JPH0667099U - 自動壁紙糊付機 - Google Patents

自動壁紙糊付機

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JPH0667099U
JPH0667099U JP1460993U JP1460993U JPH0667099U JP H0667099 U JPH0667099 U JP H0667099U JP 1460993 U JP1460993 U JP 1460993U JP 1460993 U JP1460993 U JP 1460993U JP H0667099 U JPH0667099 U JP H0667099U
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JP
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roll
motor
glue
gluing
cloth
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JP1460993U
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Inventor
源蔵 佐野
偉三雄 山崎
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ヤヨイ化学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 糊付機のモータを一旦停止させた状態(作動
待機状態)の時間が長くなった場合に、糊付ロールの表
面に付着した糊の乾燥固化を防止すると共に、糊付けさ
れるクロスに糊の塗布むらが生じることがない自動壁紙
糊付機を得る。 【構成】 モータにより連動して回転駆動される糊付ロ
ール及び複数の搬送ロールと、前記モータの駆動を制御
する制御手段と、前記制御手段に作動指令及び作動条件
を含む制御情報信号を与える入力手段とを有し、前記複
数の搬送ロールによりシート状壁装材を所定の経路に沿
って移動させつつ、糊桶内の糊を前記糊付ロールにより
前記壁装材の裏面に連続的に塗布する自動壁紙糊付機に
おいて、作動待機状態下におけるモータ停止期間中に、
前記モータを定期的に駆動して前記糊付ロールを間欠回
転させるタイマー手段を備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動壁紙糊付機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な自動壁紙糊付機は、糊を保持する糊桶と、クロス(壁装材)を ピンチしながら糊付機本体内に取り込む上下一対のピンチロールと、前記クロス に糊を転写塗布する糊付ロールと、前記糊付けロールへの糊付量を調整するドク ターロールと、前記糊付ロールの下流側に位置して前記クロスに転写塗布された 糊を均す均しロールと、前記均しロールとの間で前記クロスに張力を付与して送 り出すドライブロールと、前記クロスを上から押えて該クロスが前記糊付ロール に所定の周長以上で接するようにする押えロールと、前記糊桶の糊に部分的に浸 漬された状態で前記糊付ロールと連動回転して該糊付ロールまで糊を持ち上げる 糊上げロールと、これらのロールとギヤを介して回転駆動させるモータと、前記 モータを制御する制御装置と、前記制御装置に作動指令及び作動条件を含む制御 情報信号を与える入力装置とより主に構成されており、前記モータ及び制御装置 は、前記糊付機本体に別途取付けられるコントロールボックス内に収納されてお り、前記入力装置は、前記コントロールボックスの側面に設置されている。
【0003】 前記糊付機を用いてクロスに糊付けを行い、このクロスを壁面に貼る作業を行 うときは、一般的には前記糊付機のモータを一旦停止させて、いわゆる作動待機 状態にさせてから、前記糊付けされたクロスを施工個所まで運び、壁面に貼付す る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の自動壁紙糊付機において、糊付ロールは大気と触れ る位置にあり、クロスを壁面に貼る作業を行う場合に、前記糊付機のモータを一 旦停止させた状態(以下、作動待機状態と称す)にしてから、前記糊付けされた クロスを壁面に貼付するため、クロスを壁面に貼付する時間が長くなった場合、 または作業者の休憩時間中に、糊付ロールの表面に付着した糊が乾燥固化するこ とがある。
【0005】 この場合、前記糊付ロールを用いて再びクロスに糊付を行うと、クロスに塗布 むらが生じるという問題があった。
【0006】 本考案は、上記問題点に鑑み、糊付機を作動待機状態にした時間が長くなった 場合に、糊付ロールの表面に付着した糊の乾燥固化を防止すると共に、糊付けさ れるクロスに糊の塗布むらが生じることがない自動壁紙糊付機を提供することを 目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る自動壁紙糊付機は、上記目的を達成するために、モータにより連 動して回転駆動される糊付ロール及び複数の搬送ロールと、前記モータの駆動を 制御する制御手段と、前記制御手段に作動指令及び作動条件を含む制御情報信号 を与える入力手段とを有し、前記複数の搬送ロールによりシート状壁装材を所定 の経路に沿って移動させつつ、糊桶内の糊を前記糊付ロールにより前記壁装材の 裏面に連続的に塗布する自動壁紙糊付機において、 作動待機状態下におけるモータ停止期間中に、前記モータを定期的に駆動して 前記糊付ロールを間欠回転させるタイマー手段を備えたことを特徴とするもので ある。
【0008】
【作用】
本考案の自動壁紙糊付機は、モータにより連動して回転駆動される糊付ロール 及び複数の搬送ロールと、前記モータの駆動を制御する制御手段と、前記制御手 段に作動指令及び作動条件を含む制御情報信号を与える入力手段とを有し、前記 複数の搬送ロールによりシート状壁装材を所定の経路に沿って移動させつつ、糊 桶内の糊を前記糊付ロールにより前記壁装材の裏面に連続的に塗布する自動壁紙 糊付機であって、 タイマー手段は、作動待機状態下におけるモータ停止期間中に、前記モータを 定期的に駆動して前記糊付ロールを間欠回転させる。
【0009】 つまり、糊付けされたクロスを壁面に貼付するためにモータの駆動を一旦停止 させて、糊付機を作動待機状態とした場合において、タイマー手段により停止し ているモータを定期的に駆動させることに伴わせて、前記糊付ロールを間欠回転 させることにより、糊桶内の糊を常に糊付ロールの表面に付着させる。
【0010】 従って、糊付ロールの表面に付着した糊の乾燥固化を防止することができると 共に、糊付けされるクロスに糊の塗布むらが生じることがなくなる。
【0011】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例に係る自動壁紙糊付機の構成を示す説明図である。 図1に示す通り、本考案の一実施例に係る自動壁紙糊付機は、ロール状に巻かれ たクロス(壁装材)4を懸架する台2と、糊付け後のクロス4を受けるトレイ5 と、糊付機本体1の内部に備えられた糊桶3と、前記糊付機本体1に種々のロー ル群6〜12と、前記糊付機本体1に別途取付けられ、前記ロール群6〜12を 駆動させるモータ13及びタイマー装置18を含む制御装置17等を内蔵したコ ントロールボックス15と、該コントロールボックス15の側面に設けられた操 作パネル16より主に構成されている。
【0012】 また、図2は、本考案の自動壁紙糊付機本体に別途取付けられている前記コン トロールボックス15の内部の構成例を示す概略ブロック図である。図2に示す ように、コントロールボックス15内には、前記ロール群の回転数から所望クロ ス長を測定するエンコーダ19と、ギヤを介して前記各ロールを自身の駆動に伴 って回転させるモータ13と、前記モータ13の駆動を制御する制御装置17と 、前記制御装置17の内部に組み込まれ、前記モータ13を一旦停止させた状態 (以下、糊付機の作動待機状態と称す)の時間が長くなった場合に、該モータ1 3を定期的に駆動して前記ロール6を間欠的に回転させるタイマー装置18と、 前記制御装置17に制御情報信号を与える操作パネル16より主に構成されてい る。以下、図1、図2に基づき本実施例を説明する。
【0013】 前記各ロールの組み込みは、糊桶3の両側に位置するアルミ製などのフレーム 板(軸受板)に軸受された比較的重量の大きな糊付けロール6と、前記糊付けロ ール6への糊付量を調整するドクターロール7と、前記糊付ロール6の下流側に 位置して前記クロス4に転写塗布された糊を均す均しロール8と、前記均しロー ル8との間で前記クロス4に張力を付与して送り出すドライブロール9と、前記 糊付ロール6の上流側の位置で上下から前記クロス4をピンチしながら取り込む ピンチロールを構成する一対の上下ロール10a,10bと、前記糊付ロール6 と前記上ロールとの軸間で前記クロス4を上から押えて前記クロス4が前記糊付 ロールに所定の周長以上で接するようにする押えロール11と、前記糊桶3の糊 に部分的に浸漬された状態で前記糊付ロール6と連動回転して該糊付ロール6ま で糊を持ち上げる糊上げロール12とがあり、各ロールのうちの必要なロール軸 端にギヤを取り付けて各ロールが所定の周速比で連動するように前記ギヤと噛合 して駆動するモータ13が取付けられており、該モータ13は前記糊付機本体1 に別途取付けられているコントロールボックス15の操作パネル16により制御 されている。
【0014】 また、糊付け作業に際しては、糊付機本体1を開いてクロスロールからクロス 4の先端を引き出し、本体後面側から上下ピンチロール10a,10bの間を通 して前面側に垂らし、前記糊付機本体1を閉じてからモータ13を所定の初期量 だけ駆動させる。モータ13の駆動によってギヤで連結された各ロールが所定の 周速比で回転し、これによって糊上げロール12で糊付けロール6に付着された 桶内の糊がドクタロール7で調整され、押えロール11による押え効果のもとに 糊付けロール6の回転と共に移動するクロス4の裏面に糊付けロール6の表面の 糊が転写塗布される。
【0015】 糊付けされたクロス4は次いでドライブロール9と均しロール8とによって適 度な張力を与えられた状態で牽引されて本体前面に出てくるが、この際に均しロ ール8の周速差による糊面の均し作用が与えられる。クロス4が初期量だけ前面 に出てきたらモータ13を一旦停止させ先端の糊未付着部分をカッターガイド1 4に沿ってカッタ−で切断し、次にコントロールボックス15の操作パネル16 から所望のクロス長を入力し同様にモータ13駆動させると、全長の裏面に糊付 けされた所望長さのクロス4が本体前面から出され、前記カッターガイド14に 沿ってカッタ−で切断され、作業者によって折り畳まれ、前面のトレイ5上に堆 積する。
【0016】 その後作業者は、トレイ5上に堆積したクロス4を施工個所まで運び、壁面に 貼付する。そして、再びコントロールボックス15の操作パネル16から所望の クロス長を入力し、モータ12を駆動させ、この作業を繰り返し行う。尚、作業 者が、前記モータ13を一旦停止させて壁面にクロス4を貼付する時間、つまり 糊付機の作動待機状態が長くなった場合には、コントロールボックス15内の制 御装置17に組込まれたタイマー装置18が作動することにより、停止中のモー タ13が再び駆動することにより糊付ロール6が間欠回転を行い、該糊付ロール 6の表面に付着した糊の乾燥固化を防止している。
【0017】 また、作業者は休憩時間中に糊付機を作動待機状態としておくことにより、前 記タイマー装置18が作動し、停止中のモータ13が駆動することに伴って糊付 ロールが間欠回転を行うため、前記糊付ロール6の表面に付着した糊の乾燥固化 が防止される。
【0018】 また、前記タイマー装置18は、作業者がモータ13を一旦停止にした状態( 作動待機状態)から作動し始め、所定時間経過後、一定時間または糊付ロールが 一定回数回転するまで、モータ13を駆動させる。尚、タイマー装置18によっ て計測される上記時間間隔またはロールの回転数は糊付作業を行っている場所の 温度や湿度あるいは糊の種類等に応じて全て任意に可変可能にできる。
【0019】 更に、前記タイマー装置18は、例えば作業者の休憩時間が終わり、糊付機を 作動させる場合に、前記操作パネル16より所望のクロス長を入力すると同時に 前記タイマー装置18の作動は終了し、モータ13が自動的に作動を開始する。
【0020】
【考案の効果】
本考案は以上説明したとおり、自動壁紙糊付機にタイマー装置を設けたので、 自動壁紙糊付機の作動待機状態下におけるモータ停止期間中に、前記タイマー装 置の作動によりモータを定期的に駆動させると共に、糊付ロールを間欠回転させ るため、糊付ロールの表面に付着した糊の乾燥固化を防止することができると共 に、糊付けされるクロスに糊の塗布むらが生じることがなくなるという効果があ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る自動壁紙糊付機の主な
構成を示す説明図である。
【図2】本考案一実施例に係る自動壁紙糊付機に取付け
られたコントロールボックスの内部の構成例を示す概略
ブロック図である。
【符号の説明】 1:糊付機本体 2:クロスロール 3:糊桶 4:クロス(壁装材) 5:トレイ 6:糊付ロール 7:ドクターロール 8:均しロール 9:ドライブロール 10a,10b:上下ピンチロール 11:押えロール 12:糊上げロール 13:モータ 14:カッターガイド 15:コントロールボックス 16:操作パネル 17:制御装置 18:タイマー装置 19:エンコーダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより連動して回転駆動される糊
    付ロール及び複数の搬送ロールと、前記モータの駆動を
    制御する制御手段と、前記制御手段に作動指令及び作動
    条件を含む制御情報信号を与える入力手段とを有し、前
    記複数の搬送ロールによりシート状壁装材を所定の経路
    に沿って移動させつつ、糊桶内の糊を前記糊付ロールに
    より前記壁装材の裏面に連続的に塗布する自動壁紙糊付
    機において、 作動待機状態下におけるモータ停止期間中に、前記モー
    タを定期的に駆動して前記糊付ロールを間欠回転させる
    タイマー手段を備えたことを特徴とする自動壁紙糊付
    機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020175625A (ja) * 2019-04-22 2020-10-29 極東産機株式会社 自動壁紙糊付機

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