている主なヒンジとしては、かくし蝶番(実公昭25−7318 号公報参照)、スライドヒンジ(特公昭47−12968号公報参照)、二軸蝶 番(実公昭35−890号公報参照)、オフセットヒンジ等がある。 しかしながら、かくし蝶番は、扉の竪框と扉枠の竪枠間に取付けられ、扉を開 くと蝶番が開口部内面に大きく突出して収容した荷物の出入れを邪魔するもので あり、スライドヒンジは、開閉角度は一般に90度以内で大きく開口させること は望めない。二軸蝶番は、開閉に際して扉が腰折れしてスムーズに開閉できない ものであり、オフセットヒンジは、蝶番が外面に突出して外観を損なうばかりで なく、防犯上好ましくないものである。その上、これらのヒンジは、いずれも比 較的軽量な扉に取付けられるものであって、重量のある扉、特に建物設備機器、 コンピュータ室の点検用扉或いは倉庫の扉等、2.5m以上もある大型の扉には 強度上耐えられず、破損、倒壊する虞があった。そこで、これを改善したヒンジ (特開平4−333787号公報参照)も開発されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このヒンジは、開閉作動部分に偏心カムを使用し、その回動偏心量によって扉 を開閉するようにしたものであるが、その製作、組立てに当り偏心カムの摺合せ 、偏心位置の調整等に高度な精度が要求される上、開閉作動時に大きな回動力が 偏心カムに作用して磨耗し易い等の問題点がある。 この様な問題点から、この考案はさらに改善して、大型扉の重量に十分耐える ことのできる強度を有し堅牢性と耐久性を備え、円滑に作動することができる上 、製作組立てが容易で調整が簡単なヒンジを得ることを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
これを解決する手段として、この考案は、溝型の固定側ヒンジ金具に溝型のス ライド金具を摺動可能に嵌合し、該スライド金具の先端に溝幅方向に形成した管 状ヒンジ軸と、扉側ヒンジ金具の先端に形成した管状ヒンジ軸とをピンで連結し て管状ヒンジ軸部を構成し、扉側リンクと固定側リンクとを枢着する一方、扉側 リンクを扉側ヒンジ金具に、固定側リンクを固定側ヒンジ金具に夫々枢着すると 共に、該固定側リンクをスライド金具に枢着し、管状ヒンジ軸部を中心として扉 を開閉可能としたものである。
【0005】
【実施例】
この考案の構成を図面で示す一実施例について以下詳細に説明する。 1はヒンジであって、固定側ヒンジ金具2、スライド金具9、扉側ヒンジ金具 18、固定側リンク24、扉側リンク30より構成されている。 固定側ヒンジ金具2は略コ字状の一枚板よりなり、溝型に折曲げて連結部3の 上下両端に夫々同形の側面部4、4を形成し、両側面部4をさらに外方に折曲げ て夫々取付部5を形成する。各側面部4は夫々後端寄りにスライド孔6を、その 先端寄りに基点軸孔7を穿設する。そして上記取付部5に取付板8をネジ止めし 、該取付板8を扉の竪枠A等に取付け固定する。 スライド金具9は空間部12を挟んで後部連結部10と前部連結部11を有し 、その上下両端に夫々同形の側面部13、13を有する一枚板を溝型に折曲げ形 成する。両側面部12には夫々後端寄りに嵌合孔14を、その先端寄りに作動軸 孔15を穿設する。さらに前部連結部11の先端に上下に間隔を設けてヒンジ形 成片16を突設湾曲し、その先端を巻回して管状ヒンジ軸孔17を形成する。 扉側ヒンジ金具18は扉Bを取付け固定する取付部19の中央上下両端に、夫 々軸孔21を穿設した同形に軸受片20、20を折曲げ形成し、扉取付部19の 先端にヒンジ形成片22を突設湾曲し、その先端を巻回して管状ヒンジ軸孔23 を形成する。 固定側リンク24は略H字状の一枚板よりなり、溝型に折曲げて連結部25の 上下両端に夫々同形で三角形状の側面部26、26を形成し、夫々の側面部26 の各頂点部に軸孔27、28、29を穿設する。 扉側リンク30は略H字状の一枚板よりなり、溝型に折曲げて連結部31の上 下両端に夫々同形の側面部32、32を形成し、夫々の側面部32の両端部に軸 孔33、34を穿設する。 そして、ヒンジ1の各部材の組立は、固定側ヒンジ金具2にスライド金具9を 嵌合し、スライド孔6と嵌合孔14にピン35を貫挿してスライド金具9を摺動 自在に連結する。また固定側ヒンジ金具2の基点軸孔7と固定側リンク24の軸 孔27にピン36を挿通して回動自在に枢着すると共に、固定側リンク24の軸 孔28とスライド金具9の作動軸孔15をピン37で連結する。さらにスライド 金具9の管状ヒンジ軸孔17と扉側ヒンジ金具18の管状ヒンジ軸孔23とをピ ン38で枢着して管状ヒンジ軸部41を構成し、扉側ヒンジ金具18を開閉自在 に連結する。また扉側ヒンジ金具18の軸孔21と扉側リンク30の軸孔33と をピン39で枢着すると共に、扉側リンク30の軸孔34と固定側リンク24の 軸孔29とをピン40で枢着することでヒンジ1を組立てる。
【0006】 このように構成されているので、このヒンジ1を扉に取付けるには、扉の竪枠 Aの上下部分に夫々固定側ヒンジ金具2の取付板8を連結固定し、一方扉Bの上 下部分に夫々扉側ヒンジ金具18の取付部19を連結固定する。これによって、 図3に示すように扉Bが閉扉状態に取付けられている時、固定側ヒンジ金具2の 先端より突出している管状ヒンジ軸部41は竪枠Aの前側に入り込むように大き く湾曲して位置しているので、固定側の外壁Cと扉Bとの間隙Sは極めて小さく 6mm程度に近接して同一平め状態に並設することができる。そして、この閉扉 状態から扉Bを開くには、扉Bを左方向に回動すると、ヒンジ1は管状ヒンジ軸 部41を中心として扉側ヒンジ金具18が左方向に回動すると共に、該扉側ヒン ジ金具18の軸受片20にピン39で枢着されている扉側リンク30は引張り出 される。これにつれて該扉側リンク30とピン40で枢着されている固定側リン ク24は基点軸孔7を中心として時計方向に回動する。この回動で固定側リンク 24の軸孔28に連結したピン37でスライド金具9の作動軸孔15は時計方向 の回転力が作用するが、スライド金具9に取付けられていするピン35が固定側 ヒンジ金具2のスライド孔6内をスライドするので、スライド金具9は固定側ヒ ンジ金具2に対して摺動して前方に突出し、図5に示すように管状ヒンジ軸部4 1は扉の竪枠Aより前方方向に離反するように移動して扉Bは開かれる。さらに 扉Bを左方向に回動すると、上記したようにますます扉側リンク30は引張り出 されて基点軸孔7を中心として固定側リンク24を時計方向に回転するので、ス ライド金具9は固定側ヒンジ金具2のスライド孔6に誘導されて摺動し、図6に 示すように管状ヒンジ軸部41は固定側ヒンジ金具2の前方にさらに大きく突出 するので、扉Bが扉の竪枠Aに衝突することなく開くことができる。そして扉B がさらに回動して180度開かれると、扉Bは図7に示すように竪枠Aの外壁C の外側に確実に重接することができる。その間、上記した如く固定側ヒンジ金具 2より竪枠A側に大きく湾曲して入り込んでいる管状ヒンジ軸部41は、固定側 ヒンジ金具2の前方にさらに大きく突出するので、大きな厚い扉Bであっても扉 の竪枠Aに衝突することなくスムーズに開扉することができる。これによって、 枠体内の収納室空間部はヒンジ1に邪魔されることなく大きく開口することがで きる。 また、扉Bを閉扉する際は、上記操作と逆の操作を行えばスムーズに閉扉する ことができる。
【0007】
【考案の効果】
以上実施例について詳述した如く、この考案のヒンジは、溝型の固定側ヒンジ 金具に溝型のスライド金具を摺動可能に嵌合し、該スライド金具の管状ヒンジ軸 と扉側ヒンジ金具の管状ヒンジ軸とを連結して管状ヒンジ軸部を構成し、このス ライド金具と扉側ヒンジ金具とに連結しリンク機構で作動させるものであるから 、扉の開閉に際して管状ヒンジ軸部は固定側ヒンジ金具先端より大きく突出し、 大きな厚い扉であっても扉の固定側に衝突することなくスムーズに開閉すること ができると共に、閉扉状態の際、管状ヒンジ軸部は大きく湾曲して固定側に入り 込むように取付けられているので、固定側の外壁と扉Bとは近接して間隙は極め て小さく同一平面状態に並設され外観美麗に形成することができる。さらに管状 ヒンジ軸部は、スライド金具の管状ヒンジ軸と扉側ヒンジ金具の管状ヒンジ軸と を縦方向にピンで連結して構成されているので、重量のある大型扉であっても十 分耐える強度が得られ堅牢で耐久性を有し、円滑に作動することができるもので ある。その上、製作組立てが容易で調整が簡単であって、安価なヒンジを提供す ることがでる等、優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のヒンジの一部切欠せる斜視図
【図2】同じくこの考案のヒンジの分解斜視図
【図3】同じくこの考案のヒンジを取付けた扉の閉扉状
態の平面図
【図4】同じくこの考案のヒンジを取付けた扉を僅かに
開いた状態の平面図
【図5】同じくこの考案のヒンジを取付けた扉を大きく
開いた状態の平面図
【図6】同じくこの考案のヒンジを取付けた扉を180
度全開した状態の平面図
【符号の説明】
1 ヒンジ 2 固定側ヒンジ金具 6 スライド孔 7 基点軸孔 9 スライド金具 14 嵌合孔 15 作動軸孔 16、22 ヒンジ形成片 17、23 管状ヒンジ軸孔 18 扉側ヒンジ金具 21、27、28、29、33、34 軸孔 24 固定側リンク 30 扉側リンク 35、36、37、38、39、40 ピン 41 管状ヒンジ軸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝型の固定側ヒンジ金具に溝型のスライ
    ド金具を摺動可能に嵌合し、該スライド金具の先端に溝
    幅方向に形成した管状ヒンジ軸と、扉側ヒンジ金具の先
    端に形成した管状ヒンジ軸とをピンで連結して管状ヒン
    ジ軸部を構成し、扉側リンクと固定側リンクとを枢着す
    る一方、扉側リンクを扉側ヒンジ金具に、固定側リンク
    を固定側ヒンジ金具に夫々枢着すると共に、該固定側リ
    ンクをスライド金具に枢着し、管状ヒンジ軸部を中心と
    して扉を開閉可能としたことを特徴とするヒンジ。
JP1993018797U 1993-03-08 1993-03-08 ヒンジ Expired - Fee Related JP2589363Y2 (ja)

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JP2016212204A (ja) * 2015-05-07 2016-12-15 エヌ・ティ・ティ・インフラネット株式会社 クロージャ支持部材
KR102121506B1 (ko) * 2019-01-16 2020-06-10 주식회사 케이티앤지 커버 개폐 구조체

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