JPH066717U - モールクリップ - Google Patents

モールクリップ

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JPH066717U
JPH066717U JP5184392U JP5184392U JPH066717U JP H066717 U JPH066717 U JP H066717U JP 5184392 U JP5184392 U JP 5184392U JP 5184392 U JP5184392 U JP 5184392U JP H066717 U JPH066717 U JP H066717U
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JP
Japan
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molding
mounting
clip
panel
body panel
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JP5184392U
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茂雄 大井
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Togo Seisakusho Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボデーパネルの取付孔に位置ずれがあって
も、モールを適正に組付け保持する。 【構成】 略ブロック状をなすクリップ本体50にはボ
デーパネル10の取付孔14に取付可能なグロメット部
51が並設される。またクリップ本体50はボデーパネ
ル10の縦壁12に当接するパネル当接面5Aと、モー
ル3の位置決め用フランジ31が当接されるモール当接
面5Bと、リテーナ4の取付片41がねじ締めされるモ
ール取付面5Cとをそれぞれ有している。さらにパネル
当接面5A、モール当接面5B及びモール取付面5Cの
各面がそれぞれ長手方向に湾曲する曲率の大きな凸型円
弧面に形成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等のボデーパネルにモールを組付け保持するモールクリップ に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば図7に斜視図で示されるバックドア2を有するタイプの自動車1 においては、ボデーのクオータドリップ部にクオータドリップモール(単に、モ ールともいう)3が設けられている。このモール3は、図5に断面図で示される モール取付構造によって自動車1のボデーパネル10に組付けられている。次に 、このモール取付構造について述べる。
【0003】 図4にモール取付構造が分解斜視図で示されている。前記クオータドリップ部 を形成するボデーパネル10には、縦壁12及び横壁13をもつ断面略L字状を なすモール装着部11が形成されている。この横壁13には取付孔14が形成さ れている。 またモール3は、両側部にモール溝30をもつ断面略C字状の長尺体をなして おり、かつその両折り返し端縁部には裏側長手方向沿って相互に平行する一対の フランジ31,32が突出されている。なお両フランジ31,32のうち、一方 (図示左方)のフランジを位置決め用フランジ31に設定している。
【0004】 またモール3にはリテーナ4が長手方向にスライド可能に先付けされている。 リテーナ4は、例えば金属製帯板材によるプレス成形品からなり、前記両モール 溝30の間にわたってスライド可能に挿入されるモール挿入部40と、モール3 裏側に前記フランジ32に隣接して突出する取付片41とを備えている。この取 付片41にはねじ挿入孔42が形成されている。
【0005】 また前記モール3をボデーパネル10のモール装着部11に組付け保持する樹 脂製モールクリップ5は、該モール装着部11に設置可能な略矩形ブロック状を なすクリップ本体50に、前記ボデーパネル10の取付孔14に取付可能なグロ メット部51が並設されている。グロメット部51は、前記取付孔14に挿入さ れる二股状の脚片52を有しているとともに、その脚片52の間に連通する固定 ねじ孔53を有している。 このクリップ本体50は、その上面が段付状に形成されており、段付のない一 側面がパネル当接面5Aとされ、また段付による上段の側面がモール当接面5B とされるとともにその下段の側面がモール取付面5Cとされている。なおパネル 当接面5A、モール当接面5B及びモール取付面5Cのそれぞれの面は互いに平 行をなす平面に形成されている。なおモール取付面5Cの中央部には取付ねじ孔 54が設けられている。
【0006】 次に、モール3の組付手順について、図4及び図5の他、図5のB−B線断面 図が示された図6を参照して述べる。なお図6において、(a)は適正な組付状 態を示し、また(b)及び(c)はそれぞれ不適正な組付状態を示している。 まず図5に示されるように、ボデーパネル10の取付孔14にモールクリップ 5のグロメット部51の脚片52を挿入させ、そのパネル10のモール装着部1 1にモールクリップ5を配置する。次いで、前記グロメット部51の固定ねじ孔 53にタッピングスクリューからなる固定ねじ6をねじ締めする。すると、両脚 片52が押し開かれることによって、該モールクリップ5がボデーパネル10に 固定させられる。このときモールクリップ5のパネル当接面5Aがボデーパネル 10の縦壁12に面接触させられる。
【0007】 次に、図5及び図6(a)に示されるように、モール3の位置決め用フランジ 31をモール当接面5Bに面接触させるとともに、リテーナ4の取付片41をモ ール取付面5Cに面接触させる。なおリテーナ4をモール3に対してスライドさ せることによって、その取付片41がモール取付面5Cに対応させられる。 その後、該取付片41のねじ挿入孔42を通してモール取付面5Cの取付ねじ 孔54にタッピングスクリューからなる取付ねじ7をねじ締めすることによって 、モール3の組付けが完了する。なおモールクリップ5のモール当接面5Bは、 モール3の縦壁方向へのずれ止め機能を果たす。 またモールクリップ5は、通常、ボデーパネル10のモール装着部11に対し 所定の間隔毎に複数個、例えば4〜6個配設されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
前記した従来のモールクリップ5によると、ボデーパネル10の取付孔14の 形成位置、すなわち固定ねじ6の取付位置が該パネルの縦壁12に対して所定寸 法を隔てた正規位置にあれば、ボデーパネル10に対するモールクリップ5の取 り付け、及び該クリップ5に対するモール3の取り付けは、図5及び図6(a) に示されるように適正になされ、モール3の適正な組付けが行える。
【0009】 しかし、ボデーパネル10の取付孔14の形成位置(すなわち固定ねじ6の取 付位置)が加工誤差等によって正規位置からずれた場合、次に述べるようにボデ ーパネル10に対するモール3の組付けが困難となる。 例えば、固定ねじ6の取付位置が正規位置よりもボデーパネル10の縦壁12 に近づく方向へずれた場合には、図6(b)に示されるようにモールクリップ5 が縦壁12に対し傾斜して取り付けられ、また反対に固定ねじ6の取付位置が正 規位置よりも前記縦壁12から離れる方向へずれた場合には、図6(c)に示さ れるようにモールクリップ5が縦壁12に対し前記と逆方向に傾斜して取り付け られる。すると、傾斜したモールクリップ5に取り付けられるモール3がボデー パネル10と干渉してしまい組付不良となる。
【0010】 そこで本考案は、前記した問題点を解決するためになされたものであり、その 目的はボデーパネルの取付孔に位置ずれがあっても、モールを適正に組付け保持 することのできるモールクリップを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本考案のモールクリップは、自動車等のボデーパネルに縦 壁及び横壁をもつ断面略L字状のモール装着部が形成され、かつ該横壁には取付 孔が形成され、またモールは裏側長手方向に沿って突出する位置決め用フランジ を有し、かつ該モールにはモール裏側に突出する取付片をもつリテーナが長手方 向にスライド可能に設けられ、そのモールを前記ボデーパネルに組付けるに際し 前記モール装着部に配置した後に前記リテーナの取付片が取付ねじによってねじ 締めされるモールクリップであって、略ブロック状をなすクリップ本体には前記 ボデーパネルの取付孔に取付可能なグロメット部が並設され、また前記クリップ 本体はそのボデーパネルの縦壁に当接するパネル当接面と、前記モールの位置決 め用フランジが当接されるモール当接面と、前記リテーナの取付片がねじ締めさ れるモール取付面とをそれぞれ有し、さらに前記パネル当接面、モール当接面及 びモール取付面の各面がそれぞれ長手方向に湾曲する曲率の大きな凸型円弧面に 形成されている。
【0012】
【作用】
前記手段によるモールクリップは、グロメット部をボデーパネルの取付孔に取 り付け、パネル当接面をボデーパネルの縦壁に当接させた状態で、モールの位置 決め用フランジがモール当接面に当接させられるとともに、リテーナの取付片が モール取付面に取付ねじによってねじ締めされることによって、該モールをボデ ーパネルのモール装着部に組付け保持する。 前記モールクリップによると、ボデーパネルに対する取付形態が該パネルの取 付孔の形成位置に応じて変化しても、ボデーパネルの縦壁に対するモールの位置 決め用フランジの間隔がほぼ一定となるとともに、該縦壁に対するリテーナの取 付片の間隔もほぼ一定となる。
【0013】
【実施例】
本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。なお本例は、従来例の一部を 変更したものであるからその変更部分について詳述し、従来例と同一もしくは均 等構成と考えられる部分には図面に同一符号を付すことによって重複する説明は 省略する。 モール取付構造が図1に分解斜視図で示され、またモールクリップ5の取付部 分が図2に断面図で示されている。 図1及び図2に示されるように、前記クリップ本体50のパネル当接面5A、 モール当接面5B及びモール取付面5Cの各面は、それぞれ長手方向に湾曲する 曲率の大きな凸型円弧面に形成されている。なお各面はほぼ同じ曲率となってい る。 またモール取付面5Cの取付ねじ孔54は、その面の長手方向に長い横長に形 成されている。 またモール3のリテーナ4の取付片41は、モール取付面5Cに対応する円弧 状に形成されている。
【0014】 次に、前記モールクリップ5によるモール3の組付手順について、図1及び図 2の他、図2のB−B線断面図が示された図3を参照して述べる。なお図3中、 (a)〜(c)にはモールクリップ5の異なる取付形態が示されている。 まず図2に示されるように、ボデーパネル10の取付孔14にモールクリップ 5のグロメット部51の脚片52を挿入させ、そのパネル10のモール装着部1 1にモールクリップ5を配置する。次いで、前記グロメット部51の固定ねじ孔 53に固定ねじ6をねじ締めする。すると、両脚片52が押し開かれることによ って、該モールクリップ5がボデーパネル10に固定させられ、クリップ本体5 0のパネル当接面5Aがボデーパネル10の縦壁12に当接させられる。 次に、モール3の位置決め用フランジ31をモール当接面5Bに当接させると ともに、リテーナ4の取付片41をモール取付面5Cに面接触させ、該取付片4 1のねじ挿入孔42を通してモール取付面5Cの取付ねじ孔54に取付ねじ7を ねじ締めすることによって、該モール3がボデーパネル10のモール装着部11 に組付け保持される。
【0015】 前記モールクリップ5によると、ボデーパネル10に対する取付形態が該パネ ル10の取付孔14の形成位置に応じて変化しても、ボデーパネル10の縦壁1 2に対するモール3の位置決め用フランジ31の距離がほぼ一定となるとともに 、該縦壁12に対するリテーナ4の取付片41の距離もほぼ一定となる。この点 について、図3を参照して以下に詳述する。
【0016】 すなわち、ボデーパネル10の取付孔14の形成位置、すなわち固定ねじ6の 取付位置が該パネルの縦壁12に対して所定寸法を隔てた正規位置にある場合は 、図3(a)に示されるように、モールクリップ5はボデーパネル10に対し傾 斜することなく取り付けられる。このときのボデーパネル10の縦壁12に対す るモール3の位置決め用フランジ31の距離をD1とし、また該縦壁12に対す るリテーナ4の取付片41の距離をD2とする。
【0017】 また、固定ねじ6の取付位置が正規位置よりもボデーパネル10の縦壁12に 近づく方向へずれた場合には、図3(b)に示されるようにモールクリップ5が 縦壁12に対し傾斜して取り付けられることになる。しかし前記距離D1及び距 離D2は、いずれも前記とほとんど等しい大きさとなる。 また反対に、固定ねじ6の取付位置が正規位置よりも前記縦壁12から離れる 方向へずれた場合には、図3(c)に示されるようにモールクリップ5が縦壁1 2に対し傾斜して取り付けられることになる。しかし,この場合も前記距離D1 及び距離D2は、いずれも前記とほとんど等しい大きさとなる。
【0018】 従って、モールクリップ5のボデーパネル10に対する取付形態が変化しても 、距離D1,D2がほぼ一定となることから、該クリップ5に対するモール3の 適正な組付け保持が行える。
【0019】
【考案の効果】
本考案のモールクリップによれば、ボデーパネルに対する取付形態が変化して もモールの取り付けに悪影響を及ぼさないので、ボデーパネルの取付孔の位置ず れに起因するモールの組付不良を回避することができ、よってモールの適正な組 付け保持が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】モール取付構造を示す分解斜視図である。
【図2】図1のモールクリップの取付部分を示す断面図
である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】従来のモール取付構造を示す分解斜視図であ
る。。
【図5】図4のモールクリップの取付部分を示す断面図
である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】自動車の後部外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 自動車 10 ボデーパネル 11 モール装着部 12 縦壁 13 横壁 14 取付孔 3 モール 31 位置決め用フランジ 4 リテーナ 41 取付片 5 モールクリップ 50 クリップ本体 51 グロメット部 5A パネル当接面 5B モール当接面 5C モール取付面 7 取付ねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車等のボデーパネルに縦壁及び横壁
    をもつ断面略L字状のモール装着部が形成され、かつ該
    横壁には取付孔が形成され、またモールは裏側長手方向
    に沿って突出する位置決め用フランジを有し、かつ該モ
    ールにはモール裏側に突出する取付片をもつリテーナが
    長手方向にスライド可能に設けられ、そのモールを前記
    ボデーパネルに組付けるに際し前記モール装着部に配置
    した後に前記リテーナの取付片が取付ねじによってねじ
    締めされるモールクリップであって、略ブロック状をな
    すクリップ本体には前記ボデーパネルの取付孔に取付可
    能なグロメット部が並設され、また前記クリップ本体は
    そのボデーパネルの縦壁に当接するパネル当接面と、前
    記モールの位置決め用フランジが当接されるモール当接
    面と、前記リテーナの取付片がねじ締めされるモール取
    付面とをそれぞれ有し、さらに前記パネル当接面、モー
    ル当接面及びモール取付面の各面がそれぞれ長手方向に
    湾曲する曲率の大きな凸型円弧面に形成されているモー
    ルクリップ。
JP1992051843U 1992-06-29 1992-06-29 モールクリップ Expired - Lifetime JP2577076Y2 (ja)

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JPH066717U true JPH066717U (ja) 1994-01-28
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS495400A (ja) * 1972-03-24 1974-01-18

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JPS495400A (ja) * 1972-03-24 1974-01-18

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