JPH0667513U - 夏期収納される制御板付吹払防雪柵 - Google Patents

夏期収納される制御板付吹払防雪柵

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JPH0667513U
JPH0667513U JP1409992U JP1409992U JPH0667513U JP H0667513 U JPH0667513 U JP H0667513U JP 1409992 U JP1409992 U JP 1409992U JP 1409992 U JP1409992 U JP 1409992U JP H0667513 U JPH0667513 U JP H0667513U
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link rod
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英穂 村上
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英穂 村上
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 制御板付吹払防雪柵に対して、一般的な収納
方式として確立されている水平収納方式を極めて簡単に
実現する機構を提供する。 【構成】 支柱15に複数枚の防雪板1を防雪板支持材
3を介し、支柱15に回転可能なように取り付ける。各
防雪板支持材3の端部はリンク棒A9により、連結ピン
12で連結する。又、支柱15のアーム11を固定して
おく。制御板2は制御板支持材4、アーム11を介し、
アーム11屈曲点で回転可能なように制御板支持材台1
4に取り付ける。アーム11下端とリンク棒A9上端間
にリンク棒B10を連結ピン12で連結する。

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、制御板付吹払柵の夏期間に於ける防雪板部の収納に関するものであ る。 吹払防雪柵は主風向が道路に直角に近い状態に吹く場所に設置され、下部に設 けた間隙に風を絞り込み、道路面上を吹払わせ、堆雪を防ぐ機能を有する。吹払 防雪柵の防雪機能は、このように自然の風の力を利用しているため、その吹払距 離は柵高の1.5〜2倍と比較的短いという弱点がある。 従って、設置対象道路が二車線道路に限定されていた。このために最近、研究 され商品化されつつあるのが制御板付吹払防雪柵である。従来型吹払防雪柵の吹 払距離が短い理由は、下部間隙を通過し、路面を吹払う流れが早い時期に路面か ら剥離するためであるが、これは、柵の上端を超えた流れが上部剥離流として発 達することに呼応することによるものである。制御板付吹払防雪柵はこの点に着 目し、従来型吹払柵最上部前方に通常防雪板の約1/2位の巾の制御板を風に対 して直角に設け、上部剥離流の発達を阻止させることにより、下部間隙流の道路 面からの剥離が生じる位置を、後方にずらすように工夫を加えたものであり、そ の結果、吹払距離が伸び、視程がより向上する。 本考案は、この制御板付吹払防雪柵の不要期間の防雪板部の収納に関わるもの である。道路側端に建て込まれる吹払防雪柵は、カーブ等では見透しがきかない 等の安全上の問題及び運転者に与える心理的・視覚的な問題等から、防雪柵の不 要期間には、防雪板部を収納することが一般に行なわれている。収納法には大別 して二通りの方法があり、リンクロッドを用いて防雪板の各位置で連動させて回 転させ水平にするものと、パンタグラフ状に防雪板支持部材を含むリンクを構成 し、防雪板部を上方あるいは下方に折り畳む方法が用いられている。より簡便で 構造が簡単なのは防雪板部を回転させて水平にする方式であり、広く採用されて いる。 本考案は、制御板付吹払防雪柵に於いて、この回転水平収納法をさせる場合の 構造を提案するものであり、以下、図面に基づいて説明する。 第1図,第3図は、それぞれ、本考案の防雪柵の一例の正面図及び側面図であ る。防雪板支持材(3)を防雪板支持材回転ピン(5)で回転可能なように、支 柱(15)に固定された防雪板支持材回転座(7)に取り付ける。防雪板(1) は、防雪板支持材(3)にボルト・ナット等で固定する。各防雪板支持材(3) の端部には、リンク棒A(9)を連結ピン(12)によって、連結しておく。支 柱(15)の上部には制御板(2)を支柱(15)に取り付けるための制御板支 持材台(14)を設ける。制御板支持 ておく。アーム(11)の屈曲点のアーム回転ピンでアーム(11)が回転可能 なように、制御板支持材台(14)に固定されたアーム回転座(8)に取り付け る。リンク棒A(9)の上端及びアーム(11)の下端の間にリンク棒B(10 )を連結ピン(12) ーム回転ピン(6)とアーム(11)下端の連結ピン(12)までの距離、リン ク棒A(9)上端の連結ピン(12)の位置、リンク棒B(10)の長さは、ア ーム回転ピン(6)の位置に合わせて、防雪板(1)が水平になった時に同時に 制御板(2)も水平になるように、計算にて設定する。制御板(2)は制御板支 持材(4)にボルト・ナット等で固定されている。防雪板(1)の正規展開位置 及び水平収納位置に於けるリンク棒A(9)の下端位置に対応した支柱(15) 位置にそれぞれ、リンク棒Aストッパー部(13)を設けておく。ボルト・ナッ トあるいは、ピンでリンク棒A(9)を、それに固定することにより、防雪板( 1)を両状態の位置に設定し得るようにする。 本考案は以上のような構成であり、防雪板(1)、制御板(2)を正規展開位 置から水平収納位置に変化させるには、リンク棒A(9)をリンク棒Aストッパ ー部(13)から外し、上方に持ち上げることにより防雪板(1)を連動させて 水平方向に回転させる。一方、制御板(2)はアーム(11)の下端がリンク棒 A(9)に連結されたリンク棒B(10)の作用で押し上げられることにより、 下方に回転する。その際、リンク棒B(10)はアーム(11)の回転に伴って 角度を変えていく。 第5図,第6図,第7図は、本考案の機構を持つ吹払防雪柵に於いてそれぞれ 、アーム(11)、リンク棒A(9)、リンク棒B(10)等が正規展開位置に ある防雪板(1)が、水平収納されるまでに、どのように連動しながら位置変化 するかを示したものである。そして、防雪板(1)、制御板(2)が完全に水平 になったとき、リンク棒A(9)の下端をリンク棒Aストッパー部(13)に固 定する。 又、防雪板(1)、制御板(2)を水平収納位置から正規展開位置にするには 、以上の操作を逆にすれば良い。 本考案の特長は、以下の通りである。 棒B(10)を用いることにより、防雪板(1)と制御板(2)の回転中心が同 じ鉛直線上に無くても、従来と同じように水平収納できるようにした点であり、 且つ、それに要する機構を極めて簡単にしたことである。 又、制御板(2)を水平収納する際、下方に回転移動するので、柵高が低くな り、運転者に与える圧迫感が低下する。 さらに、既設の水平収納式の吹払防雪柵を制御板付吹払防雪柵に改造しようと する場合、既設吹払防雪柵の支柱に金具等で制御板支持材台(14)を取り付け 、既設リンク棒をリンク棒A(9)とリンク棒B(10)に交換し、その他、制 御板(2)に関わる部材を用意するだけで、容易に制御板(2)を含めて水平収 納できるようにし得る点にある。 以上のように、本考案は、性能上優れた制御板付吹払防雪柵に一般的な収納方 式として確立されている水平収納方式を極めて簡単な機構で与えるものであり、 有意義と言えよう。
【図面の簡単な説明】 第1図,第2図はそれぞれ本考案の制御板付吹払防雪柵
の正規展開時及び水平収納時の正面図である。同様に、
第3図,第4図はそれぞれ本考案の制御板付吹払防雪柵
の正規展開時及び水平収納時の側面図である。第5図,
第6図,第7図は、制御板部がリンク機構によって正規
展開時から水平収納時までどのように変位していくかを
示す側面図である。第8図は、第5図の状態の制御板部
の平面図である。図中の記号は、以下の通りである。 (1): 防雪板 (2): 制御板 (3): 防雪板支持材 (4): 制御板支持材 (5): 防雪板支持材回転ピン (6): アーム回転ピン (7): 防雪板支持材回転座 (8): 制御板支持材回転座 (9): リンク棒A (10): リンク棒B (11): アーム (12): 連結ピン (13): リンク棒Aストッパー部 (14): 制御板支持材台 (15): 支柱 (16): アンカーボルト (17): コンクリートブロック

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 鋼管等で構成された支柱(15)に複数枚の防雪板
    (1)を山形鋼等よりなる防雪板支持材(3)を介し、
    支柱(15)に回転可能なように取り付ける。各防雪板
    支持材(3)の端部はリンク棒A(9)により、連結ピ
    ン(12)で連結する。又、支柱(15)の上部前方に
    は制御板支持材台(14)を設ける。 定しておく。制御板(2)は制御板支持材(4)、アー
    ム(11)を介し、アーム(11)屈曲点で回転可能な
    ように制御板支持材台(14)に取り付ける。アーム
    (11)下端とリンク捧A(9)上端間にリンク棒B
    (10)を連結ピン(12)で連結する。以上のように
    構成されたリンク棒A(9)を上下に動かすことによ
    り、防雪板(1)と制御板(2)を連動させて正規位置
    に展開したり、水平収納することができる制御板付吹払
    防雪柵。
JP1992014099U 1992-01-30 1992-01-30 夏期収納される制御板付吹払防雪柵 Expired - Lifetime JP2569327Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6438616B1 (ja) * 2018-04-25 2018-12-19 アビエンジニアリング株式会社 雪庇予防材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6438616B1 (ja) * 2018-04-25 2018-12-19 アビエンジニアリング株式会社 雪庇予防材
JP2019190119A (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 アビエンジニアリング株式会社 雪庇予防材

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JP2569327Y2 (ja) 1998-04-22

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