JPH06675A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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Publication number
JPH06675A
JPH06675A JP4165671A JP16567192A JPH06675A JP H06675 A JPH06675 A JP H06675A JP 4165671 A JP4165671 A JP 4165671A JP 16567192 A JP16567192 A JP 16567192A JP H06675 A JPH06675 A JP H06675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
processing
drilling
completion
laser
Prior art date
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Pending
Application number
JP4165671A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Nakada
嘉教 中田
Kazuki Ohara
一樹 大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP4165671A priority Critical patent/JPH06675A/ja
Publication of JPH06675A publication Critical patent/JPH06675A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークにレーザビームを照射して切断加工を
行う場合、穴開け加工完了後の切断加工を最適な加工条
件で行う。 【構成】 先ず、加工開始点での穴開け加工完了を検出
し(ステップS1)、続いて、予めRAM3に格納され
た加工条件Mに従ってステップ状の加工条件で切断加工
を行い(ステップS2)、その後通常の切断加工に入る
(ステップS3)。この加工条件Mに従えば、ワークの
移動速度の立ち上がりや、加工開始点での入熱量等を最
適に制御することができ、穴開け加工から切断加工に移
行する際の最適制御が可能となる。したがって、切断加
工移行時の加工不良が低減し、より確実で安定した切断
加工を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワークにレーザビームを
照射して切断加工を行うレーザ加工装置に関し、特に穴
開け加工完了後、切断加工に移行する際に最適制御を行
うレーザ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に金属等をレーザを用いて切断加工
する場合、最初に穴開け加工(ピアシング)を行った後
に切断加工に移行するが、その切断加工への移行時に加
工不良が発生しやすい。その原因としては、穴開け加工
段階での不具合によるものと、切断加工移行時の加工条
件によるものとがある。
【0003】穴開け加工段階での不具合としては、穴径
の不足、あるいは穴の近傍が熱により溶融しやすくなっ
ていること等が考えられるが、これらは、穴開け加工段
階で適切な処理を行うことにより解消することができ
る。一方、これらの処理を行った後でも上記の加工不良
は発生する。その場合の原因は、上述したように、切断
加工移行時の加工条件によるものと言える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この切断加工移行時の
加工条件には、通常、外周を切断するときの加工条件と
同じものが用いられるが、その加工条件は必ずしも切断
加工移行時の加工条件として適切であるとは言えない。
例えば、穴開け加工以降のワークの移動速度の立ち上が
りが早ければ、入熱不足により十分な切断幅を得ること
が困難となり、加工不良が発生する。
【0005】このような加工不良は、頻度としては少な
いため、再加工を行う等して片づけられており、実用上
大きな問題とはなっていなかった。ところが、最近にな
って、レーザ加工の自動化(無人化)への積極的な取組
のなかで、より確実性のある安定した切断加工が要求さ
れるようになってきた。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、穴開け加工完了後の切断加工を最適な加工条
件で行うレーザ加工装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、ワークにレーザビームを照射して切断加
工を行うレーザ加工装置において、前記ワークに対する
穴開け加工完了後の切断加工を段階的に変化する加工条
件で行うことを特徴とするレーザ加工装置が、提供され
る。
【0008】
【作用】ワークに対する穴開け加工完了後の切断加工
を、段階的に変化する加工条件で行う。この段階的に変
化する加工条件に従えば、ワークの移動速度の立ち上が
りや、加工開始点での入熱量等を最適に制御することが
でき、穴開け加工から切断加工に移行する際の最適制御
が可能となる。したがって、切断加工移行時の加工不良
が低減し、より確実で安定した切断加工を行うことがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は本発明のレーザ加工装置のブロック図で
ある。プロセッサ1は、ROM2に格納された制御プロ
グラムに基づいて、RAM3に格納された加工プログラ
ムを読み出し、レーザ加工装置全体の動作を制御する。
I/Oユニット4は、プロセッサ1からの制御信号を変
換してレーザ発振器5に送る。レーザ発振器5は、変換
された制御信号に従ってパルス状のレーザビーム6を発
射する。このレーザビーム6は、ベンディングミラー7
で反射して加工機本体8へ送られる。
【0010】加工機本体8には、ワーク9が固定される
テーブル10と、ワーク9にレーザビームを照射させる
加工ヘッド11とが設けられている。加工ヘッド11に
導入されたレーザビーム6は、ノズル11aで絞られて
ワーク9に照射される。加工機本体8には、テーブル1
0をX軸、Y軸の2方向に移動制御するためのサーボモ
ータ12及び13が設けられている。これらのサーボモ
ータ12及び13は、それぞれサーボアンプ15及び1
6に接続されており、プロセッサ1からの軸制御信号に
従って回転制御され、その回転制御によってワーク9の
切断加工速度Fが制御される。
【0011】次に、上記構成のレーザ加工装置において
実行される切断加工の加工条件について説明する。図3
は本発明に係る切断加工の加工条件を示す図である。こ
こでは、A点で穴開け加工(ピアシング)を行なった後
そのまま切断加工に移行し、B、C点を経由する場合を
想定する。図の縦軸に示す加工条件Mは、切断加工速度
F、レーザビーム6の出力指令値であるピーク出力S、
デューティ比Q及び周波数P、並びに加工条件継続距離
または時間Kである。これらの加工条件Mは、図に示す
ように、加工位置(時間)と共に段階的(ステップ状)
に通常の加工条件M0 まで増加する。B点、C点では、
通常の加工条件M0 が保持される。すなわち、A点での
穴開け加工完了後B点まではステップ状の加工条件Mで
切断加工が行われ、B点以降は通常の加工条件M0 で切
断加工が行われる。
【0012】図1は本発明に係る切断加工を実行するた
めのフローチャートである。図において、Sに続く数値
はステップ番号を示す。 〔S1〕A点での穴開け加工完了を検出する。この穴開
け加工完了は、予めRAM3に格納された穴開け加工設
定時間t0 をカウントして検出する。あるいはA点に反
射光量を検出するセンサを設け、そのセンサを用いて取
り出した穴開け加工完了信号によって検出する。 〔S2〕予めRAM3に格納された加工条件Mに従っ
て、A点からB点までステップ状の加工条件で切断加工
を行う。 〔S3〕加工条件M0 の従って通常の切断加工をB点、
C点を経由して行う。
【0013】図4は加工条件を示す図である。図におい
て、加工条件Mは加工条件番号毎に、すなわちワークの
材質や板厚に応じて設けられている。加工条件Mの各項
目は、上述したように、切断加工速度F、レーザビーム
6の出力指令値であるピーク出力S、デューティ比Q及
び周波数P、並びに加工条件継続距離または時間Kであ
り、その条件は、ステップ1からステップnまで段階的
に変化するように設定されている。
【0014】以上述べたように、本実施例では、ワーク
9に対する穴開け加工完了後の切断加工を、ステップ状
に変化する加工条件Mで行う。この加工条件Mに従え
ば、ワーク9の移動速度の立ち上がりや、加工開始点で
あるA点での入熱量等を最適に制御することができ、A
点での穴開け加工から切断加工に移行する際の最適制御
が可能となる。したがって、切断加工移行時の加工不良
が低減し、より確実で安定した切断加工を行うことがで
きる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、ワーク
に対する穴開け加工完了後の切断加工を、段階的に変化
する加工条件で行う。この段階的に変化する加工条件に
従えば、ワークの移動速度の立ち上がりや、加工開始点
での入熱量等を最適に制御することができ、穴開け加工
から切断加工に移行する際の最適制御が可能となる。し
たがって、切断加工移行時の加工不良が低減し、より確
実で安定した切断加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る切断加工を実行するためのフロー
チャートである。
【図2】本発明のレーザ加工装置のブロック図である。
【図3】本発明に係る切断加工の加工条件を示す図であ
る。
【図4】加工条件を示す図である。
【符号の説明】
1 プロセッサ 2 ROM 3 RAM 5 レーザ発振器 6 レーザビーム 8 加工機本体 9 ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークにレーザビームを照射して切断加
    工を行うレーザ加工装置において、 前記ワークに対する穴開け加工完了後の切断加工を段階
    的に変化する加工条件で行うことを特徴とするレーザ加
    工装置。
  2. 【請求項2】 前記加工条件は、前記レーザビームの出
    力指令値(ピーク出力、デューティ比及び周波数)、切
    断加工速度、並びに加工条件継続距離または時間である
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 前記穴開け加工完了後の切断加工への移
    行は、前記穴開け加工の加工条件中に設定された穴開け
    加工時間をカウントして行うか、または穴開け部分に設
    けた反射光量検出センサからの穴開け加工完了信号に基
    づいて行うことを特徴とする請求項1記載のレーザ加工
    装置。
JP4165671A 1992-06-24 1992-06-24 レーザ加工装置 Pending JPH06675A (ja)

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JP4165671A JPH06675A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 レーザ加工装置

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JP4165671A JPH06675A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 レーザ加工装置

Publications (1)

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JPH06675A true JPH06675A (ja) 1994-01-11

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ID=15816817

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JP4165671A Pending JPH06675A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 レーザ加工装置

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